水割りの作り方とは？ウイスキーがおいしくなる割り方と飲み方のコツを解説

アルコール度数が高く独特のクセがあるウイスキーの飲み方として、水割りがおすすめです。

ツンとした香りや刺激が抑えられ、アルコール度数も調整できるため、飲みやすくなります。

また、ウイスキーの風味や香り、味わいが引き立ち、さまざまな食事と合います。

本記事では、ウイスキーがおいしくなる水割りの作り方や、ウイスキーの飲み方のコツについて詳しく解説します。

水割りに慣れていない方やおいしい水割りを作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ウイスキーの水割りとは？

ウイスキーの水割りとは、ウイスキーに水を混ぜて飲む方法です。

スコッチやバーボン、アイリッシュなど、ウイスキーの種類を問わない飲み方で、口当たりがまろやかになります。

ここからは、ウイスキーの水割りの基本的な飲み方を解説し、トワイスアップと呼ばれる飲み方との違いを紹介します。

氷と水を入れる飲み方

ウイスキーの水割りには氷を入れることが基本です。

ウイスキー特有の刺激や香りを苦手に感じる方は、氷を入れた水割りを試してみてください。口当たりがまろやかになり、格段に飲みやすくなります。

また、ウイスキーの水割りは、ゆったりとしたリラックス時間を楽しみたいときに向いている飲み方です。

ウイスキーのツンとした香りや口に含んだときの独特な刺激が抑えられるため、食事とも合わせやすく、さまざまなシーンで楽しめるでしょう。

なお、ウイスキーと水は1：2～2.5程度の割合で割る作る方法が一般的ですが、明確な決まりはありません。自身の好みや体質、翌日の予定にあわせて自由に調整してください。

トワイスアップとの違い

ウイスキーの飲み方のひとつに、「トワイスアップ」と呼ばれるものがあります。水割りとの違いは、水の量と温度です。

トワイスアップは、常温の水でウイスキーを割るのみで、氷は使用しません。

ウイスキーの香りを存分に楽しみたい方に向いた飲み方で、使用するグラスには香りが広がりやすいワイングラスやテイスティングラスが適しています。

「ウイスキー特有の香りを楽しみたいが、ストレートやロックは強すぎる」と感じる方には、風味や味わいを損なうことなく刺激を抑えられるトワイスアップがおすすめです。

ウイスキーの水割りの魅力

ウイスキーの水割りの魅力は、主に以下の3つです。

• アルコール度数が下がる
• 風味、香りが引き立つ
• 食事との相性がよい

それぞれについて詳しく解説します。

アルコール度数が下がる

ウイスキーのアルコール度数は40度前後と高めです。

そのため、ウイスキーに慣れていない方や強いお酒が苦手な方には飲みにくいお酒といえるでしょう。

ただし、水割りにすればアルコール度数が下がり、初心者の方でも飲みやすくなります。

また、ウイスキーと水が馴染むことで刺激が抑えられ、口当たりがやわらかくなったり、時間とともに氷が溶け出すことで味わいの変化を楽しめたりするなど、さまざまな特徴があります。

ウイスキーを飲めるようになりたい方や、ウイスキーをロックやストレートで飲みにくい方は、アルコール度数をおさえられる水割りを試してみるとよいでしょう。

風味と香りが引き立つ

ツンとした刺激を感じやすいウイスキーを水割りにすると、味に丸みが出て風味や香りが引き立ちます。

なお、水割りを作る際は、はじめに氷とウイスキーを静かに混ぜましょう。氷とウイスキーが馴染むと、香りに変化を感じられます。

ウイスキーが持つ本来の香りが十分引き立ったら、水を加えてさらに馴染ませてください。口の中に豊かな風味が広がる水割りができるでしょう。

食事との相性がよい

水割りは、ウイスキー特有のクセと刺激が抑えられるため、さまざまな食事に合います。

唐揚げにハイボールをあわせる飲み方が主流ですが、ほかの食材や料理との相性も抜群です。

味の濃い肉料理から淡白な魚料理をはじめ、デザートにも合います。

和食にはジャパニーズウイスキー、洋食にはスコッチ、デザートにはバーボンなど、食べるものにあわせて使用するウイスキーをアレンジしてみてください。

ウイスキーの水割りの作り方と手順

おいしいウイスキーの水割りを作るためには、正しい作り方と手順が重要です。

それぞれについて詳しく解説します。

準備するもの

ウイスキーの水割りを作る際には、まず以下のものを準備してください。

• 好みのウイスキー
• グラス
• 氷
• 冷水
• マドラー

使用する氷は、不純物を含まない市販のロックアイスがおすすめです。

自宅の製氷機で作った氷よりも溶けにくく、雑味も抑えられるでしょう。

また、使用する水は、塩素を含む水道水よりもミネラルウォーターの方が適しています。

なお、ウイスキーの水割りは薄めのグラスで飲むと、口当たりがやわらかくなり、まろやかな味わいを感じられます。

ウイスキーの水割りはシンプルなものではありますが、水や氷、グラスにこだわればおいしさを最大限に引き出せるでしょう。

正しい手順

ウイスキーの水割りを作る正しい手順は以下のとおりです。

1. グラスに氷を入れ冷やす
2. よく冷えたグラスにウイスキーを適量注ぐ
3. 氷とウイスキーが馴染むようにマドラーで混ぜる
4. 香りが立ったら冷水を適量加える
5. 再度マドラーで混ぜ全体がよく馴染めば完成

なお、ウイスキーと水の割合は1：2～2.5がおすすめです。まずはシングル（30ml）のウイスキーを使用して、水の量を調整しながら好みの濃さを見つけてみてください。

また、ウイスキーの銘柄により味わいは異なります。さまざまな種類を試して、お気に入りの一杯を探してみてください。

ウイスキーの水割りをおいしくするコツ

ウイスキーの水割りをおいしくするコツは、以下の3つです。

• 好みのウイスキーを探す
• グラスにこだわる
• 天然水で割る

それぞれ詳しく解説します。

好みのウイスキーを探す

ベースとなるウイスキーの銘柄により、水割りの味わいは大きく変化します。

水割りに適しているウイスキーの銘柄とそれぞれの特徴を以下の表にまとめました。

銘柄	特徴
トリスクラシック	コスパを重視する方向けのリーズナブルなウイスキー。元々クセが少なく飲みやすい銘柄で、知名度も高いロングセラー商品。
山崎	ワイン樽やミズナラ樽で熟成した原酒をブレンドした複雑な味わいが特徴。華やかさがあり、とくに和食との相性がよいジャパニーズウイスキー。
ホワイトホース12年	日本限定販売のスコッチウイスキー。フルーティーな風味とやさしい口当たりが特徴で、初心者におすすめ。
バランタイン12年	キレのあるスコッチウイスキー。はちみつやバニラのようなほのかな甘みと、複雑な味わいを楽しめる。
カリラ12年	スモーキーなウイスキーが好みの方におすすめ。柑橘の香りが楽しめる爽やかなスコッチウイスキー。

好みの銘柄が見つかるまでは、ミニボトルで試飲を繰り返すこともよいかもしれません。気分やシーンにあわせて銘柄を変えるワンランク上の飲み方もおすすめです。

グラスにこだわる

ウイスキーの水割りを飲む際は、氷が入りやすい口が広めのグラスを使用してください。

丸みのあるグラスは香りが広がりやすく、芳香が楽しめるスコッチウイスキーの水割りに向いています。

また、薄めのグラスを使用すれば、冷えやすくなるうえに口当たりがやさしくなり、まろやかな水割りが楽しめます。

天然水で割る

ウイスキーを水で割る際には、不純物が少なくアルコールに馴染みやすい天然水（ミネラルウォーター）の使用が適しています。

天然水には、硬水、中硬水、軟水の3種類がありますが、ウイスキーの水割りに合うのは中硬水と軟水です。

とくに、軟水は天然水の中でも飲みやすく、まろやかな水割りに仕上がるでしょう。ただし、軟水のミネラル含有量は多くありません。

一方の中硬水は、飲みやすいうえにミネラルが多い点が特徴です。

ウイスキーの水割りに『のむシリカ』がおすすめ

ウイスキーの水割りには、中硬水の「のむシリカ」がおすすめです。

ウイスキーの水割りに、のむシリカをおすすめする理由は、以下の3つです。

• お酒のコクが増す天然水
• シリカ、ミネラル成分を補給
• 中硬水で飲みやすい

それぞれ詳しく解説します。

お酒のコクが増す天然水

ウイスキーの水割りにのむシリカを使用すると、コクや旨味が引き出せます。

のむシリカには雑味やクセがなく、ウイスキー本来の香りや風味、味わいを存分に楽しめるでしょう。

また、のむシリカは加熱しても飲みやすさとミネラルの配合量が変化しないため、ウイスキーのお湯割りにも適しています。

さらに、悪酔いや飲み過ぎを防ぐチェイサーにも、のむシリカはおすすめです。

のむシリカを飲めば、ウイスキーのコクや深みがより高まるでしょう。

シリカやミネラル成分を補給

のむシリカには、体内では生成できないシリカをはじめとするさまざまなミネラル成分が含まれています。

1Lあたりに含まれるミネラル成分の種類と含有量を、のむシリカと他社製品で比較したものが以下の表です。

	のむシリカ	財宝	日田天領水
カルシウム	31.0mg	1.8mg	9.0mg
マグネシウム	14.0mg	0.2mg	2.0mg
カリウム	5.7mg	1.3mg	9.0mg
シリカ	97.0mg	30.5mg	90.0mg

	温泉水99	サントリー天然水	シリカシリカ
カルシウム	0.5mg	24.0mg	7.6mg
マグネシウム	0.1mg	11.0mg	2.1mg
カリウム	0.8mg	7.0mg	3.1mg
シリカ	‐	‐	72.0mg

のむシリカに含まれるミネラル成分は、他社製品よりも多いことがわかります。

ミネラルは健康維持や肉体の構成に必須の成分ですが、食事のみでは摂取が不十分です。

また、成人は1日に約40mgのシリカが消耗されていますが、シリカは体内で生成できません。そのため、毎日の食事や水分から補給し続ける必要があります。

のむシリカなら1Lで97.0mgものシリカを補給できるうえに、カルシムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル成分も一緒に補えます。

手軽に効率よくミネラルを補給したい方は、のむシリカを選んでください。

中硬水で飲みやすい

のむシリカは、「飲みやすさ」と「ミネラル成分の配合量」の両方を重視した中硬水のナチュラルミネラルウォーターです。

口当たりがよく常温でも飲みやすいのむシリカは、ウイスキーの水割りやトワイスアップに適しています。

また、UVとクリーンエアで殺菌されたのむシリカには、防腐剤や保存料が含まれていません。

飲みやすさと安全性を重視する方には、天然水ののむシリカがおすすめです。

ウイスキーの水割り以外の飲み方

ウイスキーの水割り以外の飲み方には、以下のようなものがあります。

• お湯割り
• ストレート
• ロック
• ハイボール

それぞれの特徴や作り方などを詳しく解説します。

お湯割り

ウイスキーのお湯割りを作る手順は、以下のとおりです。

1. 耐熱グラスにお湯を注ぎグラス全体を温めたら、お湯を捨てる
2. 温まったグラスにウイスキーを適量注ぐ
3. ウイスキーの3倍ほどのお湯を加える
4. マドラーでよく混ぜて馴染ませる

ウイスキーのお湯割りは、香りが大きく広がり、体の芯から温まります。

お湯の温度は60～80℃がおすすめです。香りを楽しみながら、時間をかけてゆっくりと飲めるでしょう。

お湯割りを作る際のコツはグラスを温めることです。

はじめに耐熱グラスの8分目を目安にお湯を注いだら1分程待ち、グラス全体が温まればお湯を捨てます。

なお、焼酎のお湯割りはお湯を入れたあとに焼酎を入れて作りますが、ウイスキーのお湯割りはウイスキーを入れたあとにお湯を注ぎます。間違えないように注意してください。

また、ウイスキーのお湯割りはシナモンやスパイスなどの香辛料をはじめ、レモンとの相性も抜群です。

香りの変化を楽しめるため、ぜひ試してみてください。

ストレート

ウイスキーのストレートは、空のグラスに常温のウイスキーを注ぐのみです。

何も加えないシンプルな飲み方で、風味や香りをダイレクトに味わえます。

また、小ぶりのテイスティンググラスを使用すれば、色や香り、味わいが楽しめます。

ストレートで飲むウイスキーは、香りで選ぶのもひとつの方法です。ウイスキーにはスモーキー、フルーティー、バニラのような甘めな香り、スパイシーなど、さまざまな香りがあります。

好みの香りの中からお気に入りのものを選んで、ぜひストレートで楽しんでみてください。

なお、ストレートで飲む場合は、やや高級な上質のウイスキーがおすすめです。

ロック

ウイスキーのロックを作る手順は、以下のとおりです。

1. グラスに氷を加えよく冷やす
2. ウイスキーを適量注ぐ
3. マドラーで混ぜ、氷とウイスキーを馴染ませる

時間の経過とともに氷が溶けて、ウイスキーの味わいが変化します。

市販のロックアイスや、天然水で作った大きめの氷を使用すると、溶けるスピードが緩く、変化を長く楽しめます。

ロックをおいしく飲むためにも、ウイスキーは入れすぎず、30ml～45ml程度に留めるとよいでしょう。

ハイボール

ハイボールとは、ウイスキーの炭酸割りのことです。ハイボールを作る手順は、以下のとおりです。

1. グラスの縁まで氷を入れてよく冷やす
2. ウイスキーを適量注ぐ
3. 炭酸が抜けないようにグラスの壁沿いに静かに注ぐ
4. 下からすくい上げるようにやさしく混ぜる

ウイスキー1：炭酸水4の割合がおすすめです。

炭酸水は氷に触れると気が抜けやすいため、炭酸水を注ぐ際はグラスに沿わせて静かに注ぎましょう。

なお、レモンを加えると爽快感が増し、さらに飲みやすくなります。

ウイスキーの水割りに関するよくある質問

ウイスキーの水割りに関するよくある質問は、以下の3つです。

• 水割りのアルコール度数の計算方法
• ウイスキーの水割りにウォーターサーバーの水を使用できるかどうか
• チェイサーとは

それぞれ詳しく回答します。

水割りのアルコール度数の計算方法

水割りのアルコール度数は、以下の計算式で求められます。

（ウイスキーの量×アルコール度数）÷水割りの総量

アルコール度数40度のウイスキー30mlを使用して、ウイスキー1：水2の割合で水割りを作る場合の計算式は以下のとおりです。

（30×40）÷90＝約13.3

アルコール度数は13.3%であることがわかります。

水割りのアルコール度数は、使用するウイスキーのアルコール度数とウイスキー量、水割りの総量から簡単に求められます。

アサヒビールの公式サイトでは水割りのアルコール度数の自動計算が可能です。

気になる方は活用してみるとよいでしょう。

ウイスキーの水割りにミネラルウォーターを使用できるかどうか

ミネラルウォーターは、ウイスキーの水割りに使用できます。

水道水には消毒を目的とする塩素が含まれており、水割りに使用するとウイスキーの風味が損なわれる可能性があります。

一方、ミネラルウォーターなら、雑味が少ない水割りを楽しめるでしょう。

なお、お湯を出せるタイプのウォーターサーバーがあれば、お湯割りを簡単に作れます。

自宅でお酒の水割りやお湯割りを飲む機会が多い方は、ウォーターサーバーの導入を検討してみてください。

チェイサーとは

チェイサーは飲酒中に口休めとして飲むものを指し、脱水症状や悪酔いを防げます。

日本では水がチェイサーとして提供されることが一般的ですが、海外ではトマトジュースやソフトドリンクなど、飲んでいるお酒と相性がよいものが提供されることもあります。

悪酔いや脱水を防ぐためにも、飲酒中はこまめにアルコール以外の水分を補給する習慣をつけてください。

まとめ

アルコール度数が高いウイスキーを水割りにすると、口当たりがまろやかになり、ウイスキー特有の刺激が抑えられ飲みやすくなります。

氷、ウイスキー、水の順に入れて、よく混ぜて冷やせばおいしい水割りができます。

なお、ウイスキーと水の割合は1：2～2.5がベストです。厳密な決まりはなく、自身で調整しながら好みの濃さで作ってみてください。

また、ウイスキーを飲む際は、銘柄やグラス、天然水の種類にもこだわると、よりおいしい水割りが楽しめます。

なお、水割りをさらに飲みやすくしたい方には、雑味がなくまろやかなナチュラルミネラルウォーター、のむシリカがおすすめです。

ウイスキー本来のコクを引き出しながら、ミネラルやシリカを効率よく摂取できます。

健康的にお酒をたしなみたい方は、のむシリカを使用してみてください。

ミネラル成分を補給しながら、おいしいウイスキーの水割りが楽しめます。