ココアの栄養成分は？ココア以外の健康によい飲み物も紹介！

健康面でさまざまな効果が見込めるココアは、幅広い年齢層の方から人気の飲み物です。

ココアの健康効果が高いといわれると、ココアに含まれている栄養成分が気になる方もいるかもしれません。  

本記事では、ココアに含まれている栄養成分の健康効果やココア以外の健康によい飲み物を紹介します。

ココアの健康効果を知れば、日常生活にココアを取り入れてみたくなるでしょう。

ココアで健康的な生活を手に入れるために、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

ココアの成分

ココアに含まれる成分のなかで、健康効果を発揮する代表的なものは、次の6つが挙げられます。

• カカオポリフェノール
• 食物繊維
• テオブロミン
• ミネラル
• カフェイン
• ビタミン

 ここからは、ココアに含まれるすべての栄養成分を一覧表で紹介したうえで、健康効果が高いとされる各栄養素を紹介します。

栄養成分

まずは、ココア100g当たりに含まれる栄養成分と成分量をみてみましょう。

【ココアに含まれる栄養成分と成分量】

成分名			成分量
エネルギー			386kcal（1,603kJ）
水分			4.0g
たんぱく質	アミノ酸組成によるたんぱく質		13.5g
	たんぱく質		18.5g
脂質	脂肪酸のトリアシルグリセロール当量		20.9g
	コレステロール		1.0mg
	脂質		21.6g
炭水化物	利用可能炭水化物（単糖当量）		10.6g
	利用可能炭水化物（質量計）		9.6g
	差引き法による利用可能炭水化物		23.5g
	食物繊維総量		23.9g
	炭水化物		42.4g
有機酸			0.7g
灰分			7.5g
無機質	ナトリウム		16mg
	カリウム		2,800mg
	カルシウム		140mg
	マグネシウム		440mg
	リン		660mg
	鉄		14.0mg
	亜鉛		7.0mg
	銅		3.80mg
ビタミン	ビタミンA	β−カロテン当量	30μg
		レチノール活性当量	3μg
	ビタミンE	α−トコフェロール	0.3mg
		γ−トコフェロール	4.3mg
		δ−トコフェロール	0.1mg
	ビタミンK		2μg
	ビタミンB1		0.16mg
	ビタミンB2		0.22mg
	ナイアシン		2.3mg
	ナイアシン当量		6.6mg
	ビタミンB6		0.08mg
	葉酸		31μg
	パントテン酸		0.85mg

表を見ると、ココアには豊富な食物繊維のほか、数多くのビタミンやミネラルが含まれているとわかります。

次に、主要な栄養成分の健康効果を紹介します。 

カカオポリフェノール

最も代表的な栄養素がカカオポリフェノールです。

カカオポリフェノールは高い抗酸化作用を持つといわれており、老化の原因とされる体内の活性酸素を除去します。

ほかにも、血管拡張による血圧低下や動脈硬化の予防なども期待できるでしょう。 

ただし、牛乳と混ぜ合わせると、カゼインと結合しカカオポリフェノールの作用を下げるため注意が必要です。※1

食物繊維

食物繊維は炭水化物のうち、ヒトの消化酵素で消化されない成分のことです。

整腸作用など健康に良い影響をもたらす成分で、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分類されます。

不溶性食物繊維は水に溶けにくく、水溶性食物繊維は水に溶けやすい性質があります。

ココアに含まれる食物繊維はリグニンと呼ばれる不溶性食物繊維のため、便のかさを増し、便秘解消に効果を発揮する可能性もあるでしょう。

ココアには、食物繊維が豊富なゴボウよりも多くの食物繊維が含まれています。

さらに、ココアの食物繊維には腸内環境の改善のみならず、便の臭いを低減させる作用も期待できるでしょう。※2

テオブロミン

テオブロミンはココア独特の苦味と香り成分で、カカオのみに含まれる栄養素です。

 カカオに含まれるテオブロミンを摂取すると、精神のリラックス効果や集中力を向上させる、セロトニンの働きを促進する作用が期待できます。

また、記憶力や認知機能の向上、ストレス低減作用などの効果も得られるでしょう。 

ストレスを溜め過ぎると集中力や記憶力の低下を招きやすいため、ストレスが溜まりやすい場合はココアでテオブロミンを摂取するとよいでしょう。※3

ミネラル

ココアには、五大栄養素の一つであるミネラルが豊富に含まれています。

体内で生成ができないミネラルは生命維持活動には欠かせない栄養素であり、食品からの摂取が欠かせません。 

ミネラルは種類により、細胞、骨、筋肉の形成や伸縮をサポートし、水分量や血圧の調整、造血、生殖機能の維持など、さまざまな役割を担います。

ココアに含まれるマグネシウムやカリウム、鉄、亜鉛などのミネラルにより、食生活のミネラル不足をサポートできるでしょう。※4

カフェイン

ココアに含まれるカフェインには、眠気を覚ます覚醒作用や血管拡張作用、利尿作用など、さまざまな効果が期待できます。

また、軽い興奮作用による疲労感の低減、頭痛に対する鎮痛作用の効果も見込めます。

カフェインは、現代人の日常生活を活発にするためにも重要な栄養素といえるでしょう。

ビタミン

五大栄養素の一つであるビタミンには数多くの種類があり、さまざまな健康効果が得られます。

とくに、ココアにはビタミンB2、B6が多く含まれているため、たんぱく質や脂質のエネルギー変換が促進され、基礎代謝が向上します。 

細胞の生成、代謝に大きく関わるビタミンB群は、積極的に摂取しておきたいものです。※5

ココアに関するよくある質問

ここからは、ココアに関する質問を紹介します。

積極的にココアを飲もうと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ココアの健康効果は？

ココアを飲むと、次の健康効果が期待できます。

効果的で最適な飲むタイミングはある？

ココアを飲むタイミングは朝や間食、食後が適しています。

朝にココアを飲むと、1日の代謝量を高める効果があるほか、朝から豊富な食物繊維を摂取できるため、便秘改善効果が高まるでしょう。

また、食後の摂取では血糖値の上昇を抑え、食後の眠気防止や脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。

毎日ココアを飲んでも大丈夫？1日の摂取量は？

ココアは飲む量に気を配れば、毎日飲んでも差し支えありません。

毎日ココアを飲む場合における1日の摂取量は、カップ1杯程度にしておきましょう。

ただし、毎日飲む場合、砂糖やカロリーが高いミルクココアよりは、カカオ豆を100％使用し、カロリーが控えめなピュアココアがおすすめです。

ホットチョコレートとの違いは？

ホットチョコレートは、カカオマスから抽出したカカオバターから作られたチョコレートに砂糖とミルクを混ぜ合わせて味を整えたものです。

一方、ココアはカカオマスからカカオバターを分離させたココアパウダーに、砂糖やミルクを加えて作られています。

ホットチョコレートはココアに比べると甘みが強く、糖分やカロリーも高い傾向にあるでしょう。

おすすめのココアの取り入れ方は？

ココアは、飲み物以外に料理やお菓子作りにも活用できます。

ココアパウダー、ココアバター、ミルクココアを使用すれば、さまざまなアレンジ料理が楽しめるでしょう。

また、ココアパウダーやココアバターはクッキーを作る際に混ぜ合わせると、ココアの風味豊かなおいしいココアクッキーに仕上がります。

さらに、ミルクココアは甘味とコクを活かしてガトーショコラやチョコレートケーキを作る際に混ぜ合わせると、ココアのおいしさが引き立ちます。

ココアの種類をチェックしながら好みのスイーツに取り入れるとよいでしょう。

ココア以外の健康によい飲み物

ココアを毎日飲み続けていると、たまには別の飲み物を飲みたくなるかもしれません。

そこで、ココア以外の健康によい飲み物を紹介します。

ココア以外の飲み物であっても、なるべく身体によいものを選びましょう。

ココア以外におすすめのヘルシーな飲み物は、次のとおりです。

• 緑茶
• コーヒー
• ナチュラルミネラルウォーター

緑茶

緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンには、血中コレステロールや体脂肪の低下などの健康効果が期待できます。

さらに、テアニンによる血行の改善やリラックス効果で集中力の向上が見込めるでしょう。

緑茶にはポリフェノールのほかにも、ビタミンCやビタミンAなどのビタミン類も豊富に含まれており、ビタミンＣによる美肌効果や高い抗酸化作用も得られます。

コーヒー

コーヒーには眠気を覚ます作用のあるカフェインが含まれており、自律神経の働きを高めるほか、運動能力の向上や利尿作用の促進などの効果があります。

利尿作用が促進されると、体内の老廃物や塩分が排出されるため、体内の健康維持に高い効果を発揮するでしょう。

また、カフェイン以外にもポリフェノールが多く含まれていることから、生活習慣病の予防にもつながるでしょう。※6

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、原水に地中のミネラル成分が含まれている地下水を使用しており、人工ではなく天然のミネラルを摂取できます。

ナチュラルミネラルウォーターに含まれる豊富なミネラルには、エネルギー代謝や筋肉の収縮をはじめ、心身のバランス維持など多くの機能をサポートします。

また、不足しがちなミネラルを手軽に摂取できるため、普段の水分補給をナチュラルミネラルウォーターに置き換えてもよいでしょう。

ナチュラルミネラルウォーターを選ぶなら『のむシリカ』がおすすめ

ナチュラルミネラルウォーターを選ぶ際は次の4つの理由から、のむシリカがおすすめです。

• 中硬水で誰でも飲みやすい
• 体内で生成できない貴重なシリカ
• 豊富なミネラルを摂取できる
• 加熱殺菌された安心安全の天然水

中硬水でだれでも飲みやすい

のむシリカの硬度は130mg/Lです。100～300mg/L以下の中硬水に該当するため、硬水のナチュラルミネラルウォーターに比べて飲みやすい特徴があります。

硬度301mg/L以上の硬水は、ミネラルを多く含んでいるものの、口当たりが重かったり苦味を感じたりします。

その点、中硬水ののむシリカは硬水ほどの口当たりの重さや苦味は感じません。

体内生成できない貴重なシリカ

のむシリカには、ナチュラルミネラルウォーターのなかでもシリカが豊富に含まれています。

シリカは、体を構成する重要成分で、体内のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をサポートします。

シリカは体内で生成されないため、食べ物や飲み物から摂取するしかありません。

摂取しても失われていくシリカを体内で維持するためには、毎日の継続的な摂取が必要です。

飲みやすく、続けやすい、のむシリカは、毎日のシリカ補給にも役立つでしょう。

豊富なミネラルを摂取できる

のむシリカを飲むと、シリカ以外にも数多くのミネラルを摂取できます。

のむシリカで摂取できるミネラルは、次のとおりです。

加熱殺菌された安心安全の天然水

のむシリカは製造過程で加熱殺菌されているため、安全性が高い傾向にあります。

130度で10秒間の加熱殺菌に加え、UV殺菌とクリーンエアにより殺菌されたボトルに無菌充填システムを使用してボトリングされています。

まとめ

ココアにはカカオポリフェノールをはじめ、健康効果の高い成分が数多く含まれています。

ココアパウダーやココアバターであれば料理へのアレンジが可能なため、日常生活に取り入れやすいでしょう。

ココアの味に飽きたときには、緑茶やコーヒー、のむシリカなどがおすすめです。

とくに、のむシリカミネラル豊富のため、本記事の内容を参考に日常生活に取り入れてみてください。

＜参考文献＞
※1 日本チョコレート・ココア協会 | 「カカオポリフェノール」はどのようなものですか？
※2 HFNet | 「健康食品」の安全性と有用性
※3 日本チョコレート・ココア協会 | チョコレート・ココアに「抗ストレス効果」はありますか？
※4 e-ヘルスネット | ミネラル
※5 HFNet | ビタミンについて
※6 健康長寿ネット | コーヒーの健康とは