純水と精製水の違いとは？安全性や期待できる効果に差はある？水の種類や用途も徹底比較

純水や精製水は不純物の少ない純度の高い水、とイメージする方も多いでしょう。

しかし純水や精製水の定義、精製水の具体的な種類については広く知られていないようです。

そこで本記事では純水と精製水の違いや、それぞれの用途について解説します。

純水や精製水について詳しく知りたい方、日常生活で純水や精製水を効果的に用いたい方はぜひ参考にしてください。

純水と精製水の違いとは？

純水や精製水は、さまざまな方法で不純物の含有量を減らした水です。

ここでは精製水と純水の違いについて解説します。

不純物の残存量

純水の質は、不純物の残存量で示されます。明確な基準は存在しないものの、一般的には20ppm以下のものが純水です。

精製水は、純水のなかでもさらに純度の高い「超純水」の意味で用いられることがあります。

不純物の少ない水は電気が流れにくいため、電気伝導率は小さく、比抵抗は大きくなります。

精製水（超純水）は、比抵抗が18MΩ･cm以上の水として定義されており、不純物の残存量が非常に低い水です。

そのため純水よりも精製水（超純水）の方が不純物が少なく、純度が高いとの認識が一般的です。

精製方法

水道水を純水にするためには、水道水を純水装置でろ過する必要があります。

ろ過の方法に規定はなく、どのような素材や機械でろ過しても、不純物が減少していれば純水と呼べます。

一方、水道水から精製水（超純水）を作るためには、さらに高度な精製が必要です。

特別な器具が必要になり、不純物や微生物の混入を防ぐため作成後の管理も重要となるでしょう。

純水の分類として、蒸留水やイオン交換水、RO水などがあります。

これらの方法で生成された浄水のうち、純度のとくに高いものが精製水（超純水）に分類されます。

純水や精製水の使い道

純水や精製水はさまざまな分野で需要が高く、私たちの身近なところでも使用されています。

ここからは純水や精製水の使い道について紹介します。

医療・美容・工業

精製水は医療分野、工業分野、美容分野など、さまざまな場面で使用されています。

医療分野	薬や薬液の調合	不純物の混入を防ぎ質を保つ
	医療機器の洗浄	不純物による汚染を防ぐ
	臨床検査	検査結果に影響を与えるミネラルを除去
	コンタクトレンズの洗浄	水道水には角膜感染症のリスクがある
工業分野	精密機器や電子部品の洗浄	不純物の混入による故障を防ぐ
	車のバッテリー	不純物の混入による劣化を防ぐ
	水性塗料の希釈	不純物やミネラルによる変色の可能性
美容分野	化粧品の原料や美容施術	不純物による肌へのダメージを防ぐ

このように、不純物やミネラルを含まない水には多くの需要があります。

身近な例では車のバッテリーやコンタクトレンズの洗浄に精製水が必要です。

不純物を含む水道水をバッテリー液として使用すると劣化が早まります。

また、コンタクトレンズを水道水で洗浄すると、付着した不純物を目に挟みこむことになるため、角膜感染症のリスクも高まります。※1

精製水を活用し、バッテリーの管理や目のケアなどを適切におこないましょう。

純水や精製水は飲んでも大丈夫？

純水や精製水は水道水から不純物やミネラルを取り除いた水であるため、体に害はなく、飲用が可能です。

ただしミネラルは水の味を作る重要な要素です。ミネラルを含まない純水や精製水は味がしないため、飲みづらいと感じる方も多いでしょう。

また水に含まれるミネラルのうち、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどは私たちの体に欠かせない栄養素でもあります。

純水や精製水はミネラル補給の手段として活用できないため、水から効率的にミネラルを摂りたい場合には、ミネラルウォーターの活用をおすすめします。

おいしい水分補給には『のむシリカ』もおすすめ

私たちは健康に過ごすため、1日に約1.2Lの水分補給をおこなう必要があります。※2

毎日コップ6～7杯の水を飲む習慣を付けるためには、おいしく飲みやすい水を選ぶことも重要です。

「のむシリカ」は苦みの少ないまろやかな水で、かつミネラルも豊富なナチュラルミネラルウォーターです。

ここでは、のむシリカの特徴を詳しく解説します。

飲みやすくスッキリした味わい

のむシリカの飲みやすさの秘密は硬度にあります。

のむシリカの硬度は130mg/Lであり、硬水と軟水の間の性質を持つ、希少性の高い中硬水です。

中硬水は硬水のような味のクセがなく、スッキリとしたまろやかな味わいを楽しめます。

常温でも苦みを感じにくいため、外出時の水分補給にも適しているでしょう。

ナチュラルミネラルウォーターでカルキ臭もしないため、水道水での水分補給が捗らない方にもおすすめです。

美容に役立つミネラルたっぷり

中硬水であるのむシリカには、軟水よりも多くのミネラルが含まれています。

とくにコラーゲンやエラスチンと相性のよいミネラル「シリカ」の含有量が多く、シリカの補給手段としても適しています。

シリカは加齢とともに体内量が減少するミネラルであるため、食事や飲料水からの摂取が重要です。

シリカを多めに含む「シリカ水」のミネラル含有量を比較してみましょう。

【ナチュラルミネラルウォーター100mLあたりのミネラル含有量】

	シリカシリカ	日田天領水	のむシリカ
カルシウム	0.76mg	0.9mg	3.1mg
マグネシウム	0.21mg	0.2mg	1.4mg
カリウム	0.31mg	0.9mg	0.57mg
シリカ	7.2mg	9mg	9.7mg

このように、のむシリカはカルシウムやマグネシウムに加え、シリカの含有量も豊富であることがわかります。

のむシリカで効率的にミネラルを摂取して、若々しさを保ちましょう。

まとめ

純水と精製水は一般的に同じ意味で用いられていますが、純度や精製方法の違いにより分けて考えるケースもあります。

より純度の高い精製水（超純水）は、不純物やミネラルの混入が許されない医療分野や工業分野など、あらゆる場面に使用されています。

一方で純水や精製水にはミネラルが含まれておらず、飲用には適していません。

ミネラルが多めの水を飲みたい方には、ナチュラルミネラルウォーターの活用がおすすめです。

ミネラルは水のおいしさを左右する重要な要素です。毎日の水分補給を習慣化するためにも「のむシリカ」のようなナチュラルミネラルウォーターをぜひ試してみてください。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省｜ソフトコンタクトレンズ用消毒剤の適正使用等について
※2 厚生労働省 | 「健康のため水を飲もう」推進運動