水道水の塩素はビタミンCで除去できる？塩素の除去方法や注意点も解説！

水は日々の生活や私たちの体に必要不可欠なものです。

なかでも水道水は、日常的に使用する水として欠かせません。

しかし、水道水には健康や風味に影響を及ぼす可能性のある塩素が含まれています。

本記事では水道水の塩素をビタミンCで除去する方法と、その注意点について詳しく解説します。

また健康志向への高まりから、日常的にミネラルウォーターを飲用する方も多いでしょう。

今回はミネラルが豊富で高品質な水を求める方のために、のむシリカを紹介します。

水道水に含まれる成分などを理解し、水道水とナチュラルミネラルウォーターの併用で、毎日を元気に過ごせる健康な体を手に入れましょう。

水道水に含まれている成分

私たちの生活に欠かすことのできない水道水は、飲用や料理などさまざまなシーンで使用されています。

水道水は、安全かつ清潔な水が使用できるように凝集・沈殿、ろ過、消毒などの工程を経て、私たちの家庭に供給されます。

その処理の過程で、さまざまなミネラル成分や物質が水道水に添加される仕組みです。

今回はそのなかでもとくに注目すべき、4つの重要な成分について詳しく探っていきます。

カルシウム

最初に取り上げる成分が、カルシウムです。

カルシウムは骨や歯を形成する上で必要不可欠なミネラルの一つで、強固な骨格を保つためには欠かすことのできない存在です。

また、神経伝達や筋肉の収縮といった体の基本的な生理活動を支える役割も担っています。

カルシウムは、水道水の中に天然のミネラル成分として含まれており、日常的に飲用や料理に使用して摂取できます ※1。

マグネシウム

次に挙げる成分はマグネシウムです。マグネシウムもまた、私たちの健康を維持するために重要なミネラルの一つです。

具体的には、筋肉や神経の機能を正常に保つ、心臓の健康を維持する、骨の形成にかかわるなど、さまざまな補酵素として多岐にわたる役割を果たしています ※2。

水道水に含まれるマグネシウムは、日々の生活を通じて私たちの体内に自然と取り入れられ、全体のマグネシウム摂取量の一部を占めています。

ナトリウム

ナトリウムはカリウムと共に体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経伝達といった生命活動をサポートする役割を果たしています。

とくに多量の発汗や激しい下痢、熱中症対策としての水分補給に重要な成分で、不足しないように適量の摂取が大切です ※3。

ただし、摂取量が多過ぎると高血圧などの生活習慣病リスクを高める可能性があるため、注意が必要です。

水道水中のナトリウム濃度は地域や水源によって異なりますが、一般的に過剰摂取が心配されるほどの量は含まれておらず、適度な摂取が可能とされています。

塩素

最後に取り上げる成分は塩素です。塩素は水道水の安全性を確保するために重要な成分で、とくにバクテリアやウィルスの除去において欠かせない役割を果たしています。

塩素と聞くと、プールの消毒などに使用されており不安になる方もいるでしょう。

日本では、衛生上の水道法により残留塩素を0.1mg/L以上保持すると定められています。
（各水道局により数値が設けられているため、不安な場合はお住まいの地域の水道局の情報を確認してください。）

WHO（世界保健機関）の飲用水ガイドラインによると、塩素が5mg/L以下であれば問題ないとされており、水道水に含まれる残留塩素は、ごくわずかな量で健康上の悪影響はないといえるでしょう ※4。

一方で、塩素によって飲用水の風味が損なわれることもあるでしょう。

独特なにおいを和らげる方法として、ビタミンCが使われることがあります。

水道水の塩素をビタミンCの還元作用によって分解する方法

私たちが毎日飲んでいる水道水には、微量の塩素が含まれています。

これは、私たちの健康を守るために水道水に添加されているもので、バクテリアやウィルスの除去には必要不可欠な成分です ※4。

一方で、塩素は水道水の味を損ねる原因になるともいわれています。

そこで今回は、ビタミンCの還元作用を使用した、水道水に含まれる塩素を分解する方法について詳しく解説します。

ビタミンCは食品に含まれる栄養素のひとつで酸化防止作用があり、レモンやオレンジなどの柑橘類に多く含まれています。

化学ではビタミンCを「アスコルビン酸」と呼び、塩素である次亜鉛酸ナトリウムと混ぜることで、酸化ビタミンCと食塩水に変化します。

これが塩素が分解される過程であり、この作用により水道水から塩素が除去されるのです。

このように、ビタミンCが含まれる果物などを使用して水道水中の塩素を分解できます。

レモンやオレンジが入った飲用水を喫茶店などで見かけた方も多いのではないでしょうか。

それは柑橘類に含まれるビタミンCで塩素が分解され、風味も良くなり、飲みやすくなるためです。

また水道水中の塩素を効率的に分解したい場合は、ビタミンC粉末を使用するのも一つの方法です。

ビタミンC粉末は、薬局やオンラインショップなどで購入できます。

ビタミンC粉末を水道水に加えることで、簡単に塩素を無害化できます。

しかしながら、使用量には注意が必要で、過剰に使用すると水道水が酸っぱく感じる可能性があるでしょう。

いずれの方法も、安全で簡単な塩素の除去方法です。水道水をより安全に、そしておいしく飲むために、ぜひ試してみてください。

ビタミンC以外で塩素を除去する方法

ビタミンCを使用する方法以外にも、水道水中の塩素を除去するためのさまざまな手段が存在します。

ビタミンCを含む食品などが手元にない場合や、より強力な塩素除去効果を求める場合には、次のような方法があります。

それぞれの方法の特性と注意点を理解し、自身のライフスタイルや状況に最適な塩素除去方法を選びましょう。

浄水器を設置する

浄水器は、直接水道水をフィルタリングして塩素やほかの有害物質を除去する装置です。

活性炭フィルターやRO（逆浸透）膜を使用した浄水器は、塩素を含む物質の除去に効果的です。

活性炭やROフィルターには微細な孔があり、その表面積の大きさが塩素分子などの物質を吸着しやすくします。

浄水器の設置は比較的容易で、キッチンの蛇口に直接取り付けるタイプや、カウンター上に置くタイプなど、さまざまな種類が市場に出回っています。

水を沸騰させる

水を沸騰させることで、一部の塩素が蒸発し水道水から除去されます。

ただし、この方法は完全に塩素を除去するわけではないため注意が必要です。

さらに長時間沸騰させると、水道水中のミネラル成分も減少する可能性があるため、短時間の沸騰に留めておきましょう。

汲み置きをする

汲み置きとは、水道水を一定時間放置することにより、自然に塩素を除去する方法です。

この方法は、特別な装置や物質を必要としない点が特徴です。

ただし、汲み置きをおこなう際は、清潔な容器を使用し、室温で一定時間以上放置することが一般的です。

また、夏場や暖房が効いている冬場などは、バクテリアの繁殖を防ぐため、冷蔵庫での保管をおすすめします。

塩素を除去した場合の注意点

水道水から塩素を除去すると、水質がやわらぎ、口当たりが改善されるとはいえ、一方でいくつかの注意点も存在します。

塩素は、水道水中の雑菌を抑制する役割も果たしています。

したがって、塩素を除去すると雑菌の繁殖が促され、場合によっては健康上のリスクを招くこともあるのです。

塩素を除去した水を長期間保存する場合や、暖かい環境下で保管する場合は、とくに注意が必要です。

雑菌が繁殖しやすい条件下では、塩素除去後の水道水をそのまま飲用することは避け、再度加熱してから使用する、または短時間で使い切るなど、適切な対応が求められます。

また、水のおいしさを追求するなら、ミネラルバランスに優れ、塩素が含まれていないナチュラルミネラルウォーターがおすすめです。

ナチュラルミネラルウォーターやボトルドウォーターなどは、自然の源泉から採取され、塩素のような化学物質を添加していないため、自然のままの味わいを楽しめます。

ミネラルの豊富さで選ぶなら『のむシリカ』がおすすめ

水道水にも多少のミネラル成分が含まれており、バクテリアなどの除去に塩素が使用され、ビタミンCで塩素を分解し飲用や料理などに使用できることがわかりました。

さらにミネラル豊富な水を求めるなら、品質管理が徹底されたボトリング工場で生産されたナチュラルミネラルウォーターである、のむシリカがおすすめです。

ここからは、おすすめの理由を3つの観点から詳しく解説します。

品質管理を徹底したボトリング工場で生産

のむシリカは、品質管理を徹底したボトリング工場で充填されています。

水源地から直接汲み上げた水を、その場でボトルに詰めることで新鮮さと純度を保てます。

また、未開封であれば2年間保存できるため、災害時の備蓄水としても安心して使用可能です。

さらに、製品はすべて加熱殺菌処理がされており、衛生面でも安心の品質を保証します。

体内で生成できないシリカを豊富に含んでいる

のむシリカの特徴的な点は、体内で生成できないシリカを豊富に含んでいることです。

シリカは、健康維持に役立つミネラル成分の一つで、重要な役割を果たします。

飲用水でシリカを摂取できるのも、のむシリカの大きな魅力といえるでしょう。

水道水と「のむシリカ」のミネラル含有量を比較

それでは、実際に水道水とのむシリカのミネラル含有量を比較してみましょう。

まず、全国の水道水中に含まれるミネラル含有量の中央値を見てみると、カルシウムは1.27mg/100g、マグネシウム0.30mg/100g、ナトリウム0.87mg/100gです ※5。

一方で、のむシリカの成分は、カルシウム3.1mg/100g、マグネシウム1.4mg/100gです。

また、のむシリカにはこれらのミネラル成分に加え、体内で生成できないシリカが97mg/Lも含まれています。

豊富なミネラルバランスは、水道水のみでは得られない特性であり、健康への効果は大きいといえるでしょう。

まとめ

本記事では、水道水の塩素除去について、とくにビタミンCを活用した方法を解説しました。

ビタミンCを豊富に含むレモンなどの食品を水道水に加えることで、塩素を分解し除去できます。

ただし、塩素を除去すると雑菌の繁殖が進みやすくなるため、早めに飲用するか冷蔵保存が大切です。

さらに、品質のよさとミネラル豊富な水を求める場合は、のむシリカがおすすめです。

のむシリカは、徹底的な品質管理と、体内で生成できないシリカの豊富な含有量が特徴のナチュラルミネラルウォーターです。

水道水を摂ることに抵抗のある方は、ぜひ購入を考えてみてください。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省 e-ヘルスネット｜カルシウム
※2 厚生労働省 e-ヘルスネット｜マグネシウム
※3 公益財団法人長寿科学振興財団｜ナトリウムの働きと1日の摂取量
※4 東京都水道局｜水質・水源
※5 日本食品標準成分表｜一般成分｜水道水
※商品の情報は公式サイトを参考にしています