シリカは取りすぎるとよくない？効果的に摂取する方法やおすすめのシリカ水も紹介！

シリカ（ケイ素）は、体内に存在するミネラルの一種です。健康や美容をサポートする効果を期待して、シリカ水を毎日摂取している方も多いのではないでしょうか。

しかし、一般的なミネラルウォーターのように飲んでもよいのか気になるところです。

とくに、シリカ含有量の多い天然水を摂取している方は、1日の摂取目安を知る必要があります。

本記事では、シリカの取りすぎから起こりうる体への影響について紹介します。またシリカ水を飲んではいけない人についても解説します。

摂取量の目安や、中硬水で飲みやすいおすすめのシリカ水についても併せて紹介するため、シリカ水の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

シリカは取りすぎるとよくない？

シリカは安全性の高い成分であり、体への影響はないとされていますが、体に負担をかける場合もあるため注意が必要です。

飲む際には自身の体質を確認し、シリカを意識的に摂ることについて問題がないか調べておきましょう。

まずはシリカの摂取目安量や、摂取上の注意点、シリカの摂取を避けるべき場合について解説します。

1日の摂取目安量

1日に消費するシリカ量は、10～40mgといわれています。皮膚や骨、血管などを健康に保つために消費されています。

したがって、毎日40mg程度のシリカが摂取できれば欠乏症になる心配はありません。シリカは体内で生成できない成分であるため、シリカ水を活用して効率よく体に必要なシリカを補給しましょう。

シリカの適量摂取は体内のバランスを維持し、シリカの健康効果を最大限に引き出すために重要です。

また体調や生活習慣により必要な量は変わるため、自身の体調をよく観察し、適切な量を摂取するよう心掛けましょう。

シリカ水は飲みすぎるとお腹を下す可能性がある

シリカの取りすぎによる健康被害は報告されていません。

しかし、一般的なシリカ水には、シリカ以外にさまざまなミネラルが含まれています。ミネラルのなかでも、マグネシウムは過剰摂取により下痢を引き起こす可能性のある成分です。

通常の食事から摂取できるマグネシウム量であれば取りすぎる心配はありませんが、食品以外から大量に摂取した場合、お腹を下す原因となります。

シリカを含むミネラルの摂取は、適量とバランスが重要です。健康を保つためには、シリカ水を選ぶ際にシリカ以外のミネラル含有量も確認する必要があるでしょう。

シリカ水を飲んではいけない人

シリカ水を飲んではいけない人の特徴は次のとおりです。

• 腎機能が低下している方
• 妊娠中、授乳中の方
• 乳児
• 薬を飲んでいる方

腎機能が低下している方や、内臓機能が未熟な乳児がシリカ水を飲むと、内臓に負担がかかる可能性があります。

また、妊娠中や授乳中の方がシリカ水を飲んだ場合の安全性については十分に調べられていません。胎児や乳児の発育を守る意味でも避けるべきでしょう。

薬を飲む水としての使用も避けるべきです。薬を飲む際にはミネラルの影響を受けにくい軟水を選びましょう。

シリカの特徴と効果

体内のシリカ量は、加齢とともに減少します。シリカは体内で生成されない成分であるため、食事や飲料水からの摂取が必要となるミネラルです。

シリカから得られる健康や美容の効果をより実感するためにも、シリカの特徴を確認しましょう。

ここからは、シリカについて詳しく紹介します。

シリカとは

シリカとは酸化ケイ素（SiO2）のことであり、ヒトをはじめ動物の体内や植物など自然界に広く存在するミネラルです。

シリカは人間の体内で生成されないため、外部から日々摂取する必要があります。

一般的には、食事や水などを通じてシリカを摂取しますが、とくにシリカ水はその効率的な摂取源として広く認知されています。

シリカの健康への効果

シリカは、健康な身体の土台を作り、骨や血管、皮膚などの組織形成に深く関わるミネラルです。

それは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の結びつきを強化することで皮膚の弾力性を保つほか、骨密度を高める効果もあります。

また強力な抗酸化作用があるため、老化の主な原因となる活性酸素から細胞を守り、代謝を高めます。若々しい健康的な体を保つサポート役として活躍する成分です。

さらに、免疫力や睡眠の質を高めたり、毒素の排出、便通改善を助けるといった効果も期待できます。

効率のよい摂取方法

シリカは一部の食品やサプリメントから摂取できますが、摂取量の調整が難しい点が問題です。

そのような場合は、シリカやほかのミネラルを豊富に含むナチュラルミネラルウォーターを活用するとよいでしょう。

とくにシリカ水は日常的に飲用すれば、シリカを手軽に摂取できます。飲用のみでなく、料理にも活用できるため、効率的なミネラル摂取として便利です。

シリカを含めたミネラル成分を摂取する場合、適度な量を心がけ体調にあわせて摂取しましょう。

シリカ水を選ぶポイント

シリカ水は、体に必要なシリカを効率的に摂取するための一つの方法として注目を浴びています。しかし、市場にはさまざまな種類のシリカ水があり、どの商品を選べばよいか迷う方も多いでしょう。

シリカ水を選ぶ際にはシリカの含有量のみならず、水の硬度や他のミネラル成分の含有量なども考慮することが大切です。今回は、シリカ水を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。

シリカの含有量が豊富

シリカ水を選ぶ際の最も重要なポイントは、シリカの含有量です。シリカ含有量が豊富な水を選ぶことで、必要なシリカを効率的に摂取可能です。

また、製品のなかにはシリカ含有量が明記されているものもあるため、その数値を参考に選ぶとよいでしょう。

前述のとおりナチュラルミネラルウォーターには、シリカを含むほかのミネラル成分も含まれています。体に負担がかかりやすいマグネシウムの取りすぎには注意し、適量摂取を心がけましょう。

水の硬度

シリカ水を選ぶ際は、硬度も重要なポイントです。硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量を表したものです。

国内の硬度基準では、0～100mg/L未満が軟水、100～300mg/L未満が中硬水、300mg/Lが硬水に位置付けられます。

硬度が高いほどミネラルを豊富に含みますが、硬水特有の苦みを感じる場合があります。とくに、日本人は軟水を飲み慣れているため、ミネラル摂取を目的としてシリカ水を選ぶ際は中硬水がおすすめです。

ミネラル含有量が豊富であり、口あたりやわらかな飲みやすさが特徴です。

シリカ以外のミネラル摂取にも注目

シリカ水を選ぶ際には、シリカ以外にも含まれるミネラル成分の種類や含有量を確認することも大切です。

カルシウムやマグネシウムなど、体に必要なミネラルを効率的に摂取できる水を選ぶことで、健康や美容に関する高い効果が期待できます。

また前述のとおり、マグネシウムを取りすぎると下痢を引き起こす可能性があります。ミネラルを豊富に含むシリカ水でも、マグネシウムやカルシウムがバランスよく含まれているシリカ水を選びましょう。

ミネラルがバランスよく含まれていれば、体に負担がかかる心配が少ないほか、体内への吸収効率も高まります。

おすすめのシリカ水3選

シリカ水は、日常生活の中で手軽にシリカを摂取するための最善の方法の一つです。しかし、市場にはさまざまなシリカ水が出回っており、どの商品を選べばよいのか迷う方も多いでしょう。

ここでは、とくにおすすめのシリカ水3つをピックアップし、それぞれの特徴とメリットを紹介します。

シリカ水を取り入れて、健康や美容の調子を整えましょう。

The Silica

The Silicaは、豊富なシリカが摂取できるとして人気の天然水です。

シリカ含有量は75mg/Lで、口あたりまろやかで、苦みが少なく飲みやすい点が特徴的です。硬度が高いミネラルウォーター特有の、口あたりが苦手な方におすすめのシリカ水といえるでしょう。

スタイリッシュでおしゃれなボトルも人気の理由の一つです。コンビニでの販売は少ないため、購入したい方はECサイトを活用するとよいでしょう。

美陽堂ナチュラルミネラルウォーター

美陽堂ナチュラルミネラルウォーターは、シリカや他のミネラルもバランス良く含んでいる点が特徴です。

シリカ含有量は50mg/Lであり、熊本県阿蘇山由来の天然水です。

カルシウムやマグネシウムなどの必要なミネラルと一緒にシリカも摂取できるため、全体的な栄養バランスを考えると非常に優れた選択といえるでしょう。

のむシリカ

のむシリカはシリカを効率的に摂取できるのみならず、カルシウムやマグネシウムなど、ほかのミネラルもバランスよく含まれている点が大きな魅力です。

シリカ含有量は97mg/Lです。宮崎県小林市が採水地であり、霧島連山の大地の恵を豊富に受けています。

ミネラル含有量が多いうえ、飲みやすさも特徴的な中硬水であり、水分補給のほか炊飯や料理にも活用できます。

また、持ち運びやすいサイズのペットボトルに入っているため、持ち運びが便利で、外出先やオフィスでも手軽にシリカを摂取できます。

ミネラルをバランスよく摂取するなら、のむシリカがおすすめ

シリカ水選びのポイントとして、含まれるミネラル成分のバランスがあります。ここでは、のむシリカがその点で非常に優れている点を、他のシリカ水と比較して解説します。

のむシリカは、体に必要なミネラルをバランスよく摂取できるため、健康や美容のサポート役として活躍するナチュラルミネラルウォーターといえるでしょう。

ミネラルの豊富さとバランスのよさ

のむシリカ、The Silica、美陽堂ナチュラルミネラルウォーター、これら3つのシリカ水を比較すると、のむシリカのミネラル含有量の豊富さとバランスの良さが際立ちます。

	のむシリカ	The Silica	美陽堂 ミネラルウォーター
カルシウム	31.0mg	9.0mg	11.5mg
マグネシウム	14.0mg	6.1mg	5.2mg
カリウム	5.7mg	2.5mg	3.2mg
シリカ	97.0mg	75.0mg	50.0mg

のむシリカは、1Lあたり97mgものシリカを含みます。1日に必要なシリカ量である約40mgは、のむシリカの500mlのペットボトル1本で摂取できる計算です。

カルシウムとマグネシウムの含有バランスは黄金比率

カルシウムとマグネシウムは、それぞれが体内で多くの役割を果たしていますが、その摂取のバランスも非常に重要とされています。

一般的には、カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取比率は2：1であるとされています。のむシリカは2：1の黄金比率で含まれているため、カルシウムとマグネシウムが体内に効率よく吸収される点がメリットです。

加熱後も効率よいミネラル摂取が可能

また、のむシリカは加熱してもミネラル含有量がほぼ変わらないといった特徴があります。これにより、料理などに使用してもミネラルを失うことなく、効率的な摂取が可能です。

これらの理由から、バランスよくミネラルを摂取したいと考えるなら、のむシリカがおすすめです。健康維持を考えるならば、自身が摂取するミネラルのバランスを意識し、それに適したシリカ水を選ぶことが重要となります。

まとめ

シリカは健康維持や美容のために重要なミネラルです。しかし、加齢によりシリカ量が減少するうえに体内では生成できない成分であるため、シリカ水から効率よく摂取する必要があります。

シリカ含有量が多いシリカ水を飲んでいる方は、シリカを取りすぎているのではないかと不安に感じるでしょう。

シリカを取りすぎることによる健康被害の報告はなく、安全な成分といえます。

しかし、シリカ水に含まれるマグネシウムは下痢を引き起こす可能性があるため、取りすぎに注意が必要です。

のむシリカは、カルシウムやマグネシウムがバランスよく含まれているナチュラルミネラルウォーターです。

シリカ水に迷う方は、ぜひのむシリカを選択肢に加えましょう。

＜参考文献＞
※1 公益財団法人長寿科学振興財団｜マグネシウムの働きと1日の摂取量
※2 西条市｜水の歴史館　硬い水と軟らかい水

※商品の情報は公式ホームページを参考にしています