水出し緑茶の安全な作り方｜注意点を理解しておいしい水出し緑茶を楽しもう！

水出し緑茶からはお湯で入れたお茶よりも、テアニンやエピガロカテキン、ビタミンCを多めに摂取できます。

ただし水出し緑茶をおいしく安全に飲むには、いくつかの事柄に注意が必要です。

本記事では水出し緑茶を作る際の注意点や、安全でおいしい水出し緑茶の作り方を解説します。水出し緑茶のおいしさや安全性を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

水出し緑茶を入れる際の注意点

水出し緑茶はボトルや急須に水と茶葉を入れ、冷蔵庫で保存するとでき上がります。

手軽にできる水出し緑茶の注意点について、まずは解説します。

水道管の劣化

日本の水道水は厳格な基準をクリアした安全性の高い水であり、基本的にはそのまま飲んでも問題ありません。

しかし水道管に劣化があった場合、水出し緑茶の味が損なわれたり有害物質が混ざったりする可能性があります。

築年数の長い住宅に住んでいる方は、水道管の老朽化が起きていないかチェックしておきましょう。

不衛生なティーボトル

水出し緑茶の保存容器内で細菌が繁殖しないよう、衛生面に気を付けてください。ボトルに口を付けて飲んだり、洗浄を怠ったりするような取り扱いは避けるべきでしょう。

不衛生なボトルは水出し緑茶の味や香りが損なわれるうえ、食中毒の原因となる危険性もあります。

使用前にはボトルの洗浄を徹底し、直接口を付けずにコップに注いで飲みましょう。

水道水のカルキ臭

水道水の安全性を保つ方法の一つに、塩素消毒があります。

水道水の塩素は人体に影響を与えない濃度に留められているため、塩素が残留していること自体は危険ではありません。

しかし塩素消毒された水道水はカルキ臭と呼ばれる特有の臭いがする場合があります。カルキ臭が水出し緑茶の香りを邪魔する可能性もあるでしょう。

元々水出し緑茶はお湯で入れた緑茶と違い、香りが出にくい傾向にあります。

水出し緑茶の繊細な香りを十分に味わいたい方は、カルキ臭のないミネラルウォーターを活用しましょう。

2～3日で飲み切る

作った水出し緑茶はなるべく早く飲み切りましょう。

自作の水出し緑茶は長期保存には適しておらず、長く放置すると味や香りの劣化を招くほか、食中毒の原因になる場合もあります。

作った当日に飲み切るか、2〜3日以内の消費を心掛けましょう。

安全でおいしい水出し緑茶の作り方

ここからは水出し緑茶の安全性とおいしさを高める作り方について解説します。

よりおいしい、より安全な水出し緑茶を飲みたい方は、ぜひ参考にしてください。

沸騰させた水を使う

水道水を用いる際、あらかじめ沸騰させてから冷ましたものを使うと、カルキ臭が取り除かれて緑茶の香りが出やすくなります。

ミネラルウォーターを用いると、手軽においしい水出し緑茶が作れるでしょう。

水出し緑茶は次のような流れで作ります。

1. 1Lの水に対して、10～20g（大さじ2～4）の茶葉をボトルに入れる
2. ボトルに軟水を注ぐ（氷水でも可）
3. 冷蔵庫で30分～2時間かけて抽出する
4. 好みの濃さになったら茶葉を取り除く
5. 軽く振ってからグラスに注ぐ

茶葉の成分が底に沈殿しやすいため、こぼれないよう軽く振ると均一なおいしさを楽しめるでしょう。

ティーボトルは清潔に

水出し緑茶を作るボトルは清潔にしましょう。口をつけてそのまま飲まないことはもちろん、使うたびに洗うことも重要です。

耐熱性のボトルの場合は熱湯消毒もあわせておこなうとよいでしょう。

熱湯をボトルの内側や注ぎ口にかけたり、大きな鍋にボトルごと入れて沸騰させたりすると、ボトルに残った細菌を除去できます。

完成したら茶葉を取り出す

水出し緑茶を好みの濃さでおいしく飲み切るには、抽出し終えた茶葉は取り出しておきましょう。

完成後も茶葉をボトルの中に残しておくと、茶葉の劣化が起こり味や香りを損なうほか、細菌繁殖のリスクも高まるかもしれません。

また長時間放置すると、茶葉の成分が抽出され続けて好みの味から遠ざかります。

おいしさと安全性を保つため、完成後は茶葉を手に触れない形でそっと取り除きましょう。

水出し緑茶のメリット

水出し緑茶の味や成分は、お湯で入れた場合とやや異なることを知っていますか。

ここからは、水出し緑茶ならではのメリットについて解説します。

うま味はそのままに苦味をカット

緑茶は、水温により抽出できる成分の量が異なります。

うま味や甘味の成分であるテアニンは、水でも量を落とさず抽出可能です。

ただし苦味の強いカテキンの一種、エピガロカテキンガレート（EGCG）は抽出量が減少します。※1

苦味成分の割合が少なくなり、相対的に水出し緑茶ではうま味や甘味を強く感じられるでしょう。

リラックス効果

テアニンにはリラックス効果が確認されています。水出し緑茶を飲むと、気分の安定や不安の解消に役立つ可能性があるでしょう。

また緑茶にはカフェインが含まれますが、低温の水では抽出量が下がる傾向にあります。

カフェインは健康効果が期待できる成分ですが、強い覚醒作用があるためリラックスしたいときにはおすすめできません。

カフェイン量を抑えつつ、テアニンを多めに摂れる水出し緑茶であれば、リラックスタイムのドリンクとしても活用しやすいでしょう。

免疫機能の向上

エピガロカテキン（EGC。EGCGとは異なる物質）には腸管免疫の働きをサポートする可能性があります。

そしてEGCGにはアレルギー症状を緩和する働きが確認されました。

ですがEGCGとEGCとの比率が等しくなると、機能が相殺される可能性も指摘されています。※1

水出し緑茶はEGCGの量が抑えられ、EGCの量が優位であるため、相殺の防止が可能です。

免疫力を高める効果を期待したい方には、EGCを高い割合で含む水出し緑茶がおすすめです。

『のむシリカ』でおいしい水出し緑茶を楽しもう！

水出し緑茶をおいしく飲みたい方は、抽出する水にもこだわるとよいでしょう。

「のむシリカ」はまろやかでおいしい水であることに加え、健康や美容をサポートするミネラルを効率よく摂取できるシリカ水でもあります。

のむシリカの特徴について詳しく解説します。

水出し緑茶の旨みUP！

のむシリカは硬度130mg/Lの中硬水です。硬水のような苦味を感じにくく、まろやかでやさしい味を楽しめるでしょう。

のむシリカで入れた水出し茶の旨みとコクは、水道水を上回る値が測定されています。

のむシリカを水出し緑茶に使用して、よりまろやかでおいしい味わいに仕上げましょう。

安心の品質管理

のむシリカは加熱処理済で、細菌繫殖のリスクがありません。未開封品は約2年も保存可能であり、災害時の備蓄水としても役立つでしょう。

安全性にも優れたのむシリカは、衛生面に注意が必要な水出し緑茶に好適です。

シリカの吸収が効率的

のむシリカの名前にもあるミネラル「シリカ」は、コラーゲンやエラスチンと相性がよく、美のミネラルとして知られています。

シリカは穀物や野菜、果物などから摂取できますが、吸収率が低く十分な補給が難しいようです。

ミネラルウォーターに含まれるシリカは吸収率に優れ、効率的なシリカ補給に役立ちます。

【ナチュラルミネラルウォーター100mLあたりのミネラル含有量】

	ミライズ	美陽堂ミネラルウォーター	のむシリカ
カルシウム	0.90mg	1.15mg	3.1mg
マグネシウム	0.61mg	0.52mg	1.4mg
カリウム	0.25mg	0.32mg	0.57mg
シリカ	7.5mg	5.0mg	9.7mg

のむシリカはほかの2商品よりも、シリカをはじめとするミネラルを多く含んでいます。

シリカやカルシウム、マグネシウムなどの補給手段としても、のむシリカは活躍するでしょう。

水出し緑茶に関するよくある質問

水出し緑茶についてさらに詳しく知りたい方も多いでしょう。

ここからは水出し緑茶に関する質問の中から、よく寄せられるものについて回答します。

おいしい水出し緑茶の選び方は？

水出し緑茶に用いる茶葉はどのようなものでも問題ありません。

しかし確実においしい緑茶を入れたい場合は、冷水でもおいしく飲める商品を選ぶとよいでしょう。

ほかにも抹茶入りの緑茶は鮮やかな緑色に仕上がり、甘さが強めです。まろやかな味わいと目にも楽しい水出し緑茶を楽しみたい方は、抹茶入りを選びましょう。

手軽さを求める方にはティーバッグタイプの茶葉がおすすめです。三角錐（テトラ型）のティーバッグは抽出効率がよく、水出し緑茶に適しています。

水出し緑茶は1日何杯まで飲んでよい？

水出し緑茶の摂取量に厳密な制限はありません。

しかし水出し緑茶にも微量のカフェインが含まれることから、すべての水分補給を水出し緑茶でおこなうのは避けた方がよいでしょう。

シンプルな水での水分補給を挟みつつ、水出し緑茶は1日1L以内に留めるよう意識してみてください。グラスで5杯、湯飲みで6〜7杯程度が目安です。

のむシリカは水そのものがまろやかな味わいでおいしく飲めるため、毎日の水分補給にもおすすめです。

水出し緑茶が危険と言われるのはなぜ？

水出し緑茶が危険と言われる理由は、主に衛生面にあります。ボトルに口をつけて飲んだり、洗浄や消毒を怠ったりすると食中毒の原因になる危険性があります。

また劣化した水道管から注いだ水道水もお茶の風味や飲む方の健康を損なうリスクがあり、避けてください。

ボトルの衛生管理を徹底したうえ、さらにミネラルウォーターを活用すれば水出し緑茶の安全性を一層高められます。

まとめ

水出し緑茶をおいしく、かつ安全に飲むには、衛生管理や茶葉の取り扱い、保存期間など、いくつかの注意点があります。

ボトルの洗浄や消毒を徹底し、作ったあとは茶葉を取り除き、なるべく早く飲み切りましょう。

カルキ臭のない水出し緑茶を飲みたいときは、ミネラルウォーターの活用がおすすめです。

のむシリカのようなまろやかな味わいを楽しめるナチュラルミネラルウォーターを使い、水出し緑茶をおいしく安全に作りましょう。

＜参考文献＞
※1 農林水産省｜緑茶の美味しさと機能性を両立する「水出し緑茶」
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。