スイカジュースに含まれる成分や効果とは？選び方や注意点も詳しく解説

スイカジュースは、美容によい飲み物としてよく知られています。

本記事ではスイカジュースがなぜ美容に効果的なのか、含まれる成分や効果について説明しましょう。

あわせて、おすすめのスイカジュースと選び方や注意点についても解説するため、スイカジュースが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

スイカジュースに含まれる成分と効果

スイカジュースには、次の4つの成分が含まれています。

• β-カロテン
• リコピン
• シトルリン
• カリウム

それぞれの成分に期待できる効果について、詳しく解説します。

β-カロテン

β-カロテンとは、緑黄色野菜に含まれる「カロテノイド」と呼ばれる色素成分で、強力な抗酸化作用を持っています。

体内に入ると必要な分のみビタミンA（レチノール）に変換する働きもあり、摂取すると次の効果が期待できる成分です。

• 皮膚や粘膜を丈夫にする
• 視力の維持
• がんの予防
• 免疫力を強化
• アンチエイジング

健康を気遣う方はもちろん、肌を健やかに保ちたい方も積極的に摂取するとよいでしょう。

リコピン

リコピンも、β-カロテンと同じく「カロテノイド」と呼ばれる色素成分の一つで、カロテノイドの中でも強力な抗酸化作用を持ちます。

抗酸化作用とは、「活性酸素」の発生を抑えて取り除く作用のことです。

活性酸素は、体内で免疫機能や細胞伝達物質として働きますが、増えすぎると免疫機能の低下やがん、動脈硬化の要因になる恐れがあります。

また、活性酸素が酸化すると皮膚に悪い影響を与え、肌トラブルの原因になるため、活性酸素を増やしすぎないことが重要です。

前述のとおり、リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、摂取すると活性酸素の増えすぎを抑えられるため、健康と美容のために意識して摂り入れたい成分です。

シトルリン

シトルリンはアミノ酸の一種で、血管の拡張や血流を促進するため「スーパーアミノ酸」とも呼ばれています。

血管を強くしなやかにし、血行をよくするシトルリンは、次の働きが期待できる物質です。

• 動脈硬化の予防
• 運動時のパフォーマンスアップ
• むくみ予防
• 冷え性を改善
• 皮膚を健やかに保つ
• 記憶力や集中力のアップ

「人は血管と共に老いる」といわれており、年齢を重ねると血管は厚く硬くなり、動脈硬化やむくみ、冷え性につながりやすくなります。

血管を若々しく保つことが、毎日の健康や日々の過ごしやすさに直結するため、シトルリンも積極的に摂取しましょう。

カリウム

カリウムとは、人体に必要なミネラルの一種です。

浸透圧を調整したりナトリウムを排出したりする作用があり、血圧の上昇やむくみに関わる塩分の摂りすぎを調節します。

「日本人の食事摂取基準（2020年版）」によると、生活習慣病の予防を目的とした場合、成人の一日あたりのカリウム摂取の目標量は、男性3,000mg以上、女性2,600mg以上が好ましいとされています ※1。

動物性食品や植物性食品に多く含まれているため、普段の食事で不足はしないでしょう。

しかし、激しい下痢や嘔吐をした場合は、カリウムが体外に排出されることから、脱力感や食欲不振、不整脈などの症状がみられる場合があります。

スイカジュースの選び方

スイカジュースは、健康や肌を健やかに保つ働きが期待できる成分を豊富に含み、手軽に摂取できるため、健康と美容を意識したい方におすすめです。

店で売られているスイカジュースは、どの商品もスイカ味ではあるものの、味わいや産地が異なります。自身が摂るものにこだわりたい方は、次の3つを念頭に置いてスイカジュースを選ぶとよいでしょう。

• 好みの味わいで選ぶ
• 産地で選ぶ
• サイズで選ぶ

それぞれの選び方を詳しく紹介します。

好みの味わいで選ぶ

スイカジュースの味わいは、大きく2つにわけられます。

• スイカ本来の甘さを楽しめる
• スッキリとした味わい

スイカ本来の味わいや甘さを楽しみたい方は、果汁100％のストレートジュースがおすすめです。

スイカのみで作られているため、スイカをそのまま食べているような感覚が楽しめます。また、余計な糖分を含まず、カロリーが高くなりにくい点もメリットです。

スッキリした味わいのスイカジュースを楽しみたい方は、ミックスタイプがおすすめです。その中でも、酸味があるフルーツの果汁を加えたものは、とくにスッキリした味わいを感じられるでしょう。

少し変わった果物や食品とミックスしたジュースもあるため、新しいものを試したい方は、ぜひチェックしてみてください。

また、炭酸飲料にスイカ果汁が入ったジュースも販売されています。栄養成分を摂取するためにスイカジュースを選ぶ方には物足りないかもしれませんが、暑い季節に冷たい炭酸飲料で爽快な気分になりたい方にはぴったりです。

産地で選ぶ

スイカジュース選びに悩んだときは、産地で選ぶのもおすすめです。まずは、国内の名産地で栽培されたスイカを使用したスイカジュースを試してみてください。

北海道産、茨城県産、山形県産のスイカが使われているジュースを選ぶと間違いありません。

国内で製造されたスイカジュースは鮮度や風味、栄養価の高い点が特徴です。輸入品ももちろんおいしく味わえますが、よりこだわりたい方には国産品がよいでしょう。

サイズで選ぶ

市販のスイカジュースは一人で飲みきれる180mlから、1Lの大容量タイプまで、さまざまなサイズの商品が販売されています。

家族で共有する、少しずつ飲みたい、などシーンや気分に合わせたサイズを選びましょう。

スイカジュースは、紙パック入りが大半を占めます。開封後は早めに飲み切る必要があるため、飲むペースや人数を考えてから購入してください。

おすすめのスイカジュース4選

おすすめのスイカジュースを4つ紹介します。

• HARUNA  CHABAA  ウォーターメロンジュース
• 金沢砂丘サイダー すいか姫
• 友桝飲料 すいかサイダー
• SUN＆LIV 山形尾花沢スイカサイダー

それぞれの特徴を解説するため、購入する際の参考にしてください。

HARUNA CHABAA ウォーターメロンジュース

HARUNA CHABAAのウォーターメロンジュースは、タイ産のスイカを使用したストレートタイプのスイカジュースです。

市販のスイカジュースといえば、HARUNA CHABAAのウォーターメロンジュースを思い浮かべる方も多いでしょう。

タイ産のスイカ果汁にレモン果汁が少々加わっていますが、生のスイカを食べているかのような感覚が味わえます。

砂糖や香料、着色料を一切使用していないため、成分にこだわりたい方にもおすすめです。

180mlから1リットルまでのサイズがラインアップされているため、家族で共有する場合も一人で飲む場合も選びやすいでしょう。

金沢砂丘サイダー すいか姫

金沢砂丘サイダー すいか姫は、金沢産のスイカを使用したサイダーです。

歯触りのよいシャリ感と糖度の高さを両立させた「金沢すいか」に、能登でつくられる塩「DENEN」を加え、より甘さを際立たせています。

爽快感やシュワシュワとしたのどごしを楽しみたい方にも、喜ばれるスイカジュースです。

6本～24本入りの商品があり、自身が飲む用としてはもちろん、贈り物にもよいでしょう。

友桝飲料 スイカサイダー

友桝飲料 スイカサイダーは、パッケージがスイカの柄をしているかわいい商品です。

ただし、友桝飲料 スイカサイダーはスイカそのものではなく、果糖ぶどう糖液糖を使用しています。

成分にこだわりがある方にはおすすめできませんが、スイカの味がするサイダーを飲みたい方は問題ないでしょう。

老若男女問わず楽しめるやさしい甘さと口あたりが魅力です。

SUN＆LIV 山形尾花沢スイカサイダー

SUN＆LIV 山形尾花沢スイカサイダーは、夏スイカ生産量日本一の「尾花沢すいか」を使用しています。

尾花沢すいかの果汁を30％も使用した高果汁サイダーのフレッシュ感、爽やかな炭酸は、まさに夏の味といえるでしょう。

パッケージは夏が感じられるスイカと炭酸を表現しており、炭酸が抜けることなくおいしく飲みきれる200mlの容量です。

旬のスイカ果汁をたっぷり使ったジュースを味わいたい方は、ぜひ飲んでみてください。

スイカジュースを飲む際の注意点

スイカジュースは美容や体によい成分を含み、水分補給にもなりますが、飲む際には次の2つに注意しましょう。

• 糖分の過剰摂取に注意する
• スイカジュース以外からも水分補給をする

それぞれを解説します。

糖分の過剰摂取に注意する

スイカジュースは、スイカ果汁のみを使用し作られたものと、スイカ果汁に糖分を添加して作られたものがあり、スイカ果汁に糖分を添加したジュースは甘みが特徴です。

世界保健機関（WHO）は、2015年3月、肥満や虫歯予防のために、砂糖などの糖類は、一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだと発表をおこないました。

一日の摂取カロリーの5%未満は、平均的な成人で25グラム程度、スティックシュガーで換算すると約8本分になります。

たとえばケチャップなど「甘いもの」としての認識が薄い食品にも、砂糖が加えられています。

普段の食事にスイカジュースもプラスすると、スティックシュガー8本分をあっという間に超えてしまう恐れがあるでしょう。

健康や美容のためにスイカジュースを選ぶ場合は、新鮮な果汁をしぼり販売しているジュースや、果汁の割合が多く、糖分を添加していない商品を選ぶことが大切です。

スイカジュース以外からも水分補給する

スイカジュースには、健康によい成分が豊富に含まれていますが、スイカジュースのみでの水分補給はおすすめできません。

その理由は、前述のとおり糖分を含む商品が多いほか、カリウムを含むため短期間で大量に飲むと体を冷やしすぎてしまうことや、利尿作用があり、トイレが近くなることが挙げられます。

スイカジュースは日常の水分補給としてではなく、健康をサポートする食品や嗜好品として取り入れるとよいでしょう。

日常の水分補給には『のむシリカ』がおすすめ！

日常の水分補給には「のむシリカ」をおすすめします。理由は、下記の3つです。

• ゼロカロリーでいつでも飲める
• ミネラルが豊富でバランスもよい
• 運動時の水分補給にも適している

それぞれについて詳しく解説します。

ゼロカロリーでいつでも飲める

のむシリカは、飲みやすい中硬水のナチュラルミネラルウォーターです。

カロリーも糖分も含まないため、場面を選ばずいつでも摂取できます。

朝起きたときや寝る前といった日常生活ではもちろん、ご飯を炊くとき、味噌汁を作るときなどにも使用できて便利です。

また、のむシリカは500mlと2リットルのペットボトルで販売しています。用途が飲むのみであれば500mlを、食事の際にも使用する場合は2リットルがよいでしょう。

500mlはペットボトルでそのまま持ち運べるため、水筒やほかの容器に移して飲むことが面倒な方にもおすすめです。

ミネラルが豊富でバランスもよい

のむシリカには、豊富なミネラル「シリカ」が含まれています。

シリカが不足すると、体の脱力感や倦怠感、食欲不振、頭痛、貧血など、ほかにもさまざまな症状が現れるといわれています。

健やかな体を維持するために重要なシリカは、年齢と共に減少しますが、体内では生成できません。その分食事から継続的に補給する必要があるものの、現代社会では食生活も変化し続けています。

今の食生活では、体が一日に必要とするシリカ量の10mg～40mgを摂取するのは難しく、ミネラル不足の方が多いとされています。

健康的な食生活が実践できていない方は、毎日飲む水を変えることからはじめてみましょう。

次の表は、1Lあたりの「のむシリカ」「クリスタルガイザー」および「い・ろ・は・す」の成分量を比較した表です。

成分	のむシリカ	クリスタルガイザー	い・ろ・は・す（北海道）
シリカ	97 mg	–	–
カルシウム	31.0 mg	6.4 mg	6.8 mg
マグネシウム	14.0 mg	5.4 mg	3.6 mg
炭酸水素イオン	170.0 mg	–	–
バナジウム	34.0 μg	55 μg	–
サルフェート	30.0 mg	–	–

比較した3種類の中で、シリカを含むのは、のむシリカのみです。カルシウムやマグネシウムなどの成分もバランスよく含んでおり、のむシリカを日常の飲料水にすると、健やかな体をキープしやすくなるでしょう。

運動時の水分補給にも適している

のむシリカは、運動時の水分補給にも最適です。

汗をかいているときは、水分と同時にナトリウムやカリウムといったミネラルも失っています。

運動時にのむシリカを摂取すると、水分もミネラルも補給できるため一石二鳥です。

また、汗をかきやすい夏の体のだるさや疲れやすさも、ミネラル不足が一つの原因と考えられています。

日常的な運動習慣がある方、夏バテしやすい方は、のむシリカで水分補給しましょう。

まとめ

本記事では、スイカジュースの効果について紹介しました。

スイカジュースに含まれているβ-カロテン、リコピン、シトルリン、カリウムを摂ることで期待できる効果は、次のとおりです。

• 皮膚や粘膜を丈夫にする
• 視力の維持
• がんの予防
• 免疫力を強化
• アンチエイジング
• 動脈硬化の予防
• 運動時のパフォーマンスアップ
• むくみ予防
• 冷え性を改善
• 皮膚を健やかに保つ
• 記憶力や集中力のアップ

ただし、これらの効果が最大限に期待できるのは、スイカの果汁を多く含み、糖分が少ないスイカジュースです。

日常の水分補給として取り入れるのは、糖分の摂りすぎによるカロリーオーバーや、カリウムの過剰摂取により体を冷やしすぎることが懸念されるため、おすすめできません。

毎日飲める、健康や美容によい飲み物を探している方には、のむシリカがよいでしょう。

のむシリカには、シリカはもちろん、カルシウムやマグネシウムといった健康維持に役立つ成分が含まれています。

日常的な水分補給はのむシリカで、さらに健康維持のサポートとしてスイカジュースを取り入れると、より効果が期待できるでしょう。

まずは、普段の水をのむシリカに変えることからはじめてみてください。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜多量ミネラル
※商品の情報は公式サイトを参考にしています