ヴィッテルの味がまずいのは本当？まずく感じる理由や飲みやすい水もあわせて紹介

「ヴィッテル（Vittel）はまずい」とのウワサを聞いたことはありませんか。

ヴィッテルは海外産の人気ミネラルウォーターの一つで、購入を検討している方は多いでしょう。

しかしヴィッテルの味の評価には、まずいとの内容がある部分が気になるところです。

そこで本記事では、ヴィッテルがまずいと言われる理由や、飲むメリットなどについて解説します。

おいしい水の選び方や、おすすめのおいしい水も紹介します。ぜひ参考にしてください。

ヴィッテルとは？

はじめにヴィッテルの特徴を解説します。

フランス北東部の水

ヴィッテルは、フランス北東部ヴォージュ山脈の麓の町ヴィッテルで生まれたナチュラルミネラルウォーターです。

フランス産のヴィッテルはEUの基準に基づき、無殺菌、無除菌でつくられ、ヴォージュ山脈の水をそのままにボトリングされた水です。

1903年にはフランス政府から「公益の水」に認可されており、現在は世界中で親しまれています。

またヴィッテルの水源の周囲300ha程度を保護する活動がおこなわれており、水源は汚染から守られているため、安全性に配慮された水といえるでしょう。

さて、ナチュラルミネラルウォーターにも含まれるミネラルとは、地球上に存在する元素のうち、身体を構成する主要な4元素（酸素、炭素、水素、窒素）以外のものの総称です※1。

ミネラルは無機質ともいい、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ、人間の身体に必要な5大栄養素の一つでもあります※2。

ミネラル不足は疲労感や免疫力の低下など、さまざまな不調を引き起こす原因になり注意が必要です。

ミネラルは体内で生成できず、食事などから積極的に摂らなければなりません。しかし毎日の食事のみでは十分な量の確保が難しいミネラルもあります。

ミネラルを含むナチュラルミネラルウォーターは、水分補給で効率よくミネラルが補え、健康サポートができます。

カルシウムが豊富な硬水

ヴィッテルは、硬度768mg/Lのカルシウム豊富な硬水であることも特徴です。ヴィッテルには、100mLあたり24mgのカルシウムと4.2mgのマグネシウムが含まれています。

硬水とは、水1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムの量から計算される硬度により分類された水の種類です。

硬度の分類基準は国ごとに異なり、日本の一般的な硬度分類は次のとおりです。

分類	軟水	中軟水	硬水
硬度	0～100mg/L	101～300mg/L	301mg/L以上

上記から、ヴィッテルは硬水に該当します。

カルシウムは体内への吸収率が低く、かつ体内で生成できません。ヴィッテルを生活に取り入れると、カルシウムの補給に役立つでしょう。

ヴィッテルがまずいと言われる理由

それでは、ヴィッテルがまずいと言われる2つの理由を解説します。

硬度が高く飲みにくい

理由の1つ目は、硬度が高く飲みにくさを感じるためです。

軟水と硬水では、味に大きな違いがあります。軟水と硬水、それぞれの味の特徴は次のとおりです。

分類	軟水	硬水
味の特徴	クセがないまろやかな味わい軽い口当たり	クセがある舌に残るような味わい飲みごたえがある

日本で採水される多くの水は軟水です。水道水の硬度平均は48.9mg/L（※3）、国産のミネラルウォーターの硬度平均は91mg/L（※4）といわれています。

軟水を飲み慣れている日本人は、硬水を飲みにくく感じる方が多い傾向です。従って硬度の高いヴィッテルは、日本人はまずく感じやすいといえます。

ミネラルによる味の変化

理由の2つ目は、ミネラルによる味の変化によるものです。

ミネラルは、種類によっては味に大きな影響を及ぼすといわれています。とくにヴィッテルに多く含まれるカルシウムやマグネシウムは水の味に影響を与えるミネラルの代表格です。

カルシウムはスッキリとした喉越しのよさが感じられますが、量が多すぎれば舌に重みを感じるといわれています。

またマグネシウムは甘みを感じさせますが、多すぎると苦みを感じるといわれています。

ヴィッテルから飲み口の重たさや苦みを感じて、まずいという評価につながったのかもしれません。

まずいと言われるヴィッテルを飲むメリット

続いて、まずいと言われるヴィッテルを飲むメリットを解説します。

240mg/Lのカルシウムが摂れる

ヴィッテルからは、240mg/Lのカルシウムが摂れます。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準2020年版によると、成人が1日に摂るカルシウムの推奨量は男性で700〜800mg、女性で600〜650mgです※5。

しかし、食事のみでは十分なカルシウム補給ができない方が多いといわれています。

ヴィッテルを1L飲むと、1日の推奨量の約3分の1を補給できます。1Lは多く感じられるかもしれませんが、水分摂取量の目安から考えれば多い量ではありません。

国土交通省後援「健康のため水を飲もう」推進運動が設定する、1日の水分摂取量と内訳の目安は次のとおりです※6。

1日の水分量目安	2.5L
体内で作られる水	0.3L
食事	1.0L
飲み水	1.2L

1日の飲み水の目安量は1.2Lであり、1Lは摂るべき水分量といえます。

水分補給にはカフェインをはじめとする利尿作用のあるものを含む飲料は適さず、水での補給が推奨されています。

1Lのヴィッテルを用いた水分補給は、身体に必要な水分とカルシウムを補えて健康サポートに効果的です。

硬水の中では飲みやすい

ヴィッテルは硬水の中では飲みやすい水である点もポイントです。

硬水らしい重みや苦みはあるものの、後味はさっぱりとしています。

飲みにくい硬水が多い中、ヴィッテルは比較的飲みやすく取り入れやすいでしょう。

デザイン性に富んでいる

デザイン性もヴィッテルのよさです。

飲み物を選ぶ際にデザインにこだわる方は少なくありません。

ヴィッテルはおしゃれなラベルで、外出時の持ち運びにも最適です。

またヴィッテルはペットボトルのほかに瓶タイプも販売されています。瓶タイプは高級感があり、パーティーシーンなどにも合います。

おいしい水の選び方

毎日の水分補給は、おいしい水でおこないたいと思う方は多いでしょう。

そこで、ここではおいしい水のポイントを3つ解説します。

ナチュラルミネラルウォーターを選ぶ

ポイントの1つ目は、ナチュラルミネラルウォーターを選ぶことです。

原料が水のみの清涼飲料水は、ミネラルウォーター類といわれています。

国産のミネラルウォーター類は、農林水産省が設定した品質表示ガイドラインにより原水や処理法から次の4つの品名に分類されます※7。

品名	原水	処理法
ナチュラルウォーター	特定の水源から採水した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ナチュラルミネラルウォーター	特定の水源から採水した、地中でミネラルが溶解した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ミネラルウォーター	ナチュラルミネラルウォーター	品質安定を目的としてミネラルの調整やばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などがおこなわれているもの
飲用水またはボトルウォーター	ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のもの	処理法の限定はない

上記のナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターのみ、天然水と称せます。

ナチュラルミネラルウォーターは、天然のミネラルのおいしさをそのまま味わえる飲料水です。

硬度が低いものを選ぶ

2つ目は、ラベルを見て硬度の低い水を探すことです。

前述のように、日本人は硬水を飲みにくいと感じる傾向があります。

味の好みに個人差はありますが、迷ったときは軟水や中硬水を選ぶとよいでしょう。

含有ミネラルの種類で選ぶ

最後は、水に含まれるミネラルの種類です。

ミネラルはそれぞれ風味に特徴があり、一般的にカルシウムやマグネシウムが多い水は重みや苦みを感じやすいですが、ミネラルが多くてもバランスがよいものは飲みやすいといわれます。

カルシウムよりマグネシウムが多いと苦味を感じやすいなど、各ミネラルの割合によっても味わいが変わります。

おいしい水を探している方には、さまざまなミネラルをバランスよく含むものがおすすめです。

飲み口スッキリ！ミネラル豊富な『のむシリカ』

ヴィッテルは、安心、安全に飲めるミネラル豊富な硬水です。硬水の中では飲みやすいものの、まずいとの意見も聞かれ、取り入れやすさには個人差があります。

おいしい水で健康サポートもおこなうならば、のむシリカがよいでしょう。のむシリカはミネラルをたっぷり含んだ、日本産のナチュラルミネラルウォーターです。

のむシリカは持ち運びにも便利な500mLとコスパのよい2Lのペットボトルがあり、公式サイトでの販売価格は次のとおりです。

のむシリカの定期便は安く購入でき、在庫管理の手間や運ぶ労力がかりません。

定期便にありがちな期間の縛りがなく気軽に注文でき、日常生活に取り入れやすい魅力があります。ここからは、のむシリカの特徴について詳しく解説します。

宮崎県で採水されたナチュラルミネラルウォーター

のむシリカは、宮崎県小林市の霧島連山から採水されたナチュラルミネラルウォーターです。

霧島連山の大自然が育んだ天然水のおいしさをそのままにボトリングされており、徹底した品質管理の証として、のむシリカのボトリング工場は次の2つの称号を取得しています。

• ISO 22000：消費者への安全な食品の提供を目的とした国際規格
• J-FOODS：200項目を超える厳しいチェック項目をクリアした工場が取得できる

ボトルはUV殺菌と除菌されたクリーンエアで殺菌し、天然水は130℃で10秒間加熱殺菌しています。

ボトリングは無菌充填システムでおこなわれ、未開封で約2年間と長期保存できる点も特色です。製品はすべて検査済みで、毎日安心、安全に飲めます。

飲みやすい中硬水

のむシリカは、硬度130mg/Lの中硬水で飲みやすさも魅力です。中硬水は軟水に比べてミネラル豊富でありながら、硬水よりも飲みやすいメリットがあります。

のむシリカを実際に購入した方の味の口コミは、次のとおりです。

スッキリした味わいで大変飲み心地が良くリピートしたい。

引用元：Amazon

お水は苦手で普段は飲まないのですが、このシリカ水だけは、いくらでも飲めます。本当に美味しいです

引用元：Amazon

アッという間にひとケース飲んでしまいました。お料理にも普通に飲んでも身体に染みるお水です。

引用元：Amazon

上記から、スッキリした飲み口で、普段水が苦手に感じる方でも飲みやすい水であることがわかります。

また、のむシリカはそのまま飲むのみでなく、料理にもおいしく使えるとの声もありました。

のむシリカは日本の多くの水に比べてミネラルを多く摂れる中硬水で、かつ飲みやすいためおすすめです。

シリカ97mg/L！高いミネラル含有量

のむシリカは、シリカをはじめとするミネラルが豊かに含まれています。シリカとはミネラルの一種で、健康や美容の維持にも関係する今注目の成分です。

しかし体内のシリカは加齢とともに減少し、30代の方の体内シリカ量は0歳児の半分以下といわれています。

シリカは成人であれば1日あたり約40mgを消費するといわれ、体内のシリカ量維持には消費量以上の摂取が必要です。

のむシリカとヴィッテルの100mLあたりの成分量を比較した表が、次になります。

商品名	のむシリカ	ヴィッテル
カルシウム（mg）	3.1	24
マグネシウム（mg）	1.4	4.2
カリウム（mg）	0.57	－
バナジウム（µg）	3.4	－
シリカ（mg）	9.7	－
サルフェート（mg）	3	－
炭酸水素イオン（mg）	17	－
ゲルマニウム（ppb）	5	－

上記から、のむシリカはシリカのほかにも多様なミネラルが含まれているとわかります。のむシリカならば、500mLのペットボトル1本で1日のシリカ消費量を上回る補給が可能です。

のむシリカは、手軽に健康サポートができるナチュラルミネラルウォーターです。

ヴィッテルについてのよくある質問

最後にヴィッテルにまつわる、よくある質問をまとめました。

ヴィッテルとコントレックスの違いは？

ヴィッテルとコントレックスはどちらもフランス生まれのナチュラルミネラルウォーターですが、硬度はヴィッテルが768mg/Lに対し、コントレックスは1,468mg/Lと大きく異なります。

コントレックスは超硬水と呼ばれ、ヴィッテルに比べてミネラルが相当多い点が特徴です。

ヴィッテルが販売終了したのは本当？

ポッカサッポロフード＆ビバレッジが販売していたヴィッテルの日本での販売は、2018年に終了しました。

ですが2022年4月に日仏貿易が正規販売代理店となり4年ぶりに日本での販売が開始され、現在に至ります。

ただし旧商品と新商品では水源が変わり、全く同じ商品であるとはいえません。硬度やミネラル量が異なる点に注意しましょう。

まとめ

本記事では、ヴィッテルがまずいと言われる理由や飲むメリットなどを解説しました。

ヴィッテルは、フランス生まれのカルシウムやマグネシウムが豊かな安心して飲める硬水の天然水です。

しかし、カルシウムやマグネシウムが多い水に特有の重みや苦みを、まずいと感じる方がいます。

日本人は軟水に飲み慣れているため、硬水をまずく感じやすいといわれています。

おいしく飲めて健康サポートもできる水を探している方には、のむシリカがおすすめです。

のむシリカは豊富なミネラルをバランスよく含む中硬水で、クセがなくスッキリとした飲み口が特徴です。

ぜひのむシリカを日常生活に取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

〈参考文献〉
※1　厚生労働省｜e-ヘルスネット｜ミネラル
※2　農林水産省｜実践食育ナビ｜栄養素と食事バランスガイドとの関係
※3　東京大学｜あなたの水道水、「硬さ」調べました～ 日本全国水道水の硬度分布 ～
※4　富山県｜ミネラルウォーター入門
※5　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜ミネラル（多量ミネラル）
※6　国土交通省｜「健康のため水を飲もう」推進運動｜健康のため水を飲もう講座
※7　農林水産省｜ミネラルウォーター類（容器入り飲用水）の品質表示ガイドライン
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。