梅ジュースが体に悪いといわれる理由とは？梅の健康効果や梅シロップの作り方も紹介

暑い日や運動で汗をかいたあとには、さわやかな酸味の梅ジュースが飲みたくなります。

しかし一部では梅ジュースが体に悪いとの声もあり、実際の健康効果やデメリットも気になるところです。

梅ジュースには多くの砂糖が使われているものの、原材料である梅には抗酸化や疲労回復を助ける栄養素が多く含まれています。

今回の記事では、梅ジュースの健康効果や体に悪いといわれる理由、梅シロップの作り方を解説します。

健康のために梅を取り入れたい方や、おすすめのレシピを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

梅ジュースが体に悪いといわれる理由

夏の暑い日には、さわやかな梅の風味が感じられる梅ジュースの人気が高まります。

しかし、梅ジュースは体に悪いという印象を持つ方も一部います。

ここでは梅ジュースが体に悪いといわれる原因と、実際の影響について確認しましょう。

砂糖を多く使用している

梅ジュースの元となる梅シロップに含まれる多くの砂糖は、体に悪いイメージを与えがちです。

一般的に自家製の梅シロップは、梅と同量の砂糖を合わせて作られます。たとえば梅シロップ作りに青梅を1kg使用する場合、砂糖も1kg必要です。

梅シロップ作りで砂糖を大量に使うのは、失敗しにくい比率が1：1と考えられているためです。

飲む際は水や炭酸水で割るものの、飲み過ぎると砂糖の摂取量は多くなります。糖分の摂り過ぎ防止に、梅ジュースは一日一杯を目安に飲みましょう。

食中毒のリスクがある

自家製の梅シロップを作る場合、材料や容器の処理が適切でないと食中毒のリスクが高まります。梅シロップは手作りできますが、念入りな衛生管理は必要です。

梅を漬け込む際、梅をよく洗い水気を拭き、傷のあるものを取り除きます。容器は熱湯や食器用エタノールで消毒した、清潔なものを使用してください。

食中毒を回避するには保管方法も重要で、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。

梅の旬は梅雨の時期にあたるため、食中毒に注意して正しい手順でシロップ作りをおこないましょう。

食品添加物を使用している

市販の梅ジュースは、保存性を高める目的で食品添加物が使われている製品もあります。

品質のみならず風味や見た目、飲みやすさ向上といった用途で次の食品添加物が使われており、添加物の有無はジュースの成分表示で確認できます。

• 香料
• 酸味料
• 着色料
• 保存料
• 甘味料

食品添加物はそれぞれ使える量に規定があり、含まれていても健康に悪影響を及ぼすわけではありません。

ただし特定の食品添加物に対してアレルギーが出る方もいることから、気になる場合は自家製の梅ジュースがおすすめです。

梅ジュースの原材料「梅」の栄養とその健康効果

梅ジュースの原料である梅にはさまざまな栄養素が含まれており、多くの健康効果が見込めます。

次の項目では、梅ジュースに含まれる成分の特徴やメリットを解説します。

ビタミンE

梅には抗酸化作用を持つビタミンEが含まれ、紫外線や大気汚染などで発生した活性酸素によるダメージから細胞を守る働きがあります。

ビタミンＥは、血圧や血管などにもよい影響を与えるといわれている栄養素です。

肌のうるおいを保ち、また皮膚の新陳代謝を高める働きもあり、美肌を目指す方は積極的に摂るとよいでしょう。

加齢に起因する諸症状を予防するビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。

カリウム

カリウムはミネラルの一種で、おもに体の水分量調整に関わる栄養素です。

カリウムはナトリウムを体外に排出する作用があり、十分に摂取すると塩分（ナトリウム）の摂り過ぎで起きるむくみの改善につながります。

さらに高血圧の改善、脳卒中の予防にも大きく関与しています。日本人は諸外国に比べてナトリウムの摂取量が多い傾向で、積極的なカリウム補給が大切です。

ナトリウムの過剰摂取は血圧を上昇させますが、カリウムを十分に摂れば高血圧の予防や改善が図れます。

クエン酸

梅ジュースの原料となる梅は、クエン酸が豊富に含まれた食品です。

クエン酸が持つキレート作用と呼ばれる、カルシウムや鉄などの吸収を促進させる働きは、貧血や骨粗しょう症予防につながります。

クエン酸は強い殺菌力を持ち、食中毒の原因となる微生物の繁殖を抑えます。

お弁当に梅干しを入れるとよいといわれる理由は、クエン酸に殺菌効果があるためです。

さらにクエン酸は疲労の原因となる乳酸の分解にも関わり、疲労回復を助けると考えられています。

梅ポリフェノール

梅の果実に含まれるさまざまなポリフェノールは、総称して梅ポリフェノールと呼ばれています。

ポリフェノールは抗酸化作用や血圧低下作用、疲労回復など、健康によい影響を与える成分です。

また梅エキスには、インフルエンザウイルスやピロリ菌などの増殖を阻害する効果があるといった研究結果も報告されています。

梅ジュースを飲むおすすめのタイミング

梅ジュースを飲むタイミングは、活動量の多い日中がおすすめです。

基本的にいつ飲んでも問題はありませんが、砂糖が含まれる梅ジュースは日中に飲むとエネルギー補給にもなります。

梅ジュースにはクエン酸も含まれており、運動後に取り入れると疲労回復の助けになります。

自家製梅シロップ（梅ジュース）の作り方

梅と氷砂糖で自家製シロップを作れば、家庭でおいしい梅ジュースを楽しめます。

梅シロップ作りに必要な材料は、次のとおりです。

• 硬く青い梅1kg
• 氷砂糖1kg
• 密封できる保存瓶

青い梅はシロップ作りに適しています。なるべく熟していないものを用意してください。

シンプルな梅シロップのレシピは、次のとおりです。

1. 梅の黒いへたを取り除く
2. 梅をよく洗い水気を拭く
3. 1～2時間ほど乾かす
4. 保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる

保存瓶は日の当たらない涼しい場所で保管してください。

翌日から1日に2〜3回瓶を傾けて、砂糖の液が梅全体にまわるように混ぜます。

2〜3週間経つと梅の風味が出て、梅ジュースとして飲めます。

梅ジュース作りには『のむシリカ』がおすすめ！

暑い日の梅ジュース作りには、ミネラルが豊富なナチュラルミネラルウォーター「のむシリカ」がおすすめです。

のむシリカは飲みやすい口あたりに定評があり、梅シロップの割り材にしても風味を損ないません。健康や美容のサポートアイテムとして注目される、のむシリカの特徴を解説します。

体に必要なミネラルが摂れる

のむシリカには、体内で生成できないミネラルの一種シリカのほか、体に必要なミネラルが豊富に含まれています。

ミネラルの含有量が高いうえ、効率よく体に取り入れやすいバランスで含まれている点も、のむシリカの大きな特徴です。のむシリカとほかの製品の、ミネラル含有量をまとめました。

	のむシリカ	美陽堂ミネラルウォーター	The Silica
カルシウム	31.0mg	11.5mg	9.0mg
マグネシウム	14.0mg	5.2mg	6.1mg
カリウム	5.7mg	3.2mg	2.5mg
シリカ	97.0mg	50mg	75mg

ミネラルはお互いの働きに影響する特徴があり、摂取量のバランスは重要です。

カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取比率は2：1といわれますが、のむシリカのカルシウムとマグネシウムは2：1に近く、理想に近いバランスで摂れます。

スッキリと飲みやすい中硬水

水は、含まれるカルシウムとマグネシウムの量により硬度が計算でき、また硬度を基に一般的に軟水、中硬水、硬水の3種類に分類ができます。

日本の水道水は多くが軟水で、飲み慣れない硬水に対しては独特の苦みや重たさを感じる方が多い傾向です。

軟水と硬水の中間にあたる中硬水は、豊富なミネラル量と飲みやすさが両立しています。

のむシリカは中硬水に該当し、健康維持に重要なこまめな水分補給に役立つほか、常温でも飲みやすいと定評があり暑い日の外出でも重宝します。

梅ジュースに関するよくある質問

梅ジュースに関するよくある疑問を調査しました。梅シロップを作る際の注意点や、保存方法を解説します。

梅シロップは青梅でしか作れない？

一般的に梅シロップには青梅を使いますが、完熟して黄色くなった梅でも作れます。完熟梅を用いると、甘い梅の香りが強いまろやかなシロップに仕上がります。

完熟梅は梅干しやジャムなどにも使えて、フルーティーな風味が特徴です。

一方、皮や実が硬い青梅は梅干しには不向きで、完熟してからが漬けごろといわれています。

できあがった梅シロップの保存方法は？

梅を長期間シロップにつけると渋味が出てくるため、途中で梅を取り出す必要があります。

1ヶ月半ほど経過して透明のシロップに色がついてきたら、梅を取り出してシロップのみにしましょう。

十分にエキスを抽出した梅は表面にシワができ、取り出すタイミングの目安になります。

保存瓶は直射日光の当たらない涼しい場所に置くか、ガラス容器に小分けして冷蔵庫で保管してください。

梅シロップは1〜2ヶ月以内で飲み切らなければいけませんが、冷蔵庫では長期保存が可能です。

梅シロップに使った梅は食べられる？

梅シロップや梅酒に使用した梅は砂糖漬けのようなもので、そのまま食べられます。

細かく刻んで煮れば梅ジャムとしてもおいしく食べられます。

梅ジャムを作る際は、果肉が浸る程度の水を入れて弱火で煮てください。果肉に対して半分程度の砂糖を加えて煮れば、梅ジャムのできあがりです。

梅ジュースを飲む際の注意点は？

梅ジュースに使う梅シロップは大量の砂糖が含まれているため、飲み過ぎには注意が必要です。

自家製の梅シロップは梅と同量の砂糖が使われており、飲み過ぎれば健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

また市販の梅ジュースにも砂糖が添加されているケースが多く、習慣的な過剰摂取は肥満や糖尿病のリスクを高めます。

梅には栄養素が豊富に含まれますが、ジュースのみに頼らずバランスのとれた食生活を心がけましょう。

まとめ

本記事では梅ジュースが体に悪いといわれる理由や、梅がもたらす健康効果を解説しました。

梅には抗酸化作用のあるビタミンや体に必要なミネラル、梅由来のポリフェノールなど、さまざまな成分が含まれています。

ただし砂糖を大量に含む梅シロップは、飲み過ぎると肥満や糖尿病の原因になります。健康のために梅ジュースを取り入れるならば、一日一杯を目安に適量を飲みましょう。

梅シロップの割り材にはスッキリした口あたりの中硬水、のむシリカがおすすめです。

のむシリカには、カルシウムやマグネシウムをバランスよく摂れるメリットがあります。

暑い日を梅ジュースで爽快に過ごしたい方は、ぜひお試しください。

※商品の情報は公式サイトを参考にしています。