蒸留水と精製水の違いとは？おすすめの使い道・注意点もわかりやすく解説！

蒸留水と精製水の違いを説明できますか。水にはさまざまな種類があり、特徴が異なります。

しかし、蒸留水と精製水はどちらも薬局などで販売されており、違いがわかりにくい方も多いでしょう。

また、飲料水として適しているのか、使用用途のおすすめは何かなども気になります。

そこで、本記事では蒸留水と精製水の違いを、おすすめの使い道や注意点とあわせてわかりやすく解説します。

ぜひ本記事を、水を上手に使い分ける参考にしてください。

蒸留水と精製水の違い

さっそく、蒸留水と精製水の違いを解説します。

精製水とは

精製水とは、水道水や井戸水などの常水から不純物を取り除く処理をおこない純度を高めた水の総称です。

処理は、蒸留、ろ過、イオン交換、逆浸透などの方法を単独、または複数組みあわせておこないます。

ミネラル成分や残留塩素、微生物などを除去して精製するため、水道水やミネラルウォーターに比べて純度が高いことが特徴です。

精製水は、精製方法により大きく4つに分けられ、医療用や化粧品用、工業用などさまざまな用途に使用されています。

蒸留水とは

蒸留水とは精製水の一つで、蒸留処理のみをおこない不純物を取り除いた水です。

常水を沸騰させて発生した蒸気を再度冷却して作ります。

蒸留処理は、水道水に含まれる電解質や、不純物の一部を取り除けることが特徴です。

また、有機物も除去されるため、有機物をエサとする微生物が繁殖しにくく腐りにくいといわれています。

蒸留水は一般的に、工業や科学研究、医療目的などに使用されます。

身近なところでは、コンタクトレンズの洗浄水や薬剤の希釈などです。

蒸留水以外の精製水の種類

つづいて、蒸留水以外の精製水3つを解説します。

イオン交換水

イオン交換水は、ろ過素材の一つであるイオン交換樹脂に水を通してイオン性の不純物を取り除いた水です。

イオン交換樹脂は、水中のイオン成分を吸着して代わりに自らが持つイオン成分を水中に排出する働きを持ちます。

イオン交換樹脂は家庭用浄水器のろ過材としても使用されており、水道水に含まれる塩素の除去が可能です。

ただし、イオン交換樹脂はアルコールなどの非電解質の分離はできません。

RO水

RO水とは、RO膜（逆浸透膜）を使用して不純物をろ過した水です。

RO膜とは0.001μの微細なフィルターのことで、海水を淡水化するろ過装置にも使用されています。

常水に圧力をかけてRO膜を通過させると水のみが通り、ミネラルや微生物、化学物質などを限りなく取り除けます。

RO水は、水分子以外の不純物を極限まで取り除いた純水に近い水であることが特徴です。

Elix水

Elix水とは、簡単にいうとRO水を進化させた精製水です。

RO膜で不純物を取り除き、さらにそこから連続イオン交換をおこないます。

連続イオン交換とは、電気と、陽イオンと陰イオンを選択して通過させる性質を持つイオン交換膜を使用する技術です。

連続イオン交換により、水中のナトリウムやカルシウムなどのイオン成分を除去します。

RO膜と連続イオン交換を組み合わせることにより、RO水をさらに純度の高い水に精製水にしたものがElix水です。

蒸留水のおすすめの使い道

つぎに、おすすめする蒸留水の2つの使い道を紹介します。

スキンケア

蒸留水のおすすめの使い道の1つ目は、スキンケアです。

蒸留水は精製水の一つであり、物を溶かす力が非常に強いといわれています。

そのため、蒸留水で洗顔をすると、水道水では落としきれない毛穴の汚れを落とすことができます。

また、化粧水の前に蒸留水を導入液代わりに使用するのもおすすめです。

化粧水の前に蒸留水をつけると、毛穴の余分な脂分や汚れを溶かし、化粧水が肌へ浸透するのをサポートします。

さらに、肌の乾燥が気になるときは、普段使用している化粧水に蒸留水を混ぜたものでパックをすると効果的です。

ただし、パックをした後は必ず美容液や乳液、クリームなど普段通りの保湿をおこないましょう。

アロマスプレー

蒸留水のおすすめの使い道の2つ目は、アロマスプレーです。

蒸留水は塩素を含まないため肌に触れても刺激が少なく、精油の香りを邪魔しません。

アロマスプレーは使用する精油の種類により、虫よけや花粉対策、空気清浄、抗菌、除菌などの効果が期待できます。

基本的なアロマスプレー50mLの材料は、次のとおりです。

• 蒸留水：40mL
• 無水エタノール：10mL
• 精油（エッセンシャルオイル、アロマオイル）：10滴程度

上記を次の手順で混ぜます。

1. ガラス製のビーカーやグラスに無水エタノールを入れる
2. 精油を垂らしてガラス棒やマドラーでかき混ぜる
3. 蒸留水を入れてガラス棒などでかき混ぜる

最後に、遮光性のガラス製スプレー容器に移し替えれば出来上がりです。

手作りアロマスプレーは長期間の保存ができないため、1〜2週間以内に使い切るようにしましょう。

蒸留水の注意点

つづいて、蒸留水の注意点を解説します。

長期保存できない

蒸留水は長期保存ができないことに注意しましょう。

蒸留水には殺菌作用のある塩素が含まれていないため、手作り、市販いずれの場合も開封後は冷蔵庫で保管し、なるべく早く使い切ることが大切です。

保湿作用はない

蒸留水には保湿作用がないことにも注意が必要です。

蒸留水はスキンケアにおすすめであることを紹介しましたが、蒸留水そのものには保湿作用がありません。

そのため、蒸留水をスキンケアに使用する場合は保湿成分を含む化粧品と併用する必要があります。

普段のスキンケアで使用している化粧水、美容液、乳液などと併用しましょう。

毎日の健康ケアには『のむシリカ』がおすすめ！

蒸留水は高純度な水ですが、ミネラル成分も除去されているためおいしくなく飲用には不向きといわれます。

しかし、ミネラルはタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ、人間の身体に必要な5大栄養素の一つで重要な栄養素です※1。

ミネラルが不足すると、健康に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

しかし、人間の体内ではミネラルを生成できないうえ、毎日の食事だけでは十分な摂取が難しい栄養素もあります。

不足しがちなミネラルを含む水での水分補給は健康サポートに効果的です。

毎日おいしく水分補給をおこないながら健康ケアもおこないたい方には、のむシリカがおすすめです。

のむシリカは、霧島連山から採水された天然水を使用したナチュラルミネラルウォーターで、天然のミネラルを含みます。

ナチュラルミネラルウォーターとは、次の水を指します※2。

品名	原水	処理法
ナチュラルミネラルウォーター	地中でミネラル成分が溶解した特定の水源から採水された地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの

のむシリカは、霧島連山の大自然が育んだ天然水のおいしさをそのままに、徹底した品質管理のもとボトリングされています。

のむシリカは、持ち運びにも便利な500mLとコスパのよい2Lのペットボトルがあり、公式サイトでの販売価格は次のとおりです。

公式サイトからの定期便は通常よりも安く購入できるためお得なうえ、回数の縛りがなく安心です。

また、定期便であれば在庫管理の手間や運ぶ労力の必要がなく一定量を確保できることもメリットです。

ここからは、のむシリカの特徴をおすすめする理由とあわせて解説します。

不足しがちなミネラルを補える

のむシリカは、不足しがちなミネラルを補えるため健康や美容のサポートができることが特徴であり、おすすめする理由です。

次は、のむシリカと人気のナチュラルミネラルウォーター2商品のミネラル成分の比較表です。

商品名	のむシリカ	サントリー天然水	い・ろ・は・す（清田）
ナトリウム（mg）	–	0.8	0.69
カルシウム（mg）	3.1	0.1～2.4	0.68
マグネシウム（mg）	1.4	0.02～1.1	0.36
カリウム（mg）	0.57	0.04～0.7	0.16
リン（mg）	－	1未満	－
バナジウム（µg）	3.4	－	－
シリカ（mg）	9.7	－	－
サルフェート（mg）	3	－	－
炭酸水素イオン（mg）	17	－	－
ゲルマニウム（ppb）	5	－	－

上記から、のむシリカはミネラルの種類と含有量のどちらも多いことがわかります。

また、のむシリカは今注目のミネラル成分であるシリカを含むことも注目すべき点です。

シリカは体のコンディションを整えるために必要な成分です。

しかし、体内のシリカ貯蔵量は加齢とともに減少し、30代から40代の体内のシリカ量は、0歳児の半分といわれています。

シリカは成人であれば1日あたり約40mgを消費するといわれており、明確な基準はないものの、毎日消費量分以上の摂取が理想です。

のむシリカであれば500mLのペットボトル1本で1日の消費量分を補え、手軽にシリカ補給もできます。

未開封で約2年間保存できる

のむシリカは未開封で約2年保存できることも特徴であり、おすすめする理由です。

品質にこだわり抜いたボトリング工場で品質管理を徹底してボトリングされています。

ボトリングは無菌充填システムでおこなっているため、未開封で約2年間の長期保存ができます。

また、のむシリカの工場は、次の2つの称号を取得していることも安心できる点です。

• ISO 22000：消費者に安全な食品の提供を目的とした国際規格
• J－FOODS：200項目を超える厳しいチェック項目をクリアした工場

製品はすべて検査済みであり、毎日安心して飲めるほか、万が一のときの備蓄水としてもおすすめです。

料理に使用するとコクや旨味が増す

のむシリカは料理に使用するとコクや旨味が増し、ミネラル補給もできることも特徴であり、おすすめする理由です。

実験結果により、のむシリカを使用した水出し茶は水道水を使用したものに比べてコクや旨味が増すことが報告されています。

さらに、のむシリカで炊いたご飯は水道水で炊いたときよりもご飯の甘みやコクが優位に強くなるとの調査結果も出ています。

また、のむシリカの成分量表示は加熱殺菌後の量を示しており、加熱しても成分に大きな変化はありません。

そのため、飲むのみでなくお茶を淹れたり料理水として使用したりしても、変わらず豊富なミネラルを摂取できます。

のむシリカは、さまざまな使用法でおいしく豊富なミネラルを摂取できるためおすすめです。

まとめ

本記事では蒸留水と精製水の違いを、おすすめの使い道や注意点とあわせてわかりやすく解説しました。

蒸留水は精製水の中の一つで、蒸留処理のみをおこない不純物を取り除いた水です。

不純物が取り除かれた純度の高い水のため、スキンケアや医療器具の洗浄などの用途に適しています。

しかし、身体に必要でありながら不足しがちなミネラルも除去されており、日常の水分補給の飲料に不適なことはデメリットです。

使用法の幅が広く、美容や健康のサポートもできるおすすめの水はのむシリカです。

ぜひのむシリカを日常生活に取り入れて、蒸留水も上手に活用し、健やかな毎日を送りましょう。

〈参考文献〉
※1　農林水産省｜実践食育ナビ｜栄養素と食事バランスガイドとの関係
※2　農林水産省｜ミネラルウォーター類（容器入り飲用水）の品質表示ガイドライン
※商品の情報は公式ホームページを参考にしています。