ダイエット中の水の飲み過ぎは水太りの原因に？水分摂取による健康効果と注意点も解説

ダイエット中は普段よりも多くの水を飲みましょう、といった情報は数多くあります。

なかには、水だけダイエットや水断食と称して、ただ水のみを飲むよう勧めるダイエット法もあります。

しかし水を一度に飲み過ぎると、ダイエットどころかスリムな身体から遠ざかる可能性があり注意が必要です。

水を飲み過ぎている状態が続くとそれが体質化するため、早めに手を打たなければなりません。

そこで本記事では、水を飲み過ぎるとどうなるかやダイエット中の水分補給の仕方について解説します。

適度な水分補給による健康効果や、水分補給の際の注意点も説明しており、ダイエット中の方や水分補給の仕方を知りたい方にぜひ読んでほしい内容です。

ダイエット中に水を飲み過ぎると太る？

水はいくら飲んでも太らないと主張する説もあれば、水の飲み過ぎは太るとされる説もあり、どちらが正しいかと迷われる方がいるかもしれません。

ダイエット中の水の飲み過ぎは太るといわれる、カラクリを詳しく解説します。

水のカロリーは「ゼロ」

水にはカロリーがないため、水の飲み過ぎでカロリー過多になることはありません。

商品名に、水やウォーターと記載があっても、甘味料や添加物が加えられているためにカロリーがゼロでないものは存在しますが、純粋な水である限りカロリーはゼロです。

水を飲み過ぎても太ることは滅多にありません。

水の飲み過ぎで体重が増加した場合、脂肪が増えたわけではなく別の理由が考えられます。

余分な水分が溜まった状態の「水太り」

水を飲み過ぎて太ることは稀ですが、水分の過剰摂取による、水太りとよばれる現象が起きる場合があります。

水太りとは、余分な水分により身体に生じるむくみが慢性化、体質化した状態です。

水太りは、あくまでも体内に余分な水が溜まり排出しきれない状態のため、体内の脂肪が増えたわけではありません。

体重増加の原因が水太りである場合、対策として一般的なダイエットをしても効果がなく、水分の過剰摂取をやめ、むくみを取る対策を打つ必要があります。

水中毒になる可能性がある

体重増加とは異なりますが、水を飲み過ぎることで起こりうる症状のひとつが「水中毒」です。

水中毒とは、尿や汗などによる水分排出能力を上まわる多量の水分を一気に摂取した際に起こる症状をさします。

過剰に水分を摂取すると、血液中のナトリウム濃度が下がり、頭痛やめまいなどを引き起こします。

重症の場合は命に関わる可能性もあるため、注意が必要です。

日常生活の中で水分補給としてこまめに水を飲む程度であれば、水中毒になる可能性は低いとされています。

ただし、何時間も水を飲み続けるような行為はきわめて危険なため避けましょう。

もし水を飲まずにはいられないような心理状態である場合、ダイエットに対する強迫観念など精神疾患の可能性もあります。

専門の医療機関への相談をおすすめします。

ダイエット中に水分補給が効果的な理由

飲み過ぎでなければ、ダイエット中の水分補給にはよい効果があります。

ダイエットを成功させたい方は、水分補給の効果を上手に活用しましょう。

代謝アップで痩せ体質になる

水を飲むことで代謝が上がり、痩せやすい体質に変わる効果が期待できます。

摂取した水分は体内を循環し、最後は尿や汗などの形で体外に排出されます。

水分の摂取量が増えれば血流が良くなり、身体に必要な栄養や酸素を届けることができるようになるため、細胞が活発に動くようになり、代謝アップにつながるでしょう。

老廃物を排泄できる

体内の水分が尿や汗などの形で出ていく際、体内の老廃物が一緒に排出されます。

また、水分の摂取量が増えることにより、便が軟らかくなり、排便がスムーズになりやすいでしょう。

老廃物の排出によりスリム化がはかられ、ダイエットに繋がります。

積極的な水分摂取により便や尿、汗などの排出が促されることから、水分摂取はダイエットに効果があるといえるでしょう。

食べ過ぎを予防できる

適切な水分摂取は食べ過ぎの防止にも役立ちます。

食事の前に水を飲めば、普段より少ない量の食事でも満腹感や満足感を感じやすくなるため、食べる量のコントロールがしやすくなるでしょう。

水を飲むのみで食事を摂らないことは望ましくありませんが、食べ過ぎを防止するための方法のひとつとして、水分補給を活用するとダイエットの成功が近づきます。

そもそも1日に必要な水分摂取量とは※

厚生労働省後援の「健康のため水を飲もう」推進委員会によれば、1日あたりに必要な水分摂取量は2.5Lです ※1。

食事からの水分摂取が約1.0L、体内でつくられる水分が約0.3Lとされており、残りの1.2Lを飲み水から摂取するよう推奨されています ※1。

ただしダイエットで食事制限をしている場合は、食事からの水分摂取量が標準よりも少なくなるため、その分を飲み水で補う必要があります。

またダイエットで運動を取り入れている方は、かく汗の量が普段より増えており、汗が増えた分、飲み水を増やすなどの調整が望ましいでしょう。

一般的な日常生活を送る成人の場合、尿や便により1.6L、呼吸や汗により0.9L、合計で2.5Lの水分を1日で排出しているため、これと同等量の水分摂取が求められます ※1。

ダイエット中に水分摂取する際の注意点

ダイエットの際には、ただ水を飲めばよいわけではなく、効果が出やすい飲み方があります。

水太りや体調不良などを起こさないよう、ポイントをおさえておきましょう。

水分補給はこまめにする

水分補給は一度にまとめてではなく、一日の中でこまめにおこないましょう。

具体的には、コップ1杯程度の水を一日数回飲むペースを推奨します。

水分補給を一度にまとめておこなうと水分の過剰摂取につながりやすく、水太りや水中毒を引き起こす可能性があるでしょう。

一日を通して1.2Lの水を飲む場合、コップ1杯を約250mlとして、コップ5杯程度にわけて飲めばクリアできる計算となります ※1。

朝昼晩の食事前と就寝前後に飲むなどタイミングを決めておいて、こまめに水分補給する方法がおすすめです。

適度な運動をする

ダイエット中は水分補給とあわせて適度な運動を心がけましょう。

身体を動かすことで代謝が上がり、エネルギー消費量の増加や内臓脂肪の減少、生活習慣病の予防効果が期待できます。

また、運動により筋肉量が増加し、血流が促進されてむくみや水太りの防止につながります。

水分補給と適度な運動を組み合わせることが、効果的なダイエットの秘訣です。

摂取タイミングに注意する

水分の摂取タイミングを見極めると、より効果的な水分補給が可能です。

具体的には、体内の水分が不足しやすいタイミングの少し前に水分補給をおこなうことで、体内の循環が継続的におこなわれ痩せやすい身体をキープできます。

汗をかきやすい運動前後や入浴前のほか、就寝前や起床時も体内の水分が不足しがちなため水分補給をおこなうとよいでしょう。

常温・白湯での摂取もおすすめ

冷たい水を飲むと身体を冷やすことにつながるため、常温の水や白湯を水分補給として飲むとよいでしょう。

身体を冷やすと代謝が落ちてカロリー消費が抑制されてしまうことから、ダイエットには逆効果です。

また、体温が下がると免疫力も低下し、体調不良に繋がりやすくなる懸念もあります。

冷え性の方はとくに冷たい水を避け、常温もしくは白湯で飲むよう心がけましょう。

ミネラル豊富な『のむシリカ』で手軽に健康ケア！

手軽に健康ケアをしたい方は、ミネラルを効率的に摂取できる「のむシリカ」がおすすめです。

ここではのむシリカがおすすめである理由を詳しく解説します。

カルシウムとマグネシウムの黄金比

のむシリカはミネラル含有量が多く、さらに含有バランスの点でも優れているナチュラルミネラルウォーターです。

ミネラルのうちカルシウムとマグネシウムは、摂取量比が2：1のときに体内で効率よく働くとされています。

摂取量比2：1は黄金バランスと呼ばれており、現代の食生活ではとくにカルシウムが不足しがちであるため積極的な摂取が必要です。

	カルシウム	マグネシウム	カリウム	シリカ
のむシリカ	3.1mg	1.4mg	0.57mg	9.7mg
いろはす	0.68mg	0.36mg	0.16mg	–
サントリー天然水	2.4mg	1.1mg	0.7mg	–

上の表は、国内で多く流通しているミネラルウォーター2種と「のむシリカ」で、100mlあたりに含まれるミネラルの量を比較したものです。

いずれもカルシウムとマグネシウムの含有量比は2：1に近いことがわかります。

ミネラルの含有量に着目すると、のむシリカに含まれる各種ミネラルは比較的多く、とくにシリカの含有量は豊富です。

のむシリカを日々の水分補給として取り入れることで、豊富なミネラルをバランスよく摂取できるでしょう。

白湯やホットでもミネラル量キープ

のむシリカに含まれる豊富なミネラルは加熱しても大きく変わらないため、常温で飲むのはもちろん、温めて白湯で飲むのもおすすめです。

また飲み水として使う以外にも、料理に使用したり、別の飲み物にアレンジしたりする際にも活用できます。

専門機関の調査により、炊飯時にのむシリカを使うと、水道水と比べておいしく炊けるとの結果が報告されています。

またコーヒーやお茶を淹れる際にのむシリカを使うと、味にコクが加わりおいしさを味わえるため、違いを楽しむのもよいでしょう。

加熱しても含まれるミネラル成分は大きく変化せず、おいしさとミネラル摂取の両方を兼ね備えたナチュラルミネラルウォーターであるといえます。

まとめ

水にはカロリーがないため、水の飲み過ぎが原因で太ることは理論上ありません。

ただし体内の水分量が増えすぎると水太りやむくみを引き起こし、体重が増加したり太ったように見えたりする可能性があります。

水分を過剰摂取しすぎると水中毒になるケースもあるため、注意が必要です。

適切な水分補給は、ダイエットを促進する効果のほか、健康維持にも役立ちます。

むくみや水太り、水中毒を防ぐためには、一度に大量の水を飲むことを避け、こまめな水分補給をおこなうとよいでしょう。

＜参考文献＞
※1　国土交通省｜厚生労働省後援「健康のため水を飲もう講座」｜ポスター
※商品の情報は公式ホームページを参考にしています