水素水のデメリットや還元水素水との違いを理解して安全に飲もう！飲んではいけない方も解説

水素水のデメリットや注意点を知りたい方、水素水と還元水素水の違いを知りたい方は多くいるのではないでしょうか。

水素水は沸騰させると水素が抜けてしまい、過剰摂取すると腸の調子が崩れる可能性があるため注意が必要です。水素水には一般的な水素水と還元水素水があり、それぞれ特徴が異なります。

今回の記事では、水素水のデメリットや水素水と還元水素水の違い、水素水を摂取する際の注意点についての解説と、スッキリとした毎日を送りたい方におすすめの水の紹介をおこないます。

水素水を生活に取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

水素水のデメリット

水素水には、次のデメリットがあります。

・摂取しすぎると腸の調子が崩れる場合がある
・沸騰させると水素が抜けてしまう
・保存や保管には向いていない

水素水は、過剰摂取すると腸の調子が悪化する可能性があるため注意が必要です。さらに、沸騰させると水素が抜けるほか、長期の保存や保管には向きません。

それぞれのデメリットについて、具体的に解説します。

摂取しすぎると腸の調子が崩れる場合がある

どのような水分も過剰に摂取するとお腹が緩くなる可能性があるため、飲み過ぎには注意しましょう。とくに、還元水素水は便通や胃腸の改善に効果的ですが、飲み過ぎると下痢になる恐れがあります。

さらに、還元水素水にはカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれるため、腎不全やカリウム排泄障がいがある方は健康に影響を及ぼす可能性もあります。

腎臓に疾患のある方は、摂取前に必ず医師に相談するようにしましょう。

沸騰させると水素が抜けてしまう

水素水を沸騰させると、加熱による刺激や気化により水素が抜けてしまいます。料理に使用する場合は、加熱すると水素は含まれない状態になります。

そのため、水素水で食材を茹でたり、煮物を作ったりすることは効果的ではないでしょう。

保存や保管には向いていない

水素水を一度開封すると、水素が徐々に抜けていきます。

独立行政法人 国民生活センターによると、容器入りの5銘柄を開封後蓋を閉じた状態で放置した場合、5時間後には水素濃度が30～60％、24時間後には10％程度に低下したと報告されています ※1。

水素分子は非常に小さいため、プラスチックなどの材質も通り抜けてしまいます。そのため、水素水は保存や保管には向いていません。

未開封でも水素濃度は低下するため、最良な状態で摂取するためには1か月以内に飲み切ることをおすすめします ※1。

市販の水素水と還元水素水の違いを理解して安全に飲もう！

水素水には、一般的な水素水と還元水素水の2種類があります。いずれも生成方法や内容が大きく異なります。

一般的な市販の水素水と還元水素水の主な違いは、次のとおりです。

	市販の水素水	還元水素水
生成方法	1：水に水素ガスを圧縮注入 2：水を電気分解する 3：酸化マグネシウムと水の接触による化学反応で発生する水素ガスを用いる　など	水を電気分解する
成分	分子状水素が含まれる	分子状水素が含まれていない
性質	大半が中性（pH7.0前後）	弱アルカリ性（pH8.4〜9.8）

それぞれの特徴について、具体的に解説します。

市販の水素水

市販の水素水には、水に水素ガスを圧縮注入する方法や、酸化マグネシウムと水の化学反応で生成する方法など、さまざまな生成方法が用いられています。

市販の水素水は中性の水に水素を注入するものが多いため、性質はpH7.0前後の中性であることが多く、成分には分子状水素が含まれる点が特徴です。

還元水素水

還元水素水とは、電気分解によりマイナス極側に発生した水素水を指します。還元水素水はアルカリ性で、電気分解で生成された水は分子状の水素を含んでいません。

還元水素水を飲んではいけない方

還元水素水を飲んではいけない方の特徴は、次のとおりです。

・腎臓をはじめとする内臓に疾患のある方
・乳児
・無酸症や低酸症の方

還元水素水には、カルシウムやマグネシウム、ナトリウムやカリウムなどのミネラル成分が水道水よりも多く含まれます。

ミネラルは体に欠かせない成分ですが、過剰に摂取すると体に影響を及ぼす可能性があるため、腎臓などの内臓に疾患がある方は摂取してはいけません。内臓機能が未熟な乳児にも、おすすめできません。

胃酸の分泌能力が低い方や、無酸症や低酸症の方は消化不良を起こす可能性が高いため、アルカリ性の還元水素水を摂取しないようにしてください。

水素水を摂取する際の注意点

水素水を摂取する際の主な注意点は、次のとおりです。

・水素濃度や有効期限の記載がある商品を選ぶ
・薬の服用時は摂取しない
・ペットボトルではなく水筒で保存する

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

水素濃度や有効期限の記載がある商品を選ぶ

水素水は未開封でも成分が抜けることが多く、有効期限が短い点が特徴です。水素濃度の有効期限が記載されていない場合、成分が本当に含まれているか疑わしい商品もあります。

水素濃度や有効期限の記載があれば、成分が保たれる期限が明らかです。水素水は有効期限内の飲用を心がけましょう。

薬の服用時には飲用しない

水素水には、医薬品と同様に扱われる製品が多数あります。そのため、医薬品服用時に水素水を飲むと、併用の禁忌に触れます。

医薬品は、水道水や浄水などで服用してください。

ペットボトルではなく水筒で保存する

水素水に含まれる分子状水素は非常に小さいため、気体透過性を持つペットボトルに保存すると分子状水素が抜け、水素水としての効果をなさなくなります。

水素水を保存する際は、保存用の水筒を用いて正しく保存するように心がけましょう。

長期保存できる『のむシリカ』もおすすめ！

水素水は、開封後に成分が抜けやすいといったデメリットがあるため長期保存には向きません。

一方で「のむシリカ」は、必要な成分はそのままに、長期保存ができる点が特徴です。のむシリカはミネラルが豊富な天然水であり、のむシリカに含まれるシリカは体内で生成できない成分です。

水素水とシリカ水の違いや、のむシリカの特徴について具体的に解説します。

水素水とシリカ水の成分の違い

シリカ水にはミネラルのほかにもシリカが含まれます。シリカはケイ素とも呼ばれ、体のさまざまな部分を構成します。コラーゲンやヒアルロン酸と相性がよく、美容効果に期待できる成分です。

シリカは体内では生成できず、体内のシリカ貯蔵量は年齢とともに減少します。そのため、シリカは毎日継続して摂取する必要があります。

『のむシリカ』は加熱ができて料理に活用しやすい

水素水は加熱すると成分が抜けてしまいますが、のむシリカは加熱しても含まれるミネラル成分にほぼ変化がないため料理にも使用できます。

白湯としての飲用も可能なため、日々の健康維持のため幅広く活用できるでしょう。長期保存もできることから、まとめ買いや災害用の備蓄にもおすすめです。

水素水に関するよくある質問

水素水に関するよくある質問は、次のとおりです。

・水素水は安全かどうか
・水素水の正しい摂取方法
・水素水と水の違い

それぞれの質問について、具体的に回答します。

水素水は安全かどうか

水素水に溶け込んでいる水素は食品添加物のひとつで、水素水は安全な食品です。水素は無味無臭、無色であり、体に無害な気体です。

一方、還元水素水は弱アルカリ性のため、腎臓や胃に疾病がある方や乳児などには与えないようにしましょう。

水素水の正しい摂取方法

水素水は1日に500mlから1Lを目安に、少量ずつこまめに飲みましょう。一度に大量に摂取すると、お腹が緩くなる可能性があります。

起床時や運動前、食前は水素が体内に吸収されやすいタイミングのため、積極的に摂取しましょう。

水素水と水の違い

水素水には、人工的な処理により分子状水素が溶解しています。天然水とは異なり、人工的な処理でのみ作り出せる水です。

水素水にもミネラルウォーターにもミネラルが含まれていますが、水素水には活性酸素を取り除く働きもあります。活性酸素を取り除くことでエイジングケアへの効果が期待される、美容効果が高い製品といえるでしょう。

まとめ

今回の記事では、水素水のデメリットや水素水と還元水素水の違い、水素水を摂取する際の注意点について解説しました。水素水は分子状の水素が抜けやすく、長期保存や加熱には向きません。

ミネラル成分を含む水を長期保存したい方には、のむシリカがおすすめです。のむシリカにはさまざまなミネラルが含まれるほか、体内では生成できないシリカも豊富に含まれ、美容効果が期待できます。

のむシリカを加熱しても、含まれるミネラル成分量はほぼ変わりません。より効率よくシリカやミネラルを摂取したい方、毎日の料理にも使用したい方には、のむシリカがおすすめです。

＜参考サイト＞

※1 独立行政法人 国民生活センター｜容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」の公式サイト