ミネラルウォーターで摂取できるバナジウムの健康効果を徹底解説！

健康意識の高い方の中には、バナジウムの健康効果に注目している方も多いでしょう。

バナジウムはミネラルの一種で、血糖値を下げたり、コレステロールの合成を防いだりする健康効果が期待されている成分です。

本記事では、バナジウムの健康効果や摂取量の目安、ミネラルウォーターでバナジウムを摂取するメリットを解説します。

バナジウムの摂取におすすめのミネラルウォーターも紹介するため、バナジウムを摂取して健康的な毎日を過ごしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

ミネラルウォーターに含まれるバナジウムの健康効果

ミネラルウォーターには、地中から溶け出したさまざまなミネラルが含まれており、バナジウムを含むものもあります。

バナジウムは、地殻や海水に存在する超微量元素です。

玄武岩に多く含まれる成分で、日本では富士山麓が玄武岩の地層であることから、バナジウムを豊富に含んだ水を採水できます。

食品では牛乳やそば、えび、マッシュルームなどに多く含まれており、次のような健康効果があると考えられています。

• 血糖値を下げる
• 動脈硬化の予防
• 脂質の代謝促進

それぞれ詳しく紹介します。

血糖値を下げる

バナジウムは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと似た働きと、インスリンの効果をよくする働きを持つミネラルです。

インスリンとは膵臓から分泌されるホルモンで、食後に血糖値が上がると分泌されます。

糖の代謝を調整し、血糖値を一定に保つ働きが特徴です。

バナジウムはインスリンの働きの手助けをし、膵臓の負担を減らします。

食後の急激な血糖値の上昇を抑え、血糖コントロールがきちんと行われた場合、糖尿病や動脈硬化のリスクを抑えられます。

動脈硬化の予防

バナジウムは脂質やコレステロールの代謝に作用するため、動脈硬化を予防する効果が期待されます。

実際に、人体はバナジウムが不足すると血管にコレステロールが蓄積されやすくなり、動脈硬化の危険性が高まります。

動脈硬化になると血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるため、食事やミネラルウォーターでのバナジウムの摂取がおすすめです。

脂質の代謝促進

バナジウムには、脂質の代謝促進効果があります。

バナジウムが不足すると、脂質やコレステロールの代謝が低下します。

血中の脂質の値が高くなると、血がドロドロ状態になる恐れがあるでしょう。

ダイエットの効果を上げるためにも、バナジウムの脂質の代謝促進効果は見逃せません。

ミネラルウォーターでバナジウムを摂取する目安

バナジウムは日本の食事摂取基準において、目安が設定されていません。

一方、アメリカの食事摂取基準においては成人の1日の摂取上限が1.8mgと定められています※1。

ミネラルウォーターに含まれるバナジウム量の一例は後述しますが、μg単位で非常に少ない量です。

ミネラルウォーターやバナジウムを含む食品を大量に飲食しない限り、アメリカの摂取上限には到達しません。

ミネラルウォーターを飲むことで摂取上限を超えることはないと考えてよいでしょう。

なお、日本人一人あたりの平均的なバナジウム摂取量は、27μgであるとの調査結果もあります※2。

したがって、普段の食事にプラスしてミネラルウォーターを飲むことで、バナジウムの1日の摂取上限を超えることはほぼないと考えられます。

バナジウム摂取におすすめ！ミネラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター3選

バナジウムを摂取するためには、手軽に飲めるミネラルウォーターがおすすめです。

ここからは、バナジウムを豊富に含む3種類のナチュラルミネラルウォーターの特徴を紹介します。

富士山のバナジウム天然水

富士山のバナジウム天然水は、富士山周辺で採水されたナチュラルミネラルウォーターです。

富士山の岩石はバナジウムが豊富に含まれる玄武岩が多く、富士山に降った雨や雪は地中に染み込む過程で玄武岩のバナジウムを多く含むと考えられています。

富士山のバナジウム天然水の原水は、地中深くから汲み上げられる深井戸水です。

深井戸水は地表の影響を受けにくく、安全性に優れています。

深井戸水ならではのおいしさを守るため、外気に触れないように汲み上げボトリングされています。

富士の恵みの水天然水

富士の恵みの水天然水は、富士山系と愛鷹山系の伏流水でバナジウムを豊富に含んでいる天然水です。

愛鷹山に降った雨や雪が、長い年月をかけて地中で濾過され、バナジウムをはじめとするミネラルを多く含んだ水になります。

富士の恵みの水天然水は、愛鷹連峰のふもとの地下150mから汲み上げています。

2017年にモンドセレクション金賞を受賞しており、くせのない柔らかなのど越しで、常温でもごくごく飲めるおいしさが特徴です。

のむシリカ

のむシリカは、霧島連山で採水されるナチュラルミネラルウォーターです。

バナジウム以外にも、次のような多種のミネラルを豊富に含んでいます。

• シリカ
• カルシウム
• マグネシウム
• カリウム
• 炭酸水素イオン
• サルフェート

カルシウムとマグネシウムの含有量が多いため、日本の水の中では硬度が高め（130mg/L）の中硬水に分類されます。

硬水独特のくせが少ないながらも、ミネラルを豊富に摂取できる点がメリットです。

ミネラルウォーターとのむシリカをバナジウム含有量で比較

ここからは、これまでに紹介した3種のミネラルウォーターのバナジウム含有量を比較します。

富士山のバナジウム天然水、富士の恵みの水天然水、のむシリカのバナジウム含有量は次のとおりです。

	富士山のバナジウム天然水	富士の恵みの水天然水	のむシリカ
バナジウム （100mlあたり）	6.2μg	24μg	34μg

バナジウム量では、富士の恵みの水天然水がとくに多い結果になりました。

なお、富士山のバナジウム天然水、富士の恵みの水天然水、のむシリカのカルシウムとマグネシウムの含有量ならびに硬度は次のとおりです。

	富士山のバナジウム天然水	富士の恵みの水天然水	のむシリカ
カルシウム （100mlあたり）	0.3～1.6mg	0.92mg	31mg
マグネシウム （100mlあたり）	0.1～0.6mg	0.32mg	14mg
硬度	約30mg/L（軟水）	36mg/L（軟水）	130mg/L（中硬水）

3種の中では、のむシリカのみが中硬水であり、カルシウムとマグネシウムの含有量がとくに多い点が特徴です。

バナジウムも含め、多くのミネラルをバランスよく摂りたい方には、のむシリカをおすすめします。

ミネラルウォーター、バナジウムに関するよくある質問

ミネラルウォーターやバナジウムに関するよくある質問と、その回答を紹介します。

ミネラルウォーターからバナジウムを摂取するメリットは？

人体には、1日に2.5Lの水が必要です。厚生労働省は、そのうちの1.2Lは飲み水から摂ることを推奨しています※3。

日本人の平均では、コップ2杯の水をプラスすれば、1日に必要な水分量を確保できるといわれています※3。

不足しがちな水分と同時に、バナジウムをはじめとするミネラルを摂取できる点がミネラルウォーターのメリットといえるでしょう。

バナジウム入りミネラルウォーターを飲むときの注意点はある？

バナジウム入りのミネラルウォーターには、軟水と硬水があります。

硬水を選ぶ場合は、硬水に多く含まれるマグネシウムの作用でお腹がゆるくなることがあります。

また、硬水には苦みのような独特の風味があるため、慣れていない場合は飲みにくいと感じるかもしれません。

硬水には、硬度が低め（100～300mg/L）の中硬水もあります。

中硬水はお腹がゆるくなったり、飲みにくいといった硬水のデメリットを抑えつつ、軟水よりも多くのミネラルを摂取できる点がポイントです。

バナジウムを多く含む水が料理をおいしくするのは本当？

料理にバナジウムが多く含まれた水を使うと、素材の味を引き立てられ、料理がおいしくなるとの調査結果があります。

中でも、のむシリカは加熱してもミネラル含有量が変化せず、ご飯やお味噌汁に使うことで、手軽にミネラルを補給できます。

のむシリカで炊いたご飯は、水道水で炊いたご飯と比べて甘みやコクが強いとの調査結果が出ました。

同様に、のむシリカでつくった緑茶やお酒も、コクや旨味が強いと感じた方が多いことから、素材の味わいを存分に感じ取れるナチュラルミネラルウォーターであるといえます。

まとめ

ミネラルウォーターに含まれるバナジウムは、血糖値を下げたり、動脈硬化を予防したりなどの健康効果が期待されるミネラルの一種です。

バナジウム入りのミネラルウォーターは、バナジウムを多く含む玄武岩の地層である富士山周辺で採れることが多く、さまざまな商品が展開されています。

霧島連山の地層から溶け出したミネラルを多く含む「のむシリカ」は、バナジウムのみならずカルシウムやマグネシウム、シリカなど多種のミネラルを含んでいる点が特徴です。

人間は1日に2.5Lの水分を必要としますが、日本人は平均でコップ2杯分が不足しているとされます※3。

のむシリカは不足しがちな水分を補給しつつ、さまざまなミネラルを手軽に摂取できるナチュラルミネラルウォーターです。

バナジウムやシリカ、カルシウムなどのミネラルを豊富に含む「のむシリカ」で、イキイキとした毎日を過ごしませんか。

〈参考文献〉
※1　National Academies Press｜Dietary Reference Intakes The Essential Guide to Nutrient Requirements
※2　日本微量栄養素学会 学会誌Trance Nutrients Research 微量栄養素研究 24：65ー70（2007）｜吉田宗弘,生田剛（関西大学化学生命工学部食品工学研究室）「食品および飲料水中のバナジウム含量と日本人のバナジウム摂取量（予報）」
※3　厚生労働省｜「健康のため水を飲もう」推進運動
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。