焼酎の成分と期待できる効果とは？飲酒の際に注意するポイントも解説！

さまざまな種類があるお酒の中でも、焼酎はとくに人気のお酒です。

健康に気を遣う方であれば、焼酎の成分や効果などを気にする方も多いでしょう。また、これから焼酎を飲んでみたいと思っている方もいるかもしれません。実は、焼酎にはさまざまな効果が期待できます。

本記事では、焼酎の成分と期待できる効果について見ていきます。また、焼酎を飲む際に注意するべきポイントも解説します。

さらに、焼酎を飲む際の水分補給や、割材としておすすめのナチュラルミネラルウォーターも紹介します。ぜひ参考にしてください。

焼酎に含まれる成分は？

焼酎に含まれる成分をほかのお酒とも比較するため、日本酒、ビール、連続式蒸留焼酎（甲類）、単式蒸留焼酎（乙類）、ウイスキーそれぞれ100mlあたりに含まれる成分を表にまとめました ※1。

	日本酒（清酒、普通酒）	ビール	連続式蒸留焼酎（甲類）	単式蒸留焼酎（乙類）	ウイスキー
エネルギー	107kcal	39kcal	203kcal	144kcal	234kcal
水分	82.4g	92.8g	71g	79.5g	66.6g
タンパク質	0.4g	0.3g	0g	0g	0g
糖質	5.0g	3.1g	0g	0g	0g
炭水化物	4.9g	3.1g	0g	0g	0g

焼酎は大きく分けると、連続式蒸留焼酎（甲類）と単式蒸留焼酎（乙類）の2種類があります。

連続式蒸留焼酎（甲類）は「連続式蒸留機」と呼ばれる蒸留機を用いて蒸留した、アルコール度数35％以下の焼酎です。何度も蒸留するため、純度の高いアルコールができます ※2。

一方、単式蒸留焼酎（乙類）は、「単式蒸留機」で蒸留して造ったアルコール度数度45％以下の焼酎です。構造がシンプルなため、原料の香りや風味が焼酎に残ります ※2。

次に、焼酎に含まれている成分からわかることを2つ紹介します。

糖質やプリン体は0g

成分の比較からわかるように、焼酎の糖質は0gです。また、食物全般に旨味の成分として含まれるプリン体も0gです ※1,3。

焼酎は蒸留と呼ばれる過程を経て製造されますが、その過程で原料からアルコールと香りのみを抽出するため、糖質やプリン体は分離されます。

糖質やプリン体を気にする方にとって飲みやすいお酒といえるでしょう。

ビールに比べると低カロリー

焼酎はビールに比べると低カロリーです。

表を見ると、焼酎のほうがビールよりカロリーが高いですが、アルコール度数が異なります。

たとえば、一般的な量として、缶ビール1本（350ml）と焼酎（甲類）ロック1杯（約60ml）のカロリーを比較した場合、缶ビール1本は約140kcal、焼酎（甲類）1杯は約120kcalです。

焼酎を乙類に変えればさらに低カロリーになります ※1。

焼酎の種類と原料

次に焼酎の種類と原料について解説します。

ここでは、代表的な焼酎として親しまれている芋焼酎と麦焼酎、そのほかの焼酎の3種類に分けて紹介します。

ポリフェノールが含まれる「芋焼酎」

乙類焼酎の中でも、さつまいもを原料とした芋焼酎は有名です。ほんのり広がる甘い風味が特徴で、銘柄によりくせが大きく異なります。

芋焼酎は香りを楽しむ目的で飲まれる場合が多いお酒です。お湯割りで甘い香りを引き立たせたり、ソーダ割りで爽やかにしたりするなど、さまざまな飲み方ができます。

芋焼酎の原料であるさつまいもには、ポリフェノールが含まれているのも大きな特徴です。ポリフェノールは抗酸化物質として知られ、活性酸素の発生や働きを抑制する効果があります。

食物繊維が含まれる「麦焼酎」

乙類焼酎の中で、芋焼酎とともに人気が高いものが麦焼酎です。麦焼酎の原料は大麦で、フルーティーな香りやキレのある味わいが人気の理由です。

そのため、焼酎初心者でも飲みやすいといえるでしょう。ロックをはじめ、お湯割りやソーダ割りなどさまざまな飲み方が楽しめる焼酎です。

麦焼酎は大麦を原料としていることから、食物繊維が含まれています。食物繊維には便通をよくする効果や、糖質の吸収を穏やかにして体内に脂肪が蓄積しにくい効果などがあります。

そのほかの焼酎

乙類焼酎にはほかにも、米やそば、黒糖などを原料としたものがあります。珍しいものでは、栗やじゃがいも、酒粕、牛乳、にんじんなどを原料とした焼酎もあります。

乙類焼酎と並んで人気が高い焼酎が甲類焼酎です。無色透明でくせのない味わいが特徴で、酎ハイやサワーのベースとしてもよく使用されます。

ほかには、甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドした「混和焼酎」と呼ばれるものもあります。比較的くせが少なく、マイルドな味わいが特徴の焼酎です。

焼酎を飲むと期待できる効果

多くの種類があり、それぞれの香りや風味を楽しめる焼酎には、健康上の効果も期待できます。具体的には次のような効果が期待できるといわれています。

• 血栓症予防
• 動脈硬化や痛風の予防
• 血行を促進する効果
• リラックス効果

それぞれの効果について詳しく解説します。

血栓症予防

血栓症は血管内に血液の固まりができる症状で、高血圧や動脈硬化、脳梗塞などを引き起こす原因になります。

血栓は、血管の傷ついた部分に血小板が集中して発生する症状です。

焼酎には体内の血栓溶解酵素を活性化させる働きがあります。実際に、焼酎を飲んだあとの酵素活性は、ほかのアルコール飲料と比べて高いとの研究結果も出ています。

動脈硬化や痛風を予防する

動脈硬化や痛風を予防する効果も挙げられます。焼酎には善玉コレステロールを増やす働きがあるといわれており、善玉コレステロールは悪玉コレステロールを減らします。

悪玉コレステロールが多いと動脈硬化を起こしやすいため、焼酎は予防に役立つでしょう。また、焼酎にはプリン体が含まれておらず、尿酸値の上昇を抑制する効果もあるため、痛風の予防にもつながるでしょう。

血行を促進する効果

焼酎には血行を促進する効果もあるといわれています。アルコールには血行を促進する効果があるほか、焼酎によりポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれるものもあります。

アントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、血液をサラサラにする効果がある成分です。血行がよくなると、体を温めたり肩こりを改善したりする効果が期待できます。

リラックス効果

焼酎をはじめとしたアルコールには、リラックス効果や気分転換を促す効果があります。

また、芋焼酎にはリナロールと呼ばれる香気成分が含まれており、鎮静効果や抗不安効果があるとされています。

香りを嗅ぐのみでも効果があるといわれているため、リラックス効果を得たい方は、芋焼酎を試してみるとよいでしょう。

焼酎を飲むときに注意する3つのポイント

さまざまな効果が期待できる焼酎ですが、飲むときには気をつけたいポイントもいくつかあります。具体的には次の3つのポイントです。

• 1日に飲むアルコールの適量
• ジュースで割る際には糖質に気をつける
• アルコールには利尿作用がある

それぞれのポイントを詳しく解説します。

1日に飲むアルコールの適量

焼酎を飲む際には、適度な量を心がけましょう。研究によれば、1日あたりのアルコール量が増加すると死亡率が上昇する結果が示されています。

1日あたりのアルコールの適量は、純アルコールで約20g程度とされています。焼酎（35度）であれば、1合（180ml）を目安にしてください ※4。

ジュースで割る際には糖質に気をつける

焼酎をジュースで割る際には糖質に気をつけましょう。

焼酎は糖質ゼロですが、ジュースなどで割ると糖質が加わります。飲み過ぎると糖質の過剰摂取につながるため、注意が必要です。

アルコールには利尿作用がある

最後に、アルコールには利尿作用があることにも気をつけましょう。アルコールには抗利尿ホルモンを抑える働きがあり、体内の水分を排出します。

カリウムやカフェイン、ホップなどが含まれるお酒はさらに利尿作用が強まります。脱水症状につながるため、水分補給が大切です。

飲酒のときは「水」で水分補給が重要！

飲酒の際には水分補給が重要ですが、水分であれば何でもよいわけではありません。できるだけ「水」で水分補給をおこなうことがおすすめです。

次に、水や白湯による水分補給がおすすめの理由や、水分補給のタイミングについて詳しく解説します。

お茶やコーヒーにはカフェインが含まれる

飲酒時の水分補給には、お茶やコーヒーがよいと考える方もいるでしょう。

しかし、お茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、脱水症状や胃腸の状態をさらに悪化させてしまう可能性があります。

できるだけ水で水分補給をおこないましょう。

水を飲むときは常温の水や白湯を飲む

飲酒時の水分補給には常温の水や白湯がおすすめです。冷たい水は胃腸に負担をかける恐れがあります。

水道水で白湯を作る場合、カルキ臭や塩素を除去するためにしばらく沸騰させる必要がありますが、ナチュラルミネラルウォーターを使用すれば温めるのみで手軽に白湯を作れておすすめです。

のちほど、水分補給におすすめのナチュラルミネラルウォーターを紹介します。

飲酒中の水分補給のタイミング

飲酒中はお酒と水を交互に飲むことで、お酒を飲むスピードが緩やかになりアルコールの摂取量を抑えられるでしょう。

アルコールが少しずつ胃に吸収されるため、肝臓への負担も軽減できます。

水分補給なら『のむシリカ』を活用しよう！

焼酎を飲むときの水分補給には、ナチュラルミネラルウォーターの「のむシリカ」がおすすめです。のむシリカには、次のような特徴やおすすめポイントがあります。

• 中硬水で常温でも飲みやすい
• 体内で生成できない「シリカ」を補給できる
• 焼酎の「のむシリカ」割りでミネラル摂取できる

それぞれのポイントを詳しく解説します。

中硬水で常温でも飲みやすい

のむシリカは、中硬水で常温でも飲みやすいナチュラルミネラルウォーターです。

水はカルシウムやマグネシウムの含有量に応じて、軟水や硬水、中硬水に分けられます。硬水はミネラルが多いものの、独特の苦みや風味があるため飲みにくく感じる方もいるでしょう。

のむシリカは中硬水で飲みやすいため、硬水が苦手な方にもおすすめです。

体内で生成できない「シリカ」を補給できる

のむシリカを飲めば、体内で生成できない「シリカ」を補給できる点もメリットです。シリカは、コラーゲンやエラスチンと相性がよく、健康や美容をサポートします。

のむシリカとサントリー天然水、シリカシリカ1リットルあたりに含まれる成分を次の表にまとめました。

	のむシリカ	シリカシリカ	サントリー天然水
シリカ	97mg	72mg	–
カルシウム	31mg	7.6mg	24mg
マグネシウム	14mg	2.1mg	11mg

表からもわかるように、のむシリカにはほかのナチュラルミネラルウォーターと比べ、シリカなどのミネラルが豊富に含まれています。

焼酎の『のむシリカ』割りでおいしくミネラル摂取も！

のむシリカは飲酒時の水分補給のみでなく、焼酎の割材としてもおすすめです。

くせのない中硬水で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているため、おいしくミネラルを摂取できます。

なお、のむシリカで水割りにする場合、くせのない甲類焼酎よりも、原料独特の香りや風味が楽しめる乙類焼酎（本格焼酎）がおすすめです。

まとめ

本記事では、焼酎の成分や期待できる効果について紹介しました。焼酎の成分については、糖質やプリン体が0gであるほか、ビールに比べて低カロリーといった特徴があります ※3。

焼酎を飲む際には、脱水症状を防ぐために水分補給をしてください。焼酎を飲む際の水分補給や割材としては、ナチュラルミネラルウォーターの「のむシリカ」がおすすめです。

のむシリカは飲みやすく、ミネラル成分が豊富な中硬水のため、焼酎をさらにおいしく楽しめるでしょう。

＜参考文献＞
※1 文部科学省｜日本食品標準成分表（八訂）増補2023年
※2 日本安全食料料理協会｜焼酎の種類と特徴
※3 公益財団法人 痛風・尿酸財団｜食品・飲料中のプリン体
※4 厚生労働省｜アルコール
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