純水を飲むとどうなる？主な用途やおすすめの飲料水も詳しく解説！

純水がどういうものか、よく知らない方も多いのではないでしょうか。

水といってもさまざまな種類が存在し、なかでも純水はとくに注目される水の一つです。

純水をさらに細かく分類するとRO水や脱イオン水などがあり、それぞれ異なる製法や特性を持ちます。

本記事では、純水が飲めるか否か、また飲んだ場合どうなるのかについて説明します。

純水と超純水の比較や、純水の特徴および主な用途についての解説も、ぜひ参考にしてください。

そして飲料水は製品ごとに含まれるミネラルが異なり、選び方は重要です。水に含まれるミネラルの違いや、おすすめの飲料水についても紹介します。

本記事を読んで、自身の体に合った水を見つけてみてください。

純水とは

純水とは、どのような水を指すのでしょうか。また超純水とは何が異なるのでしょう。次の3つの観点から説明します。

• 不純物を除去した水
• 主な用途
• 超純水との違い

不純物を除去した水

純水は、ミネラルやイオンなど、水中のほぼすべての不純物が取り除かれた水です。

純水には主に、RO水、脱イオン水、蒸留水があります。

RO水は、逆浸透（Reverse Osmosis）と呼ばれるプロセスを経て生成されます。高圧をかけた水を透過性の低い半透膜に通して水分子のみを通過させ、不純物を除去する製造方法です。

脱イオン水はイオン交換樹脂を使用して、水中のイオンを取り除いた水です。精度が求められる実験や半導体の基盤洗浄などに欠かせません。

蒸留水は、水を沸騰させ水蒸気にしてから再凝縮させることで不純物を除去します。

薬局やドラッグストアで売られている精製水は、イオン交換、蒸留、逆浸透などのシステムを単独あるいは組み合わせて作られた水です。

主な用途

純水は、高い純度と不純物のほぼ完全な除去により、さまざまな産業分野で重要な役割を果たしています。

たとえば、精密機器の洗浄です。不純物やイオンが含まれていない純水を用いると、機器を洗浄したあと、残留物の心配が要りません。

純水での洗浄は高い品質の仕上がりを保証し、マイクロチップ、半導体、光学レンズなどの製造やメンテナンスに広く使われています。

また化学合成や製品製造プロセスでは、反応の正確さや生成物の純度保持に純水が必要です。

とくに微量の不純物が反応に影響を与える場合や、高い純度の生成物が求められる場面では、純水が不可欠です。

超純水との違い

超純水は、純水よりもさらに高度な技術を駆使して、極めて高い水準で不純物を取り除いた水を指します。純水よりもさらに透明で、ほぼ純粋なH₂Oに近い水を指します。

しかし超純水にも不純物がまったく含まれていないわけではありません。

完全に不純物が除去された水は実際には存在しませんが、超純水は不純物を極限まで減らしています。

超純水は飲料水としてではなく、主に電子工業や原子力産業などで使われます。

純水を飲むとどうなる？

純水を飲むとどうなるのでしょうか。次の3つの観点から説明します。

• 有害物質がないため飲める
• 強い溶解性が健康に影響を与える可能性がある
• おいしくないと感じる方が一定数いる

有害物質がないため飲める

産業分野で重要な役割を果たしている純水には、飲用のイメージがあまりないかもしれません。

純水は、不純物や有害な物質がほぼ完全に取り除かれた水です。従って純水から身体に有害な物質を摂取する心配はなく、一般的に純水は飲めると考えられています。

強い溶解性が健康に影響を与える可能性がある

純水は強い溶解性を持ち、体内に存在するミネラルを吸収しやすい特徴があります。

懸念すべき点は体内のミネラルが純水に溶け出した分、体のミネラル濃度が低下する可能性があることです。

上記から、長期間にわたり純水を飲み続けると、ミネラル不足につながるリスクが指摘されています。

ミネラルは身体機能や健康の維持に重要な役割を果たしていますが体内では合成できず、飲食物から摂り入れる必要があります。

ミネラルが不足すると健康に悪影響が生じる場合があるでしょう。

おいしくないと感じる方が一定数いる

ミネラルは水の風味や口当たりに影響し、水をより豊かな味わいにする物質で、水のおいしさはミネラルの量で決まるといわれます。

カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルは味の要素でもあります。そのためミネラルを含まない純水を飲むと、おいしくないと感じるかもしれません。

純水以外におすすめの飲料水

純水以外の飲料水として、次の2つを紹介します。

• アルカリイオン水
• ナチュラルミネラルウォーター

それぞれについて詳しく説明します。

アルカリイオン水

アルカリイオン水とは、アルカリ性のイオンを含む飲料水です。

通常アルカリイオン水は、pHが9〜10の範囲にあります。

人間の健康な血液は、一般的にpH7.35〜7.45の弱アルカリ性です ※1。従ってアルカリイオン水は、体液との相性がよいとされています。

アルカリイオン水にはカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれているものもあります。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、自然の恵みである地下水から生まれた飲料水です。

ナチュラルミネラルウォーターは「ナチュラル」の文言からもわかるように、ろ過や加熱殺菌といった最低限の処理しかおこなわれません。

ナチュラルミネラルウォーターはミネラルを含み、また採水地によりミネラルの種類や含有量が異なります。

とくに、人間の体内で生成できないシリカが含まれているシリカ水がよいでしょう。

おいしい水を飲みたいなら『のむシリカ』がおすすめ！

おいしい水を飲みたい方には「のむシリカ」が最適です。のむシリカの特徴は次の3つです。

• スッキリとした味わいの中硬水
• 体に必要なミネラルが豊富
• 料理やホットドリンクにも活用できる

それぞれについて詳しく解説します。

スッキリとした味わいの中硬水

のむシリカは中硬水のため、常温でも飲みやすいといわれます。

水の硬度とは水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量によって決まる値で、数値の低い順に軟水、中硬水、硬水と分類されます。

中硬水は軟水よりもミネラルが多いものの、味わいがまろやかな水です。のむシリカは常温でも飲みやすいと感じられるでしょう。

体に必要なミネラルが豊富

次の表は、のむシリカ、クリスタルガイザー、トロロックスの1Lあたりの成分量を比較した表です。

成分	のむシリカ	クリスタルガイザー	トロロックス
シリカ	97.0mg	–	48mg
カルシウム	31.0mg	6.4mg	0.4mg
マグネシウム	14.0mg	5.4mg	0.03mg
カリウム	5.7mg	1.3mg	0.48mg
サルフェート	30.0mg	–	–
炭酸水素イオン	170.0mg	–	–
バナジウム	34.0μg	55μg	–

のむシリカは、1Lあたり97mgのシリカを含んでいます。一方、ほかのブランドの値は48mg以下です。

のむシリカを飲むことで、体内で生成できないシリカを効率よく継続的に補給できます。

また、のむシリカにはほかの2製品よりも多い、31mgのカルシウムと14mgのマグネシウムが含まれ、その比率は体内でのマグネシウムの吸収効率がよいといわれる2：1となっています。

のむシリカは、比較した2つのブランドよりも多くのミネラルをバランスよく含み、健康のサポートに役立つでしょう。

料理やホットドリンクにも活用できる

加熱してもミネラル含有量が大きく変わらない点は、のむシリカの大きなメリットです。

そのため料理やホットドリンクにも使えて、飲み物や料理と共に豊富なミネラルも一緒に摂り入れることが可能です。

まとめ

本記事では、純水の特徴や、純水を飲むとどうなるのかについて解説しました。また、純水の主な用途やおすすめの飲料水についても詳しく説明しました。

ナチュラルミネラルウォーターは製品ごとに含まれるミネラルの種類や量が異なりますが、のむシリカには体に必要なミネラルが豊富に含まれています。

のむシリカはスッキリとした味わいの中硬水で飲みやすく、さらに料理やホットドリンクにも活用できます。

本記事を読んでのむシリカが気になった方は、ぜひ一度試してみてください。

＜参考文献＞
※1 東邦大学医療センター｜大橋病院 栄養部｜酸性食品とアルカリ性食品
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。