妊娠中におすすめの飲み物10選｜コンビニでも買える妊婦さん向けの飲み物を紹介

妊娠中は、母体の健康や胎児の発育のために、日々の飲み物選びなどで慎重になる方も多いでしょう。

適切な水分補給は妊娠期の体調管理に欠かせず、特定の栄養素を補うことも重要です。

そのため、どのような飲み物を選べばよいかわからなくなる方もいるかもしれません。

本記事では、コンビニで手軽に購入できる飲み物の中から、妊娠中におすすめの飲み物を厳選して紹介します。

また、選ぶ際のポイントや、妊娠中の摂取は避けたい飲み物についてもあわせて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

妊娠中におすすめの飲み物とは？

まずは、妊娠中に飲み物を選ぶ際のポイントについて解説します。

つわりがひどいときは、何も口にしたくない場合もあるでしょう。

しかし、妊娠中は水分不足になりやすいため、意識的に水分補給をおこなう必要があります。

ここから解説するポイントに着目して、体調や好みに合う飲み物を選んでみてください。

ノンカフェイン・デカフェ

妊娠中は、カフェインを含まないノンカフェインやデカフェの飲み物がおすすめです。

カフェインを摂りすぎると胎児の発育に悪影響を及ぼすおそれがあるため、妊娠中はなるべく控えましょう。

ノンカフェインは、カフェインが含まれていないもの、デカフェは本来カフェインが含まれていたものから、さまざまな手法でカフェインを除去したものです。

デカフェの場合は微量のカフェインが残留している場合がありますが、そこまで神経質になる必要はありません。

気になる場合は、ノンカフェインと表示されているものを選ぶとよいでしょう。

食物繊維が摂れる

妊娠中は便秘になりがちであり、便通をよくするために食物繊維の摂取が欠かせません。

便秘の解消や改善に役立つ食物繊維は、青汁やピュアココアなどに多く含まれています。

また、野菜ジュースの中には、食物繊維の多さを謳っているものもあるため、成分量を目安に選ぶのも一つの手です。

ただし、ジュースには糖分が多く含まれている場合があるため、糖分の少ないものを選ぶなど、摂取量には気をつけましょう。

葉酸・ビタミンC・鉄分などの栄養素が摂れる

葉酸やビタミンC、鉄分などの栄養素は、妊娠中に積極的に摂取したい成分のため、食べ物のみならず、飲み物からも摂取するよう心がけましょう。

とくに葉酸は、妊娠前から妊娠初期にかけて摂取すると、胎児の先天性異常である神経管閉鎖障害の予防につながります。

また、野菜ジュースや飲むヨーグルトの中には、パッケージでビタミンやミネラルの豊富さを謳っている商品も多く見受けられます。

コンビニで飲み物を選ぶ際は、パッケージを手がかりに選ぶとよいでしょう。

コンビニでも買える！妊娠中におすすめの飲み物10選

ここからは、コンビニで買える飲料のうち、妊娠中の方におすすめの商品について紹介します。

どのコンビニでも比較的入手しやすい商品のため、ぜひ参考にしてみてください。

水・白湯

カフェインが含まれていない飲み物の代表例である水は、妊娠中の飲み物としておすすめです。

以前は冷たいミネラルウォーターばかり販売されていましたが、最近のコンビニでは、常温のミネラルウォーターや、ホットドリンクとして白湯を販売している店舗も多く見られます。

水や白湯は手軽に水分補給できるため、妊娠中にも最適です。好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

麦茶

麦茶は、大麦を原料としたお茶のため、茶葉を原料とした緑茶や紅茶とは異なりカフェインが含まれていません。

お茶を飲みたいけれど、ハーブティーが苦手な方には麦茶がおすすめです。

ただし、冷たい麦茶を多量に飲むと冷えの原因になり、むくみや便秘、子宮収縮などの症状が起こりやすくなるため、少しずつ飲むか、常温で飲むようにしましょう。

また、ハト麦茶として販売されているお茶も麦茶の一種ですが、妊娠中に多量に飲むと子宮を収縮させるおそれがあるため、飲みすぎには注意が必要です。

ルイボスティー

ルイボスティーもカフェインが含まれていないため、妊娠中も飲むことができます。

ハーブティーならではの香りやさわやかな味わいがあり、妊娠前にカフェイン入りのコーヒーや紅茶をよく飲んでいた方におすすめです。

ルイボスティーに含まれているカリウムやマグネシウムの働きにより、むくみや便秘の解消、改善が見込めるため、妊娠中の方にピッタリといえるでしょう。

ただし、ルイボスティーに含まれているポリフェノールは、過剰摂取により胎児に悪影響を及ぼすおそれがあります。

毎日多量に飲んだり、ポリフェノールが多く含まれているほかの飲料や食品とあわせて摂取することがないように注意しましょう。

牛乳

牛乳にはカルシウムが豊富に含まれており、妊娠中に摂取したい飲料の一つです。

胎児の身体をつくる時期である妊娠中は、カルシウムの積極的な摂取が求められます。

ただし、飲みすぎると脂質の摂取量が過剰になるため注意が必要です。

豆乳

豆乳にはたんぱく質が多く含まれており、妊娠中におすすめの飲料です。

また、豆乳にはオリゴ糖が含まれているため、便秘の解消や改善にも役立ちます。

ただし、豆乳に含まれているイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするため、多量に飲むと妊娠中の身体に悪影響を及ぼすおそれがあります。

食事から大豆や豆乳などの大豆製品を摂取する程度であれば心配ありませんが、プロテインやサプリメントなどで大豆イソフラボンを追加摂取する場合は注意が必要です。

飲むヨーグルト

飲むヨーグルトの多くは乳酸菌が含まれており、腸を整える作用があるため、便秘がちな妊婦の方におすすめです。

妊婦の方が便秘に悩むケースは多いですが、乳酸菌の積極的な摂取により、薬に頼らず便通の改善が期待できます。

また、飲むヨーグルトの中には、鉄分や葉酸など妊婦が重点的に摂取したい栄養素が添加されているものもあります。

ただし、加糖タイプのものは飲みすぎると糖分の過剰摂取になるため、摂取量に注意しましょう。

野菜ジュース・スムージー

野菜ジュースやスムージーは、手軽にビタミンや食物繊維などを摂取できるため、妊娠中にピッタリの飲み物です。

どのコンビニにも多くの種類がラインナップされているため、コンビニドリンクを頻繁に利用する方でも飽きずに続けられるでしょう。

ただし、野菜ジュースやスムージーは、加工する過程で加熱処理されていることが多く、野菜や果物に含まれているビタミンやミネラル、食物繊維の一部が失われてしまう場合があります。

商品によっては加工時に栄養素を添加しているものもあるため、成分表示を確認して自身に合った商品を選んでみてください。

一日に摂取する野菜をすべて野菜ジュースやスムージーで補うのではなく、食事からもビタミンや食物繊維を摂取するように心がけましょう。

レモン炭酸水

炭酸水は飲み口がスッキリとしているため、とくにつわりに悩む妊婦の方におすすめしたい飲料です。

プレーンの炭酸水でもスッキリ感を味わえますが、より強い爽快感がほしいときは、レモン炭酸水を選ぶとよいでしょう。

なお、糖分が含まれているものは、飲みすぎると糖分の過剰摂取につながるため、無糖タイプを選ぶようにしてください。

デカフェのコーヒー

妊娠前に日常的にコーヒーを飲んでいた方は、デカフェのコーヒーを選ぶとよいでしょう。

カフェイン入りのコーヒーと比べると種類は多くありませんが、チルドカップタイプを中心にデカフェを取り扱うコンビニが多く見られます。

また、その場でドリップするマシンタイプのコーヒーで、デカフェを取り扱うコンビニもあります。

以前に比べてデカフェやカフェインレスコーヒーの風味も格段に向上しているため、普段からコーヒーを飲む方もそうでない方も、一度チャレンジしてみるとよいでしょう。

デカフェの緑茶・紅茶

デカフェの緑茶や紅茶も、デカフェのコーヒーと並んで妊婦に人気の飲料です。

コーヒーと同様に、普通のお茶類と比べると取り扱いが少ない飲料ですが、ペットボトルを中心にさまざまな商品が販売されています。

デカフェの緑茶や紅茶が見つからない場合は、カフェイン含有量が多い玉露や抹茶入りの商品を避けて選ぶとよいでしょう。

妊娠中にNG・注意すべき飲み物

胎児への影響や母体の健康を考え、妊娠中の摂取は避けたほうがよい飲み物もあります。

我慢しすぎるとストレスになるため、ここまでに紹介したおすすめの飲み物を参考にしながら代替のものを見つけ、妊娠ライフを快適に過ごしましょう。

アルコール

妊娠中はアルコールの摂取は厳禁です。

アルコールを摂取すると、流産や早産を引き起こしたり、胎児の発育に悪影響を及ぼしたりするおそれがあります。

コンビニでは、アルコール飲料と並んでノンアルコール飲料も販売されていますが、ノンアルコール飲料でも微量のアルコールが含まれているものもあります。

ノンアルコール飲料を選ぶ場合は、アルコール分が0.00%と表記されているものを選びましょう。

カフェイン入りの飲み物

カフェインは、妊娠中の摂取が禁止されている成分ではありませんが、妊娠中にカフェインを多く摂取すると、低体重出生や早産、死産のリスクが高くなる可能性があるため、なるべく避けたほうがよいといわれています。

とくに妊娠前までエスプレッソや濃いコーヒーを1日中飲み続けていた方の場合、妊娠後も同じ生活を送ることは好ましくありません。

同じコーヒーであればデカフェやカフェインレスのものに置き換え、通常の水分補給は水や麦茶などにしておきましょう。

糖分が多い飲み物

妊娠中に糖分を摂りすぎると、母体に悪影響を及ぼすおそれがあるため注意が必要です。

糖分の過剰摂取により、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの発症リスクが高まるほか、エネルギー摂取量が過剰になり、体重が増加しやすくなります。

摂りすぎなければ問題ないため、水分補給は水や麦茶でおこない、糖分が多い飲み物は適量を楽しむ程度にしましょう。

また、定期的に妊婦健診を受診し、体重増加量や血糖値を上手にコントロールすることも大切です。

妊娠中に水分補給が必要な理由

妊娠中は、妊娠前よりも積極的な水分補給が求められます。

ここからは、妊娠中に水分補給が必要な理由について解説します。

血液量が増える

妊娠中は、胎児に栄養を届けたり老廃物を受け取ったりする際に血液が使われるため、血液量が増えます。

血液を作るためには水分が必要であり、血液量が増えれば摂取すべき水分量も増えます。

水分が不足すると血液がドロドロになり、血流が滞るでしょう。

血流が悪いと胎児に必要な栄養素が届きにくくなり、母体にも悪影響を及ぼすおそれがあるため注意が必要です。

便秘になりやすい

妊婦は便秘になりやすい傾向がありますが、水分が不足すると便が硬くなり、排便されにくくなるため、さらに便秘が悪化するおそれがあります。

便秘の解消や改善のために、食物繊維や乳酸菌などを積極的に摂取することはもちろんですが、水分も十分に摂るようにしましょう。

頻尿になりやすい

妊娠すると子宮が膀胱を圧迫するため、頻尿になる方が多く見られます。

尿が頻繁に出るようになると、老廃物と一緒に体内の水分も排出されるため、こまめな水分補給が不可欠です。

頻尿をおそれて水分を控えたりトイレを我慢したりすると、胎児と母体のどちらにも悪影響を及ぼします。

頻尿になることを避けようとせず、こまめにトイレに行き、その分多く水分補給するようにしましょう。

毎日の水分補給には『のむシリカ』もおすすめ！

ここからは、妊娠中の水分補給におすすめしたいナチュラルミネラルウォーターののむシリカについて紹介します。

のむシリカは、ミネラルが豊富に含まれており、加熱してもミネラル含有量が変わりません。

また、飲みやすい中硬水のため、妊娠中の方にピッタリの飲み物です。

手軽にミネラルチャージ

ミネラルウォーターにはミネラルが豊富に含まれており、水分とミネラルを効率よく摂取できます。

ただし、同じミネラルウォーターでも、製品や採水地によりミネラルの種類や含有量に大きな差があるため、選ぶ際は成分に着目してみてください。

また、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどの代表的なミネラルのほかに、身体の調子を整える希少なミネラルであるシリカを摂取できるミネラルウォーターもあります。

のむシリカとそのほかのナチュラルミネラルウォーター1Lあたりのミネラル含有量を比較した表は次のとおりです。

	のむシリカ	シリカシリカ	フィジーウォーター
シリカ（mg）	97.0	75.0	93.0
カルシウム（mg）	31.0	7.6	18.0
マグネシウム（mg）	14.0	2.1	15.0
カリウム（mg）	5.7	3.1	5.0

のむシリカは、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどの主要なミネラルに加え、シリカ含有量も多いことがわかります。

また、のむシリカは加熱してもミネラル含有量がほぼ変わらないため、常温で飲む以外にも、温めて白湯にしたり、コーヒーやお茶を淹れたりする際に活用できます。

飲みやすい中硬水

のむシリカは、飲みやすさとミネラル含有量の豊富さを兼ね備えた中硬水で、おいしく飲みながらミネラルを効率よく摂取できます。

ミネラルウォーターは、カルシウムとマグネシウムの含有量に応じて軟水、中硬水、硬水の3つに分類されます。

軟水はミネラル含有量が少ないものの、口あたりがよく、サラッとした飲み口が特徴です。

一方、硬水はミネラル含有量が多いですが、味にクセがあり、苦味を感じる場合があります。

日本の水道水は軟水であり、日本人の多くは軟水に飲み慣れているため、硬水を飲みにくいと感じる方は多いでしょう。

のむシリカは、軟水と硬水の間の中硬水に分類されるナチュラルミネラルウォーターのため、ミネラルをほどよく含みながらも、まろやかで飲みやすい点が魅力です。

デカフェのコーヒーやお茶に活用すると、コクが増して深みのある味になるでしょう。

妊娠中にコンビニで買えるおすすめ飲み物に関するよくある質問

ここからは、妊婦の方が飲み物を選ぶ際に気になるポイントについて紹介します。

妊娠中にコーヒーを飲んではいけないって本当？

コーヒーにはカフェインが含まれているため、妊娠中は摂取量に注意が必要です。

飲んではいけないわけではありませんが、カフェインの過剰摂取は低体重出生や流産、死産のリスクが高まるおそれがあります。

妊娠中は、コーヒーをはじめ、カフェインが含まれている飲み物を摂りすぎないように気をつけましょう。

日本では妊娠中のカフェイン摂取に関する指針は出ていませんが、WHOによると、1日のカフェイン摂取量が300mgを超える場合は、摂取を制限するように注意喚起が出されています。

カフェイン300mgは、500mlのペットボトル1本分に相当するため、毎日1〜2杯程度であれば問題ないといえるでしょう。

つわりで炭酸飲料が飲みたいけれど無糖にするべき？

炭酸飲料を飲む際は、加糖よりも無糖のものを選びましょう。

加糖のものを飲みすぎると、糖分の過剰摂取になるおそれがあります。

ほかの飲み物や食べ物からも糖分を摂取することを考慮し、炭酸水は無糖を選んでおくと無難です。

なお、冷たいものを一度に飲みすぎると身体が冷える原因になります。

冷たい炭酸水を飲む際は、ひと口ずつ口に含んでゆっくり飲むとよいでしょう。

妊娠中に乳酸菌飲料は飲んでもよい？

乳酸菌飲料は腸の働きを整える作用があるため、便秘になりがちな妊婦の方におすすめの飲み物です。

ただし、加糖のものが多いため、飲みすぎには注意が必要です。

まとめ

本記事では、妊娠中の方がコンビニで飲み物を選ぶ際のポイントについて解説しました。

ポイントとしては、食物繊維や鉄分、ビタミン、葉酸などの栄養素を摂取できるもの、アルコールやカフェインを含まないもの、糖分を多く含まないものなどが挙げられます。

具体的には、ミネラルウォーターや飲むヨーグルト、野菜ジュース、デカフェのコーヒーやお茶類などがおすすめです。

ミネラルウォーターであれば、シリカをはじめとするミネラルが豊富に含まれているナチュラルミネラルウォーターののむシリカがおすすめです。

まろやかな味わいで飲みやすく、加熱してもミネラル含有量が大きく変わらないため、常温や白湯はもちろん、デカフェのコーヒーやお茶を淹れる際に活用するのもよいでしょう。