富士山の天然水に含まれる成分は？特徴やミネラル摂取におすすめの水も紹介！

「富士山の天然水」は、まろやかな口あたりで飲みやすい飲料水です。

国産で安全性の高いミネラルウォーターとして知られていますが、摂取できる成分の種類や量について、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、富士山の天然水に含まれる成分や特徴、ミネラル摂取におすすめの水も詳しく解説します。

健康維持や水分補給とあわせてミネラルを補給したい方は、ぜひ参考にしてください。

富士山の天然水とは？

富士山の天然水とは、その名のとおり富士山の天然地下水を使用した水です。

まずは富士山の天然水の特徴について解説します。

採水地は富士山麓

富士山の天然水は、富士山麓周辺の自然湧水や地下水から採水されています。

採水したそのままのおいしさを届けるため、ミネラルの添加や調整などはおこなわず、安全性を保持するための殺菌処理のみ施されているものが多いようです。

他のミネラルウォーターとの違い

富士山の天然水は、人間の体液に近い弱アルカリ性のpHと、日本人が飲み慣れた中程度の軟水が特徴的です。

吸収性が高くまろやかな味わいを楽しめるミネラルウォーターとして、注目を集めています。

また、カルシウムやマグネシウムのような一般的なミネラルに加え、バナジウムを含有している点も特徴的です。

富士山の天然水に含まれる成分

富士山の天然水を普段飲んでいる方のなかで、含まれている成分まで知っている方は少ないかもしれません。

ここからは、富士山の天然水の成分について詳しく解説します。

「富士山の天然水」は複数販売されているため、次の2つの商品に含まれている成分を紹介します。

• 株式会社富士山の天然水「富士山の天然水」
• アイリスオーヤマ「富士山の天然水」

カルシウム

富士山の天然水には、骨や歯をつくるのに欠かせない成分であるカルシウムが含まれています。

カルシウムは、主に骨や歯の主要な構成成分として機能する成分です。カルシウムが不足すると幼児は骨の発育障害が起きたり、成人では将来の骨粗鬆症のリスクが高まったりするため、積極的ん取る必要があります。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準（2020年版）」による1日あたりのカルシウムの摂取推奨量は、18歳以上の男性で700〜800mg、同じく女性で600〜650mgです※1。

しかし実際の摂取量は全年代の1日あたりの平均で男性517mg、女性494mgと推奨量を満たしていません※2。

カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素であるため、富士山の天然水のような飲料水を活用して意識的に摂取しましょう。

マグネシウム

富士の天然水に含まれるマグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きをサポートする栄養素です※3。

マグネシウムはさまざまな酵素の働きを助けており、エネルギー産生栄養素である炭水化物や脂質、たんぱく質の代謝に関わりがあります。

また、カルシウムと密接な関係があり、骨や歯にカルシウムが行き届くように調節します。

丈夫な骨や歯を作るためには、カルシウムとマグネシウムのバランスよい摂取が大切といえるでしょう。

カリウム

カリウムはナトリウムとともに、体液調節に関わるミネラルです。

カリウムは余分なナトリウムの体外への排出を促すため、高血圧の予防や改善に役立つことが知られています。

カリウムは食塩の主成分であり、同じくミネラルのナトリウムの体外への排出を促すため、高血圧の予防や改善に役立つことが知られています。

また過剰なナトリウムによる体液貯留はむくみの原因にもなります。飲料水から十分にカリウムを摂ることでむくみの解消にもつながるでしょう。

ナトリウム

富士山の天然水には、ナトリウムも含まれています。

カリウムとともに体液量の調節をサポートするミネラルであるほか、筋肉の収縮を正常に保つ働きもあります。

現代の食生活においてはナトリウムを摂りすぎる傾向にあり、高血圧のリスクが高いことが問題視されています。

しかしながら富士山の天然水からはナトリウムに加えてカリウムを同時に摂取できるため、健康的にミネラルを摂る手段として適しているでしょう。

バナジウム

バナジウムは水のほか、海藻類や貝類、牛乳や葉物野菜などに含まれるミネラルです。

バナジウム水にはインスリンの効きをよくする役割があるため、血糖値を下げやすくなるとされています。

また脂質代謝を調節して糖尿病や動脈硬化のリスクを減らす効果や、むくみを改善する効果も得られるでしょう。

生活習慣病を予防したり、ダイエットをサポートしたりする効果が期待できます。

富士山の天然水の特徴

富士山の天然水は、口あたりがまろやかでおいしい飲料水です。

ここからは、富士山の天然水の特徴について詳しく解説します。

飲みやすい軟水

富士山の天然水は、軟水で飲みやすい点が特徴です。

日本では一般的に硬度100mg/L以下が軟水、硬度301mg/L以上が硬水と分類されています。

硬水は口あたりが重く苦みを感じるのに対し、軟水はまろやかで飲みやすい傾向があります。

日本の水道水や国産のミネラルウォーターは軟水であり、飲み慣れているため好みが分かれにくい点が魅力です。

pH値が体液に近い

富士山の天然水のpHは8.4であり、弱めのアルカリ性です。

私たちの体液のphも約7.4の弱アルカリ性であるため、弱アルカリ性の水は体との相性が良好です。

弱アルカリ性の水は速やかに吸収されるため、脱水予防はもちろん、疲労回復や血流改善にも効果を発揮しやすいでしょう。

子どもや赤ちゃんでも摂取可能

富士山の天然水は、小さな子どもや赤ちゃんでも飲めるミネラルウォーターです。

硬水のミネラルウォーターに含まれる豊富なミネラルの処理能力が未熟や赤ちゃんや小さな子どもに負担をかける可能性があります。

とくにマグネシウムを過剰摂取すると軟便や下痢を引き起こすため注意が必要です。

小さな子どもや赤ちゃんでも安心して飲める水として、富士山の天然水のような軟水が活躍するでしょう。

炊飯や料理に利用できる

富士山の天然水は、飲料水としてそのまま飲むのはもちろん、料理にも使用できます。

やさしい味わいで飲みやすい軟水は、とくに炊飯や野菜の煮物での使用がおすすめです。

硬水を使用して炊飯をすると、硬くボソボソとしたご飯になりますが、軟水を使用すればほどよく粘り気があり、ふっくらと炊き上がるでしょう。

炊飯はとくに硬水と軟水の違いが現れやすく、おいしいご飯を炊くなら軟水がおすすめです。

また、軟水は浸透性が高い傾向にあり、煮物に使用すると野菜に水分が染み込んでやわらかく仕上がります。

軟水の特徴を活かして料理をすると、食事をより楽しめるため試してみてください。

ミネラル含有量は少ない

富士山の天然水のような軟水は、ミネラルの含有量が多くありません。

富士山の天然水に限った話ではなく、軟水のミネラルウォーターは基本的にミネラル含有量が少ない傾向があります。

口あたりがまろやかで小さな子どもや赤ちゃんでも飲みやすいメリットがあるものの、ミネラルの補給には向いていません。

ミネラルを補給したい方には、軟水ではなく硬水や中硬水のミネラルウォーターがよいでしょう。

ミネラルを摂取するなら中硬水がおすすめ！

水分補給と一緒にミネラルを摂取したい方には、硬度100〜300mg/Lの中硬水がおすすめです。

硬水はミネラルの含有量が多いものの、苦みのある独特の味わいを苦手に感じる方が多い傾向があります。

一方、中硬水は硬度が軟水と硬水の中間で、スッキリとした味わいで飲みやすく、ミネラルも豊富に含まれている点が魅力です。

おいしく飲めてミネラルを効率よく摂取できるミネラルウォーターを飲みたい方は、ぜひ中硬水を試してみましょう。

『のむシリカ』は中硬水のナチュラルミネラルウォーター！

中硬水のナチュラルミネラルウォーターを探している方には「のむシリカ」がおすすめです。

のむシリカは、シリカに加えてカルシウムやマグネシウム、カリウムなど、さまざまなミネラルが豊富に含まれているナチュラルミネラルウォーターです。

中硬水のため、スッキリとした味わいを楽しみながら豊富なミネラルを摂取できるでしょう。

ここからは、のむシリカの魅力について詳しく解説します。

ミネラル含有量を比較

のむシリカには、軟水である富士山の天然水よりミネラルが豊富に含まれています。

のむシリカと富士山の天然水のミネラル含有量を次の表で比較しました。

1リットルあたりのミネラル含有量

	のむシリカ	株式会社富士山の天然水 富士山の天然水	アイリスオーヤマ 富士山の天然水
カルシウム	31.0mg	7.4mg	10.6mg
マグネシウム	14.0mg	2.9mg	2.6mg
カリウム	5.7mg	1.2mg	1.3mg
シリカ	97.0mg	25.0mg	–
炭酸水素イオン	170.0mg	44.0mg	–
サルフェート	30.0mg	–	–
バナジウム	34.0μg	66.0μg	22.0μg

のむシリカはミネラルを多く含んでいるのみならず、種類も豊富です。

水分補給と同時に豊富なミネラルをバランスよく摂取できるため、ミネラルを手軽に摂りたい方におすすめです。

シリカが豊富

のむシリカは、シリカが豊富に含まれている点も特徴です。

シリカは、体のさまざまな部分を構成する成分の一つとして知られています。

健康維持には欠かせない成分であるものの、体内で生成できず、年齢を重ねるとともに体内のシリカは減少します。

成人は1日あたり約40mgものシリカが消耗されており、30代には体内のシリカが0歳児の半分以下にまで減少するため、食事や飲料水からの摂取が大切です。

のむシリカに含まれるシリカは1リットルあたり97mgです。

のむシリカなら、水分補給と同時に、健康維持に欠かせないシリカも手軽に摂取できるでしょう。

まとめ

富士山の天然水には、カルシウムやマグネシウム、カリウム、ナトリウムといったミネラルが含まれています。

口あたりがまろやかで小さな子どもや赤ちゃんでも飲みやすく、炊飯や野菜の煮物などの料理にも使用できる点がメリットです。

しかし、ミネラルの含有量が少ない軟水のため、ミネラルの補給には向いていません。

水をおいしく飲みながらミネラルも補給したい方には「のむシリカ」がおすすめです。

中硬水であるのむシリカは、スッキリとした味わいで飲みやすく、ミネラルも豊富に含まれているため、飲みやすさとミネラル摂取を両立している点が魅力です。

水分補給をしながらミネラルも補い、健康的な毎日を過ごしましょう。

＜参考文献＞
※1　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜1―7 ミネラル（1）多量ミネラル
※2　厚生労働省｜令和元年国民健康・栄養調査｜第 1 部　栄養素等摂取状況調査の結果
※3　厚生労働省｜e-ヘルスネット｜マグネシウム
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。