コーヒーに含まれるカリウムの量は？摂取量の目安や含有量が少ない飲み物についても紹介！

コーヒーは、日本人の生活に浸透している飲み物の一つです。カフェやコンビニなどで気軽に飲めますが、カリウムの量が多いといわれており、気にしている方も少なくないでしょう。

コーヒーには紅茶や麦茶などと比べて、カリウムの量が多く含まれています。

しかし、余分に摂り過ぎたカリウムは自動的に体内から排出されるため、多く摂取したとしてもそれほど心配する必要はありません。

ただし、腎臓病のある方は、カリウムを摂り過ぎると健康に大きな悪影響が出る恐れがあるので、注意が必要です。

当記事では、コーヒーに含まれるカリウムの量をはじめ、カリウムの役割、1日の摂取量の目安などについて解説します。

コーヒーに含まれるカリウムの量

コーヒーに含まれるカリウムの量は、コーヒーの種類によりやや異なります。

コーヒーの種類	カリウムの量
コーヒー（浸出液）	65mg
インスタントコーヒー	3600mg
砂糖とミルク入りの市販のコーヒー飲料	60mg

インスタントコーヒーのカリウム含有量が他と比べて突出しているように感じますが、粉の状態で計算されているからです。

実際に飲む量で考えると、ドリップコーヒーや市販のコーヒーとそれほど変わらないため、カリウムの量が多いからといった理由で避ける必要はありません。

カリウムの役割

カリウムは人間に必要なミネラルの一種で、細胞の浸透圧を維持することに寄与します。

過不足によって体調不良を引き起こす恐れがありますが、通常の食生活を送っている方や健康な方はあまり心配しなくてもよいでしょう。

ここでは1日の摂取量の目安や、カリウムが不足あるいは過剰になった場合の影響などについて解説します。※2

1日の摂取量の目安は？

厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準（2020年版）※3によると、1日の摂取目安量は成人男性で2,500mg、成人女性で2,000mgです。

ただし、腎臓病を抱えている場合は、摂取量の目安が紹介した数値よりも下回る可能性があります。

カリウムが不足するとどうなるの？

カリウムが不足すると、脱力感、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺など、さまざまな不調が起こります。

カリウムは多くの食材に含まれているため、通常の食生活で不足することはありません。

しかし、激しい嘔吐や下痢のほか、利尿降圧剤を長期間利用するとカリウムの排泄量が増加し、欠乏症に陥る恐れがあります。※4

カリウムを過剰に摂取するとどうなるの？

カリウムを過剰に摂取すると、高カリウム血症になります。

高カリウム血症とは、血液中のカリウム濃度が5mEq/L 以上になった状態のことで、四肢のしびれや心電図異常などの症状を引き起こすほか、最悪の場合は心停止につながることもあります。

健康な方であればカリウムを大量に摂取しても体内の調節機能により排出されるため、過剰摂取が問題になることは原則としてありません。

しかし、腎機能が低下している場合はカリウムの排出が上手く行かなくなり、体に悪影響を及ぼす恐れがあります。※5

透析患者はカリウムの過剰摂取に要注意

人工透析を受けている方は、水分、カリウム、リンの量に注意しながらコーヒーを飲みましょう。

人工透析を受けている方は、尿量が少なくなるケースも多くカリウムやリンの排泄が困難です。

摂取量をコントロールしなければ体内に蓄積してしまい、高カリウム血症や高リン血症などを引き起こす恐れがあります。

また水分を摂り過ぎた場合も排泄しにくいため、むくみや血圧上昇などを引き起こす危険性もあるでしょう。

以上のようなことから人工透析を受けている方がコーヒーを飲む場合は、飲む杯数はもちろん、加える食材の水分やカリウム、リンにも注意しなければなりません。

カリウム・リンの多い牛乳やミルクを入れないようにしたり、コーヒーそのものを飲み過ぎないようにしたりすることでリンやカリウム、水分の1日の合計摂取量に気を配ることが大切です。

カリウム含有量が少ない飲み物は？

ここからは、カリウム含有量が少ない飲み物を紹介します。

紅茶

紅茶の浸出液に含まれるカリウムは100gあたり8mgです。コーヒーのカリウム含有量は100gあたり65mgであるため、約8分の1しか含まれていません。

紅茶はリンの含有量も少ないことが特徴です。したがって、透析を受けている方でも比較的安心して飲めるお茶といえるでしょう。※1

麦茶

麦茶の浸出液に含まれるカリウムは100gあたり6mgです。紅茶のカリウム含有量よりもさらに低いため、麦茶も透析患者におすすめできます。

麦茶の場合は、コーヒーや紅茶と異なりカフェインが含まれていません。夜寝る前でも安心して飲めるので、深夜の水分補給におすすめです。※2

烏龍茶

烏龍茶の浸出液に含まれるカリウムは100gあたり13mgです。紅茶や麦茶よりは高いものの、コーヒーと比べれば約5分の1しかありません。

烏龍茶にはウーロン茶ポリフェノールと呼ばれる特別なポリフェノールが含まれており、体内でのエネルギー消費や中性脂肪の燃焼を促進する効果なども報告されています。※3

水

水に含まれるカリウムの量は水源により異なるため、一概にはいえません。

しかし、一般的にはコーヒーよりも少ないケースが多く、カリウム含有量の少ない飲み物を探している方におすすめです。

水道水にもカリウムは含まれますが、含有量は公開されていないことがあります。

カリウムに注意して水を飲みたい場合は、含有量が明記されているナチュラルミネラルウォーターや天然水を選ぶことがおすすめです。

水を飲むメリット

水を飲むことの主なメリットは次のとおりです。

• 血行を促進する
• 新陳代謝をスムーズにする
• 体温調節に役立つ
• 排便を促す

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

血行を促進する

水を飲むと、血液の流れをよくして血行を促進する効果があります。

血液の流れをスムーズにするために重要な血漿は、9割が水分で構成されているからです。

水分が不足すると血液が凝縮されてしまい、循環が悪くなります。

お茶の場合はカフェインに含まれる利尿作用が水分を排出するので、水分補給を目的に飲むことはおすすめできません。

新陳代謝をスムーズにする

水を飲むことは、新陳代謝をスムーズにすることにもつながります。新陳代謝には、血液の流れが大きく影響を与えるからです。

血液には、新鮮な栄養素や酸素を体中に運ぶ役割があります。

水分を補給すると血行が促進されて血液の流れがスムーズになるため、新陳代謝も活発になります。

体温調節に役立つ

水を飲んで体内の水分量を十分に保つことは、体の中にこもってしまった熱を放出させるのに役立ちます。

暑い時、運動をした時に汗をかくのは体内に熱をこもらせないためです。

水をしっかり飲んで汗をかける程度の水分を体内に蓄えておくことは、異常な体温上昇を防ぐのに役立ちます。

排便を促す

便の8割は水分で構成されており、スムーズな排便のためには適切な水分補給が大切です。

水分が不足すると便が固くなり、便秘になってしまうこともあるでしょう。

便秘は腹痛や腹部膨満感、食欲不振など、体にさまざまな悪影響を及ぼすため、適度に水を飲むことも必要です。※6

安全性や飲みやすさを選ぶなら『のむシリカ』がおすすめ

水を飲むときは、どのような水を飲むのかが重要です。

最近は水道水だけでなく、ミネラルウォーターやウォーターサーバーなど、さまざまな選択肢がありますが、含まれる成分はそれぞれで異なります。

さらに、採水方法や品質管理の方法なども異なるほか、硬水か軟水かによって風味も変わります。

いろいろな基準がある中で自身に合った水を選ぶのは難しいですが、安全性や飲みやすさにこだわるならば、のむシリカがおすすめです。

のむシリカがおすすめといえる理由について、さらに詳しく解説します。

中硬水で飲みやすい

のむシリカは、硬度100～300mg/Lの中硬水に該当する天然水です。

日本の水は軟水が多く、含まれるミネラルが少ないので、ミネラル含有量を気にする方にはおすすめできません。

一方、硬水にはミネラルが豊富に含まれますが、独特の風味があるので飲みにくいのが特徴です。

軟水を飲み慣れている日本人の中には違和感を覚える方も多く、継続して飲めない恐れがあります。

中硬水は軟水と硬水の中間にあたる水であるため、ミネラルと飲みやすさを兼ねそろえています。

ミネラルを美味しく摂取できるのは、のむシリカのうれしいポイントでしょう。

ミネラルが豊富

のむシリカには、ミネラルが豊富に含まれている点も見逃せません。

シリカは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸と密接な関係があり、健康維持において重要な成分です。

その他にもバナジウムやカルシウム、マグネシウムなどの希少ミネラルも含まれています。

なかでも、カルシウムとマグネシウムは黄金比率の2:1とバランスがよい点もポイントです。

日本産で品質管理が徹底されている

のむシリカは徹底した品質管理の下で生産されているため、安心して飲用できます。

国内にあるボトリング工場で最新の機器を用いており、すべての商品は検査を通過した上で販売されます。

食品マネジメントシステム【ISO22000】のほか、200項目を超える厳しいチェック項目をクリアした工場でなければ得られない【J-FOODS】も取得しています。

まとめ

コーヒーには、紅茶や麦茶などと比べて多くのカリウムが含まれています。

しかし、健康な方であれば過剰摂取が問題になる恐れは少ないため、心配し過ぎる必要はありません。

ただし、腎臓病のある方がカリウムを過剰に摂取すると高カリウム血症になることがあり、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

また、健康な方でも、特定のミネラルばかりを摂取することは良くないので、コーヒーばかりを飲み過ぎるのは避けた方がよいでしょう。

カリウムの含有量が少ない飲み物はさまざまありますが、水分補給の観点で見るならば水がおすすめです。

安全性や飲みやすさにこだわりたい方は、のむシリカの購入を検討してみてください。

＜参考文献＞
※1 食品成分データベース | 食品詳細
※2 e-ヘルスネット | カリウム
※3 文部科学省 | 「日本食品標準成分表2020年版（八訂）」
※4 健康長寿ネット | カリウムの働きと1日の摂取量
※5 北海道医療センター | カリウムについて
※6 国立がん研究センター | 『下痢・便秘がある方のお食事』