アイスティーのカフェイン量は？ノンカフェインの飲み物もあわせて紹介！

アイスティーは、爽やかな味わいとリラックス効果で人気があります。しかし、カフェインの含有量には注意が必要です。

本記事では、アイスティーのカフェイン量や摂取時の注意点、代替となるノンカフェイン飲料について解説します。

また、健康への影響や効果をはじめ、妊娠中や授乳中の方への影響、寝る前にアイスティーを飲むことについても説明します。

健康や生活スタイルに合った最適な選択をするため、カフェインの知識を深めましょう。

アイスティーに含まれるカフェインの量

アイスティーに含まれるカフェインの量は、使用される茶葉の種類や抽出方法により異なると考えられます。

ここでは、アイスティーのカフェイン含有量について説明します。

アイスティーのカフェイン含有量は抽出方法などにより異なる

アイスティー（紅茶）に含まれるカフェインの量は、抽出方法や抽出時間、茶葉の量、水温などで異なると考えられます。

日本食品標準成分表2020年版（八訂）によると、5gの茶葉と360mLの熱湯を使い1.5～4分かけて抽出した場合のカフェイン含有量は100mLあたり30mgです※1。

このような条件付きの数値であることを考えると、紅茶のカフェイン含有量は抽出方法や抽出時間、茶葉の量、水温などにより異なるといえます。

つまり同じアイスティーでも、お湯で淹れてから冷やすのか、水出しするのかではカフェイン含有量が異なる可能性があるでしょう。

市販のアイスティーに含まれるカフェイン量を正確に知りたい場合は、パッケージや製造元のサイトなどで、栄養成分表示を確認するとよいでしょう。

ハーブティーの多くはノンカフェイン

通常のアイスティー（紅茶）は、お茶の葉を原料としているためカフェインが含まれていますが、ハーブを使用したハーブティーであればノンカフェインのものが多くあります。

すべてのハーブティーがノンカフェインではありませんが、ローズマリーやミント、レモンバームなどにはカフェインが含まれていません。

またルイボスティーも、ノンカフェインの飲み物として知られています。

アイスティーの効果

紅茶はリラックス効果や集中力の向上、整腸作用など、数多くの効果が期待できます。

アイスティーの効果について、詳しく解説します。

整腸作用

アイスティーに使用される茶葉にはポリフェノールが含まれています。

細胞の老化防止に役立つ、抗酸化作用を有するポリフェノールですが、最近では腸内環境を改善する作用も注目されるようになりました。

また、レモンバームやペパーミントを用いたハーブティーも、腸の働きへのサポートが知られています。

抗菌作用

アイスティーに含まれるポリフェノールには、抗菌・抗ウイルス作用が確認されています。

そのため、風邪やインフルエンザなどの予防効果も期待できるでしょう。

また、ローズヒップティーやハイビスカスティーなどのハーブティーにも、抗菌作用があるといわれています。

疲労回復

アイスティーをはじめ、抹茶などに多く含まれるアミノ酸のテアニンは、睡眠の質を高め、疲労回復に役立つ可能性があります。

また、紅茶に含まれるカフェインの効果として知られるものが、集中力を高める作用です。

集中力がアップし、疲労を感じにくくなるといわれています。

ノンカフェインのアイスティーなら、リラックス効果のあるカモミールやラベンダーを使用したハーブティーがおすすめです。

気分の安定

アイスティーに含まれるカフェインとテアニンの相乗効果により、気分の安定が得られる可能性があります。

テアニンのリラックス効果とカフェインの集中力を高める効果が気分を安定させ、仕事や勉強の効率化にもつながるでしょう。

また、ハーブティーの一種である、ミントティーやカモミールティーは清涼感や穏やかな香りを持ち、気分をリフレッシュさせる効果があります。

アイスティーのカフェインに関する疑問

アイスティーに含まれるカフェインの量について、気になる方も多いでしょう。

ここでは、カフェインの摂取による体への影響について解説します。

妊娠中や授乳中にアイスティーを飲んでも大丈夫？

妊娠中や授乳中の方がアイスティーを摂取するのは問題ありませんが、カフェインの摂取に関しては注意が必要です。

カフェインの摂取量について、日本では摂取目安量が設けられていません。

しかし、一部の国やWHO（世界保健機関）では基準を示しており、その量は妊娠中・授乳中の方で1日あたり200〜300mgが目安となります※2。

これはカフェインを多く摂取すると出生時の低体重や流産、死産のリスクが高まったり、授乳により母乳から乳児へカフェインが移行し体調に悪影響を及ぼしたりする可能性があるためです。

カフェイン300mgに収まる紅茶の量は、マグカップ（240mL）4杯分に相当します。

妊娠中や授乳中にアイスティーを飲む場合は、これらの量を目安にするとよいでしょう。

また、一部のハーブティーにも、カフェインをはじめ妊娠中や授乳中に避けるべき成分を含んでいることがあるため注意が必要です。

寝る前にアイスティーを飲んでも大丈夫？

寝る前にアイスティーを飲むことは、一般的には問題ありません。

むしろアイスティーに含まれるテアニンのリラックス効果により、安眠効果が得られる可能性もあるでしょう。

しかし、アイスティーの種類によりカフェインを含むものもあります。

カフェインには眠気を覚ます覚醒作用があり、就寝前に飲むことで睡眠の妨げとなる可能性があるからです。

カフェインの効果には個人差があり、寝る前に飲んでも必ず眠れなくなるわけではありませんが、心配な場合は飲むタイミングを見極める必要があります。

カフェインによる寝つきの悪さは気になるけれど、どうしても就寝前にアイスティーを飲みたい方は、ノンカフェイン紅茶から作ったアイスティーやハーブティーを選ぶようにするとよいでしょう。

コーヒーとアイスティー、カフェインが多いのは？

同じ量のコーヒーに比べて、アイスティーに含まれるカフェイン量は少ないことが一般的です。

通常、コーヒーには100 mlあたり60〜80mg、アイスティーには100mlあたり30mgのカフェインが含まれています※1。

ただし、具体的なカフェインの含有量は、コーヒーやアイスティーの種類、抽出方法、ブランド、製造方法などにより異なる場合があります。

具体的な数値は、商品ラベルや製造元の情報を参照しましょう。

アイスティーを飲み過ぎるとどうなる？1日の摂取量は？

アイスティーを飲み過ぎると、カフェインの過剰摂取により心拍数の増加やめまい、不眠、吐き気、下痢などの症状が出現するケースがあります。

またカフェインには利尿作用があるため、頻繁にトイレに行きたくなるでしょう。

胃痛や胃もたれ、下痢などの症状が出ることもあり、これはアイスティーに含まれるカフェインやタンニンによるものであると考えられます。

日本ではカフェイン摂取量の目安について明示されていませんが、海外の基準における健康な成人が副作用を生じない1日の最大摂取量は300〜400mgです※2。

マグカップ1杯（240ml）のアイスティーには約70mgのカフェインが含まれているため、1日に3～4杯が適正量といえるでしょう。

ただし、妊娠中や授乳中、心臓疾患、不眠症、カフェインに敏感な方などは、より少ない摂取量が適しています。

またカフェインは、アイスティー以外の飲み物にも含まれている点も忘れてはいけません。

ノンカフェインの飲み物

カフェイン摂取を避けたい場合や就寝前には、ノンカフェインの飲み物を検討してみましょう。

ノンカフェインの飲み物としては、次のような種類があります。

カフェインフリーの紅茶

一般的な紅茶にはカフェインが含まれていますが、カフェインフリーの紅茶もあります。

カフェインフリーの紅茶とは、カフェインを除去した紅茶のことです。

ほかにも、ハーブティーやフルーツティーもおすすめです。

たとえば、ルイボスティーは南アフリカ原産の植物から作られるノンカフェインの飲み物で、豊かな風味と抗酸化作用で人気があります。

ただし、カフェイン除去の程度は商品により異なったり、ハーブティーの中にもカフェインを含むものがあったりするため、都度表示を確認しておくと安心です。

黒豆茶

黒豆茶は日本の伝統的な飲み物であり、主に黒豆を焙煎したものです。

黒豆にはカフェインは含まれておらず、豆の風味とほのかな甘みが特徴で、多くの方に愛されています。

また黒豆には食物繊維やビタミン、ミネラル、抗酸化物質などが含まれており、健康にもよいでしょう。

黒豆茶は、温かいまま飲むことが一般的ですが、冷やしても楽しめます。

風味や効能を存分に楽しむために、適切な抽出方法やお湯の温度、浸出時間を守ることも大切です。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、地下深くの天然水源からの湧水です。

地下で自然に浄化された水であり、鉱物やカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれていることが特徴です。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、人体に必要な成分です。

ナチュラルミネラルウォーターは、ミネラルや水分補給に役立ちます。

通常、添加物や人工的な処理を施されないため、健康的な水分補給の選択肢として人気があります。

ただし、各ブランドや商品には異なる特性があり、自身の健康状態や個別のニーズにあわせて選ぶことが重要です。

ナチュラルミネラルウォーターを買うなら『のむシリカ』がおすすめ

ナチュラルミネラルウォーターの市販品は多種多様で、選ぶのは難しいでしょう。

数多くあるナチュラルミネラルウォーターの中でも、のむシリカがおすすめです。

ここからは、のむシリカの特徴を紹介します。

中硬水で誰でも飲みやすい

のむシリカは、硬度130mg/L、pH6.9で中硬水に分類されます。

硬度が高いほど水に溶け込むミネラルが多くなりますが、口当たりが重く苦みを感じる場合もあり、飲みにくいと感じる方が大半です。

軟水は飲みやすい反面、含まれるミネラルが少なくなります。

その点、中硬水ののむシリカは、ミネラル分が豊富にもかかわらず、飲みやすい特徴があります。

体内生成できない貴重なシリカ

シリカ（ケイ素）は、人間の体内で生成できない貴重なミネラルです。

そのため、食事や水から積極的に摂取する必要があります。

シリカは、健康維持に重要な役割を果たします。

主なシリカの摂取源となる食材は、大麦やオートミールなどの穀類、大豆、キャベツ、ピーマンなどの野菜、バナナ、キウイフルーツなどの果物です。

しかし、食事からでは十分な摂取量の確保が難しく、ナチュラルミネラルウォーターでの補給が重要です。

のむシリカには、100mlあたり9.7mgものシリカが含まれており、ナチュラルミネラルウォーターの中でもトップクラスの含有量を誇ります。

加熱しても成分が変わることがないため、料理にも使えて、毎日の生活に取り入れやすい商品です。

豊富にミネラルが含まれている

のむシリカは、シリカ以外のミネラル成分も豊富に含んでいます。

カルシウムやマグネシウム、カリウムのほか、炭酸水素イオン、バナジウム、サルフェートなどの希少ミネラルも摂取可能です。

また、紅茶をナチュラルミネラルウォーターで淹れる際、味わいの変化を楽しめます。

紅茶を硬水で淹れる場合、カルシウムとマグネシウムが紅茶のタンニンと反応し、香りや味わいが弱くなります。

一方、軟水を使うと、紅茶の色と香りが際立ちますが、苦みが強くなります。

のむシリカは、中硬水であるため、紅茶に適した水ともいえるでしょう。

まとめ

アイスティーは、リラックス効果や水分補給に適した飲み物です。

リラックス効果により、寝る前に飲むことで快適な睡眠を促せます。

また、さっぱりとしたアイスティーは心身を落ち着かせ、ストレスを軽減させます。

ただし、注意点もあります。アイスティーにはカフェインが含まれるため、就寝前に摂取する場合はカフェインの影響に注意が必要です。

カフェイン感受性や個人の反応、摂取量や時間帯により眠りにくくなる場合もあります。

アイスティーは水分補給にも適しています。水分補給は健康的な生活に不可欠であり、アイスティーなら、おいしさと共に水分も補給できます。

なおカフェインの摂取量が気になる方、健康や美容に興味のある方には、ナチュラルミネラルウォーターである、のむシリカもおすすめです。

日々の水分補給はもちろん、アイスティーを淹れる際に使用すると含まれるミネラル成分で、紅茶の味の変化を楽しめるでしょう。

アイスティーを楽しむ際には、体の反応をよく観察し、自身に適した摂取量やタイミングを心がけてください。

＜参考文献＞
※1　文部科学省：日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※2　農林水産省：カフェインの過剰摂取について