血流を良くする飲み物6選！血流改善に役立つ栄養成分で血液サラサラを目指そう

血流を良好な状態に保つことは、冷え性や肩こりの改善、ダイエットにも役立ちます。

血流をよくするためには十分な水分補給が重要ですが、飲み物の種類にこだわることでさらに効果が期待できるでしょう。

本記事では血流を良くするといわれている飲み物について詳しく解説します。

血流をサラサラにして健康的な毎日を過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。

血流を良くする飲み物はある？

健康維持のためには、血流を良好に保つことが大切です。

血流は血管の弾力性と血液の粘性に影響を受けます。血管がしなやかで、血液がサラサラな状態であれば、良好な血流を確保できるでしょう。

血管のしなやかさを守る成分や、血液をサラサラにする成分はいくつかあり、食べ物や飲み物から効率的に摂取すれば、血流の改善につながります。

また、適度な運動や禁煙に気を配るなど、食事と生活習慣、どちらも意識して血流改善につとめましょう。

血液ドロドロの原因と健康に及ぼす悪影響

粘性の高いドロドロの血液は、サラサラの血液に比べて血管を通りにくく、血流を滞らせます。

まずはその原因や、血流の悪化による悪影響を知り、良好な血流を確保する重要性について理解しましょう。

血液ドロドロの主な原因は偏った食生活

血液は食生活に大きな影響を受けます。

食べ過ぎで血中にコレステロールが増えたり、高血糖の状態が続いたりすると血液の粘性が高まります。

とくに高脂質な食品や甘いものの摂りすぎは、血中にコレステロールや糖を増やすため注意が必要です。

また運動不足や喫煙も血液をドロドロにする要因となります。※1

偏った食生活や生活習慣の乱れには、十分気をつけましょう。

血流悪化で病気のリスクが高まる

血液がドロドロの状態は、さまざまな病気のリスクを招くといわれており、血中にコレステロールや糖が過剰になると、血管が傷つきやすくなります。

傷ついた血管はしなやかさを失い、拡張したり収縮したりといった機能が弱まるため、血流コントロールがますます難しくなるでしょう。

また血中のコレステロールが酸化して血管内皮に沈着すると、硬くなった血管の内腔が狭くなる「動脈硬化」の状態になります。※1

動脈硬化では血管が詰まりやすくなるため、心筋梗塞や脳梗塞のような重篤な疾患を生じかねません。

血液をサラサラにして良好な血流を保つことは、心血管疾患を予防するためにも非常に重要です。

血行不良による不調の一因にもなる

良好な血流の確保は、健康な状態を維持するためにも欠かせません。

血液は酸素や栄養素を全身に届けるための組織です。血管や血液の状態が悪いと、全身が酸素不足や栄養不足の状態に陥りやすくなります。

エネルギー不足により熱産生が低下すれば、手足の冷えを引き起こすでしょう。

また、血液には全身で発生した老廃物や有害物質を回収する役割もあります。

血流が滞ると、老廃物や有害物質の排出が十分にできなくなるため、便秘や肌荒れ、むくみ、肩こりなどの症状を生じやすくなるでしょう。

血液サラサラの効果が期待できる栄養成分

血液をサラサラにする成分は主に次のとおりです。

• ビタミンEやビタミンC
• DHAやEPA
• ポリフェノール
• カロテノイド
• ナットウキナーゼ

いずれかの成分や食品に偏ることなく、さまざまな食品を摂り血流の改善につなげることが大切です。

それぞれの成分や、効率よく摂取できる食品について詳しく解説します。

ビタミンEやビタミンC

ビタミンEやビタミンCは「抗酸化ビタミン」と呼ばれる成分です。抗酸化ビタミンには、体内の活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。※2

血中の脂質の酸化を防ぎ、サラサラの血液としなやかな血管を保つために役立つでしょう。

ビタミンEはナッツ類やアボカド、うなぎのような高脂質の食品に多く含まれ、ビタミンCはレモンやイチゴ、カリフラワーなどの果物や野菜が主な摂取源です。

さまざまな食品から効率よく抗酸化ビタミンを摂取しましょう。

DHAやEPA

DHAやEPAは、魚介類に含まれるω‐3系脂肪酸と呼ばれる特徴的な脂肪酸です。

ω‐3系脂肪酸には強力な抗酸化作用があり、血中の中性脂肪を減らして血液をサラサラにする効果が期待できます。※2

DHAやEPAは脂肪酸であるため、高脂質な魚介類に含まれますが熱に弱いため、ブリやハマチ、サーモン、いくらなどの刺身や寿司での摂取がおすすめです。

ポリフェノール

ポリフェノールは植物性食品に含まれる苦みや色素の成分です。野菜や果物の皮のような色の濃い部分から多く摂取できます。※3

ポリフェノールにも抗酸化作用があり、血中のコレステロールの酸化を防ぐために有効です。

ポリフェノールは主に次のような食品から摂取できます。

• ブルーベリーやさつまいも（アントシアニン）
• 大豆（イソフラボンやサポニン）
• 蕎麦（ルチン）
• 緑茶（カテキンやタンニン）

さまざまな植物性食品を偏りなく食べ、ポリフェノールを意識して摂るようにしましょう。

カロテノイド

カロテノイドは赤や黄色を示す色素成分のひとつです。

ポリフェノールと同様に抗酸化作用を発揮して、血液をサラサラにする効果が期待できます。

カロテノイドは次のような食品に多く含まれています。※3

• 鮭やエビ（アスタキサンチン）
• トマトやスイカ（リコピン）
• ニンジンやブロッコリー（βカロテン）

カロテノイドは熱に強く、焼き調理や炒め調理でも損失しにくい点がメリットです。

野菜類は加熱によりかさが減り、多くの量が食べやすくなるため、加熱調理を積極的に活用しましょう。

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、納豆から摂取できる酵素として知られています。

大豆を煮たものに納豆菌を発酵させることで納豆ができあがりますが、ナットウキナーゼはその発酵過程で生成される成分です。

ナットウキナーゼには、血液を固める「血栓」の溶解を促したり、生成を抑制したりする作用があります。

血栓は血管の通り道を狭め、血管の詰まりの原因となる物質です。ナットウキナーゼにより血栓を減らせれば、血流改善につながるでしょう。

血流を良くする効果が期待できる飲み物6選

血流をよくするためには、血液をサラサラにする成分の摂取が重要です。

高脂質高カロリーな食品の摂取を続けていると、血液がドロドロになり血流も滞りやすくなります。

また、脱水が起こると血液の水分割合も減少するため、良好な血流を確保できません。

十分な水分補給をおこない、血液をサラサラにする成分を摂取すれば、血流の改善に役立つでしょう。

血流をよくする効果が期待できる飲み物について次項に紹介します。

水

水は最もシンプルな水分補給のひとつです。

余分な糖質や脂質などの栄養素を含まないため、タイミングを選ばず手軽に取り入れやすいでしょう。

1日コップ6～7杯を目安に、約1.2Lを飲み水から摂るようにしてください。※4

緑茶

緑茶はノンカロリーの飲料で、水と同様にカロリーを気にする必要がなく、ポリフェノールの一種であるカテキンが含まれています。

カテキンには血中のコレステロールを低下させる作用があり、血液をサラサラにする効果が期待できるでしょう。

カテキンには抗酸化作用もあるため、コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防します。

ココア

ココアにはカカオ由来のポリフェノールが含まれています。

カカオポリフェノールの抗酸化作用は強力で、血液をサラサラにする効果や血管をしなやかに保つことが知られています。

またチョコレートにもカカオポリフェノールは含まれていますが、ココアの方が低脂質で、カロリーを抑えられるためおすすめです。

ピュアココアを牛乳に溶かして飲めば、甘さ控えめの飲み物としても楽しめます。

甘さを足したい場合は、砂糖よりも甘さが強く低カロリーなはちみつを加えてみましょう。

コーヒー

コーヒーに含まれるポリフェノールのクロロゲン酸は抗酸化作用を持ち、コレステロールの酸化を防いで血液をサラサラにするといわれています。

また、クロロゲン酸は大半が体内で「フェルラ酸」に代謝されます。

フェルラ酸は血小板が固まるのを防ぎ、血栓を作りにくくする効果が得られるでしょう。

ただしコーヒーにはカフェインが豊富に含まれています。

カフェインの覚醒作用や利尿作用により、夜間の摂取で睡眠の質を下げる可能性があります。

良質な睡眠のため、夕方以降のコーヒーの摂取は避けましょう。

赤ワイン

赤ワインは、ブドウ由来のポリフェノールが豊富です。

赤ワインのポリフェノール含有量は2～6g/Lで、効率的に抗酸化物質を摂取したい方におすすめです。

しかし赤ワインはアルコール飲料のため、飲み過ぎると二日酔いや脂肪肝など、別の不調や疾病のリスクとなります。

赤ワインを飲む場合、1日の適量は約180mLです。ワイングラス1杯半程度を目安にしましょう。

野菜ジュース

野菜ジュースからは、野菜の色素成分であるカロテノイドを効率よく摂取できます。

緑黄色野菜に豊富なβカロテンや、トマトに豊富なリコピンは熱にも強いため、加熱処理された野菜ジュースでも効率よく摂取できるでしょう。

ただし野菜ジュースには飲みやすくするため、食塩や砂糖が含まれるものが多く見られます。

血流改善のためには、食塩や砂糖の添加されていないものを選びましょう。

血流を良くする飲み物や食べ物を摂取する際の注意点

血栓を溶かす薬「ワーファリン」を服用している方は、納豆の摂取を控える必要があります。

納豆は血液凝固を促す「ビタミンK2」が豊富な食べ物です。ビタミンK2は納豆菌に由来するため、食べたあとも多くのビタミンK2が体内で生成されます。

そのため血栓を溶かす薬「ワーファリン」を飲んでいる場合、多量のビタミンK2がワーファリンの効き目を減らす可能性があります。

またクロレラが使用された野菜ジュースや青汁も、ビタミンK2がとくに多い飲み物のため、ワーファリンとの相性がよくありません。

飲んでいる薬との相性を確認したうえで、慎重に食べ物や飲み物を選びましょう。

体調維持のための水分補給には『のむシリカ』がおすすめ！

健康維持には、十分な水分補給が重要です。

水道水からの摂取でも問題ありませんが、ナチュラルミネラルウォーターを活用すれば、おいしい飲み口で、毎日の水分補給が継続しやすくなるでしょう。

「のむシリカ」はまろやかな味わいでおいしく水分補給をおこなえるナチュラルミネラルウォーターです。

次項からは、のむシリカの特徴について詳しく解説します。

体に必要なミネラル摂取が可能

のむシリカには、カルシウムやマグネシウムなどが豊富に含まれています。

次の表で、具体的なミネラル含有量を比較してみましょう。

	のむシリカ	日田天領水	霧島の天然シリカ水
カルシウム	3.1mg	0.9mg	1.2mg
マグネシウム	1.4mg	0.2mg	0.27mg
カリウム	0.57mg	0.9mg	0.56mg
シリカ	9.7mg	9mg	8.5mg

比較表からもわかるとおり、のむシリカはカルシウムやマグネシウム、シリカなどの成分が、ほかのナチュラルミネラルウォーターよりも豊富に含まれています。

いずれも体内で合成できないため、食べ物や飲み物からの摂取を心がけたい重要なミネラルです。

とくにカルシウムやマグネシウムは日本人の食生活において不足しがちであるため、飲み水から効率的に摂取できれば、ミネラルの不足も解消しやすくなるでしょう。

お茶やコーヒーとも好相性

のむシリカは、まろやかな味わいとミネラル含有量のバランスが良好な中硬水です。

硬水からは多くのミネラルを摂取できますが、独特の苦みや風味を感じやすく、日本人の体質にあわない場合もあります。

一方、中硬水は硬水よりも苦みを感じにくく、軟水よりもミネラルを豊富に含む水です。

そのため、のむシリカはお茶やコーヒーにもあわせやすく、効率よくミネラルを補給できます。

飲み物をおいしく楽しみたい方や、健康維持のためにミネラル摂取を習慣化したい方は、のむシリカを活用してみましょう。

まとめ

血流を良くするためには、十分な水分補給と、血管や血液の状態を良好に保つ成分を摂り入れることが重要です。

抗酸化作用を持つ成分を摂取すると、血液をサラサラに保ち、血管を柔軟にする効果が期待できるでしょう。

ポリフェノールを含む緑茶やコーヒー、カロテノイドを含む野菜ジュースなどがおすすめです。

コーヒーにはカフェイン、赤ワインにはアルコールが含まれるため、飲み過ぎには注意しましょう。

本記事で紹介した飲み物を参考にしながら、血流の改善に役立ててください。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省（e-ヘルスネット） | 動脈硬化
※2 厚生労働省（e-ヘルスネット） | 抗酸化ビタミン
※3 厚生労働省（e-ヘルスネット） | 抗酸化物質
※4 厚生労働省 | 「健康のため水を飲もう」推進運動