ケイ素に副作用はある？シリカ水の摂取で得られる効果や安全性、注意点を解説

健康志向の高まりから、シリカ水やシリカサプリが注目されています。

シリカ水やシリカサプリにはケイ素が含まれており、健康や美容によいとうたう製品を見かけたことがある方もいるでしょう。

しかし、ケイ素を含む水やサプリメントを検討する場合、副作用や安全性に疑問を抱く方もいるかもしれません。

そこで本記事では、ケイ素に副作用はあるのか、シリカ水の摂取で得られる効果や安全性、注意点について詳しく解説します。

サプリメントやシリカ水からケイ素を補うべきか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ケイ素とは？

ケイ素とは、英語名でシリコンと呼ばれるミネラル成分です。

地球の表面を構成する成分の中で酸素に次いで多く存在する元素です。

ケイ素は水道水や食品に含まれており、食品衛生法で安全性が認められています。

近年では、ケイ素を含むシリカ水やシリカサプリが人気を集めており、美容や健康によいとうたわれています。

しかし、中には過剰な効果をうたった製品や、誇大広告をおこなう悪質なビジネスも存在するため、注意が必要です。

まずは、ケイ素とはどのような成分なのか詳しく解説します。

食品衛生法で認められたミネラル

ケイ素とは、食品衛生法第11条第3項において、人の健康を損なうおそれのない物質として認められたミネラル成分です※1。

シリカと呼ばれるケイ素が酸化した二酸化ケイ素や、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウムなどのケイ酸塩の形で、ほかの元素と結合して存在します。

食品添加物として固結防止剤、分散剤、吸着剤などの製造用剤の用途が代表的です。

また、ケイ素は、肝臓や腎臓、目、髪、骨、血管など、体のあらゆる組織に必要なミネラルとして知られています。

多くの食品に含まれている

ケイ素は多くの食品に含まれ、日常で無意識に摂取している栄養素です。

自然界では、土壌や岩、水に含まれ、植物は養分としてケイ素を吸収、活用するため、食品では穀物や野菜に多く含有しています。

人間に比べ、植物のケイ素元素濃度は35倍で、魚や肉には含まれていません。

ケイ素を含む食品は、玄米や小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、アスパラガスなどが代表的です。そのほか、海藻類や茶葉にも含まれます。

ケイ素は、通常摂取量を考慮しなくても過不足がない点から、文部科学省が発表する食品成分表に掲載されていません。

ケイ素に副作用はある？

通常の範囲内でケイ素を摂取する分には、副作用の心配はありません。

食品や飲料水に含まれるケイ素の副作用は報告されていませんが、サプリメントや濃縮されたケイ素の多量摂取は、避けた方がよいでしょう。

日常的にケイ素を摂取する際は、成分の濃度や量に注意してください。

水溶性ケイ素は安全

水溶性ケイ素は身近にある安全なミネラルです。別名、水溶性シリカと呼ばれ、土壌や植物などに含まれます。

人や動物は、植物や水から水溶性ケイ素を摂取し、体のさまざまな機能を構成します。

体内で役割を果たしたあとは尿として排出されるため、適量を摂取すれば体内に過剰に蓄積される心配はありません※2。

水溶性ケイ素はGLP検査において、遺伝毒性がない安全な物質であることが確認されています※2。

一方、不溶性ケイ素は結晶性シリカと呼ばれ、水に溶けにくい性質があります。代表的なものは、シリカゲル、ガラス、ゴムなどです。

結晶性シリカの粉じんを摂取すると体内で吸収されず、健康に悪影響を及ぼす危険性があります。

シリカ水の副作用は報告なし

現時点ではケイ素水（シリカ水）に、副作用の報告はありません。

食品衛生法では、用途や使用量を守れば安全であるとしており、食品添加物として使用が認められています。

一方で、2020年版の日本人の食事摂取基準において、推奨量や目安量、耐容上限量の設定はされず、摂取量があいまいです。

欧米諸国のデータでも、エビデンスの高いデータがなく、基準値が設定されていません。

国立研究開発法人が発表する健康食品の安全性や有効性情報では、ケイ素が体内に微量元素として存在するものの、有効性について信頼できる情報は見当たらないとしています。

過剰摂取による健康被害

食品添加物に使用できる安全性の高い栄養素でも、過剰摂取は副作用や健康被害を招く原因となるため注意が必要です。

ケイ素に限らず、多くのミネラル成分は腎臓で濾過され、必要な成分は再吸収、不要な成分は尿として体外へ排出されます。

腎機能が低下している際に、大量のケイ素を摂取すると、処理能力が限界になり、ほかの栄養素の吸収や排出を妨げる可能性があるでしょう。

また、ケイ素水（シリカ水）には、ケイ素以外のミネラル成分も含まれるため、過剰摂取による高カルシウムや高マグネシウムなどの健康被害のリスクも考えられます。

濃縮サプリメントに注意

水やお茶に混ぜて摂取する濃縮サプリメントは、摂りすぎに注意してください。

ケイ素、シリカを含む濃縮タイプのサプリメントは高濃度な製品も多く、使用量を誤ると過剰摂取につながる可能性があります。

水や食品から摂取したケイ素は、約6時間で尿として排出されますが、過剰に摂取しても効果が増すわけではありません。

一度に多量を摂取するよりも、適度な濃度のものを少量ずつ継続的に補うとより効果的です。

濃縮タイプのサプリメントを使用する場合は、適量を守り、一日に複数回に分けて摂取しましょう。

ケイ素水（シリカ水）で得られる効果

ケイ素水で得られる効果は、健康面と美容面が挙げられます。

それぞれについて詳しく解説します。

健康効果

ケイ素水（シリカ水）に含まれる水溶性ケイ素は、骨の生成や腸内環境をサポートするなどの健康効果が期待できます。

1970年に英米5機関で共同でおこなわれた食生活に関する調査では、シリカ摂取量が多いグループは摂取量が少ないグループに比べて骨密度が10％高くなることが判明しました※3。

また、ケイ素には血管の弾力性を保つ働きもあり、動脈硬化を予防する効果も期待できます。

ケイ素は体内で生成されないため、食品や水から補う必要があります。

水溶性ケイ素が豊富に含まれたケイ素水やシリカ水であれば、効率よくミネラルを補い、健康維持に役立てられるでしょう。

美容効果

ケイ素は、コラーゲンやエラスチンなどを構成する物質で、美容効果も期待できます。

爪や髪、肌などに多く存在するケイ素は、年齢を重ねるにつれて体内に取り込む力が低下します。

たとえば、爪が割れたり髪が抜けたりする原因は、ケイ素不足が関係しているかもしれません。

健やかな肌や爪、髪を維持するためにシリカをはじめ、ミネラル摂取は重要です。

健康や美容を意識している方は、シリカや複数のミネラルが豊富に含まれている水で、水分を補給してみてください。

品質管理が徹底された『のむシリカ』でケイ素を補給

ケイ素の補給には、品質管理が徹底されたのむシリカがおすすめです。

のむシリカは、不足しがちなシリカやミネラル成分が豊富に含まれています。

また、加熱殺菌、無菌充填で安全に製造されています。

定期便は回数縛りがないため、ケイ素が豊富なナチュラルミネラルウォーターを試してみたい方におすすめです。

不足しがちなシリカやミネラルが豊富

のむシリカは、不足しがちなシリカ、ミネラルが豊富に含まれています。

次の表は、公式サイトを参考に、ほかのナチュラルミネラルウォーターと成分を比較しました。

	財宝	日田天領水	温泉水99
カルシウム（mg）	1.8	9.0	0.5
マグネシウム（mg）	0.2	2.0	0.1
カリウム（mg）	1.3	9.0	0.8
シリカ（mg）	30.5	90.0
炭酸水素イオン（mg）
サルフェート（mg）
バナジウム（μg）

	サントリー天然水	い・ろ・は・す （山梨県）	シリカシリカ	のむシリカ
カルシウム（mg）	24.0	6.8	7.6	31.0
マグネシウム（mg）	11.0	3.6	2.1	14.0
カリウム（mg）	7.0	1.6	3.1	5.7
シリカ（mg）			72.0	97.0
炭酸水素イオン（mg）			50.0	170.0
サルフェート（mg）			2.1	30.0
バナジウム（μg）			0.001	34.0

のむシリカはシリカが97.0mg/Lと多く、シリカ以外のミネラル成分も豊富です。

カルシウムとマグネシウムは黄金比率である2：1で配合されています。

のむシリカは硬度130mg/Lの中硬水であり、口あたりがよく飲みやすい点も特徴です。

常温で飲んだり料理に活用したりと幅広く使用できるため、手軽にミネラルを補給したい方にも適しているでしょう。

加熱殺菌と無菌充填で安全

のむシリカは、安全性を重視するために加熱殺菌、無菌充填で製造されています。

ボトルはUV殺菌が施され、130℃で10秒加熱した水を無菌充填でボトリングしています。

自然に溶けだしたミネラル成分を多く含み、加熱しても成分が大きく変化しません。

また、工場内の空気環境を改善するクリーンエアの効果で、清潔な環境作りを徹底しています。

のむシリカは安全な食品を提供する目的の、国際規格ISO22000や、200項目以上の条件をクリアした工場が取得できるJ‐FOODSを取得しています。

未開封で約2年間保管でき、備蓄用にもまとめ買いにもおすすめです。

定期便は回数縛りなし

のむシリカは、回数縛りなしの定期便がお得です。

定期便特典は、1箱あたり20％オフや、1回に2箱以上の購入で、送料が無料になるキャンペーンがあります。

最低購入回数の制限がなく、希望にあわせて箱数の変更や停止が可能です。

はじめて使う際はお試しで1箱、飲用量が増える暑い季節は箱数を増やすなど、購入者が使用状況にあわせて選べます。

また、箱数による値引きや年一括払いもあります。

注文専用ダイヤルや公式サイトから購入できるため、ぜひ検討してください。

ケイ素の副作用に関するよくある質問

ケイ素の副作用に関する、よくある質問に回答します。

副作用に関する疑問がある方は、ケイ素水（シリカ水）を取り入れる際の摂取量や注意点を確認し、正しい知識で摂取しましょう。

1日の摂取量目安は？

ケイ素の1日の摂取量目安は、約30mgです。

成人が1日に消費するケイ素は約10～40mgで、不足した分は食事や水から補う必要があります。

ケイ素は体内で生成できないため、こまめな補給を心がけましょう。

体内でケイ素が消費される量は、年齢、体格、活動量により個人差があります。

過剰摂取にならないように、少量ずつ摂ることが大切です。

ケイ素が不足するとどうなる？

ケイ素が不足すると、健康に影響を与える可能性があります。

年齢を重ねるにつれて、体内のシリカ量は減少しますが、体内では生成できません。

健康や美容のコンディションを整えるためにも、ケイ素水や食品から補いましょう。

ケイ素水を飲んではいけない方とは？

食品衛生法で科学的根拠に基づき、食品での使用や安全性が認められているため、ケイ素水（シリカ水）を飲んではいけない方は、基本的にいません。

ただし、ケイ素のほかに多くのミネラル成分を含むため、摂取量や体調により、副作用を引き起こす可能性もあります。

日本の水道水は、不純物が取り除かれ管理された軟水が多く、硬水を日常的に摂取する機会が少ない方は体が慣れていないかもしれません。

腎臓に疾患がある方や妊婦、授乳中の方、未発達の子どもは、ミネラル成分の過剰摂取にならないよう、摂取量には注意しましょう。

まとめ

ケイ素は、穀物や野菜、水道水に含まれ、体のさまざまな部分を構成する成分です。

普段から自然に摂取する身近な栄養素であり、健康面や美容面にもよい効果が期待できます。

ケイ素を通常の食事や水分補給から摂取する場合、過剰に摂取しなければ副作用や健康被害は心配ありません。

ただし、濃縮タイプやサプリメントを取る際は摂取量や回数に注意しましょう。

ケイ素を手軽に摂取するなら、中硬水ののむシリカもおすすめです。

公式サイトからの定期便購入でお得になるため、気になる方はぜひ試してみてください。

※1 厚生労働省｜食品衛生法第11条第3項
※2 日本珪素医科学 学会｜ケイ素の安全性について
※3 水ラボ｜シリカ（ケイ素）はカルシウムよりも骨を強くする