飲むヨーグルトに含まれる成分とその効果は？摂取カロリーを抑えるためのポイントも紹介

飲むヨーグルトは、乳製品に含まれる栄養を手軽に摂取でき、健康維持に役立つ飲み物です。

本記事では、飲むヨーグルトに含まれる成分と健康効果、さらに摂取カロリーを抑える方法も取り上げます。

飲むヨーグルトを健康的に摂取したい方は、本記事を参考にしてみてください。

飲むヨーグルトの含有成分

飲むヨーグルトと一般的な加糖ヨーグルトに含まれる成分100g当たりで比較した表は、次のとおりです※1。

	飲むヨーグルト	加糖ヨーグルト
エネルギー（kcal）	64	65
たんぱく質（g）	2.9	4.3
脂質（g）	0.5	0.2
炭水化物（g）	12.2	11.9
カルシウム（mg）	110	120
マグネシウム（mg）	11	22
カリウム（mg）	130	150

飲むヨーグルトとは、ヨーグルトを飲み物に加工した飲料です。

一般的なプレーンヨーグルトは、発酵させることで乳を固めていますが、固形ヨーグルトはハードヨーグルトとも呼ばれ、寒天やゼラチンが添加されている場合があります。

発酵して固まったヨーグルトをかき混ぜ、液糖や果汁などを加えて作られたものが飲むヨーグルトです。

液糖や果汁などが添加されている分、飲むヨーグルトの栄養成分の量は固形ヨーグルトよりも少なくなります。

しかし含まれる栄養素の全体的なバランスは、固形ヨーグルトと大きく変わりません。

飲むヨーグルトは甘みを加えて飲みやすく加工されているため、固形ヨーグルトが苦手な方でも豊富な栄養を手軽に摂取できるでしょう。

飲むヨーグルトに含まれる成分と効果

飲むヨーグルトを生活に取り入れたいと考えている方は、含まれる栄養素や成分による健康効果を期待しているのではないでしょうか。

ここでは、飲むヨーグルトに含まれる成分と体への効果を解説します。

乳酸菌は腸内環境を改善

乳に乳酸菌を加えて発酵させるヨーグルトを原料にしているため、飲むヨーグルトにも乳酸菌が豊富に含まれています。

乳酸菌は腸に届くと体に有益な善玉菌になり、腸内で有害物質を作る悪玉菌の繁殖を抑えます。

腸内細菌のバランスが整い、腸内環境が改善されるでしょう。

良好な腸内環境は、便通の改善や免疫力の向上、代謝アップにつながります。

たんぱく質は体の組織や筋肉の重要な栄養素

飲むヨーグルトに含まれるたんぱく質は発酵過程で分解されているため、吸収率が高いことが特徴です。

たんぱく質は肌や髪、筋肉、内臓などを構成する材料になる栄養素で、体の機能を調整するホルモンや酵素なども、たんぱく質から作られています。

さらにたんぱく質の一部は、糖質や脂質と同様に、エネルギー源としても使われます。

たんぱく質は体の中でさまざまな役割を担うため、不足すると体力や免疫力が低下して、健康に影響を及ぼすでしょう。

カルシウムが骨や歯を形成する材料になる

カルシウムは骨や歯を形成する栄養素であり、人体にもっとも多く含まれるミネラルといわれています。

カルシウムが不足した状態が続くと骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。

カルシウムは吸収率が低く、不足しがちな栄養素です。

しかし飲むヨーグルトに含まれているカルシウムは、発酵過程で作られた乳酸と結びつき「乳酸カルシウム」として存在しているため、体への吸収率が高いと考えられています。

ミネラルが体の健康を維持

飲むヨーグルトにはカルシウム以外にも、体に大切なさまざまなミネラルが含まれています。

マグネシウムは、カルシウムと共に働き、骨や歯を丈夫にするミネラルで、筋肉の収縮や、神経伝達にも作用します。

カリウムには、体内の余分な塩分を排出する作用があるミネラルです。

塩分の過剰摂取により引き起こされる、むくみや高血圧の予防に効果が期待できるでしょう。

ビタミンAは免疫機能の向上に役立つ

飲むヨーグルトに含まれるビタミンAは、肌や目、鼻、喉などの粘膜の健康維持に活躍する栄養素です。

病原菌やウイルスなどの異物が口や鼻から体内へ侵入すると、粘膜で免疫が働き、異物を排除します。

ビタミンAを摂取して粘膜を健やかに保てば、免疫機能を向上させて、感染症を防ぐことにつながるでしょう。

また、ビタミンAは脂質に溶けやすい脂溶性ビタミンであり、脂質と一緒に摂取すると体への吸収率が高まります。

乳脂肪が含まれている飲むヨーグルトを摂取して、ビタミンAを効率よく吸収しましょう。

ビタミンB群はエネルギーの代謝を高める

飲むヨーグルトには、ビタミンB群も含まれています。

なかでも含有量が多いビタミンB2には、脂質をエネルギーに変える作用を助ける働きがあります。

また、ビタミンB2は発育をサポートする作用があるため、子どもの成長にも重要な栄養素です。

摂取カロリーを抑えるために気をつけるポイント

飲むヨーグルトはさまざまな栄養素が含まれる一方、甘みがあるものが多く、体への影響を不安に思う方がいるかもしれません。

そこで、飲むヨーグルトの摂取カロリーを抑えるポイントを紹介します。

1日の摂取カロリーを把握

1日に必要なエネルギーは、性別や年齢、活動量などの違いにより、個人で異なります。

そのため摂取カロリーから健康維持やダイエットを考える際には、自身に必要なエネルギー量を把握して、飲むヨーグルトの飲用量を考えることが大切です。

厚生労働省と農林水産省が共同で提唱する「食事バランスガイド」によると、菓子や嗜好飲料は1日200kcal程度の摂取が目安とされています※2。

1日200kcalを超えない程度の飲用であれば、食事での摂取カロリーの調整や運動による消費も難しくありません。

飲むヨーグルトを嗜好品として捉えて、1日の摂取目安を守りながら健康的に取り入れましょう。

低カロリーの飲むヨーグルト

市販の飲むヨーグルトのなかには、砂糖不使用や脂肪ゼロなど、低カロリーの商品があります。

甘みを感じなかったり、さっぱりし過ぎていたりして、少し飲みにくく感じる場合があるかもしれませんが、問題なく飲める方は低カロリーの飲むヨーグルトを試してみてください。

豆乳タイプ

豆乳から作られた飲むヨーグルトを選ぶことも、摂取カロリーを抑える方法のひとつです。

豆乳タイプの飲むヨーグルトは、豆乳に乳酸菌を加えて発酵させた「豆乳ヨーグルト」から作られます。

100g当たりのエネルギーを比べると、牛乳の61kcalに対して、豆乳は43kcalと差が見られます※1。

飲むヨーグルトで比較した場合でも、カロリーが低いのは豆乳由来のものです。

さらに豆乳タイプの飲むヨーグルトは、飽和脂肪酸やコレステロールが少ないことが特徴です。

食物繊維を含むこと、イソフラボンが豊富なことも、豆乳タイプのメリットといえるでしょう。

一方、カルシウムは、乳から作られた飲むヨーグルトの方が多く含んでいます。

健康を維持するための水分補給なら『のむシリカ』もおすすめ！

飲むヨーグルトは、乳酸菌やたんぱく質、カルシウムなどの成分を手軽に摂取できる飲み物です。

しかし、飲み過ぎるとカロリーオーバーになる可能性があります。

健康をサポートしつつ水分を補給するなら「のむシリカ」もおすすめです。

ここからは、のむシリカを水分補給に活用するメリットを紹介します。

体のさまざまな部分を構成する「シリカ」を補給

のむシリカに含まれる「シリカ」は、ケイ素とも呼ばれます。

ケイ素は本来、岩石や土壌を構成する物質で、水道水や食品にも含まれています。

シリカは、体のさまざまな部分を構成する成分です。

のむシリカを飲んで、シリカを効率的に摂取しましょう。

カルシウムとマグネシウムが黄金比率

「のむシリカ」「サントリー天然水」「財宝」に含まれる、100ml当たりのカルシウムとマグネシウムの量を比較しました。

	のむシリカ	サントリー天然水	財宝
カルシウム（mg）	3.1	0.1～2.4	0.18
マグネシウム（mg）	1.4	0.02～1.1	0.02

カルシウムとマグネシウムは、ともに健康的な体を作るために必要な成分です。

上記の表から、のむシリカにはカルシウムとマグネシウムが豊富に含まれていることがわかります。

カルシウムとマグネシウムは約2：1の比率で摂取すると、効率よく吸収されると考えられています。

のむシリカに含まれるカルシウムとマグネシウムは理想的な比率に近いため、健康維持に必要なミネラルを効率よく吸収できるでしょう。

まとめ

飲むヨーグルトは、固形ヨーグルトに含まれる豊富な栄養を手軽に摂取できる飲み物です。

しかし、甘みを加えて飲みやすくしているため、摂取カロリーを不安に感じる方は少なくないでしょう。

カロリーを抑えるためには、砂糖不使用や脂肪ゼロの商品、豆乳タイプの飲むヨーグルトを選んでみてください。

健康維持に役立つ低カロリーな飲み物を探している方には、のむシリカもおすすめです。

のむシリカには健康的な体をつくるために必要なシリカやカルシウム、マグネシウムが豊富に含まれています。

飲むヨーグルトと一緒に、水分補給しながらミネラルも摂取できるのむシリカも取り入れて、健やかな毎日を過ごしましょう。

〈参考文献〉
※1　文部科学省｜日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※2　農林水産省｜「食事バランスガイド」の適量と料理区分
※商品の情報は各公式サイトを参考にしています