コカ・コーラゼロは糖質ゼロでも太る？人工甘味料の特徴や注意点についても解説！

コカ・コーラゼロは、カロリーと糖質がゼロであるため、ダイエット向けの炭酸飲料として定番です。

しかし「コカ・コーラゼロを飲むと太る」との情報もあり、真相が気になる方も多いのではないでしょうか。

コカ・コーラゼロに含まれる、スクラロースやアセスルファムKなどの人工甘味料には、甘さへの依存性があるため注意が必要です。

本記事では、なぜコカ・コーラゼロが太るといわれるのか、その理由について詳しく解説します。

人工甘味料の特徴や清涼飲料水の楽しみ方も紹介するため、ダイエット中の飲み物選びに迷う方はぜひ参考にしてみてください。

【なぜ？】コカ・コーラゼロを飲むと太るといわれる理由

糖質とエネルギーを含まないにもかかわらず「コカ・コーラゼロを飲むと太る」との声が聞かれます。

まずは、なぜコカ・コーラゼロが太るといわれるのか、その理由を探りましょう。

甘い食べ物や飲料への依存

コカ・コーラゼロに含まれる人工甘味料には依存性があるため、甘い食品や飲料を欲するようになると考えられています。

飲むと甘みを感じるにもかかわらず、コカ・コーラゼロが糖質を含まない要因は、人工甘味料です。

コカ・コーラゼロに含まれる人工甘味料の特徴は、少量でも強い甘さが感じられ、食品や飲料のカロリーを抑えられる点です。

しかし人工甘味料の甘みに慣れた方は、さらに強い甘みを求めて、糖質を多く含む食品や飲料を求めるとの研究報告があります。

人工甘味料を含む食品や飲料自体は低糖質、低カロリーですが、ほかの高糖質なものを食べ過ぎた場合は、肥満につながる可能性が高いでしょう。

腸内環境が悪化

コカ・コーラゼロに含まれる人工甘味料は、腸内環境を悪化させる恐れがあります。

腸の健康維持には、善玉菌や悪玉菌など腸内細菌のバランスが大切です。

人工甘味料を摂取し続けると、腸内細菌の働きが抑制され、腸内環境の悪化につながることが指摘されています。

腸の状態が悪くなると、栄養素の吸収効率が低下します。

脂質の燃焼に必要なビタミンやミネラルを十分に吸収できなくなるため、脂肪が蓄積して太る可能性があるでしょう。

さらに人工甘味料による腸内環境の悪化は、免疫力の低下や肌荒れ、血糖値のコントロールに影響を及ぼすともいわれています。

腸内環境の悪化は肥満のみならず、体全体に悪影響を及ぼすでしょう。

糖代謝への影響

糖代謝とは、摂取した糖質を活動のエネルギーに変えたり、体に蓄えて必要なときに取り出したりする仕組みのことです。

人工甘味料を摂り過ぎると、糖代謝のサイクルに障害が生じる恐れがあります。

通常は飲食物を口にして、舌で甘みを感じたあとに糖質が吸収され、血液中の糖質量を示す「血糖値」が上昇します。

しかし人工甘味料は強い甘みがあるにもかかわらず、血糖値を上げる糖質「ブドウ糖」を含まないため、血糖値が上昇しません。

甘みと血糖値のギャップにより、人工甘味料を過剰摂取すると、糖代謝に異常が現れることが指摘されています。

また一部の人工甘味料には、血糖値を下げるホルモン「インスリン」を分泌させる可能性がある、との意見もあります。

インスリンは、糖質を中性脂肪に変えて体に蓄える作用があるホルモンです。

そのため、人工甘味料の摂取が肥満につながる恐れもあるでしょう。

ただし人工甘味料と糖代謝の関係については、人間に対する実験がおこなわれていないものもあり、まだ未解明の部分が見られます。

今後の研究の行方に注目しましょう。

コカ・コーラゼロとコカ・コーラの違いとは？

コカ・コーラゼロは、コカ・コーラ社が提供する飲料「コカ・コーラ」シリーズのひとつです。

糖質とエネルギーを含まないことが特徴ですが、定番商品であるコカ・コーラとはどのような違いがあるのでしょうか。

ここからは、コカ・コーラゼロとコカ・コーラの違いについて詳しく紹介します。

コカ・コーラゼロとコカ・コーラのカロリーや糖質を比較

コカ・コーラとコカ・コーラゼロ100mlあたりのカロリーと糖質を比較した表は、次のとおりです。

商品	カロリー （kcal）	糖質 （g）
コカ・コーラ	45	11.3
コカ・コーラゼロ	0	0

定番商品のコカ・コーラには、糖質とエネルギーが含まれます。

500mlペットボトル1本分に換算すると、普通盛りのご飯1膳（150g）を食べた場合と同程度の糖質とエネルギー量です。

糖質とエネルギーを含まないコカ・コーラゼロは、定番のコカ・コーラと比較すると、糖質の摂取を減らせる点ではヘルシーな飲料といえるでしょう。

甘味料以外の原料は同じ

コカ・コーラゼロとコカ・コーラの原材料は、炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェインが共通しています。コカ・コーラゼロにもカフェインが含まれることに注意しましょう。

カフェインは、過剰摂取による健康への悪影響が指摘されている物質です。

糖質を含まないからとコカ・コーラゼロを大量に飲んでいると、カフェインを摂り過ぎる恐れがあります。

甘味を呈する物質が異なる

コカ・コーラは、果糖ぶどう糖液糖と砂糖で甘みが付けられています。

一方、コカ・コーラゼロに使われている甘みは「スクラロース」と「アセスルファムK」です。

スクラロースとアセスルファムKについて詳しくは後述しますが、どちらも甘みがありながら血糖値を上げません。

またコカ・コーラに使われている「果糖ぶどう糖液糖」とは、でんぷんから作られる甘味料の一種です。

名前のとおりブドウ糖を含むため、摂取すると血糖値が上昇します。

上記のようにコカ・コーラゼロとコカ・コーラは、利用されている甘味料が異なることを覚えておきましょう。

ダイエットにはどっちがいいの？

コカ・コーラゼロとコカ・コーラで比較すると、次の2つの点からコカ・コーラゼロの方がダイエットに向いています。

• 摂取カロリーを減らせる
• 血糖値が上がりにくい

砂糖よりも人工甘味料の方が低カロリーであるため、コカ・コーラよりもコカ・コーラゼロを選択した方が摂取カロリーを抑えられます※1。

また、人工甘味料にはブドウ糖が含まれておらず、摂取しても血糖値は上昇しません※1。

太る原因にもなる血糖値の急上昇を抑えられるため、コカ・コーラゼロの方がダイエットを妨げる可能性が低いと考えられます。

コカ・コーラゼロに利用される人工甘味料とは？

コカ・コーラゼロは、2種類の人工甘味料が含まれている飲料です。

ここからは、コカ・コーラゼロの人工甘味料について解説します。

スクラロースの特徴

スクラロースとは、砂糖に近い甘みを持ちながら、砂糖の約600倍もの甘さがある人工甘味料です。

スクラロース自体は砂糖から作られていますが、体内で吸収されずに排出されるため、血糖値を上げません。

現在は、日本を含めた世界50カ国以上で用いられています。

アセスルファムKの特徴

アセスルファムKの原材料は、お酢の主成分である酢酸で、体内で吸収されずに排出される特徴があります。

砂糖の200倍もの甘さがあり、清涼飲料水のみならず、お菓子や加工品など幅広い食品に利用されている人工甘味料です。

人工甘味料には発がん性があるって本当？

人工甘味料のなかには、発がん性が報告されているものもあります。

たとえば2023年には、砂糖を代替する人工甘味料の一つである「アスパルテーム」の発がん性の可能性について発表されました。

しかし、コカ・コーラゼロに使用されている人工甘味料はスクラロースとアセスルファムKであり、発がん性が報告されたアスパルテームは使用されていません。

コカ・コーラゼロは体に悪い？主な副作用

ダイエット飲料として人気があるコカ・コーラゼロですが、体に悪いといった情報も耳にします。

コカ・コーラゼロに使用されている人工甘味料は、基本的に飲んでも健康を害する心配がないにもかかわらず、なぜ体に悪いといわれるのでしょうか。

ここからは、コカ・コーラゼロを飲むと起こり得る副作用について詳しく解説します。

腎臓に負担がかかる

コカ・コーラゼロに含まれる人工甘味料は、腎臓に負担をかける危険性が指摘されています。

人工甘味料の分子量は非常に小さく、腸内で分解されずに肝臓や腎臓で尿となり体外へ排出されます。

排出される際に腎臓に負担をかけ、腎機能の低下を加速するリスクが高まるため注意が必要です。

しかし、一般的な基準内の使用量であれば、体に悪い影響を与える可能性は低いと考えられます。

糖尿病のリスクが高くなる

フランスの論文で「人工甘味料の過剰摂取は2型糖尿病の発症リスクが上昇する可能性がある」と報告されました※2。

とくに、コカ・コーラゼロに含まれるアセスルファムKの過剰摂取は、2型糖尿病発症のリスクが約1.7倍になるとの結果が出ています。

健康を意識するのであれば、人工甘味料を含むコカ・コーラゼロの摂取量には注意が必要です。

脳卒中・心筋梗塞のリスクが上がる

最近では、人工甘味料を摂取している方は、そうでない方と比較して脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるともいわれています。

しかし、これについては具体的な科学的根拠はまだ解明されていません。
今後の研究に期待が高まっている状況ではあるものの、高血圧や糖尿病など脳卒中や心筋梗塞になりやすい特徴がある方は注意が必要です。

炭酸飲料・清涼飲料水の上手な楽しみ方

炭酸飲料や清涼飲料水には糖類や人工甘味料が含まれており、摂り過ぎると健康への影響が懸念されます。

そこで健康を維持しながらおいしく飲める、清涼飲料水の飲み方を紹介しましょう。

毎日飲まない

炭酸飲料や清涼飲料水を連日飲むことは控えましょう。

前述のとおり人工甘味料には依存性があるため、毎日摂取していると甘いものを欲するようになる恐れがあります。

ほかにも腸内環境の悪化や糖代謝異常など、健康上のさまざまな問題が心配されます。

炭酸飲料や清涼飲料水は、ときどき楽しむ程度に飲むようにしてください。

カフェインや人工甘味料の摂り過ぎに注意

人工甘味料やカフェインを含む炭酸飲料や清涼飲料水は、飲み過ぎないように注意しましょう。

人工甘味料は低エネルギーとはいえ、過剰に摂取すると太る可能性があります。

カフェインを摂り過ぎると神経が刺激されて、めまいや心拍数の増加、胃腸症状などの影響が現れる恐れがあります。

商品を選ぶ際には原材料を確認し、人工甘味料やカフェインが含まれるものは摂取量に注意して飲むようにしましょう。

水分補給時は水やお茶にする

日々の水分補給は炭酸飲料や清涼飲料水ではなく、水やお茶がおすすめです。

のどが渇くたびに清涼飲料水を飲んでいると、糖類や人工甘味料の過剰摂取につながります。

水分を補うには、甘みのない水やお茶を飲むようにしてください。

毎日の水分補給には『のむシリカ』もおすすめ！

毎日の水分補給を、健康的におこないたい方には「のむシリカ」がおすすめです。

ここからはナチュラルミネラルウォーターである、のむシリカの特徴を紹介します。

年齢とともに減少しがちなシリカを配合

のむシリカに含まれる「シリカ」とは、ミネラルの一種です。

体内のシリカの量は、0歳児と比べて30代で半分以下まで減少してしまいます。

年齢を重ねていく毎に出てくる健康の悩みは、シリカ不足が原因かもしれません。

シリカは健康を支えるミネラルですが、体内に存在する量は加齢と共に減少します。

日々の水分補給にのむシリカを利用して、日常的にシリカを補いましょう。

加熱してもミネラルそのまま

のむシリカを加熱しても、含まれるミネラルは大きく変化しません。

のむシリカは、シリカのほかにもカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

加熱しても成分が壊れたり、減少したりしないため、さまざまな方法で摂取できます。

白湯にしたり料理に使ったりと、自身に合う方法を見つけて、のむシリカを暮らしに取り入れてみてください。

水分補給で手軽にミネラルチャージ

のむシリカとほかのナチュラルミネラルウォーターについて、100mlあたりに含まれる主なミネラルの量を比較しました。

	のむシリカ	い・ろ・は・す （奥羽山脈）	サントリー天然水
カルシウム（mg）	3.1	0.4	0.1～2.4
マグネシウム（mg）	1.4	0.4	0.02～1.1
カリウム（mg）	0.57	0.07	0.04～0.7

ほかのナチュラルミネラルウォーターと比べると、のむシリカはミネラルの量が多いことがわかります。

同じ量を飲んでも、のむシリカであれば多くのミネラルを摂取できます。

日々の水分補給は、ミネラルが豊富なのむシリカを試してみてください。

コカ・コーラゼロに関するよくある質問

最後に、コカ・コーラゼロに関するよくある質問をまとめて紹介します。

「コカ・コーラゼロは太る」との情報を耳にして不安に感じている方は、ぜひチェックしてみましょう。

0カロリーのコーラはダイエットに役立つ？

0カロリーのコーラは、次の点でダイエットに役立ちます。

• 摂取カロリーを抑えられる
• 血糖値の急上昇を抑えられる
• ダイエット中のストレス緩和

これまで日常的にカロリーの高い飲み物を摂取していた方は、0カロリーのコーラに置き換えることで、摂取カロリーが抑えられるうえに血糖値の急上昇も避けられます。

太る2つの大きな原因を解消できるため、ダイエットに役立つといえるでしょう。

また、ダイエット中は甘いものを我慢するためストレスが溜まりがちです。

0カロリーのコーラであれば、カロリーや糖質量を気にせずに甘さが楽しめるため、ダイエット中のストレス緩和につながります。

ただし、人工甘味料は依存性が高いため、水分補給には活用せずダイエットのご褒美感覚の飲料として付き合うことがおすすめです。

コカ・コーラゼロを毎日飲んだらどうなる？

コカ・コーラゼロには依存性の高い甘味料が含まれており、毎日飲むと甘みへの感覚が麻痺する可能性があります。

さらに甘いものを欲したり、甘みが強いものでなければ満足できなくなったりするリスクがあるため、コカ・コーラゼロを飲むことを習慣化すると太る原因になります。

ダイエット中の場合、週末だけ1日1杯飲む、1キロ痩せたら飲むなどタイミングを決めるとよいでしょう。

ダイエットコーラにカフェインは含まれる？

コカ・コーラゼロには、100mlあたり10mgのカフェインが含まれています。

しかし、コーヒーや紅茶などの飲み物と比べてカフェイン含有量は少ないため、過剰に飲まなければカフェイン中毒の心配は少ないでしょう。

それでもカフェイン量が気になる方には、カフェインが含まれていない「コカ・コーラゼロカフェイン」がおすすめです。

まとめ

コカ・コーラゼロは、カロリーと糖質がゼロのダイエット向きの炭酸飲料です。

しかし、コカ・コーラゼロを飲み過ぎると、スクラロースやアセスルファムKなどの人工甘味料の影響により甘いものに依存して太る可能性があるでしょう。

健康を意識する方は、太るリスクがある清涼飲料水よりも、ナチュラルミネラルウォーターである「のむシリカ」をおすすめします。

のむシリカは豊富に含まれるミネラルにより、毎日の健康をサポートする飲料です。

日々の水分補給に、少しでも体のことを考えたものを飲みたいと考えている方は、のむシリカを検討してみてください。

※商品の情報は各公式サイトを参考にしています。

＜参考文献＞
※1 人工甘味料と糖代謝｜農畜産業振興機構
※2 Artificial Sweeteners and Risk of Type 2 Diabetes in the Prospective NutriNet-Santé Cohort