お茶のカリウム含有量とは？成分の概要や期待できる効果も詳しく解説

お茶にはカリウムが含まれています。しかし、カリウムがどのような成分なのか、具体的な健康効果などは知らないという方も多いでしょう。

また、水道水でお茶をいれている方の中には「なんだか味気ない」「添加物が気になる」と悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では、お茶を飲む具体的なメリットや、お茶の旨みを引き出すおすすめのナチュラルミネラルウォーターを厳選して紹介します。

おいしいお茶を飲みながら、健康的な生活を送りたい方はぜひ参考にしてみてください。

カリウムの効果とは？

カリウムは人体を構成するミネラルの一種です。カリウムを摂取するメリットには次のようなものがあります。

• むくみの解消
• 高血圧の予防

ここでは、カリウムがどのような作用のある成分なのかについて解説します。

健康的な生活を過ごしたい方は、カリウムに期待できる作用についてぜひ参考にしてみてください。

むくみの解消

カリウムには体内の塩分排出を促す作用があります。

むくみを引き起こす原因はさまざまですが、その一つに塩分（ナトリウム）の過剰摂取があります。

塩分の多い食事などによって体内のナトリウムが増えすぎると、血液中のナトリウム濃度を調節しようとして、体内に水分が溜め込まれてしまいます。

その結果、血管からしみ出た水分が皮膚の下に溜まり、むくみが生じます。

塩辛い食事を摂ったあとに体のむくみを感じたことのある方も多いでしょう。

しかし、カリウムを上手に摂取することで、余分なナトリウムを尿や汗にして排出できるため、むくみの解消が期待できます。

高血圧の予防

カリウムは、血圧を正常に保つ作用も期待できるミネラル成分です。

一方、ナトリウムの過剰摂取は高血圧を招く原因の一つでもあります。

血圧とは、心臓がポンプのように送り出した血液が動脈の内側を押す圧力のことを指します。

ナトリウムの過剰摂取によって心臓から送られる血液の量が増えると、血圧も上昇しやすくなります。

世界各国と比較して塩分摂取量が多い日本において、高血圧の予防にはナトリウムの摂取量を控えると同時に、カリウムの十分な摂取が推奨されています。

食事などで減塩レシピを心がけるのも大切ですが、高血圧を予防したい方はカリウムの摂取量を見直してみるのもおすすめです。

カリウムが不足するとどうなる？

無理なダイエットや食事制限、下痢や嘔吐はカリウム不足を招く代表的な原因です。

体内のカリウムが不足すると、次のような症状が現れます。

• 手足の倦怠感
• 筋力の低下
• 息苦しさを感じる
• 食欲不振

日本人の食事摂取基準（2020年版）によるとカリウムの1日当たりの摂取目安量は、成人男性で2,500mg、成人女性で2,000mgとされています。※1

また高血圧など生活習慣病の発症予防の観点から設定された摂取目標量は、成人男性3,000mg、成人女性2,600mgです。※1

カリウムは藻類やいも類、魚介類や野菜などのさまざまな食品に含まれるため、バランスの取れた健康的な食生活を送る分には基本的に不足することはありません。

ただし、栄養が極端に偏った食事内容が長く続くと、健康の維持に必要なカリウム量を摂取できなくなる可能性は十分考えられます。

体調の悪化や生活習慣病を予防するためにも、日常的にバランスのよい食事やカリウム摂取を心がけてみてください。

お茶はカリウム成分を補給できる手軽な飲み物

お茶はカリウム含有量が豊富な飲み物です。食事とは異なり、時間や場所に制限されず携帯しやすいというメリットもあります。

「効率的にカリウム摂取できるお茶が知りたい」と考えている方は、カリウム含有量についてまとめた次の比較表をぜひ参考にしてみてください。

お茶の種類	カリウム含有量（100mlあたり）※2
玉露	340mg
番茶	32mg
煎茶	27mg
ほうじ茶	24mg
烏龍茶	13mg

お茶の中でも、玉露は突出してカリウム含有量が多い飲み物です。

ただし、高級茶として価格が高い傾向にあるため、日常的に愛飲する場合はほうじ茶や烏龍茶が手軽でしょう。

また、茶葉の量に応じてカリウム含有量も変動します。濃いめのお茶であるほどカリウム含有量も多くなるため、抽出方法には注意しましょう。

腎臓病の方はカリウム摂取に注意が必要

腎臓の機能が低下している方は、余分なカリウムを尿として排出できないため注意が必要です。

カリウムを十分に排出できない場合、血中のカリウム濃度が上昇して不整脈や心停止などのリスクを高めます。

そのため、腎臓病を抱える方の場合は医師と相談のうえ、カリウム摂取量を制限しなければいけません。

お茶には多くのカリウムが含まれるため、水分補給として摂取する場合にも配慮が必要です。

カリウム摂取量が心配な方におすすめのナチュラルミネラルウォーター3選

健康状態を保つためには、十分な水分補給が欠かせませんが、お茶にはカリウムが含まれるため、過剰な摂取には注意が必要です。

厚生労働省によると、成人が必要とする1日の水分量2.5Lのうち、飲み水から摂取すべき量は1.2Lとされています。※3

そのため、健康を保つためには質のよい水分を摂ることが大切です。

ナチュラルミネラルウォーターには、自然由来のミネラル成分が溶解した地下水を使用しているという特徴があります。

とくにおすすめのナチュラルミネラルウォーターは次の3つです。

• 財宝 天然アルカリ温泉水
• サントリー天然水
• のむシリカ

それぞれの特徴を詳しく解説するため、カリウムの過剰摂取が心配な方はぜひ参考にしてみてください。

財宝 天然アルカリ温泉水

財宝 天然アルカリ温泉水は、優しい口当たりが特徴のナチュラルミネラルウォーターです。カリウム含有量は100mlあたり0.13mgです。

鹿児島県垂水市の地下1,000mから採水し、豊かな自然由来のミネラル成分を豊富に含んでいる点も魅力的なポイントです。

硬度4mg/Lの超軟水であるため、硬水独特の苦味が苦手な方にもおすすめです。

また、製造販売の工程においては専属スタッフによる検査体制も徹底しており、品質管理がしっかりしているため安心です。

サントリー天然水

サントリー天然水は、南アルプスや阿蘇などの地下水源から採取したナチュラルミネラルウォーターです。カリウム含有量は100mlあたり0.04〜0.7mgです。

飲み心地のよい軟水で、ミネラル成分が少ないことから赤ちゃんのミルク用飲料水としても使用可能です。

販売サイズは280ml〜2Lまで展開しているため、シーンに応じた水分補給が手軽におこなえるでしょう。

のむシリカ

のむシリカは、累計8,500万本（2017年4月12日〜2023年1月31日 （株）Qvou調べ）の売り上げを誇るナチュラルミネラルウォーターです。

カリウム含有量は100mlあたり0.57mgです。

カルシウムとマグネシウムの含有量は2：1の黄金比率で、ミネラル成分を効率的に吸収できる点が大きな特徴です。

口当たりのよい中硬水のため、常温で飲んでもスッキリとした味わいが楽しめます。

またボトリング前の殺菌工程も徹底しており、未開封の状態であれば約2年間の保存が可能です。

料理との相性もよいため、効率的にミネラルチャージできる飲料水を探している方はぜひチェックしてみてください。

お茶が引き立つ！？のむシリカ水の成分や特徴について

ナチュラルミネラルウォーターについて、「おいしいお茶をいれられる水を知りたい」と考えている方も多いでしょう。

のむシリカは、お茶の旨みを引き立たせる効果が期待できるナチュラルミネラルウォーターです。

ここではのむシリカについて、その成分や特徴を詳しく紹介します。

毎日のティータイムをより楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

コクや旨みの比率が高い

のむシリカで緑茶を抽出した場合、水道水よりもコクや旨みが6〜8%ほど高まるといった調査結果が公表されています。※4

また、のむシリカの成分表記は加熱殺菌後の数値です。長い年月を経てミネラル成分が溶解しているため、沸騰させたあとでも成分に大きな変動は生じません。

とくに番茶やほうじ茶の抽出には熱湯が適しているため、ミネラル補給とお茶の旨みを両立できる点は大きな魅力だといえるでしょう。

ミネラル成分が豊富

のむシリカには、ミネラル成分を効率的に摂取できるという特徴があります。

ミネラル成分	のむシリカ	烏龍茶※2
カルシウム	3.1mg	2.0g
マグネシウム	1.4mg	1.0mg
カリウム	0.57mg	13.0mg

烏龍茶と比較すると、のむシリカのカルシウムとマグネシウムの含有量は約1.5倍です。

2：1の黄金比率は同じですが、一度の摂取量が豊富であれば、より効果的なミネラル補給につながるでしょう。

水分補給からコンディションを整えたいと考える方は、ぜひのむシリカを試してみてください。

まとめ

お茶に含まれるカリウムは、むくみや高血圧予防に効果的なミネラル成分です。

とくに日本人はナトリウム（塩分）の摂取量が多い傾向にあるため、意識的にカリウム摂取する姿勢が重要になります。

ただし、腎臓疾患を抱える方のカリウム摂取は、健康被害につながるリスクを高める恐れがあります。

お茶には豊富なカリウムが含まれるため、摂取量については医師と相談したうえで決めるようにしましょう。

また、体のコンディションを整えるためには水分補給が欠かせません。

カリウムの過剰摂取を避けたい方は、本記事で紹介したナチュラルミネラルウォーターもぜひ参考にしてみてください。

＜参考文献＞
※1　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜1-7 ミネラル
※2　文部科学省：日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※3　厚生労働省｜「健康のため水を飲もう」推進運動
※4　〈公式〉霧島天然水のむシリカ
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。