モンスターエナジーのカフェイン量は？コーヒー・海外版との比較や飲む際の注意点を解説

「モンスターエナジー」は、カフェインを含むエナジードリンクです。

疲労回復や眠気覚ましに役立つものの、カフェインを摂りすぎていないか気になる方もいるでしょう。

モンスターエナジーには、355mlあたり142mgのカフェインが含まれています。一本でコーヒー約2杯分のカフェイン量に相当するため、摂取量に注意が必要です。

本記事では、モンスターエナジーのカフェイン量を種類ごとにまとめ、一日の摂取目安やカフェイン中毒のリスクを解説します。

モンスターエナジーを健康に飲むためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

モンスターエナジーとは？

コンビニやドラッグストア、スーパーなどで手軽に購入できるモンスターエナジーは、カフェインやL-アルギニン、高麗人参根エキスなどが含まれたエナジードリンクです。

2002年にアメリカではじめて発売され、世界中で人気を集めています。

日本ではモンスターエナジージャパン社が販売しており、清涼飲料水に分類されます。

モンスターエナジーは、甘みや炭酸が加えられているため、パンチのきいた味わいと爽快感を楽しめるでしょう。

ここからは、モンスターエナジーが人気の理由やカフェインの効果について詳しく解説します。

人気のエナジードリンク

モンスターエナジーは、若い世代から高い支持を受けている人気のエナジードリンクです。

勉強や仕事など、集中力を高めたいときに飲むと眠気を解消し、スッキリ感を得られます。

また、エナジードリンクの代表格であるレッドブルよりも容量が多く、価格が安い点も魅力です。

レッドブルの容量は250mlですが、モンスターエナジーは約1.4倍の355mlです。

さらに、モンスターエナジーは誕生から現在まで100種類以上の豊富なフレーバーを展開し、柑橘系やトロピカル系など、毎年新しいフレーバーが登場しています。

コストパフォーマンスがよく、多彩な種類から自身の好みにあわせて選べる点も人気の理由です。

種類豊富なフレーバー

モンスターエナジーは種類が多いことでも知られています。

現在、次のようなモンスターエナジーが販売されています。

種類	特徴
モンスターエナジー	ロング缶、355ml入り
モンスターエナジー缶500ML	本場アメリカの定番サイズ
モンスターエナジーM3	ボトルタイプ、150mlの小さめサイズ
モンスターエナジーボトル缶500ML	ボトルタイプ、500mlの大きめサイズ
モンスタースーパーコーラ	日本限定版、強炭酸
モンスターエナジーゼロシュガー	ゼロカロリーかつゼロシュガーシトラスフレーバー
モンスターウルトラパラダイス	ゼロカロリーかつゼロシュガー
モンスターウルトラ	ゼロカロリーかつゼロシュガー甘さ控えめ
モンスターウルトラピーチーキーン	ゼロカロリーかつゼロシュガーピーチフレーバー
モンスターウルトラバイオレット	ゼロカロリーかつゼロシュガーグレープフレーバー
モンスターマンゴーロコ	マンゴー果汁入りのフルーティーな味わい
モンスターパイプラインパンチ	トロピカルフレーバー
モンスターオージースタイルレモネード	果汁入りのレモネードフレーバー
モンスターパピヨン	桃とネクタリンの果汁感溢れるフレーバー

缶タイプやボトルタイプの通常フレーバーに加え、コーラ、ピーチ、マンゴー、レモネードなど、さまざまなフレーバーが展開されています。

ゼロカロリーかつゼロシュガーのモンスターエナジーも複数あるため、自身の口にあうものを選ぶとよいでしょう。

カフェインの効果

モンスターエナジーにはカフェインが含まれており、適切な摂取で次の効果が期待できます。

• 覚醒作用
• 集中力の向上
• 代謝促進
• 疲労感を和らげる

カフェインには覚醒作用があり、眠気を引き起こすアデノシンが脳の受容体に結びつくのを阻害する作用があります。

一時的に眠気が抑えられるため、集中力の向上も期待できるでしょう。

また、カフェインには代謝を促進する作用もあり、脂肪燃焼をサポートできます。

さらに、疲れたときにモンスターエナジーを飲んでカフェインを摂取すれば、疲労回復にも役立ちます。

モンスターエナジーのカフェイン含有量は？

モンスターエナジーは、全種類にカフェインが含まれているため、カフェインの摂取量を抑えたい方は含有量を確認しましょう。

エナジードリンクの中でもモンスターエナジーはカフェインの含有量が多く、コーヒーよりも多くのカフェインを摂取できます。

眠気を解消し集中力を高めたい方には、モンスターエナジーの摂取が適していますが、目的に応じてカフェイン入りの飲料を選ぶことが重要です。

一本あたりのカフェイン含有量

次の表は、モンスターエナジーの一本あたりのカフェイン含有量です。

商品名	カフェイン量	100mlあたりのカフェイン量	内容量
モンスターエナジー	142mg	40mg	355ml
モンスターエナジー ゼロシュガー	142mg	40mg	355ml
モンスターウルトラ	142mg	40mg	355ml
モンスターウルトラパラダイス	142mg	40mg	355ml
モンスターロッシ	142mg	35mg	355ml
モンスターパイプラインパンチ	142mg	40mg	355ml
モンスターカオス	142mg	40mg	355ml
モンスターキューパリプレ	142mg	40mg	355ml
モンスタースーパーコーラ	142mg	40mg	355ml

モンスターエナジーは、355mlあたり142mgのカフェインが含まれています。

一方、エナジードリンクで広く人気を集めるレッドブルは、250mlあたり80mgのカフェインが含まれており、100mlあたりのカフェイン含有量は32mgです。

モンスターエナジーはカフェイン含有量が多いため、過剰摂取にならないよう注意して摂取しましょう。

カフェイン含有量をコーヒーと比較

全日本コーヒー協会のデータによれば、コーヒー100mlには60mgのカフェインが含まれています。※1

コーヒーカップ1杯を120mlとすると、72mgのカフェインが含まれていることになります。

モンスターエナジーとコーヒーを比較すると、モンスターエナジーのカフェイン含有量はコーヒー約2杯分です。

カフェインの摂りすぎは副作用を引き起こす可能性があるため、モンスターエナジーを飲む日はコーヒーを飲みすぎないように注意しましょう。

海外版との違い

海外版のモンスターエナジーには、アミノ酸の一種であるタウリンが含まれます。

タウリンには疲労回復効果や肝機能を保護する効果、血中コレステロールを調節する効果などが確認されています。

しかし日本でタウリンの入った飲料を販売する際には、清涼飲料水ではなく栄養ドリンクと同じ医薬部外品として取り扱わなければいけません。

清涼飲料水として販売できるよう、日本では同じくアミノ酸のアルギニンへと置き換えたものが販売されています。

アルギニンにも血流改善効果や疲労回復効果が認められているため、似た効果が期待できるでしょう。

モンスターエナジーの成分

モンスターエナジーには豊富なカフェインが含まれていますが、栄養成分や原材料が気になる方も多いでしょう。

また、モンスターエナジーには糖分も含まれており、カロリー量にも注意が必要です。

モンスターエナジーは一本355mlと容量も多いため、糖分やカロリーを抑えたい方は成分をよく確認して摂取しましょう。

ここからは、モンスターエナジーの原材料や栄養成分、カロリーについて詳しく解説します。

原材料

モンスターエナジーのスタンダードなフレーバーには、次の原材料が含まれています。

L-カルニチンL-酒石酸塩、L-アルギニンなどのアミノ酸は、免疫機能やエネルギー供給に役立つ成分です。

また、クエン酸やナイアシン、ビタミンB群が含まれており、エネルギー代謝をサポートし、疲労回復や集中力向上に寄与します。

植物由来成分の高麗人参根エキス、ガラナ種子エキスは、パフォーマンス向上にも役立ちます。

一方で、モンスターエナジーには保存料や着色料、甘味料なども含まれているため、摂取量には注意が必要です。

栄養成分・カロリー

モンスターエナジー100mlあたりの栄養成分表示は次のとおりです。

モンスターエナジーには、アミノ酸やビタミンB群、植物由来成分が豊富に含まれており、エネルギー代謝やパフォーマンス向上をサポートできます。

また、塩分が少ないため、塩分摂取を控えたい方にも適しています。

ただしモンスターエナジーのカロリーは100mlあたり50kcalのため、1本あたり約178kcalの摂取になり、飲みすぎるとカロリーオ－バーを生じる可能性も高まります。

カフェインを含むモンスターエナジーの注意点

カフェインを豊富に含むモンスターエナジーを飲む際は、注意点を守ることが重要です。

とくに、妊娠中や授乳中のカフェイン摂取は控えることが望ましいです。

また、寝る前にモンスターエナジーを飲むと、カフェインの作用により眠れなくなる可能性があります。

カフェインの過剰摂取はカフェイン中毒を引き起こす可能性があるため、摂取量に注意しましょう。

妊娠中・授乳中は控える

モンスターエナジーには、カフェインが多く含まれているため、妊娠中や授乳中の摂取は控えましょう。

日本ではカフェインを摂取した際の影響について、個人差が大きいことからカフェインの具体的な摂取量の目安は設定されていません。

しかしアメリカやカナダをはじめとする海外の国ではいくつか目安量が示されており、たとえばカナダ保健省（HC）では、妊娠中や授乳中のカフェイン摂取について、1日300mgまでが望ましいと示しています※1。

このように、妊娠中や授乳中はカフェインの摂取をなるべく控えるべきとの考えが一般的です。モンスターエナジーの摂取も避けた方がよいでしょう。

寝る前に飲まない

モンスターエナジーには覚醒作用があるため、寝る前の摂取は避けたほうがよいでしょう。

カフェインは一般的に、摂取後30～2時間で血中濃度が最大になるとされています※2。

そのため寝る直前にモンスターエナジーを飲むと、カフェインの覚醒作用が最も強まるタイミングと重なり、睡眠の質を低下させる可能性があります。

カフェインによる不眠のリスクを避けるため、夜遅くにモンスターエナジーを飲まないようにしましょう

カフェイン中毒に注意

カフェインの過剰摂取は、カフェイン中毒を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

主なカフェイン中毒の症状は、めまい、嘔吐、吐き気、下痢などです。

重症の場合、手足のしびれや頭痛、過呼吸などの症状を引き起こす可能性があります。

モンスターエナジーの上限摂取量は明記されていませんが、一日一本を目安に摂取量を調整してみてください。

カフェインの摂取量の目安

カフェインを摂取する際は、一日の推奨摂取量を守ることが重要です。

カナダ保健省（HC）および欧州食品安全機関（EFSA）では、健康な成人のカフェイン摂取許容量を一日400mgと定めています。※1

カフェインを過剰摂取すると、中枢神経系の刺激によるめまいや心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、吐き気、下痢などの症状が現れる可能性があります。

少量のカフェイン摂取でも、体質により副作用を引き起こすこともあるため、自身にあった量を摂取しましょう。

カフェイン摂取後の水分補給に最適な飲料

カフェイン摂取後は、適切な飲料で水分補給をおこなうことが重要です。

十分な水分補給により、カフェインの影響を和らげ、体調を保つことができます。

水分補給に最適な飲料として、ナチュラルミネラルウォーター、ハーブティー、スムージーやフルーツジュースなどが挙げられます。

とくにナチュラルミネラルウォーターは、カフェインによる利尿作用や脱水のリスクを軽減するのに役立つでしょう。

ここからは、カフェイン摂取後の水分補給におすすめの飲料を紹介します。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、地中でミネラルが溶け込んだ水で、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理が施されていないものを指します。

必要最低限の処理のみで提供され、ミネラル成分が豊富に含まれている点が特徴です。

ナチュラルミネラルウォーターには、必須ミネラルのカルシウムやマグネシウム、カリウムなどが含まれています。シリカやサルフェートなどの希少な成分が含有された採水地を使用したものもあります。

採水地により水の味や風味、品質は異なるため、自身の好みや用途にあわせて製品を選びましょう。

ハーブティー

ハーブティーは自然の薬用植物を乾燥させたお茶です。茶葉を使用した緑茶や紅茶とは異なり、カフェインを含まないものが多いため、カフェインの摂りすぎが気になる方でも安心して飲めるでしょう。

ローズヒップティーやミントティーなど、単一のハーブから作られるものと、複数のハーブをブレンドしたものがあります。

ハーブの種類によって異なる香りや色を楽しむことができ、リラックス効果を得られます。

また、ハーブティーは通常の紅茶とは異なり、カフェインを含まないものも多いです。

ラベンダーやカモミールは睡眠をサポートする効果があるため、眠れないときはハーブティーを活用してみてください。

スムージー・フルーツジュース

カフェイン摂取後は、スムージーやフルーツジュースなどを飲むのもおすすめです。

スムージーには食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、栄養補給にも適しています。

また、柑橘系のジュースはさっぱりとした味わいで、カフェインによる気持ち悪さを軽減するのにも役立ちます。

ただし、スムージーやフルーツジュースを飲む際は、適量を心がけることが大切です。

糖分やカロリーの過剰摂取を防ぐためにも、一日一杯を目安に摂取しましょう。

ナチュラルミネラルウォーターなら『のむシリカ』がおすすめ

カフェイン摂取後の水分補給に、ナチュラルミネラルウォーターを選ぶなら、のむシリカがおすすめです。

のむシリカは、宮崎県小林市にある霧島連山で採取されたナチュラルミネラルウォーターです。

ミネラル成分には、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどに加えて、美容や健康維持に役立つシリカが豊富に含まれています。

また、のむシリカは飲みやすさとミネラルのバランスがよい中硬水で、飲み水にこだわる方にもおすすめです。

ここからは、のむシリカが水分補給におすすめな理由について詳しく解説します。

シリカは健康的な体作りに重要

シリカは、健康を維持する働きを持つミネラルで、人体の構成に重要な役割を果たします。

通常、シリカは体内で生成されないため、食事や飲料からの適切な摂取が必要です。

しかし、一日のシリカ推奨摂取量は10mg〜40mgで、食事のみでは十分な量を満たすのは難しい場合があります。※3

のむシリカは、水溶性シリカが1Lあたり97mg含まれているため、シリカ不足の解消に役立つでしょう。

こまめに、のむシリカで水分補給をおこない、不足しがちなシリカを効率よく補給しましょう。

ミネラルが豊富に含まれている

のむシリカは一般的なミネラルウォーターよりも、ミネラルが豊富に含まれています。

ミネラル	のむシリカ	シリカシリカ	いろはす（清田）
カルシウム	31.0mg	7.6mg	6.8mg
マグネシウム	14.0mg	2.1mg	3.6mg
カリウム	5.7mg	3.1mg	1.6mg
シリカ	97.0mg	72.0mg
炭酸水素イオン	170.0mg	50.0mg
サルフェート	30.0mg	2.1mg
バナジウム	34.0μg	0.001μg

のむシリカはほかの水よりもミネラルの種類も量も多いことがわかるでしょう。

加えて、のむシリカはカルシウムとマグネシウムが、体内への吸収率を高めるとされる2：1に近い割合で含まれています。

ミネラルの種類、量、バランスのすべてに優れたのむシリカを、ぜひ毎日の水分補給に役立てましょう。

中硬水で誰でも飲みやすい

のむシリカは、硬度130mg/Lの中硬水で誰でも飲みやすいナチュラルミネラルウォーターです。

中硬水は軟水よりもミネラルが多く、硬水よりも飲みやすい特徴があります。

また、のむシリカはpH6.9の中性に近く、常温でもスッキリとした飲み口でおいしく飲めます。

日常の水分補給や料理、炊飯に適しており、コーヒーに使用するとコクや風味を引き立てられる点も魅力的です。

のむシリカはさまざまな用途に使用できるため、ぜひ毎日の水分補給に取り入れてみてください。

まとめ

本記事では、モンスターエナジーのカフェイン含有量や推奨摂取量、過剰摂取による中毒症状について詳しく解説しました。

カフェインを摂取すると、眠気の解消や集中力の向上をサポートできますが、飲み過ぎはカフェイン中毒を引き起こす可能性があります。

また、妊娠中や授乳中は、できるだけカフェインを摂取しないように注意しましょう。

カフェインを摂取したあとは、ナチュラルミネラルウォーターによる水分補給がおすすめです。

のむシリカは中硬水で飲みやすく、健康維持と美容の調子を整えられるシリカを効率よく補えます。

カフェインを楽しむ際は、一日の摂取目安量を守り、適切な水分補給を心がけましょう。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省｜カフェインの過剰摂取に注意しましょう
※2 NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター｜カフェインと睡眠
※3 水ラボ｜シリカの1日の摂取目安量
※商品の情報は各公式サイトを参考にしております。