エスプレッソのカフェイン量は多い？ドリップコーヒーと含有量を比較！

コーヒーには、エスプレッソやドリップなどさまざまな種類があります。

コーヒーの濃厚な苦味とコクを味わいながら楽しむエスプレッソですが、いざ飲もうというときにカフェイン量が気になり、飲むのをためらう方もいるのではないでしょうか。

エスプレッソをはじめとするコーヒーには、カフェインを抑えながらもおいしく飲める方法があります。

その方法がわかれば、カフェインを抑えつつコーヒーを楽しめるようになるでしょう。

本記事では、エスプレッソのカフェイン量やカフェインを抑える方法などについて紹介します。

いつものコーヒーをさらに楽しむために、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

エスプレッソとドリップコーヒーのカフェイン量は？

コーヒーの飲み方には、エスプレッソとドリップコーヒーがあります。

エスプレッソは細かく挽いたコーヒー豆を専用のマシンで圧縮して抽出する方法で、ドリップコーヒーは挽いたコーヒー豆にお湯を注いで抽出する方法です。

エスプレッソとドリップコーヒーは抽出方法に加え、1杯あたりの飲む量や含まれるカフェイン量も異なります。

エスプレッソとドリップコーヒーに含まれるカフェイン量をそれぞれ紹介します。

エスプレッソ

細かく挽いたコーヒー豆を圧縮して淹れるエスプレッソは、コーヒーの濃厚な苦味とコクを楽しむため、飲む量は1杯あたり約30mlと少ない傾向にあります。

エスプレッソの抽出に使用されるコーヒー豆の量も、飲む量と同様に1杯あたり約7gと少量です。

また、エスプレッソ1杯（30ml）に含まれるカフェイン量は、約60mgです。※1

抽出時間がドリップコーヒーよりも短いため、1杯あたりのカフェイン量も少なくなります。

ただし、カフェイン含有量は、使用されているコーヒー豆の質や量、抽出マシンの種類、実際に飲む量やメニューによっても異なります。

ドリップコーヒー

ドリップコーヒーは、挽いたコーヒー豆にお湯を注いで抽出するため、エスプレッソに比べて使用するコーヒー豆の量と1杯あたりに飲む量が多い傾向にあります。

コーヒーの抽出に使用されるコーヒー豆の量は、1杯（150ml）あたり約10gです。

また、ドリップコーヒー1杯（150ml）に含まれるカフェイン量は、約90mgです。※1

コーヒーの抽出時間もエスプレッソより長く、1回の飲む量で比べるとカフェイン量はエスプレッソよりも多くなります。

そのため、エスプレッソとドリップコーヒーのカフェイン量は、一般的な1回に飲む量で比べるとドリップコーヒーの方が多くなります。

しかし、1mlあたりのカフェイン含有量で比較した場合はエスプレッソの方が3～4倍多くなるため、ドリップコーヒーよりエスプレッソの方が含まれるカフェイン量が多いといえるでしょう。

エスプレッソを飲む際は、飲む量に注意が必要です。

エスプレッソの成分

エスプレッソの成分を原料と栄養成分に分けて紹介します。

原料

イタリア発祥のエスプレッソの主な原料はコーヒー豆で、使用されるコーヒー豆の種類は、作られる産地で異なります。

コーヒー豆を深煎りし、細かく挽いたうえで沸騰水で加圧抽出します。

エスプレッソは、コーヒーの定番の淹れ方としてイタリアやフランスなどの南ヨーロッパで親しまれています。

栄養成分・カロリー

エスプレッソのカロリーは、使用されているコーヒー豆や提供される分量により異なるものの、1杯30mlあたりのカロリーは平均で約1.2kcalです。※2

なお、エスプレッソに含まれている栄養成分は、次のとおりです。

ただし、上記で紹介した各栄養成分は、カロリーと同様にコーヒー豆や分量によって異なります。※2

とくに、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分はコーヒー抽出に使用される水によっても大きく左右されます。

エスプレッソのカフェインに関するよくある質問

ここでは、エスプレッソのカフェインに関するよくある質問を紹介します。

妊娠中や授乳中に飲んでも大丈夫？

妊娠中や授乳中のカフェインの過剰摂取には注意が必要とされており、エスプレッソを飲む際にもその内容について理解しておくことが大切です。

カフェインが妊娠中や授乳中に及ぼす影響は、次のとおりです。

健康に問題ない範囲とされているカフェインの摂取量には諸説ありますが、妊娠中や授乳中でも悪影響の少ないとされる目安として、1日200～300mg程度にとどめておくことが大切です。

とくに、コーヒーの場合、エスプレッソやドリップなど種類や飲む量によってカフェインの含有量は異なります。それぞれのカフェイン含有量を確認しながら、1日1～2杯程度にとどめるとよいでしょう。

カフェイン摂取量をゼロにする必要はありませんが、妊娠中や授乳中はいつも以上にカフェインの摂り過ぎに注意しましょう。※3

寝る前に飲んでも大丈夫？

エスプレッソに限らず、カフェインを含むコーヒー類は、寝る前に飲むとカフェインの覚醒作用により不眠の原因になります。※4

カフェインの覚醒作用には個人差があるものの、摂取から2～6時間程度は作用が持続する傾向にあります。

エスプレッソを飲む際は、寝る時間から逆算し、作用の影響が出ない時間までに飲むようにしましょう。※5

1日何杯まで飲める？

エスプレッソは一般的に1杯30mlで60㎎のカフェイン量が含まれるとされているため、1日に3～4杯程度の摂取が可能です。

厚生労働省は、健康な成人における1日のカフェイン摂取目安量としての目安に、カナダ保健省が提唱する数値である、最大摂取量400mgと紹介しています。

ただし、これは、あくまでも健康に悪影響のない最大摂取量です。

カフェインはエスプレッソ以外にも、お茶やココア、コーラなどの飲料にも含まれているため、エスプレッソを飲む際のカフェイン摂取量には余裕をもたせておきましょう。

抽出方法でカフェイン量は変わる？

カフェイン量は、コーヒーの抽出方法で変化します。

抽出時間が長く、お湯の温度が高いほどカフェイン量は多くなり、反対に抽出時間が短く、お湯の温度が低いほど少なくなります。

そのため、加圧により抽出時間が短いエスプレッソのカフェイン量は少ない傾向にあります。

一方、ドリップコーヒーは抽出時間が長いため、エスプレッソに比べてカフェイン量は多くなります。

カフェインを抑える方法

もし、コーヒーを飲む際にカフェイン量を抑えられれば、カフェインを気にせずにコーヒーを飲めるようになるでしょう。

そこで、ここではカフェイン量を抑える方法を3つ紹介します。カフェインを抑える方法は次のとおりです。

• 水出しコーヒーを飲む
• カフェインレス・デカフェを飲む
• ノンカフェイン飲料を飲む

水出しコーヒーを飲む

カフェイン量が少ない水出しコーヒーは、カフェインを抑えたいシーンにおすすめです。

水出しコーヒーは、細かく挽いたコーヒー豆をお湯ではなく水に浸して抽出したコーヒーです。

カフェインは高温のお湯になればなるほど溶け出しやすい性質があるため、水による抽出では温度が低く、カフェインが溶け出す量が少なくてすみます。

また、味わいもスッキリと飲みやすいため、夏の暑いシーンでもおいしく飲めるでしょう。

カフェインレス・デカフェを飲む

カフェイン量を抑えたいときは、一般的なコーヒーよりもカフェイン含有量が少ないカフェインレスやデカフェのものを飲むとよいでしょう。

カフェインレスはカフェイン含有量が0.1%以下の飲料で、デカフェはカフェインを含む飲食物からカフェインを取り除いたり、本来カフェインを添加する飲食物にカフェインを添加しないものを指します。

カフェインレスもデカフェもカフェインが全く含まれないというわけはなく、若干のカフェインは含まれるものの、通常のコーヒーに比べるとカフェイン含有量が少ない傾向にあります。

ノンカフェイン飲料を飲む

コーヒーからのカフェイン摂取を完全に抑えたい場合は、ノンカフェイン飲料の活用が効果的です。

ノンカフェイン飲料には、カフェインが全く含まれていません。

妊娠中や授乳中などでカフェイン摂取量がとくに気になる場合は、カフェインが含まれていないノンカフェイン飲料を飲みましょう。

ノンカフェイン飲料であれば、カフェイン摂取を気にせずに飲みたいものを思う存分楽しめます。

ノンカフェイン飲料3選

カフェイン摂取に配慮されたノンカフェイン飲料には、さまざまな種類が販売されています 

ここでは、次の3つのおすすめのノンカフェイン飲料を紹介します。

• たんぽぽコーヒー
• 麦茶
• ナチュラルミネラルウォーター

たんぽぽコーヒー

たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根から作られたノンカフェイン飲料です。

実際のコーヒーとは異なるものの、味がコーヒーと似ているため、カフェイン摂取が制限されている妊娠中や授乳中の方から人気があります。

ノンカフェインであるのみならず、ポリフェノールや食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、高い健康効果が期待できます。

ただし、たんぽぽアレルギーや、ブタクサ、キク、マリーゴールド、デイジーなどの植物にアレルギーのある方は、アレルギー反応を起こす可能性があるため、飲むのは避けたほうがよいでしょう。※6

麦茶

麦茶は、幅広い世代の方がカフェインを気にせず飲めるノンカフェイン飲料です。

麦茶の原材料は茶葉ではなく大麦です。

茶葉と異なり、大麦にはカフェインが含まれていないため、茶葉の使用によりカフェインが含まれる緑茶や紅茶と比べ、カフェイン摂取を気にする必要はないでしょう。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターはノンカフェイン飲料のなかでも、とくにおすすめの飲み物です。

ナチュラルミネラルウォーターは、地中でミネラル成分が溶解した地下水を使用しているため、さまざまなミネラルが豊富に含まれています。

普段の飲料水にナチュラルミネラルウォーターを取り入れると、カフェイン摂取が控えられるばかりか、日常生活で不足しがちなミネラルを手軽に補えるでしょう。

ナチュラルミネラルウォーターを買うなら「のむシリカ」がおすすめ

ノンカフェイン飲料としてナチュラルミネラルウォーターを活用する場合は、のむシリカがおすすめです。

のむシリカには、次のような数多くのメリットがあります。

• シリカは人体に不可欠なミネラル
• 豊富にミネラルが含まれている
• 中硬水で誰でも飲みやすい

シリカは人体に不可欠なミネラル

のむシリカに含まれるシリカは、健康を維持するために欠かせないミネラルです。 

また、シリカは体内で生成できないばかりか、年齢を重ねるたびに減少します。

のむシリカを飲むことで、ミネラルの補給をサポートできます。

豊富にミネラルが含まれている

のむシリカにはシリカをはじめ、さまざまなミネラルが含まれています。

のむシリカ1Lあたりに含まれているミネラルの各成分量は、次のとおりです。

• カルシウム：31.0mg
• マグネシウム：14.0mg
• カリウム：5.7mg
• シリカ：97.0mg
• 炭酸水素イオン：170.0mg
• サルフェート：30.0mg
• バナジウム：34.0mg

各ミネラル量は、他社のナチュラルミネラルウォーターに比べて高い水準にあるでしょう。

中硬水で誰でも飲みやすい

のむシリカは中硬水のため、飲みやすいという特徴があります。

中硬水の硬度は、ミネラル分が多くやや飲みにくいといわれる硬水とミネラル分が少なく飲みやすい軟水の中間となります。

のむシリカは、硬水の豊富なミネラル分と軟水の飲みやすさをあわせもったナチュラルミネラルウォーターといえるでしょう。

まとめ

エスプレッソ1杯（30ml）のカフェイン含有量は、ドリップコーヒー1杯（150ml）と比べて少ない傾向にありますが、飲みすぎるとカフェインの摂取過剰にもつながりかねません。

エスプレッソを飲む際は、推奨されているカフェイン摂取目安量の範囲内で飲むようにしましょう。

また、カフェインを抑える方法やのむシリカを含むノンカフェイン飲料を活用すれば、カフェインの取り過ぎを防げます。

エスプレッソによるカフェイン摂取が気になる際には、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

＜参考文献＞
※1　厚生労働省｜食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A ～カフェインの過剰摂取に注意しましょう
※2　文部科学省｜日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※3　内閣府｜食品安全委員会
※4　厚生労働省 e－ヘルスネット｜不眠症
※5　国立精神・神経医療研究センター｜カフェインと睡眠
※6　厚生労働省「統合医療」情報発信サイトeJIM｜タンポポ