水道水がまずいといわれる原因は？カルキ臭を取り除く方法や水道水をおいしく飲む方法も紹介します

水道水がまずいと感じる方は多いかもしれません。

日本の水道水は水質がよくおいしいといわれており、水道法により厳しく管理されているため安心して飲めます。

一方で、まずく感じる原因が気になる方もいるでしょう。

そこで本記事では、水道水がまずいと感じる原因と対処法を解説します。

最後まで読めば、水道水をおいしく飲む方法や、よりおいしく飲めるおすすめの水がわかります。

水道水を今よりおいしく飲みたい方、おいしい水で健やかな毎日を送りたい方はぜひ参考にしてください。

水道水がまずいといわれる原因

水道水がまずいといわれる主な原因は、次の4つです。それぞれ詳しく説明します。

カルキ臭

水道水がまずいといわれる主な原因は、カルキ臭です。

カルキ臭は、浄水場の最終工程でおこなわれる塩素消毒の残留塩素がもとで起こります。

水のにおいや味は水温が高い場合に感じやすいため、夏場はカルキ臭をより強く感じてしまう可能性があります。

貯水槽の管理

貯水槽の管理が悪い場合、水質が悪化して水道水がまずくなる可能性があります。

貯水槽とは、マンションなどの集合住宅に設置される、水を貯留するタンクです。

あらかじめ水をためておき、給水量を補う目的で設置されています。

貯水槽の定期的な掃除など、衛生管理が正しくおこなわれていない場合には水質が悪化する恐れがあります。

給水管の劣化

給水管が劣化している場合、水道水がまずくなる可能性があります。

金属製の給水管が劣化していると、給水管内に発生したサビが水道水に溶け出る恐れがあります。

見た目に変化がなくても、鉄の臭いがしたり、味に違和感が発生したりする場合には注意が必要です。

また、給水管の劣化が進むと、水道水が赤茶色になることもあります。

サビが混入した水はまずいうえに、飲むと健康上のリスクも生じます。

給水管の耐用年数は、約20〜30年です。

とくに戸建て住宅の場合は給水管が地中に埋没していることが多いため、気付かないうちに劣化する恐れがあります。

給水管を設置してからの経過年数が耐用年数を超えていないかを確認し、超えている場合は早めに交換しましょう。

地域差

水道水は、引越しなどで住む地域が変わった場合にまずく感じる場合があります。

水道水の地域による味の差は、原水の違いが原因です。

日本国内でも地域ごとに水道水の原水は異なり、含まれるミネラルの種類や量も異なります。

そのため、水道水の原水が異なる地域に引越しをした場合は、まずく感じることがあるかもしれません。

水道水に含まれる残留塩素とカルキ臭とは

ここでは、水道水がまずく感じる原因の一つである残留塩素とカルキ臭について、次の2点からわかりやすく解説します。

カルキ臭の原因は塩素

カルキ臭は、水道水を塩素消毒した際に生じる独特のにおいです。

塩素のにおいそのものがカルキ臭の原因ではありません。

カルキ臭は、原水中のアンモニアと塩素が反応してできるトリクロラミンという物質が要因の一つといわれています。

カルキ臭の元となる塩素を入れる理由

水道水の原水である河川などの水には、病原菌が潜んでいる恐れがあります。

原水を飲めるようにするためには、何らかの方法で消毒し病原菌を排除しなければいけません。

水道水の消毒方法として塩素が使用される理由は次のとおりです。

• 消毒が容易
• 比較的長時間効果が保てる
• ほかの消毒剤と比較して安価

日本の水道水の残留塩素は、水道法により1Lあたり0.1ml以上と定められています※1。

水道水中の塩素の量は各浄水場で調整され、安全な飲料水が各家庭に届けられています。

水道水をおいしく飲む方法

ここでは、水道水をおいしく飲む方法を紹介します。

家庭で手軽にできるおすすめの方法は次の4つです。

沸騰させる

水道水は10分以上沸騰させることでおいしく飲めます※2。

10分以上沸騰させる目的は、水道水中のカルキ臭やトリハロメタンを除去するためです。

トリハロメタンは、塩素と水中の有機化合物との反応で生成される発がん性物質です。

日本の水道法では厳しい基準値が定められているため、基本的には水道水をそのまま飲んでも問題ありません。

カルキ臭やトリハロメタンが気になる場合には、煮沸で除去するとよいでしょう。

ただし、トリハロメタンは水温の上昇により濃度が高くなる性質があるため、中途半端な加熱は逆効果です。10分以上沸騰させてください。

沸騰後に冷蔵庫で冷やせば、よりおいしく飲めます。

消毒効果のある塩素の除去は、衛生上のリスクが高まるため注意してください。

沸騰させた水道水は、なるべく早く飲み切りましょう。

冷蔵庫で冷やす

水道水は、冷蔵庫で20℃以下に冷やすことでもおいしく飲めます※3。

一般的に水をおいしく感じる温度は、体温より20～25℃ほど低い10～15℃といわれています※3。

低い温度にはカルキ臭を感じにくくする効果があるためです。

ただし、冷やし過ぎは胃腸に負担をかけるため、心地よく冷たさを感じるといわれる5℃程度に抑えるとよいでしょう。

レモンなどの柑橘類を入れる

水道水は、レモンなどの柑橘類を入れることでもおいしく飲めます。

柑橘のさわやかな風味は、カルキ臭を和らげることに役立つでしょう。

柑橘類に含まれるビタミンC（アスコルビン酸）が残留塩素を除去することも、カルキ臭がなくなる要因です。

水道水がまずいと感じた場合の対策

上記で紹介した方法を実践してもまずいと感じる方は、次の3つで対策しましょう。

浄水器

対策の一つとして、浄水器の使用を検討してみましょう。

浄水器は、水道水を浄水フィルターに通して残留塩素などの不純物を除去する機器です。

蛇口直結型、据え置き型など種類があり、機種により除去できる物質が異なります。

定期的にカートリッジの交換が必要な点に注意してください。

整水器

整水器（アルカリイオン整水器）とは、浄化した水道水をさらに電気分解してアルカリ性の電解水を生成する機器のことです。

医薬品医療機器等法（旧薬事法）で「家庭用医療機器」と規定されているため、この機器の使用により得られたアルカリ性電解水には胃腸症状の改善効果があることをアピールできます。

この機器では、アルカリ性電解水のほかに、酸性水の生成も可能です。

ただし、機能により高額なものが多く、浄水器と同様にカートリッジの定期的な交換が必要です。

機種により、電気分解のための電極やパネルの定期的な交換が必要となるタイプもあるため、購入前にメンテナンスの方法などをよく確認するとよいでしょう。

ミネラルウォーターの購入

一番手軽な方法としては、ミネラルウォーターの購入です。

ミネラルウォーターは、食品衛生法により水のみを原料とする清涼飲料水と定められたものです。

水道水とは異なり安定した味を楽しめ、浄水器や整水器のような大きな費用も必要ありません。

ミネラルウォーターの定義

ミネラルウォーター類は、次の4つに分類されます※4。

品名	原水	処理法
ナチュラルウォーター	特定の水質、水量において安定した地下水の供給が可能な単独水源から採取した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ナチュラルミネラルウォーター	地中でミネラル成分が溶解した地下水	ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をおこなわないもの
ミネラルウォーター	ナチュラルミネラルウォーターと同じ	品質安定の目的などで、ミネラルの調整や、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などがおこなわれたもの
飲用水又はボトルドウォーター	飲用適の水（硬度やpHを除く）	処理法の限定なし

ミネラルウォーターに含まれるミネラル

ミネラルウォーターには、さまざまなミネラルが含まれています。

そのうち、味の決め手にもなる「硬度」にはカルシウムとマグネシウムが関係しており、カルシウムは人間の体内で最も多く存在するミネラルで、次の役割を担います。

• 歯や骨の形成
• 筋肉の収縮や伸長
• 神経興奮の抑制
• 血液凝固
• 酵素反応の調節

マグネシウムは、体内では歯や骨格に50～60％※5、残りは軟組織や髄液、筋肉の細胞内や血球に分布するミネラルです。

筋機能や神経機能の調整や骨の生成などにかかわり、次の役割を担います。

• 歯や骨の形成
• 酵素の働きをサポート
• 神経伝達や筋肉の収縮を正常化

カルシウムとマグネシウムの摂取比率は、2：1が理想的であるといわれています。

ミネラルウォーターの硬度

水1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量を炭酸カルシウムの量に換算したものが硬度です。

硬度が高ければ高いほどミネラルの含有量が増え、味わいにも影響を与えます。

日本での水の硬度分類は、一般的には次のとおりです。

分類	軟水	中硬水	硬水
硬度	～100mg/L	101～300mg/L	301～mg/L

日本の水道水は軟水です。そのため日本人が飲みやすいと感じるのは軟水ですが、軟水は硬水ほどミネラルが豊富ではありません。

健康のためにミネラルを摂取したい場合は、硬水を飲むことがおすすめです。

しかし、ミネラル豊富な硬水を飲み慣れていない場合は、飲み過ぎると胃腸に負担がかかるため、下痢や軟便を引き起こすこともあります。

飲みやすさとミネラル含有量、両方を意識したいなら中硬水のミネラルウォーターを選んでください。

ミネラル摂取におすすめ『のむシリカ』

おいしい水を飲みたい方はもちろんのこと、健やかな毎日を送りたい方にはのむシリカがおすすめです。

のむシリカの詳細を次にまとめています。

商品名	のむシリカ
販売元	株式会社 Qvou
原材料名	水（鉱水）
硬度	130mg /L

のむシリカは、霧島の大自然が育んだ天然水を使用した中硬水のナチュラルミネラルウォーターです。

のむシリカに含まれているミネラルは次のとおりです。

成分	100mlあたりの含有量
ナトリウム	0g
カルシウム	3.1mg
マグネシウム	1.4mg
カリウム	0.57mg
リン	－
バナジウム	3.4µg
シリカ	9.7mg
サルフェート	3mg
炭酸水素イオン	17mg
ゲルマニウム	5ppb

実際に購入した方の味に関する口コミを紹介します。

まろやかで無臭、おいしいお水でびっくりしました。加熱しても成分に大きな変化はないと説明もあり、炊飯の仕込み水やお味噌汁など料理にも積極的に使いたいと思いました。

引用元：楽天市場

この水は、うまい。他の水と比べたら、ほんま、うまいよ。おすすめ

引用元：Amazon

スッキリ飲めて言うことなしです。

引用元：シリカ公式サイト

のむシリカはスッキリとしておりクセがないため、飲料水や料理に最適です。

のむシリカには味以外にもおすすめできるポイントがあります。

ここからは、のむシリカがおすすめできる理由を、次の3つの特徴から解説します。

手軽にミネラル摂取ができる

のむシリカはミネラルを豊富に含む中硬水であるため、水分補給と同時に手軽にミネラル摂取が可能です。

スッキリとした口あたりでクセがなく、低温でも常温でもおいしく飲めます。

ペットボトルで持ち運びが容易なことから、飲みたいときにすぐに飲める点も魅力です。

また、加熱殺菌後のミネラル成分を表示しており、沸騰させても成分は大きく変わりません。

飲料水として白湯やお茶にはもちろん、料理に使用して簡単にミネラル補給ができます。

カルシウムとマグネシウムの黄金比

のむシリカは、カルシウムとマグネシウムを黄金比で摂取できるためおすすめです。

カルシウムとマグネシウムの黄金比は2：1といわれており、のむシリカは理想的なバランスといえます。

体内では生成できないシリカが配合されている

のむシリカの大きな特徴は、シリカを豊富に含んでいることです。

シリカとは、体のさまざまな部分を構成する成分です。

シリカは体内では生成できず、年齢とともに減少してしまいます。

成人が1日に消耗するシリカは約40mgといわれており、1日40mg以上の摂取が理想的です。

のむシリカは、500mlのペットボトル1本で1日の摂取目安量をカバーできます。

まとめ

本記事では、水道水がまずいといわれる原因を、カルキ臭を取り除く方法や水道水をおいしく飲む方法と併せて解説しました。

水道水がまずいと感じる原因により対処法が異なるため、本記事を参考に自身に合う方法で対処しましょう。

毎日の健康のために手軽においしく飲める水を探している方には、のむシリカがおすすめです。

のむシリカは、手軽においしく飲めて、シリカをはじめとするミネラルを補給できます。

健やかな毎日のために、のむシリカを活用しましょう。

＜参考文献＞

※1　厚生労働省｜水道法第４条及び第２２条等の関係について

※2　三重県｜5．知っておくと便利な水道まめ知識

※3　習志野市企業局｜「おいしい水」って？

※4　厚生労働省｜ミネラルウォーター類（容器入り飲用水）の品質表示ガイドライン

※5　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜1―7 ミネラル（1）多量ミネラル