口内炎に効く飲み物や食べ物はある？必要栄養素と避けるべき食品も徹底解説

口内炎は唇の裏や舌など、口内の粘膜に起こる炎症です。

口内炎になると、痛みや違和感でおいしく食事ができなくなり、ストレスも溜まります。

口内炎になる原因はさまざまですが、口内炎ができたらまずは食生活を見直してみましょう。

早く治すためには、飲み物や食べ物を変えることが重要です。

本記事では口内炎に効く医薬品の飲み物をはじめ、口内炎の予防や改善に効果的な栄養素、避けるべき食べ物や飲み物について解説します。

口内炎ができやすい方はぜひ参考にしてみてください。

口内炎に効く飲み物（医薬品）

まず、口内炎に効果がある飲み物を5つ紹介します。

今回紹介するのは、すべて厚生労働省により有効成分の効果が認められた医薬品です。

口内炎ができた際に飲むと、早い改善が期待できるでしょう。

ぜひ参考にしてください。

チョコラBBⓇドリンクⅡ（第3類医薬品）

チョコラBB®ドリンクⅡは1本で肌荒れやニキビのケアができます。

ビタミンB2やビタミンB6を配合しており、口内炎にも効果的です。

昔から生薬として用いられてきたハトムギ種子のヨクイニンのエキスや、ビタミンB群の一つで補酵素として働くニコチン酸アミドも配合しており、体の内側から口内炎の症状を緩和します。

カフェインを含んでいないため、妊娠中や就寝前に飲むドリンクとしてもおすすめです。

味にクセがなく、比較的飲みやすい栄養ドリンクといえるでしょう。

チョコラBBⓇドリンクビット（第3類医薬品）

チョコラBB®ドリンクビットはビタミンB2、B6、ヨクイニン、ニコチン酸アミドを一度に摂取でき、体の内側から肌荒れに効果を発揮します。

口内炎はもちろん、ニキビにも効果的です。

カロリーも1.2kcalとチョコラBBシリーズで最も低く、ダイエット中でも安心して飲めるでしょう。

また、ノンカフェインのため、飲むタイミングを選びません。

1本50mlで、3本セットや10本セットでも購入できます。

飲み続けることで高い効果が期待できるため、気に入った方はまとめ買いしておきましょう。

セロラBBドリンクライト（第3類医薬品）

セロラBBドリンクライトは、ビタミンB2、B6、ヨクイニンエキスを配合したドリンクです。

1日1本飲むと口内炎やニキビ、肌荒れを改善し、皮膚や粘膜を正常に保てます。

スッキリと飲みやすいアップル風味で、1本あたり1.2kcalと低カロリーである点も魅力です。

ビタミンB2配合かつノンカフェインで、多忙で疲労感がある方や、妊娠や授乳中の方でも安心して飲めます。

基本的には4本セットで販売されています。

ペアＡ（第3類医薬品）

ペアAは、口内炎をはじめとする肌荒れに有効な5つの成分を配合したドリンクです。

代謝を助けるニコチン酸アミドや、肌のターンオーバーを促進するビタミンB2、B6、消炎効果を持つ生薬ヨクイニンなどが体の内側から素早く効果を発揮します。

後味がスッキリとしたアセロラ味で、1本あたりのカロリーは12kcalです。

疲労の原因となる老廃物は肝臓で分解され、体外へ排出されます。

ペアAに含まれるグルクロノラクトンは肝臓の血流を促進し、老廃物の代謝や解毒をサポートするため、倦怠感や疲労感に悩んでいる方にもおすすめです。

くらしリズムメディカル　パッショーネドリンク（第3類医薬品）

ツルハグループが販売するくらしリズムメディカル　パッショーネドリンクはビタミンB2、B6、ヨクイニンエキスを配合したドリンクです。

ビタミンB群であるニコチン酸アミドやチアミン硝化物も含んでおり、口内炎やニキビ、肌荒れの改善効果が期待できます。

3本セットがお得のため、飲み続ける際はまとめ買いしましょう。

甘味のあるフルーティな味わいで、価格も比較的リーズナブルです。

ただし、プライベートブランド商品のため、コンビニでは購入できません。

気になる方はツルハグループのドラッグストアをチェックしてみてください。

口内炎に効く栄養素を含む食べ物や飲み物

食生活の乱れは口内炎ができる原因のひとつです。

栄養バランスが崩れるとビタミンやミネラルが不足し、口内炎ができやすくなります。

口内炎ができた際は食生活を見直し、次に紹介する栄養素を含む食べ物や飲み物を積極的に取り入れましょう。

ビタミンB2を含む食べ物

ビタミンB2は水溶性ビタミンで、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ働きがあります。

細胞の再生にも関わり、エネルギー消費量が多いほど十分なビタミンB2の摂取が大切です。

子どもの場合、ビタミンB2不足は成長障害を引き起こします。

ビタミンB2は魚介類や肉類、豆類、乳製品、卵類などに豊富に含まれており、加熱調理しても壊れません。

ただし、水に溶ける性質を持つため、シチューやスープで無駄なく摂取することがおすすめです。

ビタミンB6を含む食べ物

ビタミンB6は、体内で補酵素としてさまざまなアミノ酸の代謝をサポートする水溶性ビタミンです。

免疫機能の正常な働きを保つ、皮膚や粘膜の健康を維持するといった働きもあり、タンパク質以外に脂質の代謝にも欠かせません。

不足すると口内炎や皮膚炎のほか、成人の場合はうつ状態や錯乱など神経に異常が起こる可能性もあります。

ビタミンB6が豊富な食べ物は、にんにくやマグロの赤身、レバー、鶏のささみなどです。

植物性食品にも含まれますが、肉類や魚類など動物性食品の方が摂取しやすいでしょう。

ただし、サプリメントなどから過剰摂取した場合は神経障害を引き起こすリスクがあるため、注意しましょう。

ビタミンCを含む食べ物

ビタミンCは免疫力を向上させ、炎症を抑える効果があります。

皮膚や細胞のコラーゲンを合成するために必要な栄養素であり、さまざまな働きを持つ水溶性ビタミンです。

飲み物であれば玉露や煎茶、食べ物であればブロッコリーやパプリカなどがビタミンCを豊富に含んでいます。

口内炎に痛みを感じなければ、レモンやみかんといった柑橘類もおすすめです。

ビタミンCは水に溶けやすく熱にも弱いため、じゃがいもやさつまいもなど、ビタミンCがでんぷんで保護されている食べ物以外は水にさらす時間や加熱を短くしましょう。

余剰なビタミンCは尿とともに排出されますが、サプリメントを利用する際は過剰摂取に注意してください。

口内炎があるときに避けるべき飲み物や食べ物

口内炎に効果的な食べ物がある一方で、避けるべき飲み物や食べ物もあります。

口内炎を悪化させないためにも、次に紹介する4つの食べ物および飲み物の摂取は避けてください。

アルコール

アルコールを摂取すると体内で分解する際にビタミンB群が消費されます。

アルコールを頻繁に飲む方はビタミンB群が不足しやすいため、意識して摂取するよう心がけましょう。

日頃から疲れやすい、肌荒れが多いといった場合はビタミンB群が不足しているかもしれません。

口内炎ができたらアルコールは控え、ビタミンB群を消費しないようにしてください。

また、ビールやハイボールといった炭酸の刺激も口内炎に悪影響を与えます。

炭酸飲料

炭酸飲料は口の中で弾ける刺激と爽快感が魅力ですが、口内炎に刺激を与えて悪化させる可能性があります。

また、コーラやサイダーなど甘い炭酸飲料を好む方は、糖質の過剰摂取にも注意が必要です。

糖質は消化、分解する際にビタミン類を消費するため、口内炎を早く治したい場合は炭酸飲料を避けると同時に、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

飲み物は水やお茶など、炭酸ガスや糖質を含まないものを選ぶようにしてください。

味の濃いもの

味が濃い食事は塩分や香辛料が多く含まれており、口内炎に刺激を与えます。

味が濃いものを食べ続けていると治りにくくなるため、口内炎が完治するまでは薄味にするよう心がけましょう。

また、塩分の過剰摂取にもつながりやすく、高血圧のリスクも高まります。

ソースや醤油をかけ過ぎないように注意するほか、だしの旨味を活用する、ラーメンやうどんの汁を残すといった工夫が大切です。

辛いもの

辛味は甘味や苦味とは異なり、痛覚として感じます。

唐辛子をはじめとする香辛料の刺激は口内炎を悪化させるため避けましょう。

タイ料理や韓国料理、中華料理などを食べる際は辛くないメニューを選んでください。

また、熱い料理も辛いものと同様に口内を刺激します。

食事内容により口内炎の治りやすさが大きく変わるため、完治するまでは刺激の少ないものを選ぶことが大切です。

口内炎予防のための生活習慣

口内炎の原因には、食生活の乱れによる栄養不足以外にもストレスや睡眠不足、免疫力の低下などがあります。

栄養バランスを整えると同時に、生活習慣も見直して口内炎ができにくい体質を目指しましょう。

口内を清潔に保つ

口の中には常に300～700種類の細菌が生息しており、なかにはカンジダ菌や黄色ブドウ球菌、インフルエンザウイルスなど全身疾患を引き起こす菌も含まれています。

こまめに歯を磨く方でも1,000～2,000億個、ほぼ磨かない方の場合は1兆個の細菌が住み着いているため、日々のケアが大切です。

正しいブラッシングの仕方で歯を磨くことはもちろん、粘膜を傷つけないために柔らかめの歯ブラシや刺激の少ない歯磨き粉を選び、口内を清潔に保ちましょう。

毎食後に歯磨きができない方は、殺菌成分を含んだうがい薬や塩水でうがいをすると口内炎の予防や改善に効果的です。

栄養バランスのよい食事を摂る

偏った食生活を続けていると、ビタミン類やミネラル類などの栄養が不足して口内炎になりやすくなります。

なかでも粘膜や皮膚の健康を保つビタミンB2やB6、ビタミンCは口内炎を予防するために大切な栄養素です。

ただし、栄養素は相互作用があるため単体では働きません。

体内で蓄積もできないことから、毎日の継続的な摂取が重要です。

また、アルコールや糖分の多いジュース、お菓子、辛い食べ物などは控えめにしましょう。

野菜や肉類、魚類、穀類など1日を通して栄養バランスのよい食事を心がけてください。

ストレス軽減のためリラックスタイムを取る

ストレスとは外部からの刺激により体の内側に生じる反応を指します。

過度なストレスは消化性潰瘍や高血圧などの身体症状に加え、不安や抑うつなど精神的にも悪影響が生じるため注意が必要です。

日々の仕事や家事、育児でストレスを感じている方は、意識してリラックスタイムを設けてみましょう。

ゆっくりと休みストレスを軽減させることで、口内炎の予防につながります。

シャワーではなく湯船に浸かったり、ハーブティーや白湯を飲んだりするなど、自身のライフスタイルに合ったリラックス方法を見つけてみてください。

十分な睡眠を取る

日本人の睡眠時間は世界でも短く、慢性的な睡眠不足の方が少なくありません。

睡眠不足は体内のホルモン分泌や自律神経機能に影響を与え、生活習慣病のリスクを高めて健康に悪影響を及ぼします。

睡眠不足により免疫力も低下するため、口内炎が起こりやすくなります。

口内炎ができた際はライフスタイルを見直しましょう。

また、睡眠時間が足りていても、睡眠の質が悪いと意味がありません。

中途覚醒や寝つきが悪いなどの不眠症状がある場合は、日中の活動量を増やす、スマートフォンの利用を控えるといった方法を試してみてください。

こまめに水分補給をする

口の中が乾燥していると、雑菌が繁殖し口内炎が起こりやすくなります。

口呼吸の習慣がある方や、無意識に口を開けているといった方はこまめに水分補給をして口の中を潤しましょう。

のど飴やガムも唾液を分泌する効果がありますが、糖分を含むため摂り過ぎには注意が必要です。

また、水分補給はカフェインを含むコーヒーや紅茶、刺激が強い炭酸水などは避け、水やお茶を選んでください。

おすすめはカルシウムやカリウムなどのミネラルも摂取できるミネラルウォーターです。

ただし、一気に大量に飲むと尿として排泄されてしまうため、コップ1杯程度の水をこまめに飲むようにしましょう。

毎日の健康ケアのために『のむシリカ』で水分補給を！

水は人体の約60%を構成しており※1、健康維持や美容のためには毎日の水分補給が大切です。

また、ビタミン類やタンパク質などと同様、ミネラルも体内でさまざまな役割を果たしています。

ミネラルは合成や蓄積ができないため、毎日続けてバランスよく摂取しなければなりません。

ここからは、シリカをはじめとするミネラルが豊富に含まれるナチュラルミネラルウォーターの「のむシリカ」について解説します。

手軽にミネラルチャージ

のむシリカは、体内のあらゆる部分に存在するシリカをはじめ、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどの重要なミネラルを豊富に含んでいます。

ナチュラルミネラルウォーターのシリカシリカや、いろはすとの比較表は次のとおりです。

	のむシリカ	シリカシリカ	い・ろ・は・す（奥羽山脈）
シリカ	97.0mg	72.0mg	–
カルシウム	31.0mg	7.6mg	4.0mg
マグネシウム	14.0mg	2.1mg	4.0mg
カリウム	5.7mg	3.1mg	0.7mg

のむシリカなら、成人が1日に消費する約40mgのシリカを500mlのペットボトル1本で補えます。

また、シリカ以外のミネラル含有量もシリカシリカや、いろはすよりも豊富です。

さらに、カルシウムとマグネシウムの含有量も約2：1と理想的な割合であるため、ほかのナチュラルミネラルウォーターよりも高い吸収率が期待できるでしょう。

のむシリカは加熱してもミネラル含有量がほぼ変わりません。

日々の水分補給や料理に利用すれば、手軽にミネラルを補給できます。

飲みやすい中硬水

のむシリカは、ミネラルのまろやかな風味と飲みやすさを両立した硬度130mg/Lの中硬水です。

硬度は1Lあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量から算出され、日本では一般的に硬度0～100mg/L未満は軟水、101～300mg/L未満は中硬水、301mg/L以上は硬水といわれています。

軟水は誰でも飲みやすく、赤ちゃんのミルク作りにもおすすめですが、ミネラルはほぼ含まれていません。

また、硬水の場合、ミネラルによる独特の風味が苦手な方も多いでしょう。

おいしくミネラルを補給したい方は、バランスのよい中硬水がおすすめです。

硬水が苦手な方も、まずは中硬水ののむシリカを試してみてください。

口内炎に効く食べ物や飲み物に関するよくある質問

ここからは、口内炎に効く食べ物や飲み物に関する質問に回答します。

痛く辛い口内炎を早く治すためには、栄養バランスのとれた食生活が大切です。

悪化させないためにも、疑問や不安は解消しておきましょう。

口内炎があるときは冷たい飲み物と温かい飲み物、どちらがおすすめ？

見た目や大きさはさまざまですが、口内炎は粘膜が炎症を起こしている状態です。

普段の水分補給では、体を温め循環を促すための温かい飲み物がおすすめですが、口内炎の場合は痛みにつながる可能性があります。

口内炎ができたら温かい飲み物は避け、常温もしくは冷たい飲み物を飲むようにしましょう。

一気に飲むのではなく、少量ずつ口に含んで飲むと刺激を抑えられます。

口内炎が痛くて食事が摂れないときの対策は？

口内炎が痛く、満足に食事が摂れない場合は刺激が少なく、消化によい食べ物がおすすめです。

おかゆや湯豆腐、茶わん蒸し、ゼリーなど咀嚼が不要の柔らかいものや、なめらかな食感のもの、水分が多いものであれば口内炎があっても食べやすいでしょう。

食事ができず、栄養が摂れないと口内炎も治りません。

口内炎が治るまでは酸味や辛味を避け、薄味の食事を心がけてください。

口内炎に効く医薬品の飲み物もおすすめです。

口内炎がどのくらい続いたら受診した方がよい？

口内炎の多くは約10日で自然治癒します。

口内炎の原因は栄養不足とは限りません。

過剰なストレスや生活習慣が原因の場合も多く、食生活を見直しても改善しない可能性もあります。

また、2週間を目安として症状が改善しない場合や頻繁に口内炎を繰り返すときは、ほかの重篤な疾患が隠れているかもしれません。

ウイルスの感染やがんの可能性もあるため、早めに口腔外科を受診するようにしてください。

まとめ

偏った食生活は口内炎の原因のひとつです。

口内炎ができた場合にはビタミンB群やビタミンCを摂取し、刺激がある食事やアルコールは避けてください。

口内炎を予防するためには、リラックスタイムと睡眠時間を十分に取ることが大切です。

症状が長引いたり口内炎を繰り返したりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

＜参考文献＞
※1　厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進委員会｜ポスター「健康のため水を飲もう講座」
※商品の情報は各公式サイトを参考にしております