ウォーターサーバーは必要ない？後悔する原因や正しい選び方を徹底解説

手軽においしい水が飲めるウォーターサーバーですが、実際に導入すると「水がおいしくない」「ランニングコストが高い」など、後悔する方が一定数います。

ウォーターサーバーは、メーカーによりサーバーの特徴や水の種類、契約の条件などが異なるため、十分にリサーチしてから契約しなくてはなりません。

本記事では、失敗しやすいポイントや後悔しないための選び方、おすすめのナチュラルミネラルウォーターなどについて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

ウォーターサーバーの利用を後悔した原因

ウォーターサーバーを利用して後悔する原因はいくつかありますが、そのなかでもとくに多い失敗や悩みを7つ紹介します。

水ボトルの交換に手間がかかる

水ボトルの交換は意外と労力がかかるため、負担に思う方が多い傾向にあります。

床置きタイプの場合、水ボトルの容量は12L前後が一般的なため、女性や高齢の方が持ち上げてセットするのは容易なことではありません。

軽量タイプや卓上タイプであれば5L前後のため、比較的簡単にセットできますが、交換回数が多くなり、面倒に感じることがデメリットです。

水ボトルの交換を手間に感じる方は、水道水を利用する浄水型を検討するとよいでしょう。

騒音に困る

ウォーターサーバーをワンルームの住宅や寝室に設置する場合は、騒音が気になることがあります。

とくに水ボトルを下部に設置するタイプは、水を汲み上げる動作音が大きくなりやすいため、設置場所を選ぶ必要があります。

ウォーターサーバーは、衛生面から電源を切ることはできないため、騒音が気になる場合や静かな環境で使いたい場合は、静音設計されている製品を選びましょう。

また、騒音対策として、カーペットの上に置いたり、壁から離して置いたりするなどして共鳴を防ぐ方法も有効です。

ランニングコストが高い

ウォーターサーバーを導入すると、サーバーレンタル代や水ボトル代、電気代などのランニングコストがかかります。

サーバーレンタル代は、注文ノルマを達成すると無料になるメーカーが多くあります。

浄水型であれば、3,000円前後が相場でしょう。

水代は24Lで3,000円前後、月々の電気代は450〜800円が目安です。

維持費や電気の消費量はメーカーにより異なりますが、最低でも月額4,000円程度のランニングコストはかかるでしょう。

水の消費量次第では、コンビニやスーパーでペットボトルを買うよりも割高になる可能性があります。

設置スペースが確保できない

ウォーターサーバーは、設置スペースを確保しなくてはなりません。

床置きタイプは、横幅30cm前後、奥行き35cm前後、高さ120cm前後のサイズが一般的です。

水分補給以外に、料理やコーヒーなどでも使いたい場合は、キッチンカウンターの近くに設置すると便利ですが、部屋の間取りにより最適な場所に設置スペースを確保できないことも少なくありません。

しかし、水ボトルの保管場所とウォーターサーバーとの距離が遠いと、水ボトル交換の際の負担が大きくなります。

希望の場所に設置できるか、生活動線の邪魔にならないかなどをよくシミュレーションしてから購入しましょう。

水がおいしくない

ウォーターサーバーの水がおいしくないと感じる方もなかにはいるでしょう。

嗅覚が敏感な方は、プラスチックボトルのニオイを強く感じることも珍しくありません。

また、メーカーこだわりの水でも、飲み慣れていない水質は口に合わないこともあります。

正しくメンテナンスがおこなわれていないと、ウォーターサーバーにカビや雑菌が繁殖し、水がまずく感じられることもあります。

水の味が好みに合うか心配な方は、無料のお試し期間を設けているメーカーがおすすめです。

また、フィルター交換や定期メンテナンスは必ず正しくおこない、常に清潔な状態を保ちましょう。

引越しのタイミングで解約した

ウォーターサーバーを契約すると、引越しの際に困る可能性があります。

その理由は、メーカーにより、水の配送やメンテナンス可能エリアが限定されている場合があるからです。

転居により契約を継続できない場合は解約する必要がありますが、契約内容次第では解約手数料が発生します。

引越しの可能性がある方は、契約前に配送エリアや転居時の手続き方法などを確認しましょう。

なお、引越しの際は、自宅にあるウォーターサーバーや水ボトルは契約者自身で運ぶことが一般的です。

水漏れや故障を予防するために、説明書を確認して安全に運びましょう。

配送される水を消費しきれない

一般的に、ウォーターサーバーには注文ノルマがあります。

注文ノルマとは、定期的に購入しなければならない水ボトルの注文数のことで、1か月の平均は約24〜30Lです。

注文ノルマが多いほど、水1Lあたりの料金が安くなります。

しかし、一人暮らしの方やあまり水を飲まない家庭では、消費しきれずに水ボトルが溜まってしまうケースも少なくありません。

注文ノルマがないメーカーもありますが、ウォーターサーバーのレンタル代が割高になりやすく、結果的に月額料が高くなる可能性が考えられます。

契約前に自身が消費する量を把握し、無理なく飲み切れる水量を注文できるメーカーを探しましょう。

ウォーターサーバーを導入してよかった理由

ウォーターサーバーを導入すると、ランニングコストや水ボトルの交換の手間がかかりますが、メリットも多くあります。

ここからは、ウォーターサーバーを使うメリットを3つ紹介します。

冷水と温水が気軽に利用できる

ウォーターサーバーの最大の魅力は、冷水と温水をいつでも気軽に利用できることです。

普段、水分補給が疎かになりやすい方でも、飲みたいときに適温の水が飲めるため、健康や美容を無理なくサポートできます。

また、子どもでも使いやすく、好みのタイミングで簡単に飲めるため、熱中症対策としても有効です。

さらに、水のみならず、コーヒーや紅茶も気軽に楽しめます。

メーカーにより数段階の温度設定が可能な機種もあり、適温のお湯を使えば、茶葉やコーヒー豆のおいしさが引き立てられます。

ミルク作りや料理に便利で時短になる

お湯も利用できるウォーターサーバーではお湯を沸かす手間がかかりません。

赤ちゃんがいる家庭では、ミルク作りの負担を大幅に軽減できるでしょう。

また、料理への活用もおすすめです。

野菜を茹でるときやカップ麺を食べるときなどにウォーターサーバーのお湯を使うと時短になります。

重いペットボトルを持ち帰る手間がない

ウォーターサーバーを契約すると、水ボトルが自宅まで宅配されるため、ペットボトルをお店で買って持ち帰る必要がありません。

また、多くのウォーターサーバーは水ボトルが定期購入のため、買い忘れも防げます。

また、使用済みのペットボトルのゴミ出しの手間も減るでしょう。

ウォーターサーバー契約後に後悔しないための選び方

ウォーターサーバーの契約後に後悔しないためには、事前に自身のライフスタイルや飲料水に対する優先順位などを確認しましょう。

ここからは、後悔しないための選び方を3つ紹介します。

天然水かRO水かで選ぶ

ウォーターサーバーで利用する水の味や成分にこだわりたい方は、天然水またはRO水を選ぶとよいでしょう。

天然水は、自然の水源から採水された水で、天然のミネラルが含まれており、採水地により異なる味わいを楽しめます。

しかし、味にクセがあったり、RO水に比べて割高になるなどのデメリットがあります。

一方、RO水は、ろ過装置により水中の不純物を取り除いた水で、消化機能が未発達な赤ちゃんや、硬度が高い水でお腹を下してしまう方でも安心して飲めます。

また、純水に近い水のため、味にクセがなく飲みやすい、未開封で長期保存できるなどのメリットがあるでしょう。

しかし、ミネラルが取り除かれているため味に物足りなさを感じたり、開封後は雑菌が増えやすくなったりするなどのデメリットもあります。

天然水とRO水のそれぞれにメリットとデメリットがあるため、体質や消費量に合わせて選びましょう。

付加価値や総額費用で選ぶ

ウォーターサーバーは、独自の機能や付加価値で選ぶとよいでしょう。

たとえば、停電時に利用できる非常用電源ユニットが搭載されているものや宅配水は、災害時の備えとしても活用できます。

ほかにも、コーヒーマシンの機能が一体化したコーヒー機能が搭載されたタイプは非常に人気です。

また、総額費用にも注目しましょう。

水代やウォーターサーバーのレンタル代のみならず、月々の電気代やメンテナンス費用なども確認し、無理なく継続できるものを選ぶと失敗しにくくなります。

適した水の容量を選ぶ

自身が無理なく消費できる注文ノルマを設定しているプランを選びましょう。

厚生労働省は、健康を維持するため、1日に1.2L以上の飲み水を摂取するよう推奨しています※1。

注文ノルマがない場合でも、数か月注文がないと休止手数料やウォーターサーバーのレンタル料金が発生する可能性があります。

水の消費量が多く宅配水のコストが高くなる方は、浄水型を検討するのもよいでしょう。

水道水を利用する浄水型であれば、水ボトルの残量や宅配の受け取りの手間を気にする必要はありません。

ただし、定期的なフィルター交換が必要になるほか、水の利用量が少ない場合は、宅配水のプランよりも割高になるなどのデメリットがあります。

まずは自身の水の消費量を把握し、利用量と予算に合わせてプランを選びましょう。

定期縛りなし！毎日の水分補給には『のむシリカ』もおすすめ

水の消費量が多くない方やミネラルが多い水を飲みたい方は、ペットボトルのナチュラルミネラルウォーターがおすすめです。

なかでものむシリカは、ミネラルバランスが優れており、美容や健康に関心が高い方から人気を集めています。

定期縛りがないため気軽に始められ、通販で購入すれば自宅まで配送される点も魅力です。

のむシリカとそのほかのナチュラルミネラルウォーターの1Lあたりのミネラル含有量を比較した表は次のとおりです。

	のむシリカ	フィジーウォーター	日田天領水
シリカ	97.0mg	93.0mg	90.0mg
カルシウム	31.0mg	18.0mg	9.0mg
マグネシウム	14.0mg	15.0mg	2.0mg
カリウム	5.7mg	5.0mg	9.0mg
サルフェート	30.0mg	–	–

のむシリカは、シリカの含有量が豊富な点が魅力です。

また、カルシウムやマグネシウムなどがバランスよく含まれています。

硬度は130mg/Lのため中硬水にあたりますが、軟水よりもミネラルが豊富でありながら、硬水よりも口当たりがまろやかで飲みやすいでしょう。

ウォーターサーバーの宅配水や日本の水道水の大半は軟水のため、日々の水分補給でミネラルを摂取したい方にはのむシリカがおすすめです。

まとめ

ウォーターサーバーは、水ボトルの交換が負担になったり、味に不満を感じたりするなど、導入後に後悔する方が多い傾向にあります。

一方で、水分補給が手軽にでき、ペットボトルを持ち帰る手間がないなどのメリットもあります。

ウォーターサーバー選びに失敗しないためには、自身に適した水の量や種類を契約できるプランを選択し、付加価値がある機種を選ぶことがポイントです。

ただし、一般的にウォーターサーバーの宅配水は軟水のため、日々の水分補給で効率よくミネラル補給したい方は、のむシリカを検討するとよいでしょう。

のむシリカは、健康的な体を維持するために必要なシリカをはじめ、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

自身が求める水の種類や容量を把握し、ウォーターサーバーを導入するか、ミネラル含有量が多いナチュラルミネラルウォーターを取り入れるかを慎重に検討してみてください。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省｜「健康のため水を飲もう」推進運動｜ポスター「講座」
※商品の情報は公式サイトを参考にしています