お茶に利尿作用があるのはなぜ？トイレが近くなる理由を徹底解説

暑い夏やスポーツをするときに、水分補給としてお茶を選ぶ方がいますが、お茶にはカフェインが含まれており、利尿作用があります。

お茶の種類により、コーヒーよりもカフェイン含有量が多いものもあるため、注意が必要です。

ところで、なぜお茶に利尿作用があるのでしょうか。

そこで本記事では、お茶に利尿作用がある理由や水分補給に適さない理由を解説し、水分補給におすすめな飲料水について詳しく紹介します。

お茶の利尿作用について

「お茶を飲むとトイレが近くなる」と聞いたことがある方も多いでしょう。

ここからは、お茶に利尿作用がある理由と、お茶以外の利尿作用があるカフェイン飲料を紹介します。

お茶に利尿作用がある理由

お茶に利尿作用がある理由は、成分にカフェインが含まれているためです。

カフェインには、腎臓の血管を広げて血流量を増やす働きがあります。

カフェインの摂取で増えた血液を体外に排出するために、尿の量を増加させる利尿作用が働き、お茶を飲むと利尿作用でトイレが近くなる仕組みです。

ほかにも、カフェインによる中枢神経の興奮、胃液分泌亢進作用で、尿の量は増加します。

頻尿でお悩みの方は、お茶を摂取するとカフェインの利尿作用により、トイレの回数がさらに増えてしまうかもしれません。

利尿作用のあるカフェイン飲料

お茶以外の利尿作用があるカフェイン飲料として、コーヒーや紅茶などがあげられます。

それぞれのカフェイン含有量は、次のとおりです ※1。

飲料名	カフェイン含有量の目安
コーヒー　（浸出液）	60mg/100ml
玉露　（浸出液）	160mg/100ml
せん茶　（浸出液）	20mg/100ml
かまいり茶　（浸出液）	10mg/100ml
番茶（浸出液）	10mg/100ml
ほうじ茶（浸出液）	20mg/100ml
玄米茶   (浸出液)	10mg/100ml
ウーロン茶（浸出液）	20mg/100ml
紅茶（浸出液）	30mg/100ml

お茶の中では、とくに緑茶類の玉露が160mg/100mlで、豊富なカフェイン量を含んでいます。

できる限りカフェインを含まないお茶を飲みたい方は、かまいり茶や番茶、玄米茶などを選びましょう。

お茶が水分補給に適さない理由

お茶が水分補給に適さない理由は、次のとおりです。

• 尿路結石のリスク
• 鉄分の吸収を阻害
• 歯の着色
• 睡眠の質を落とす
• 体を冷やす

それぞれの理由を詳しく解説します。

尿路結石のリスク

緑茶や紅茶、抹茶などには、シュウ酸が含まれています。

シュウ酸は、摂取しすぎると尿路結石のリスクが高まるといわれている成分です。

尿の中でシュウ酸が飽和状態となり、腎臓でシュウ酸を含む成分が結晶化して、尿路結石になります。結石の大きさや位置により、痛みを感じずに排出される場合もありますが、発症すると背中や腹部に激しい痛みを感じ、残尿感や血尿などの症状があらわれるでしょう。

お茶を水分補給の目的で頻繁に飲むと、種類によりシュウ酸を摂取し過ぎる可能性があり、尿路結石のリスクが高まるため注意してください。

鉄分の吸収を阻害

お茶には、ポリフェノールの一種で渋み成分であるタンニンが含まれており、鉄分の吸収を阻害する働きが知られています。

鉄分の吸収が阻害されると体内で鉄分が不足して貧血が生じて、立ちくらみやめまい、息切れや動悸などの症状があらわれる可能性があるため注意が必要です。

とくに日頃から貧血気味で悩んでいる方は、できる限りお茶での水分補給を控えたり、お茶を飲む場合はほうじ茶や麦茶などのタンニン含有量の少ないものを選んだりするほうがよいでしょう。

歯の着色

お茶に含まれるポリフェノール成分は、歯の着色汚れの原因になる場合があります。

とくにウーロン茶や緑茶、紅茶などはポリフェノールの含有量が多く、歯が着色されやすいため注意しましょう。

ポリフェノールを多く含むお茶を飲んだ場合は、直後にうがいや歯磨きをすると、着色汚れを防げる可能性があります。

歯の白さをキープしたい方やホワイトニング中の方は、できる限りお茶は避け、飲む場合はほうじ茶や麦茶などのポリフェノール含有量が少ないお茶を選んでください。

睡眠の質を落とす

お茶に含まれるカフェインには、利尿作用のほかに、眠気を感じにくくさせる作用が知られています。

通常は、体内で生成されるアデノシンがアデノシン受容体に結合すると眠気を感じるようになりますが、カフェインはアデノシン受容体と結合してアデノシン自体の結合を防いでしまうためです。

夜間にカフェインを多く含むお茶を飲むと、なかなか寝付けなくなり睡眠の質が落ちるため、就寝前は、カフェインを含まない、あるいは含有量が少ない麦茶やルイボスティーにしたり、お茶ではなく水を飲んだりしましょう。

体を冷やす

お茶には、体を冷やす作用もあります。

とくにカフェインを多く含む玉露やせん茶、ほうじ茶などは、排尿時に体の熱が奪われて冷えやすくなるでしょう。

お茶を温めて飲んだ場合でも、体を冷やす作用に変化はないとされているため、冷え性で悩む方は、お茶での水分補給は避けてください。

水分補給するなら「水」がおすすめ

水分補給時にお茶を絶対に飲んではいけないわけではありませんが、尿路結石のリスクが高まったり、睡眠の質を落としたりする可能性があるため、できる限り避けるほうがよいでしょう。

水分補給するなら、カフェインなどを含んでいない「水」がおすすめです。

水分補給に水をおすすめする理由は次のとおりです。

• 1日1.2Lが水分補給の目安
• 好みの味にアレンジしやすい

それぞれ詳しく解説します。

1日1.2Lが水分補給の目安

国土交通省によると、人間は1日に2.5Lの水分を失い、失った分の水分を補給する必要があります ※2。

水分を補給に必要な量は、次のとおりです ※2。

• 食事からの水分摂取量：1.0L
• 体内で作られる水分：0.3L
• 水分補給による摂取量：1.2L

1日あたり1.2Lを目標に、水分補給を心がけましょう ※2。

好みの味にアレンジしやすい

日頃からお茶で水分補給をしていた方は、無味無臭の水を飲みづらく感じることがあるため、レモンやライムなどの果汁を入れたアレンジがおすすめです。

ただし、硬水は独特の風味があることから、好みの味にしても飲みづらく感じるかもしれません。

硬水にはミネラルが多く含まれていますが、独特の風味で飲みづらく感じることがデメリットです。

軟水は口あたりがよく飲みやすい一方で、ミネラルが少ない特徴があります。

硬水と軟水のどちらの利点もあわせ持っており、水分補給におすすめの水が「のむシリカ」です。

カフェインレスの『のむシリカ』で健康的な水分補給を！

のむシリカは、ミネラルを豊富に含んだカフェインレスの天然水です。

体内では生成できないミネラルを豊富に含み、水分補給を兼ねてミネラルの補給もおこなえます。

のむシリカの特徴は次の3つです。

• 豊富なミネラル含有量
• 常温でもスッキリとした飲み口
• お茶との相性も抜群！

それぞれの特徴を詳しく解説します。

豊富なミネラル含有量

のむシリカには、カルシウムやマグネシウム、カリウムやシリカなど豊富なミネラルが含まれています。

ほかの天然水とミネラル含有量（1Lあたり）を比較しました。

	のむシリカ	財宝	日田天領水
カルシウム	31.0mg	1.8mg	8.0mg
マグネシウム	14.0mg	0.2mg	2.0mg
カリウム	5.7mg	1.3mg	9.0mg
シリカ	97.0mg	30.5mg	90.0mg

ほかの天然水と比較すると、のむシリカは、ミネラルの含有量が豊富なことがわかります。

なお、のむシリカのミネラル含有量は加熱殺菌後の成分量を表示しており、沸騰させても成分にあまり変化がありません。

水分補給としての飲料のみならず、白米を炊く際や味噌汁を作るときに使用して、手軽に豊富なミネラルを摂取しましょう。

常温でもスッキリとした飲み口

通常、水はミネラル含有量に比例して硬度が高くなり、独特な風味が飲みにくいと感じるかもしれません。のむシリカは130mg/Lの中硬水で、豊富なミネラルを含みながら、スッキリとした飲み口が楽しめます。

日常の水分補給としても常用しやすく、手軽に水分補給とミネラルの補給がおこなえる飲料水です。

お茶との相性も抜群！

のむシリカは、お茶との相性も抜群です。

AISSY株式会社が実施した調査によると、水道水で緑茶を抽出する場合のコクを100%とすると、のむシリカで抽出したときのコクは106%です。

旨みは水道水が100%である場合、のむシリカは約109%とコクや旨みが強いことがわかります。

のむシリカで緑茶を抽出すると、コクや旨みを楽しめるうえに、豊富なミネラルを摂取できるでしょう。

まとめ

お茶はカフェインを含むため、利尿作用があります。

摂取しすぎると尿路結石のリスクを高めたり、歯を着色したりする可能性があるため、注意しましょう。

日常の水分補給には、ミネラルを豊富に含み、スッキリとした飲み口の、のむシリカがおすすめです。

カフェインゼロののむシリカで、手軽に水分補給とミネラルの補給をおこないましょう。

＜参考文献＞
※1 農林水産省｜カフェインの過剰摂取について
※2 国土交通省｜健康のため水を飲もう講座
※商品の情報は公式サイトを参考にしています