ミネラルウォーターと水道水の違いとは？効率よくミネラルを補給する方法も紹介！

「ミネラルウォーターと水道水の違いが知りたい」「ミネラル豊富な水を選びたい」

上記のようなお悩みを抱えている方もいるでしょう。

そこで今回は、ミネラルウォーターと水道水の違いについて詳しく解説します。

また、ミネラルウォーターのおすすめポイントや人気のナチュラルミネラルウォーターについても紹介します。

ミネラルウォーターと水道水の違いや使い分けをしたい方、人気のナチュラルミネラルウォーターを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

ミネラルウォーターと水道水の違い

ミネラルウォーターと水道水の違いは次の4つです。

• 製造の仕方
• 安全基準
• 水の硬度
• 水源の種類

それぞれを詳しく解説します。

製造の仕方

ミネラルウォーターと水道水では、製造方法が異なります。

ミネラルウォーターは、多くが地下から採水された天然水です。一方、水道水はダムや河川などの表流水から採水されています。

ダムや河川などの水は、家庭や工場の排水が混ざっているため、浄水場に運ばれて沈殿やろ過などをおこないます。

その後、家庭に安全に水を届けるために、塩素消毒されている点が特徴です。

独特の臭いを感じることもありますが、健康に影響を及ぼす量は含まれていません。

安全基準

ミネラルウォーターと水道水は、厚生労働省が定めた食品衛生法の基準をクリアする必要がありますが、その基準は大きく異なります。

ミネラルウォーターは、殺菌や除菌がされているものは48項目、殺菌や除菌がされていないものは18項目の安全基準項目が設定されています。

一方、水道水はミネラルウォーターよりも多い59項目の安全基準があり、すべてを満たすことが必要です。

ミネラルウォーターは、主に飲料水に使われます。

ミネラルウォーターは生活面に関する安全基準項目が含まれていないため、全体的に項目数が少なく設定されています ※1。

水の硬度

ミネラルウォーターと水道水では、水の硬度にも違いがあります。

硬度とは、水中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量によってきまる値です。一般的に日本で定められている基準では、硬度100mg/L以下が軟水、101〜300mg/Lが中硬水、301mg/L以上が硬水に分類されます ※2。

硬水は軟水よりも比較的ミネラル成分が多く含まれていますが、一般的に口当たりまろやかな軟水に慣れている日本人にとっては、独特な苦みを感じやすく、飲みにくいと感じることもあるでしょう。

日本の水道水は、地域によって硬度は異なりますがほとんどが軟水です。また、日本で販売されているミネラルウォーターの多くが軟水ですが、なかには中硬水や硬水のものもあります※3。

ミネラル成分を豊富に含んでいる水を飲みたい場合は、中硬水や硬水のものを選ぶとよいでしょう。

原水の種類

ミネラルウォーターは地下水を、水道水はダムや川の水などの表流水を原水にしています。

表流水は天候や周囲の状況に影響を受けやすいですが、地下水は水質が安定している点が特徴です。

また農林水産省が設定した品質表示ガイドラインでは、ミネラルウォーターには原水の採水場所や処理方法によって、次の4種類に分けられます※1。

	原水	処理方法
ナチュラルウォーター	特定水源から採水した地下水	沈殿や濾過、化学殺菌
ナチュラルミネラルウォーター	ナチュラルウォーターの鉱化した地下水にミネラルが溶解した水	沈殿や濾過、化学殺菌
ミネラルウォーター	ナチュラルミネラルウォーターを混合した水	ミネラル調整、ばっ気処理
ボトルウォーター	水道水や蒸留水などの飲用可能な水	とくに規定なし

日本のミネラルウォーターの多くが「ナチュラルミネラルウォーター」です。

ミネラルウォーターのおすすめポイント

次に、ミネラルウォーターのおすすめポイントについて次の3つを解説します ※2。

• おいしさ
• 料理への使用
• ミネラル成分が豊富

それぞれを詳しく解説します。

おいしさ

おいしさを重視するなら、ミネラルウォーターがおすすめです。

水道水には消毒をするために塩素が加えられており、おいしく飲むためには塩素を抜く作業が必要な場合があります。

水道水の塩素の量は人体に影響が出ない程度とされていますが、塩素が含まれていないミネラルウォーターの方がおいしく感じられる方も多いでしょう。

ミネラルウォーターは、含まれているミネラル成分やその含有量によって硬度や味に変化が感じられるため、自身の好みに合ったものを選ぶことも可能です。

料理への使用

ミネラルウォーターには水道水のように製造過程で塩素が含まれていないため、料理などに使用するとコクや旨味が増します。

また、日本料理には香りや味を邪魔しない軟水を使用する、肉をおいしく食べたいときには、アクを出す役割のある硬水を使用するなど、シーンによって使いわけることがおすすめです。

ミネラル成分が豊富

水分補給をする際に「ミネラル成分の豊富さ」を重視するなら、ミネラルウォーターを飲むとよいでしょう。

ミネラルウォーターは、前述のように水の硬度によって含まれているミネラル含有量や種類は異なります。

とくに、健康や美容を意識したい方には、体内で生成できないミネラル成分の「シリカ」を豊富に含んでいるミネラルウォーターがおすすめです。

ミネラル成分が豊富に含まれているナチュラルミネラルウォーター3選

ここでは、ミネラル成分が豊富に含まれているナチュラルミネラルウォーターを3つ紹介します。

• エビアン
• クリスタルガイザー
• のむシリカ

商品別の100mlあたりのミネラル成分含有量は次の通りです。

	エビアン	クリスタルガイザー	のむシリカ
カルシウム（mg）	8.0	0.64	3.1
マグネシウム（mg）	2.6	0.54	1.4
カリウム（mg）	–	0.13	0.57
シリカ（mg）	–	–	9.7
バナジウム（μｇ）	–	5.5	3.4
サルフェート（mg）	–	–	3
炭酸水素イオン（mg）	–	–	17
硬度（㎎/L）	304（硬水）	38（軟水）	130（中硬水）

次にそれぞれのナチュラルミネラルウォーターの特徴を解説します。

エビアン

エビアンは、ヨーロッパの自然保護地区のフレンチアルプスで育まれた水です。ヨーロッパの厳しい基準を満たしており「生きたままの自然な水」が楽しめます。

カルシウムとマグネシウムが豊富に含まれていますが、シリカやバナジウムなどのミネラルは含まれていません。

また、エビアンは硬水のため、軟水や中硬水と比べると飲みにくさを感じる可能性があります。

カルシウムとマグネシウムを多く摂取したい方にはおすすめです。

クリスタルガイザー

クリスタルガイザーは、日本人の味覚にあう軟水であるため、口当たりまろやかな飲みやすさが特徴です。

また、健康を維持するために重要な働きをもつミネラル成分であるバナジウムを豊富に含んでいます。

しかし、エビアンやのむシリカと比較すると、カルシウムやマグネシウムなど、含まれているミネラル成分量は減少します。

日々の水分補給のため、飲みやすさを重視したい方にはおすすめです。

ただし、水分補給の際にミネラル成分も一緒に補給したい場合は、口当たりがまろやかな中硬水のものを選ぶとよいでしょう。

のむシリカ

のむシリカは、シリカ以外にも、サルフェートや炭酸水素イオンなどの体内で生成できなミネラル成分を含んでいる点が特徴です。

カルシウムとマグネシウムは黄金比率の2：1で含有しているため、補給したミネラルを効率よく吸収できるでしょう。

また、水の硬度は口当たりのよい中硬水のため、飲みやすさが気になる方にもおすすめです。

のむシリカは、バランスよくミネラルを補給したい方におすすめのナチュラルミネラルウォーターです。

効率よくミネラルを補給するなら『のむシリカ』がおすすめ

ここまで、人気のナチュラルミネラルウォーターについて紹介しました。

効率よくミネラルを補給するなら『のむシリカ』がおすすめです。

おすすめポイントを次の3つの視点から解説します。

• シリカが豊富に含まれている
• 加熱してもミネラル含有量が変わらない
• 水道水とのむシリカのミネラル含有量を比較

シリカが豊富に含まれている

のむシリカは、シリカが豊富に含まれていることが特徴です。

シリカは健康を維持するために必要な成分ですが、体内では生成できません。また、年齢とともに体内のシリカ量は減少するといわれており、30代は0歳児の半分以下まで減少します。

体内で不足しがちなシリカを、のむシリカでは水分補給と同時に補えるでしょう。

1日に必要なシリカの量は10mg〜40mgといわれています。

のむシリカには、100mlあたり9.7mgのシリカが含まれているため、500mlのペットボトル1本で1日に必要なシリカを補給できます。

ミネラル成分が豊富に含まれていますが、中硬水のため口当たりがよりまろやかで、飲みやすい点も特徴です。

加熱してもミネラル含有量が変わらない

のむシリカは、加熱してもミネラルの含有量は大きく変わりません。そのため、水分補給だけではなく、ごはんやみそ汁などの料理に使用してもよいでしょう。

のむシリカで炊いたご飯は、水道水で炊いたごはんと比べると、甘みやコクが優位になるといわれています。

また、お酒の水割りや水出し茶として使用しても、コクや旨味が増すためおすすめです。

いつもの料理に使用する水をのむシリカに変えると、コクや旨味に違いが出るでしょう。気になる方は一度試してみてください。

水道水とのむシリカのミネラル含有量を比較

水道水とのむシリカの100mlあたりのミネラル含有量は次の通りです。

	水道水 （全国の中央値）※4	のむシリカ
カルシウム（mg）	1.27	3.1
マグネシウム（mg）	0.30	1.4
カリウム（mg）	–	0.57
シリカ（mg）	–	9.7
バナジウム（μｇ）	–	3.4
サルフェート（mg）	–	3
炭酸水素イオン（mg）	–	17

水道水は、地域によって含まれているミネラル成分量や硬度は多少異なります。

カルシウムとマグネシウムが水道水には含まれていますが、のむシリカと比較すると含有量は少ないことがわかります。

一方、のむシリカにはカルシウムやマグネシウムのほかに、シリカやサルフェートなどが含まれており、バランスよくミネラル補給できる点が特徴です。

また、水道水には消毒をするために塩素が含まれているため、臭いが気になる方やおいしい水を摂取したい方はのむシリカがおすすめです。

まとめ

今回は、ミネラルウォーターと水道水の違いについて解説しました。

安全基準や水源の種類の違いから、おいしさやミネラル成分の豊富さを求めるならミネラルウォーターがおすすめです。

また、人気のナチュラルミネラルウォーターの成分比較もおこないました。

健康維持のためバランスよくミネラル成分を補給したい方はのむシリカがおすすめです。

のむシリカは、体内で生成できない「シリカ」が豊富に含まれており、500mlのペットボトル1本で1日に必要なシリカを摂取できます。

のむシリカが気になった方はぜひ一度試してみてください。

＜参考文献＞
※1 東京都水道局｜ミネラルウォーター類
※2 西条市｜水の歴史館　硬い水と軟らかい水
※3 東京大学｜あなたの水道水、「硬さ」調べました ～ 日本全国水道水の硬度分布 ～
※4 文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版（八訂）｜一般成分

※商品の情報は公式ホームページを参考にしています