紅茶の栄養成分は？効能・健康効果を解説！

紅茶は飲んで味や香りを楽しむ以外にも、美容や健康にさまざまな効果を期待できます。

しかし、紅茶に含まれる美肌や健康維持に必要な有効成分について、知らない方も多いでしょう。

今回の記事では、紅茶の効能や栄養成分について解説します。

また、紅茶の効果を高める紅茶のいれ方や1日の上限摂取量、紅茶の旨みを引き出すために重要な水の選び方についても紹介します。

紅茶の風味や効果を高めるために水は非常に重要なポイントです。

紅茶を好む方や健康維持に紅茶を取り入れたい方はぜひ参考にしてみてください。

紅茶の成分

紅茶にはさまざまな成分が含まれており、かつては貴重な薬として重宝されていました。

紅茶に含まれる成分は次のとおりです。

• カフェイン
• ポリフェノール
• アミノ酸
• タンニン
• サポニン
• ビタミン
• ミネラル
• 香気成分

紅茶に含まれる成分や含有量は紅茶の銘柄によって異なりますが、ここでは一般的な紅茶の成分や含有量について詳しく解説します。

カフェイン

紅茶には苦み成分の一つであるカフェインが含まれます。

カフェインを含む代表的な飲み物としてコーヒーが思い浮かびますが、紅茶にもカフェインが含まれています。

100mlあたりのカフェイン含有量はコーヒーで60mg、紅茶では30mgと※1、紅茶の方が少ないです。

ポリフェノール

ポリフェノールは紅茶独特の渋みや色を生む成分で、抗酸化作用を持つ成分です。

ポリフェノールにはさまざまな種類がありますが、紅茶に含まれるのはカテキン（タンニン）やテアフラビン、テアルジン、アントシアニンです。

紅茶の銘柄によって色素成分であるポリフェノール（フラボノイド）の含有量に差があるため、鮮やかな赤から渋みのある茶色まで銘柄ごとに色合いが異なります。

アミノ酸

紅茶に含まれる主なアミノ酸にはテアニンやグルタミン酸などです。

これらアミノ酸は紅茶の旨みのもとになります。

サポニン

紅茶には苦み成分であるサポニンも含まれています。

サポニンの含有量は非常に僅かで、茶葉に0.1％程度しか含まれませんが※2、紅茶独特の苦みやえぐみを生む成分です。

ビタミン

紅茶にはビタミンB群やビタミンKなどのビタミン類が含まれていますが、含有量は僅かです。

なお、緑茶にはわずかなビタミンCが含まれますが、紅茶の場合は製造過程においてビタミンCは失われるため、含まれせん。

ミネラル

紅茶に含まれるミネラル分にはカリウム、ナトリウム、マグネシウム、リンなどがあります。

健康上の問題からナトリウムやカリウムの摂取を控えている方でも、紅茶に含まれるミネラル含有量は非常に少ないため、あまり気にする必要はありません。

香気成分

紅茶の特徴は花のような華やかな香りです。

生葉には香気成分は含まれませんが、紅茶を製造する段階で茶葉の細胞壁が壊されることによって紅茶独特の香りが生まれます。

紅茶の香気成分はゲラニオール、ベンジルアルコール、2-フェニルエチルアルコールが代表的です。紅茶に含まれる香気成分は約600種です※3。

紅茶の銘柄や産地によっても香りが変わるため、茶葉それぞれの芳香な香りは紅茶の楽しみの一つといえるでしょう。

紅茶の健康効果

紅茶には次のような健康効果があります。

• 血糖値の急上昇を防ぐ
• 動脈硬化を防ぐ
• 脂質の吸収を抑える
• リラックス効果
• アンチエイジング・抗酸化作用

紅茶に含まれる成分によってどのような健康効果があるのか、具体的に紹介します。

血糖値の急上昇を防ぐ

紅茶に確認されている効果の一つは、食後の血糖値の上昇を緩やかにする作用です。

食事中に含まれる糖質は、消化酵素の働きによって分解、吸収されますが、紅茶中のポリフェノールには糖質を分解する消化酵素の働きを阻害する作用があると考えられています。

食事やお菓子を摂る際に血糖値の急上昇を抑えるためには、一緒に紅茶を飲むとよいでしょう。

動脈硬化を防ぐ

紅茶には動脈硬化の予防効果が期待できます。

動脈硬化は、加齢や悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロール値の上昇などにより血管（動脈）が硬く詰まりやすくなってしまう状態のことです。

紅茶に含まれるポリフェノールの一種であるテアフラビンには、血液中の中性脂肪やLDLコレステロールの増加を抑制する一方で、善玉コレステロールであるHDLコレステロールは低下させないことが報告されています。

脂質の吸収を抑える

紅茶に含まれるテアフラビンには、脂肪の吸収を防ぐ効果があります。

脂肪が消化、吸収されるためには乳化される必要がありますが、テアフラビンには脂肪の乳化を妨げる作用が確認されています。

またテアフラビンには、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを阻害することもわかっています。

リラックス効果

紅茶にはリラックス効果をもたらす成分は、紅茶に含まれるテアニンです。

テアニンには脳をリラックスさせ、睡眠の質を高めたり集中力を高めたりする作用が確認されています。

アンチエイジング・抗酸化作用

紅茶に含まれる紅茶フラボノイドは抗酸化作用に優れています。

体の酸化は細胞の老化につながり、肌の衰えや血管の老化による病気の発症など、さまざまな弊害が生じます。

紅茶には体の老化を防止する抗酸化作用のある成分が含まれているため、美容や健康の維持に効果が期待できるでしょう。

紅茶の適量

紅茶の優れた効果を実感するためには、1日に適量を飲むことが大切です。

紅茶の適量や紅茶の飲みすぎによる体への影響を具体的に解説します。

1日あたりの摂取量の目安

紅茶に1日あたりの摂取量が定められているわけではありませんが、過剰な摂取には注意が必要です。

紅茶の飲用で懸念されるのは、タンニンやカフェインの過剰摂取です。

タンニンを多く取りすぎると、鉄分の吸収を阻害し貧血を招くこともあります。

体内に吸収される量は個人差があるため紅茶を飲む上限も体質によりますが、貧血の症状が心配な方でも1日1〜2杯程度の摂取であれば問題ないと考えられます。

自身の体調や体質に合わせて調整するようにしましょう。

カフェインの過剰摂取に注意

紅茶にはカフェインが含まれています。

カフェインには利尿作用があるため、紅茶を飲むとトイレが近くなることがあります。

また、紅茶を飲み過ぎることでカフェインが過剰摂取されると、手足の震えや不安感、吐き気、心拍数の上昇などの症状が表れる恐れもあります。

ただし、紅茶に含まれるカフェインの量はコーヒーやエナジードリンクのように多くはありません。

たとえば、コーヒー100mlに含まれるカフェイン量が60mgであるのに対し、紅茶はその1/2の30mgです。

紅茶の飲みすぎでカフェイン中毒になる恐れはあまりありませんが、飲み過ぎないように注意する必要はあるでしょう。

紅茶を入れるなら、お水は『のむシリカ』がおすすめ

紅茶を入れるお水に、のむシリカをおすすめする理由は次のとおりです。

• 中硬水で飲みやすい
• 体内生成できないシリカ入りかつミネラルが豊富
• 沸騰させても成分は変わらない
• お茶や料理にもあわせやすい

紅茶は使用する水によって大きく味が変化する飲み物であり、一般的なナチュラルミネラルウォーターは紅茶に不向きとされています。

しかし、水道水は独特のにおいが気になる方も多いでしょう。

一方、のむシリカはほかのナチュラルミネラルウォーターのように紅茶の味や香りを損なわないため、紅茶を入れる際のお水として非常におすすめです。

中硬水で飲みやすい

のむシリカは中硬水で飲みやすいナチュラルミネラルウォーターです。

一般的に日本の水は軟水が多く、海外のナチュラルミネラルウォーターは硬水で飲みにくいといわれます。

しかし、のむシリカは適度なミネラル分を含む中硬水で、飲みやすさが特徴です。

さらに、硬水では紅茶の風味を十分に引き出せませんが、中硬水であるのむシリカはミネラル分を含みながらバランスよく紅茶独特の風味や香りを引き出せます。

水道水に抵抗がある方には、のむシリカが最適であるといえるでしょう。

体内生成できないシリカ入りかつミネラルが豊富

のむシリカには豊富なミネラルに加え、体内で生成できないシリカが含まれています。

シリカは年齢とともに減少することがわかっており、また、体内では生成できないため、積極的に食事で補わなければいけません。

のむシリカのシリカ含有量は500mlあたり97mgで、1日に成人が消費するといわれている約40mgを上回っています。

また、のむシリカにはカルシウムとマグネシウムがバランスよく含まれているため、日々の生活で無理なくミネラル分の摂取が可能です。

沸騰させても成分は変わらない

のむシリカは、沸騰させてもシリカやミネラル成分が変わりません。

のむシリカは鹿児島の霧島連山で数百年の歳月を経て、豊富なシリカやミネラル分を蓄えた水です。

そのため、煮沸してものむシリカに含まれる成分があまり失われず、料理や紅茶に使用しても豊富なミネラル分をそのまま摂取できます。

とくに、紅茶は日本茶と異なり沸騰したお湯を使用するお茶です。

煮沸してもミネラル分が損なわれないうえ、紅茶の風味を最大限に引き出す点はのむシリカの大きな特徴といえます。

お茶や料理にもあわせやすい

のむシリカは紅茶に加え、料理にもおすすめのナチュラルミネラルウォーターです。

シリカは水溶性で食材の旨みを引き出す効果が認められており、料理用のナチュラルミネラルウォーターとしてもおすすめです。

一般的なナチュラルミネラルウォーターでは、ミネラルが旨み成分であるアミノ酸の抽出を抑制するため、出汁の味を十分に引き出せません。

しかし、シリカが含まれるナチュラルミネラルウォーターは水溶性のシリカが旨みを十分に引き出し、素材の味わいを深めます。

また、のむシリカを使用するとお米もふっくらと炊きあがり、素材の味も高めてくれるため、普段の料理にもおすすめです。

まとめ

紅茶にはさまざまな効能があります。

しかし、一般的なナチュラルミネラルウォーターを使用すると紅茶の風味を十分引き出せないため、シリカを豊富に含むのむシリカがおすすめです。

のむシリカは紅茶の風味を引き出す効果に加え、さまざまな美容健康効果が期待できます。

ぜひ、のむシリカの効果をぜひ実感してみてください。

＜参考文献＞
※1　厚生労働省 | 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A ～カフェインの過剰摂取に注意しましょう〜
※2　日本調理科学会誌 Vol,40 | 茶カテキンの機能 と調理時における構造的変化
※3　静岡大学 | お茶の香りの貯蔵メカニズムを解明～香り成分の安定的な貯蔵の鍵を握る酵素遺伝子を発見