ミネラルウォーターの生産量ランキングTOP5 | 天然水の採水が多い都道府県は？

ミネラルウォーターの国内生産量について、都道府県ごとに違いがあることをご存知でしょうか。

ミネラルウォーターは産地により、水質や栄養素、風味などが異なるため、選ぶ際に産地をチェックしている人も少なくありません。

また、近年ミネラルウォーターは、コンビニや自販機、スーパー、ネットショップなどさまざまな場所で販売されています。

本記事ではミネラルウォーターの生産量の多い都道府県TOP5を、国内のミネラルウォーターの生産量や消費量などの情報とあわせて解説します。

最後に、今注目の美容や健康サポートにも役立つ商品についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

ミネラルウォーターとは？

はじめに、ミネラルウォーターについて解説します。

原料が水のみの飲料水

ミネラルウォーターとは、原料が水のみの飲料水のことです。

ミネラルウォーター類は、食品衛生法で「水のみを原料とした清涼飲料水」と定義されています。

日本は軟水が多い

日本国内でのミネラルウォーターは、軟水が多いといわれています。

ミネラルウォーターは、硬度により軟水と硬水に分類されます。

硬度とは、水1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表したものです※1。

硬度の分類基準は国ごとに異なり、日本では一般的に次のように分類されています。

分類	軟水	中硬水	硬水
硬度	～99mg/L	100～299mg/L	300～mg/L

硬度が高いほどミネラル含有量が多くなります。

ミネラルとは地球上に存在する元素のうち、身体を構成する主要な4元素（酸素、炭素、水素、窒素）以外のものの総称です。

また、ミネラルはタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ、人間の身体に必要な5大栄養素の一つでもあります※2。

ミネラルは生体組織の構成、生理機能の維持や調節など健康や美容の維持に必要不可欠な成分で、日々消費されています。

ミネラルが不足すると疲労感や免疫力の低下など、体にさまざまな不調を引き起こす原因になるため危険です。

しかし、人間の体内ではミネラルを生成できないうえ、栄養素によっては食事だけでは十分な摂取が難しい場合もあります。

硬水は身体に必要でありながら不足しやすいミネラルを手軽に補えるため、健康や美容を気にする方に人気です。

ただし、ミネラル含有量が多い硬水は風味や味にクセがあり、飲みにくいといわれています。

日本で採水される水の多くが軟水であるのは、次の理由により水が地下に停滞している時間が短いためといわれています。

• 密度が低くて透水性の高い火山性の地層が多い
• 山と海が近く土地が狭いため傾斜が急である

軟水に慣れている日本人は硬水を飲みにくく感じる方が多いものです。

ミネラルウォーターの国内生産量ランキングTOP5

ここからは、ミネラルウォーターの国内生産量ランキングTOP5を紹介します。

1位：山梨県

ミネラルウォーターの国内生産量ランキング1位は、山梨県です。

2023年の年間生産量は17.35.275kLで全体の35.9％を占めており、圧倒的な生産量を誇ります※3。

山梨県は、富士山や南アルプス、八ヶ岳などの高峰に囲まれ、清らかで良質な水源を豊富に有する県です。

さまざまな水質のミネラルウォーターがありますが、とくに富士山の花こう岩層を通過したまろやかで飲みやすい軟水が有名です。

2位：静岡県

ミネラルウォーターの国内生産量ランキング2位は、静岡県です。

2023年の年間生産量は450.701kLで、全体量の9.3％を占めています※3。

静岡県は富士山水系を山梨県と分けあっており、水道水の半分が地下水を水源とする水の豊かな県です。

とくに富士山の玄武岩層を通過し、ミネラルの一つであるバナジウムを含むさっぱりとした味わいの軟水が有名です。

3位：岐阜県

ミネラルウォーターの国内生産量ランキング3位は、岐阜県です。

2023年の年間生産量は428,198kLで、全体量の8.9％を占めます※3。

岐阜県は北アルプス飛騨山脈に連なる山々からの豊かな恵みにより、飛騨の山、美濃の水で古くから知られる名水の地です。

とくに飛騨片麻岩によって長い年月をかけてろ過された、まろやかでやさしい味わいの軟水が有名です。

4位：鳥取県

ミネラルウォーターの国内生産量ランキング4位は、鳥取県です。

2023年の年間生産量は426.223kLで、全体量の8.8％を占めます※3。

鳥取県は西日本有数の豪雪地帯であり、大山山系を有する県です。

雪解け水が山肌を伝って地下深くに染み込み蓄えられ、栄養価の高い地層でろ過されたほんのりと甘みを感じる軟水が有名です。

5位：長野県

ミネラルウォーターの国内生産量ランキング5位は、長野県です。

2023年の年間生産量は343.608kLで、全体量の7.1％を占めます※3。

長野県は北アルプスをはじめとする高山地帯であり、日本一の長さを誇る信濃川、流域面積全国5位の木曽川の源流を有する県です。

とくに、スッキリとした味わいでゴクゴクと飲める超軟水が豊富です。

ミネラルウォーター生産量以外の統計を調査

つづいて、ミネラルウォーターの生産量以外の統計を調査しました。

消費量が多い国

2022年ミネラルウォーターの消費量が多い国TOP5と一人あたりの年間消費量は、次のとおりです※4。

• 1位：イタリア（201.1L）
• 2位：スペイン（172.4L）
• 3位：フランス（138.7L）
• 4位：アメリカ（123.4L）
• 5位：ベルギー（123.2L）

日本人一人あたりのミネラルウォーターの年間消費量は、2023年で40.2Lです※4。

世界で見ると少ないものの、10年前の2013年の一人あたりの年間消費量は25.6Lであるため驚異的な伸びを見せています※4。

種類別の生産数量

ミネラルウォーター類の2013年と2023年の種類別の生産数量の割合を比較した表が次です※5。

品名	2013年	2023年
ナチュラルウォーター	2.5％	0.2％
ナチュラルミネラルウォーター	86.5％	97.4％
ミネラルウォーター	0.6％	0.3％
飲用水またはボトルウォーター	10.4％	2.2％

上記から、圧倒的にナチュラルミネラルウォーターの生産数量が多く、10年前から見ても増えていることがわかります。

ミネラルウォーター類の種類は、農林水産省が設定した品質表示ガイドラインにより原水や処理法から4つに分類されています※6。

それぞれの原水と処理法は、次のとおりです。

品名	原水	処理法
ナチュラルウォーター	特定の水源から採水した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ナチュラルミネラルウォーター	特定水源から採水した地下水のうち、地中でミネラル成分が溶解した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ミネラルウォーター	地中でミネラル成分が溶解した地下水	品質安定を目的としてミネラルの調整やばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などがおこなわれているもの
飲用水またはボトルウォーター	飲用に適応した水	処理法の限定はない

上記のうち、ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターのみを天然水と呼びます。

天然水は自然の水の成分をそのまま摂取できる添加物を含まない飲料水であるため、安心して飲むことが可能です。

また、天然水の中でもナチュラルミネラルウォーターは天然のミネラルが含まれており、美容や健康サポートに効果的です。

ミネラルウォーター類の種類別生産量の推移から、日本では美容や健康を意識して自然なミネラルが豊富な水を選ぶ方が増えていることがわかります。

ナチュラルミネラルウォーター『のむシリカ』が売上1億本を突破

生産量が増え続けているナチュラルミネラルウォーターの中でも売上急成長中の商品が、のむシリカです。

のむシリカは、口コミで話題となり選ばれているナチュラルミネラルウォーターです。

2017年4月からの累計売上本数が2023年7月時点で1億本を突破しています。

とくに美容や健康を気遣う方、おいしく安心して飲めるナチュラルミネラルウォーターを探している方の間で話題です。

ここでは、今注目のナチュラルミネラルウォーターであるのむシリカについて解説します。

霧島連山の名水を採水

のむシリカは霧島連山の名水を採水し、品質管理を徹底してボトリングした硬度130mg/Lの中硬水の天然水です。

噴火を繰り返してきた霧島連山の大地から数百年の年月をかけて溶け込んだ天然のミネラルを豊富に含みます。

のむシリカは日本産の多くのナチュラルミネラルウォーターよりもミネラル成分の多い中硬水で、おいしさに定評があります。

のむシリカを実際に購入した方の味の口コミは、次のとおりです。

クセがなくとても飲みやすいお水でした。
又、リピを検討してます。

引用元：Amazon

アッという間にひとケース飲んでしまいました。お料理にも普通に飲んでも体に染みるお水です。

引用元：Amazon

スッキリした味わいで大変飲み心地が良くリピートしたい。

引用元：Amazon

上記から、のむシリカはスッキリとした味わいでクセがなくおいしく飲める水であることがわかります。

のむシリカの口コミを調査すると、リピートしている方やリピートしたいと考えている方が多いこともわかりました。

のむシリカはおいしく飲めるミネラル豊富な中硬水のナチュラルミネラルウォーターで、毎日の水分補給におすすめです。

黄金比のミネラル成分

のむシリカは、身体に必要なミネラルを豊富に含むのみでなく黄金比で摂取できることも特徴です。

カルシウムとマグネシウムは2：1での摂取が黄金比といわれています。

次は、のむシリカと人気の国産ナチュラルミネラルウォーター2商品の100mLあたりのミネラル成分を比較した表です。

商品名	のむシリカ	サントリー天然水	い・ろ・は・す（清田）
ナトリウム（mg）	–	0.8	0.69
カルシウム（mg）	3.1	0.1～2.4	0.68
マグネシウム（mg）	1.4	0.02～1.1	0.36
カリウム（mg）	0.57	0.04～0.7	0.16
リン（mg）	－	1未満	－
バナジウム（µg）	3.4	－	－
シリカ（mg）	9.7	－	－
サルフェート（mg）	3	－	－
炭酸水素イオン（mg）	17	－	－
ゲルマニウム（ppb）	5	－	－

上記から、のむシリカはカルシウムとマグネシウムを黄金比に近い割合で摂取できることがわかります。

また、のむシリカはミネラルの種類、含有量も多く、豊富なミネラルをバランスよく摂取できることもわかりました。

さらに、のむシリカには今注目のミネラル成分であるシリカが100mLあたり9.7mg含まれることも注目すべき点です。

シリカは体のコンディションを整えるために重要なミネラル成分です。

しかし、体内のシリカ貯蔵量は加齢とともに減少し、30代から40代の体内のシリカ量は、0歳児の半分以下といわれています。

明確な規定はないものの、シリカは成人で1日あたり約40mgを消費するといわれており、毎日消費量分以上の摂取が理想です。

のむシリカは500mLのペットボトル1本で手軽に1日のシリカ理想摂取量をカバーできるため、無理なくシリカ補給もできます。

のむシリカで毎日の水分補給をおこなえば、手軽に美容や健康サポートができるためおすすめです。

定期便は回数縛りなし

のむシリカは、公式サイトで回数の縛りのない定期便の利用ができることも特徴です。

のむシリカは、持ち運びにも便利な500mLとコスパのよい2Lのペットボトルがあり、公式サイトでの販売価格は次のとおりです。

公式サイトからの定期便は通常よりも安く購入できるためお得なうえ、回数の縛りがなく安心して気軽に利用できます。

また、定期便であれば在庫管理の手間や運ぶ労力の必要がなく一定量を確保できることもメリットです。

ミネラルウォーターの生産量に関するよくある質問

最後に、ミネラルウォーターの生産量に関するよくある質問をまとめました。

ミネラルウォーターの国内生産量は増えている？

ミネラルウォーターの国内生産量は、2013年から2022年の10年間で2019年を除き増え続けています※7。

一方、ミネラルウォーターの輸入量は2020年以降、減少しています。

背景には、災害やコロナ下における需要の高まりから、生活での必需品との認識が広まったこともあるようです。

シェア1位のミネラルウォーターは？

国内シェア1位のミネラルウォーターは、サントリー天然水です。

サントリー天然水は1991年の発売後、2013年には炭酸水、2014年にフレーバーウォーターが発売されています。

さまざまなフレーバーの広がりにより認知度が上がったことが影響しているといえます。

ミネラルウォーターの発祥地は？

ミネラルウォーターの発祥地は山梨県で、1929年に堀内合名会社（現在の富士ミネラルウォーター株式会社）から発売されました。

日本初のミネラルウォーターは身延町下部で湧出している名水を活用し、「日本エビアン」の商品名で発売されました。

まとめ

本記事ではミネラルウォーターの生産量の多い都道府県TOP5を、国内のミネラルウォーター事情とあわせて解説しました。

国内のミネラルウォーター生産量は増加傾向で、とくにナチュラルミネラルウォーターの生産数量が伸びています。

美容や健康への関心が高まり、おいしく安全な水を求める方が増えていることが理由と考えられます。

おいしく安心して飲め、美容や健康のサポートに役立つ国産ナチュラルミネラルウォーターなら、のむシリカがおすすめです。

日本では数少ない中硬水の天然水で飲みやすく、バランスよく豊富なミネラルを効率よく補給できます。

ぜひのむシリカを日常生活に取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

〈参考文献）
※1　那覇市上下水道局｜水質Q&A
※2　農林水産省｜実践食育ナビ｜栄養素と食事バランスガイドとの関係
※3　一般社団法人　日本ミネラルウォーター協会｜都道府県別生産数量の推移
※4　一般社団法人　日本ミネラルウォーター協会｜ミネラルウォーターの1人当り消費量の推移
※5　一般社団法人　日本ミネラルウォーター協会｜品名別生産数量構成の推移
※6　農林水産省｜ミネラルウォーター類（容器入り飲用水）の品質表示ガイドライン
※7　農林水産省　林野庁｜その他｜190　ミネラルウォーター類国内生産及び輸入の推移
※商品の情報は公式ホームページを参考にしています。