カフェオレに期待できる健康効果とは？効果的な成分と飲む際の注意点を解説

カフェオレはコーヒーの香りとミルクの甘さが同時に味わえる、人気の飲み物です。

コーヒーと牛乳の健康効果をあわせ持つ点も注目されています。

本記事では、カフェオレに期待できる健康効果を詳しく解説し、効果を高める飲み方や飲むときの注意点も紹介します。

ぜひ参考にして、カフェオレを健康的においしく味わいましょう。

カフェオレに期待できる健康効果

コーヒーと牛乳をほぼ半々の割合で使用するカフェオレは、それぞれから得られる健康効果が期待できます。

コーヒーの成分であるカフェインとポリフェノールが体にさまざまなよい影響を与えるほか、牛乳にはカルシウムやカリウムなどのミネラル成分を多く含んでいます。

カフェインの効果

国立がん研究センターは2015年5月、習慣的にコーヒーを飲む方は心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するとの研究結果を発表しました。

40～69歳の男女約9万人を対象に、18～21年間にわたり追跡した大規模な疫学調査で得られた結果で、コーヒーの健康効果が一躍注目されるきっかけになったといえるでしょう。

同センターは、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールが体に作用したものと推定しています。

利尿作用でデトックス

カフェインには利尿作用があり、体内の老廃物の排出を促し、余分な水分が貯まることで生じるむくみを解消することがわかっています。

腎臓で作られる尿の多くは腎臓内でろ過されて水分が再吸収されますが、カフェインには水分の再吸収を抑える作用があるため、尿の排出量の増加につながります。

覚醒作用

カフェインの効果のひとつ、眠気をさます覚醒作用について知っている方は多いでしょう。

人間が眠くなるのは、疲労によりアデノシンと呼ばれる物質が作られるためです。アデノシンは、神経を興奮させる脳内物質のヒスタミンの放出を抑制し眠気が強くなります。

カフェインはアデノシンの働きを阻止し、ヒスタミンの放出を助けて眠気を抑えるため、頭をスッキリさせて集中力を高める効果もあります。

呼吸器機能、血管機能の改善

カフェインには、気管支を拡張して呼吸器の機能を改善する作用や、血管内皮の機能を高める作用も知られています。

国立がん研究センターの調査結果では、コーヒーが心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクを低下させるのは、カフェインの作用と、後述するポリフェノールの抗酸化作用によるものと考えられています。

クロロゲン酸の効果

コーヒーの健康効果でカフェインに劣らない物質として、ポリフェノールが挙げられます。

コーヒーに含まれるポリフェノールでもっとも多いものは、クロロゲン酸です。

クロロゲン酸はコーヒーの褐色や苦み、香りの元になり、脂肪の燃焼を助け、消化を促進させる成分です。

脂肪燃焼でダイエット

クロロゲン酸は肝臓の脂質代謝作用を活発にするため、脂肪の燃焼が促進されエネルギー消費が増加します。

クロロゲン酸が持つダイエット効果のもうひとつは、糖質を分解する酵素の働きを阻害して糖質の消化吸収を緩やかにし、脂肪の蓄積を減らすことです。

胃の消化促進

クロロゲン酸には胃酸の分泌を促進し消化を助ける作用もあり、食後のコーヒーは消化を促します。

ただし、空腹時にブラックコーヒーを飲むと、分泌された胃酸が胃を荒らす原因になることがあるため注意が必要です。

フェルラ酸による心臓病や脳卒中の予防効果

コーヒーに含まれるクロロゲン酸の半分以上は、肝臓で代謝されてフェルラ酸と呼ばれる物質に変化します。

フェルラ酸には血管内の血小板が集まり凝固するのを防ぐ働きがあり、血液がサラサラになるため、血栓ができることで起きる脳梗塞や心筋梗塞を予防するとされています。

タンニンの抗酸化作用

コーヒーに含まれるタンニンもポリフェノールの一種です。タンニンには抗酸化作用があるほか、タンパク質を変化させる収れん作用があります。

コーヒーの渋みは、タンニンの持つ収れん作用で舌の表面のタンパク質が引き締まることにより生じるものです。

タンニンの抗酸化作用は、活性酸素が引き起こす組織の酸化を防ぐため、肌の老化防止などが期待できます。

また、タンニンにはメラニンを作る細胞のメラノサイトの活性を抑制する作用があり、美白効果があるとされています。

コーヒーの香りによるリラックス効果

コーヒーの香りをかぐと、リラックスしたときに生じる脳波のアルファ波が増えることが知られています。

アルファ波は心身をリラックスさせるのみでなく、脳を活性化し学習効果を高める効果も得られるでしょう。

むくみ解消！牛乳のカリウム

牛乳に含まれるカリウムは、牛乳100mlあたり150mgです ※1。

カリウムには食事で摂り過ぎた塩分を体外に排出する働きがあります。

夜にラーメンを食べると翌朝顔がむくむことがあるように、塩分を摂りすぎると体は水をため込もうとします。カリウムを摂取すれば、むくみ予防につながるでしょう。

牛乳のカルシウムで骨粗鬆症予防効果

牛乳はカルシウムが豊富な食品としても有名です。

牛乳100mlあたりには110mgのカルシウムが含まれており ※1、女性1日の摂取目安量の約1/6にあたります。

人間の骨量は20～40歳をピークに、その後年齢とともに徐々に低下します ※2。

とくに女性は閉経後に骨量が急速に減少し、骨粗しょう症のリスクが高まるため、積極的なカルシウム摂取が必要です。

朝イチで飲むならブラックコーヒーよりカフェオレ

朝一番に飲むコーヒーは、ブラックよりも胃に優しいカフェオレがおすすめです。

空腹でも胃に優しい

コーヒーには胃酸の分泌を促す効果がありますが、空腹のときには胃酸で胃を荒らす恐れがあります。

カフェオレの場合、牛乳の脂肪分が胃壁を保護するため、空腹時に飲んでも胃を荒らす心配が少なくなります。

ダイエット中の朝食代わりにもなる

朝食を抜くダイエットは健康によくないといわれますが、一日の摂取カロリーを減らせるため、実行している方も多いかもしれません。

忙しい朝には手軽に準備できるカフェオレが、朝食代わりに役立ちます。

牛乳にはさまざまな栄養素がバランスよく含まれており、コーヒーには前述したとおり脂肪を燃焼させる効果があるため、ダイエット時の朝食によいでしょう。

また、カフェオレを温めて飲めば体の代謝がアップし、ダイエット効果がさらに高まるため、ぜひ試してみてください。

飲み過ぎ禁物！飲む際の注意点

カフェオレはさまざまな健康効果がある飲み物ですが、飲み過ぎには注意が必要です。

ブラックコーヒーよりカロリーは高い

コーヒーは低カロリーですが、カフェオレは牛乳が加わる分カロリー摂取量が高くなります。

文部科学省が定める日本食品標準成分表によると、ブラックコーヒー1杯（200ml）は8kcalです ※1。

それに対して、コーヒーと牛乳が1：1のカフェオレ（200ml）は65kcalと大幅にカロリーがアップします ※1。

コーヒーと同じつもりで飲んでいると、太る原因になるかもしれません。

そのため、ダイエット中にカフェオレを作る場合は、低脂肪乳や無脂肪乳などを選んでみてください。

また、市販のカフェオレには糖分を多く含むものがあり、さらにカロリーも高いため注意が必要です。

睡眠を妨げる可能性も

カフェインには覚醒作用があるため、睡眠を妨げる可能性があります。

カフェインの覚醒作用の影響は個人差がありますが、コーヒーを飲むと眠れなくなる方は、寝る直前のカフェオレの摂取を避けてください。

夜トイレに行く回数が気になる方は、コーヒーの利尿効果が睡眠を妨げる可能性があります。

カフェオレは水分補給に不向き

ビールを飲んでもアルコールの利尿作用により水分を補給できないことと同じく、利尿作用のあるコーヒーを含むカフェオレも水分補給には向いていません。

人間は比較的安静にしている場合でも1日に約1.2Lの水分を飲み水として摂る必要があります ※3。

起床後から1日を通してこまめに水分を摂るためには、刺激がなくカロリーゼロのミネラルウォーターがおすすめです。

健康的な水分補給にはナチュラルミネラルウォーター「のむシリカ」がおすすめ！

カフェオレはコーヒーの利尿作用や牛乳のカロリーを考えると、水分補給のための飲み物には適していません。

健康的な水分補給には、カロリーゼロで不足しがちなミネラルが摂取できる、のむシリカをおすすめします。

体内で生成できない「シリカ」が豊富

のむシリカは、食事で不足しがちなミネラルのカルシウムとマグネシウムが豊富です。

また、最近注目されている希少ミネラルのひとつであるシリカも含んでいます。シリカは体のさまざまな部分を構成する成分ですが、体内では生成できません。

のむシリカとほかのナチュラルミネラルウォーター1Lあたりの成分を比較します。

成分名	のむシリカ	シリカシリカ	阿蘇外輪山天然水
カルシウム	31mg	7.6mg	14.2mg
マグネシウム	14mg	2.1mg	5.9mg
シリカ	97mg	72mg	52mg
硬度	130mg/L（中硬水）	28mg/L（軟水）	49.5mg/L（軟水）

カルシウム、マグネシウム、シリカのいずれも、のむシリカが豊富であることがわかります。

ミネラルの黄金比でおいしく水分補給

カルシウムとマグネシウムは2：1の割合での摂取が理想的とされています。

どちらも健康的な体を維持するために重要なミネラルですが、カルシウムを多く摂り過ぎるとマグネシウムの排出量が増えます。ちょうどよいバランスが2：1の割合です。

上の表からわかるように、のむシリカは黄金比でカルシウムとマグネシウムを含む飲料水です。

水中のカルシウムとマグネシウム量の値である硬度は、その値が低いほどミネラルが少なく、高いほど多くなります。ミネラル含有量の少ない順に軟水、中硬水、硬水と分類されます ※4。

軟水を飲み慣れた日本人には、ミネラルを大量に含む海外のナチュラルミネラルウォーターは飲みにくく感じたり、下痢を起こしたりする可能性があるでしょう。

飲みやすい中硬水のナチュラルミネラルウォーター、のむシリカであれば体に負担をかけることなく毎日の水分補給が継続できます。

ホットでも豊富なミネラル量をキープ

近年は白湯の健康効果が注目されていますが、のむシリカは温めて飲んでもミネラルの量や性質に大きな変化はありません。

日本の水道水で作る白湯よりも、多くのミネラルを摂取できます。

また、コーヒーやお茶を入れる場合も中硬水の、のむシリカがおすすめです。

たとえば、紅茶は軟水では苦みが出やすく、硬水では味や香りが出にくい弱点がありますが、中硬水ののむシリカならこれらの弱点がカバーされて、おいしい紅茶が飲めるでしょう。

まとめ

カフェオレには、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールによるさまざまな健康効果があります。

牛乳に含まれる豊富なミネラルによる作用もメリットのひとつです。

ただし、カフェオレは水分補給の飲み物には適していません。おいしいカフェオレとともにミネラルが豊富でカロリーゼロの、のむシリカもぜひ取り入れてみてください。

＜参考文献＞
※1 文部科学省｜日本食品標準成分表（八訂）増補2023年
※2 骨粗鬆症財団｜骨粗鬆症の予防は成長期から
※3 厚生労働省｜「健康のために水を飲もう」推進運動
※4 西条市｜水の歴史館　硬い水と軟らかい水
※商品の情報は公式サイトを参考にしています