トマトジュースに含まれるカリウムの効果とは？過剰摂取の注意点も解説！

カリウムは人間が生きていくために必要な成分の一つですが、体内でつくり出せないため、毎日の食事から摂取する必要があります。

しかし、「どのような食品にカリウムが含まれているのかわからない」「毎日摂り続けるのは難しいのではないか」と悩んでいる方もいるでしょう。トマトジュースにはカリウムが含まれているため、手軽にカリウムを摂れます。

本記事では、トマトジュースに含まれているカリウムの量やそのほかの栄養素、トマトジュースからカリウムを摂取する際の注意点を解説します。

あわせて、トマトジュース以外にも手軽にカリウムを摂れる食品を紹介するため、カリウム不足が心配な方や健康に気を付けたい方は、ぜひ参考にしてください。

健康維持に必要なカリウムをトマトジュースで摂ろう！

カリウムは、人間が生きていくために欠かせないミネラルの一つです。人間の体内ではつくり出せないため、食事からの摂取が必要です。

しかし、「毎日、カリウムが含まれた食事を摂るのは難しい」「面倒だ」と感じる方も多いでしょう。手軽にカリウムを摂取するためには、トマトジュースがおすすめです。

トマトジュースにはカリウムが含まれており、調理の必要もなくそのまま飲めるため、忙しい方や料理が苦手な方でも手軽にカリウムを摂れるでしょう。

ここでは、一日に必要なカリウムの量をはじめ、トマトジュースに含まれている量、カリウムの効果について詳しく解説します。

一日あたりのカリウム摂取目安量・目標量

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準（2020年版）」では、カリウムの一日の目安量と目標量が設定されています。

目安量は一定の栄養状態を維持するために必要な量のことを指します。そのため、まずは目安量以上の量を摂取するように意識しましょう。

また、目標量は生活習慣病の予防を目的としたもので、目安量よりも高めに設定されています。

18歳以上の男性一日当たりの目安量は2,500mg、目標量は3,000mg以上です。※1 18歳以上の女性では、一日当たり目安量は2,000mg、目標量は2,600mg以上で、授乳中のみ目安量は一日に2,200mgと設定されています※1。

トマトジュースに含まれるカリウム量

トマトジュース100gには、カリウムが260mg含まれています※2。

トマトジュース100gは約100mlに相当するため、コップ1杯（200ml）のトマトジュースにはカリウムが520mg含まれています※2。

一日あたりのカリウム目安量は、成人男性2,500mg、成人女性は2,000mgです※1。

そのため、コップ一杯のトマトジュースを飲むと、男性の場合は一日の目安量の約5分の1、女性の場合は約4分の1を摂れます※1,2。

カリウムの効果

カリウムは、成人の身体の中に約120〜200g含まれている成分です※3。

多くが細胞内に存在しており、浸透圧を調整して細胞の内と外のバランスを維持したり、ナトリウムの排出を促したりする働きがあります。

ナトリウムの過剰摂取は高血圧やむくみの原因となるため、カリウムを適切に摂取すると血圧を下げたり、むくみを予防、改善したりします。

そのほかにも、筋肉の収縮に関与するほか、細胞の浸透圧やpHのバランスの調整にもかかわるミネラルです。

トマトジュースはカリウム以外のミネラルも摂れる

トマトジュースには、カリウム以外にもナトリウムやモリブデン、リン、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。

また、ビタミンAやE、C、葉酸などのビタミン類や、赤色成分のリコピン、食物繊維、アミノ酸の一種であるGABAが含まれているため、健康によい飲みものとして知られています。

カリウム以外の成分の中でも、とくに注目したい成分はリコピン、GABA、食物繊維の3つです。それぞれについて詳しく解説します。

リコピンが豊富

リコピンは、さまざまな動植物が所持している赤や黄橙、赤紫の色素の一種で、強力な抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことです。

活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃する働きを持つ物質ですが、加齢やストレスなどが原因で増え過ぎると、正常な細胞を攻撃し、身体にさまざまな害を与えます。

リコピンは、活性酸素の攻撃が引き起こす動脈硬化や脂質異常症などの生活習慣病を予防したり、老化やがんの発生を抑制したりする働きがある成分です。

トマトジュースは、リコピンを豊富に含むトマトから作られています。リコピンの量は商品により異なりますが、リコピンが豊富であることを強調した商品も数多く販売されています。

GABAを含む商品が多い

トマトには、GABAが含まれています。GABA（ギャバ）は天然アミノ酸の一種で脳や脊髄に存在し、緊張やストレスをやわらげて脳の興奮を抑える働きがある物質です。

そのため、リラックス作用や自律神経の働きを正常にしたり、入眠しやすくしたりする作用があります。

また、GABAには血圧を下げる働きもあります。なお、GABAの血圧抑制作用は必要以上に血圧を下げることはないため、低血圧になる恐れはありません。血圧が高めの方は積極的に摂取したい栄養素です。

食物繊維も同時に摂れる

食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類がありますが、市販のトマトジュースには主に水溶性食物繊維が含まれます。

食物繊維は、コレステロールを体外に排出したり血糖値の急上昇を防いだりする働きがある成分です。そのため、肥満や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の予防、改善効果が期待できます。

トマトジュースからカリウムを摂取する際の注意点

カリウムは多少摂り過ぎても体内で調節されるため、過剰摂取にはなりにくい成分です。しかし、サプリメントや薬剤から大量に摂取したり、腎機能に問題があったりする場合は注意が必要です。

カリウムは身体に不可欠な成分ですが、摂り過ぎると高カリウム血症を引き起こす場合があります。

高カリウム血症になると、吐き気や嘔吐、手足のしびれ、筋力の低下、不整脈などを起こし、最悪の場合、心停止につながる恐れもあります。

トマトジュースでカリウムを摂取する場合は、次の点に注意してください。

・トマトジュースは一日コップ1杯を目安に飲む
・腎機能が低下している方は注意が必要

トマトジュースは一日コップ1杯を目安に飲む

トマトジュースは、健康維持に効果がある飲みものです。しかし、トマトジュースに含まれているカリウムやリコピン、糖質、食塩は摂り過ぎると健康に害を与えるため、注意が必要です。

カリウムの摂り過ぎは、高カリウム血症を引き起こす可能性があります。糖質の摂り過ぎは肥満や糖尿病の原因につながります。

食塩の摂り過ぎは、血圧の上昇やむくみを引き起こす危険性もあるため、トマトジュースの摂取は適量にとどめることが重要です。トマトジュースの一日の摂取量の目安は、コップ1杯です。

腎機能が低下している方は注意が必要

腎臓には、身体に必要ないものを排出する働きがあります。腎機能が正常な場合、不要なカリウムは腎臓で処理され体外に排出されるため、心配する必要はありません。

しかし、腎臓の働きが悪い場合は、カリウムが処理されずに体内に蓄積されてしまうため、高カリウム血症を引き起こす恐れがあります。

腎機能が低下している方は、トマトジュースのみならず、カリウムを豊富に含む野菜や果物の摂り方について医師の指示に従ってください。

カリウム摂取量が気になる方はナチュラルミネラルウォーターがおすすめ

「健康のためにトマトジュースを飲みたいけれど、カリウムの摂り過ぎが気になる」と思う方には、トマトジュースの代わりにナチュラルミネラルウォーターの摂取をおすすめします。

ナチュラルミネラルウォーターは、ミネラル分が溶け込んだ地下水で、ろ過や沈殿、加熱殺菌以外の処理がおこなわれていない天然水のことを指します。

たとえば、ナチュラルミネラルウォーターの「のむシリカ」には、1Lあたり5.7mgのカリウムが含まれています。トマトジュースに比べるとカリウムの含有量が少ないため、過剰摂取の心配もないでしょう。

また、カリウム以外のミネラルも豊富に含まれており、ご飯やコーヒー、紅茶、お酒に利用すると旨みがアップするといわれています。ここからは、のむシリカについて詳しく解説します。

シリカを含むナチュラルミネラルウォーター「のむシリカ」

ナチュラルミネラルウォーター「のむシリカ」は、天然のミネラルを含んだ天然水です。防腐剤や保存料は使われておらず、飲み過ぎによる健康被害もないため、毎日安心して飲み続けられます。

ここからは、のむシリカの次の3つの特徴について解説します。

• 「のむシリカ」に含まれるミネラル成分
• カリウムを調節しながら豊富なミネラル摂取が可能
• カルシウムとマグネシウムの吸収効率が高められる

「のむシリカ」に含まれるミネラル成分

のむシリカには、カリウム以外にもミネラルが豊富に含まれています。1Lあたりに含まれるミネラル量について、ほかのナチュラルミネラルウォーターとの比較は次のとおりです。

	のむシリカ	シリカシリカ	財宝	い・ろ・は・す
カリウム（mg）	5.7	3.1	1.3	0.6~7.0
カルシウム（mg）	31.0	7.6	1.8	4.0~12.0
マグネシウム（mg）	14.0	2.1	0.2	1.7～11.0
シリカ（mg）	97.0	72.0	30.5	‐
炭酸水素イオン（mg）	170.0	–	‐	‐
サルフェート（mg）	30.0	–	‐	‐
バナジウム（μg）	34.0	–	‐	‐

のむシリカは、カリウムをはじめとするミネラルをほかのナチュラルミネラルウォーターより豊富に含んでいることがわかります。なかでも特筆すべきはシリカの量で、のむシリカはシリカを豊富に含んでいます。

シリカは、コラーゲンやエラスチンの働きをサポートするなど身体に必要なミネラルですが、体内でつくり出せません。

体内にもともと存在しているものの、加齢とともに減少するため、食事などから摂取する必要があります。また、のむシリカは、炭酸水素イオン、サルフェート、バナジウムも含んでいます。

カリウムを調節しながら豊富なミネラル摂取が可能

のむシリカには、カリウムをはじめ、希少ミネラルが豊富に含まれています。人間が一日に飲み水から摂るべき量は、1.2Lといわれています※4。

カリウムの一日の目安量は男性が2,500mg、女性が2,000mgのため※1、のむシリカを1.2L摂取しても、過剰摂取になる心配はありません。そのうえ、食事で摂りにくいシリカをはじめとする希少ミネラルを継続して摂取できます。

カルシウムとマグネシウムの吸収効率が高められる

カルシウムとマグネシウムは、骨を作り出したり、筋肉の働きに関与したりするミネラルです。ミネラルは、摂取した分がすべて体内に吸収されるわけではありません。

そのため、吸収率が低いと期待した効果が得にくくなります。カルシウムとマグネシウムは、体内で互いに影響し合って働くといわれています。そのため、バランスのよい摂取が大切です。

のむシリカには、カルシウムとマグネシウムがバランスよく含まれているため、効率よく摂取できるでしょう。

まとめ

カリウムは生きていくうえで必要不可欠なミネラルですが、過剰に摂取すると健康に害を与える可能性があります。

トマトジュースはカリウムを含んでいるため、カリウム摂取に有効です。しかし、飲み過ぎるとカリウムやほかのミネラルの過剰摂取になる恐れがあります。

のむシリカは、カリウムをはじめとした希少ミネラルを豊富に含むナチュラルミネラルウォーターです。防腐剤や保存料も使われていないため、安心して摂取できるでしょう。

カリウムの摂取量や健康維持に気をつけたい方は、ぜひのむシリカを試してみてください。

＜参考サイト＞

※1　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜1-7　ミネラルの公式サイト
※2　文部科学省｜日本食品標準成分表2020年版（八訂）の公式サイト
※3　文部科学省｜e-ヘルスネット｜カリウムの公式サイト
※4　厚生労働省｜「健康のため水を飲もう」推進運動の公式サイト

※商品の情報は各公式サイトを参考にしております