【嘘？】水のデトックス効果とは│肌へのメリットや簡単なやり方を解説！

デトックスの方法として、水分補給を思い浮かべる方も多いでしょう。

水デトックスにより、むくみ改善や便秘解消、美肌を保つ効果、代謝アップをサポートするといった期待がされています。

ただし、水分補給で「本当に痩せるのか」「デトックス効果があるのか」といった声があるのも事実です。

得られる具体的な効果に疑問がある場合は、健康習慣として継続するのは難しいでしょう。

本記事では、水分補給がデトックスをサポートする仕組みや、水分補給をする際のポイントについて解説します。

デトックスのために水の飲み方にこだわりたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

水のデトックス効果・作用とは

水分補給は生命維持や健康管理に欠かせないものです。

• むくみ改善（老廃物・毒素の排出）
• 便秘の改善・解消
• 美肌を保つ
• 代謝アップのサポート

それぞれの効果について詳しく解説します。

むくみ改善（老廃物・毒素の排出）

全身に流れる血液には、酸素や栄養素を体のあらゆる組織に運ぶ役割と、体のあらゆる組織で発生した有害物質や老廃物などを回収する役割があります。

そのため、血流が滞ると有害物質や老廃物が体内に停滞しやすくなります。不要なものを十分に排出できなくなり、不調を招く可能性もあるでしょう。

血流を良好に保つためには、十分な血液量が必要です。水分は血液の中でも多くの割合を占める成分のため、水分不足が続くと血液量が減少し、血流も滞りやすくなります。

適切な水分補給により良好な血流を保ち、デトックスのサポートに役立てましょう。

便秘の改善・解消

便秘に役立つ成分として食物繊維がよく知られていますが、水分補給も重要な役割を果たします。

たとえば、食物繊維のうち、不溶性食物繊維は水を吸収して膨らむことで便のかさを増し、腸を刺激して排便を促すように働きます。

しかし、腸内に十分な水がないと食物繊維が水を利用できず、便が小さく硬いままとなり排便が難しくなるでしょう。

また、朝に水を飲む行為自体でも腸のぜん動運動が促されるため、排便が起こりやすくなる効果が期待できます。

毎日スッキリと排便するためにも、こまめな水分補給を心掛けましょう。

美肌を保つ

十分な水分補給により血流が良好に保たれると、体のあらゆる組織から老廃物の回収がスムーズにおこなわれるようになります。

また、良好な血流により酸素や栄養素も全身に素早く届けられるようになります。

臓器や皮膚の代謝が正常に保たれやすくなるため、肌のきれいな状態を保つ効果が期待できるでしょう。

さらに、十分な水分補給により、運動や入浴での発汗をスムーズにする効果も期待できます。

代謝アップのサポート

適切な水分補給は、基礎代謝の向上をサポートする効果が期待できます。

体内に取り込まれた水が体温まで温められる際に、エネルギーが消費されるほか、血行が促進され、全身の細胞の活動が活発になります。

そのため、栄養素や酸素が体の隅々まで運ばれやすくなり、内臓の働きが活性化することで、基礎代謝も向上するでしょう。

体を内側から潤すことは、エネルギーを消費しやすい体づくりとなります。

水デトックスは嘘？

「水デトックスは嘘だ」との意見を聞くことがありますが、「デトックス」と呼ばれる言葉の捉え方による誤解から生じていることが多いです。

医学的な意味で「解毒（デトックス）」は、主に肝臓や腎臓がおこなうものであり、水を飲むことで体内の有害物質が直接排出されるわけではありません。

しかし、適切な水分補給が、臓器の働きを助け、体内の老廃物を尿や汗としてスムーズに排出するサポートになるのは事実です。

水分摂取によるデトックスは、「体の巡りをよくし、老廃物の排出を促す」といった広い意味で捉えれば、効果が期待できる健康習慣といえるでしょう。

魔法のような効果を求めず、日々の体調を整えるための有効な手段の一つとして考えることが大切です。

痩せる？ダイエット効果はある？

水を飲むのみで直接的に脂肪が燃焼し、痩せるわけではありません。

しかし、適切な水分補給は、代謝のサポートや便通の改善に役立ちます。

また、食事の前にコップ1杯の水を飲むことで満腹感が得やすくなり、食べ過ぎを防ぐ手助けとなる可能性もあります。

水デトックスは、ダイエットを間接的にサポートする方法の一つであり、あくまで補助的な役割と捉え、適切な食事管理や運動と組み合わせることが成功の鍵といえるでしょう。

デトックスを目的とした水分補給の方法・注意点

水分補給をおこなう際、デトックスの効果をより期待できる飲み方を心掛けたいと考える方は多いのではないでしょうか。

デトックスに効果的とされる水分補給のポイントは、脱水予防や健康維持における水分補給で気を付けるべき点と共通しています。

次に紹介する方法で水分補給をおこなえば、デトックス効果に加え、脱水予防や健康維持にも役立てられるでしょう。

1日の摂取目安量は何リットル？

体内で消費される水分量は、1日に約2.5Lです。

ただし、体内生成により約0.3Lと、食事由来で約1Lの水分がそれぞれ摂取できると考えられているため、約2.5Lすべてを飲み水から補う必要はありません。

そのため、純粋な飲み水として必要な量は1日あたり約1.2Lです。※1

コップ1杯の水が約200mLの場合、1日にコップ6～7杯の水が水分補給の目安となるでしょう。

起床後や就寝前、入浴前後に運動前後など、適切なタイミングでこまめな水分補給を意識してください。

飲み過ぎリスク・飲むタイミング

一度に大量の水を飲むと、体のナトリウム濃度が下がる「水中毒」のリスクが高まります。

めまいや頭痛、下痢といった低ナトリウム血症の症状を発生する場合があるため、水の一気飲みは控えましょう。

血流改善のためには、1日をとおしてこまめに水分補給をおこなう必要があります。コップ1杯ずつの水を1日に6～7回以上、時間をあけてこまめに飲むことがおすすめです。

水分補給は次のようなタイミングでおこなうとよいでしょう。

• 起床時や就寝前
• 出かける前や帰宅後
• 入浴前後
• 運動前後

とくに睡眠中は水分補給ができないため脱水のリスクが高まります。就寝前と起床時の水分補給を意識すると、よりデトックスの効果が期待できるでしょう。

糖分や塩分を含む水は避ける

大量の発汗を伴い熱中症のリスクが高い場合には、糖分や塩分を含んだスポーツドリンクや経口補水液の活用が効果的です。

しかし、日常における水分補給では、糖分や塩分は不要といえます。

たとえば、糖分や塩分が含まれたジュースからの水分補給が習慣化すると、体重増加や高血圧、虫歯のリスクが高まります。

また、「水」と書かれているパッケージの飲料でも、糖類が添加されているかもしれません。

栄養成分表を確認し、カロリーのあるものを水分補給として用いないように注意しましょう。

好転反応の可能性

水を飲む習慣をはじめた際に、一時的に体調の変化を感じることがあります。

だるさ、眠気、頻尿、肌荒れといった症状は、体が変化に適応しようとする「好転反応」である可能性があります。

しかし、体に起こった症状を自己判断で好転反応と決めることは、危険です。

症状がつらいときや長引く場合は、一度水分量を減らすか、中断して様子を見ましょう。

体に明らかな異変を感じた際は、速やかに医療機関を受診してください。

デトックス効果を高める水の飲み方とアレンジ

水のみでは味気ないと感じる方のために、デトックス効果を高める飲み方やアレンジ方法を解説します。

ここでは、簡単なデトックスウォーターの作り方と、悩み別のおすすめ食材を紹介するため、自身に適した方法を参考にしてください。

簡単デトックスウォーターの作り方

普段の水に飽きたら、デトックスウォーターを試すことがおすすめです。

デトックスウォーターとは、水にカットした果物や野菜、ハーブなどを入れて風味をつけたフレーバーウォーターです。

作り方は簡単で、次の3ステップで完成します。

衛生管理のため、作ったデトックスウォーターは当日中に飲み切りましょう。

また、レモンやきゅうりなど皮ごと使用する食材は、無農薬のものを選んだり、表面をよく洗ったりすると安心して楽しめます。

【悩み別】おすすめ食材・果物の組み合わせ

デトックスウォーターに使用する食材は、気分や悩みにあわせて選ぶとより楽しめます。
ここでは、おすすめの組み合わせを3つ紹介します。

• 美肌とむくみ：ビタミンCが豊富なレモン、カリウムを含むきゅうり、ミント
• リフレッシュ：柑橘類、ローズマリー
• ダイエットのサポート： 燃焼サポートのグレープフルーツ、体を温める薄切りのしょうが

ただし、食材に含まれる栄養素が大量に水へ溶け出すわけではありません。

あくまで水分補給を楽しく続けるための風味付けや、モチベーションアップとして取り入れるとよいでしょう。

水分補給におすすめの水

本項では、おいしく水分補給をおこなうための、3種類のナチュラルミネラルウォーターを紹介します。

健康維持のための水分補給を習慣化したい方は、ぜひ参考にしてください。

いろはす

いろはすは、日本にある8か所の採水地を原水とした、ナチュラルミネラルウォーターです。

採水地	硬度（mg/L）
清田（北海道）	31.8
奥羽山脈（岩手県）	27.0
砺波（富山県）	27.7
白州（山梨県）	27.0
富士山麓（静岡県）	41.0
大山（鳥取県）	40.3
えびの（宮崎県）	33.0
阿蘇（熊本県）	71.1

いずれの採水地の水も硬度100mg/L以下であり、ミネラル含有量の少ない「軟水」に分類されます。

マグネシウムの苦みを感じない、まろやかな味わいを楽しめるでしょう。

なお、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは人体に必須の成分ですが、含有量が多いと消化器系に負担がかかる場合があります。

消化器官が十分に発達していない乳児や幼児でも、胃腸に負担をかけず安全に水分補給がおこなえるのは大きなメリットでしょう。

飲みやすい水でおいしく水分補給をしたい方や、乳児や幼児への水分補給としても活用したい方にはとくにおすすめです。

クリスタルガイザー

クリスタルガイザーには天然のミネラルであるバナジウムが含まれています。

バナジウムは貝類や海藻類に多く含まれているミネラルで、健康維持のサポートに役立つでしょう。

採水地シャスタからの湧き水を直接ボトリングしており、自然のままの味わいを楽しめます。

のむシリカ

のむシリカは硬度130mg/Lの水であり、硬水と軟水の間の性質を持つ「中硬水」に分類されます。

カルシウムやマグネシウムを適度に含む点が、のむシリカの大きな特徴です。

さらに、のむシリカからは体のさまざまな部分を構成する成分の「シリカ」も摂取できます。

カルシウムやマグネシウムに加え、シリカの補給により健康や美容の調子を整えたい方は、のむシリカを試してみましょう。

『のむシリカ』はミネラルが豊富なナチュラルミネラルウォーター！

各商品について見てきたところで、自身に合った水分補給アイテムにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

水分補給に加えてミネラル摂取も同時におこないたい場合には「のむシリカ」がおすすめです。

• シリカをはじめとするミネラルが豊富
• 料理やお茶に用いてミネラル強化

それぞれの特徴が気になる方は、次項の内容をぜひ参考にしてください。

シリカをはじめとするミネラルが豊富

のむシリカには、効率よくミネラルを摂取できる強みがあります。

前述したナチュラルミネラルウォーター3種類の成分を比較してみましょう。

【ナチュラルミネラルウォーター100mLあたりのミネラル含有量】

	いろはす（清田）	クリスタルガイザー	のむシリカ
カルシウム	0.68mg	0.64mg	3.1mg
マグネシウム	0.36mg	0.54mg	1.4mg
カリウム	0.16mg	0.13mg	0.57mg
シリカ	記載なし	記載なし	9.7mg

「いろはす」や「クリスタルガイザー」は軟水であり、カルシウムやマグネシウムといったミネラル含有量は控えめです。加えて、シリカの含有量も示されていません。

一方、のむシリカはミネラルバランスに優れ、シリカ含有量が豊富な中硬水です。

水分補給とミネラル補給を両立させたい方は、のむシリカの活用を検討してみてください。

料理やお茶に用いてミネラル強化

のむシリカは適度なミネラルを含みつつ、硬水のような飲みにくさを感じにくいメリットがあります。

硬度の極端に高い硬水にはカルシウムやマグネシウムがより豊富ですが、苦みや味のクセを感じやすく、日本人の口には合わない場合が多いようです。

また、硬水を味噌汁やスープなどの料理に用いると苦みが強まり、料理本来のおいしさが損なわれる場合もあるでしょう。

一方、のむシリカは料理やお茶と相性がよく、適度なミネラルが料理のうま味を引き立てる効果も期待できます。

水のデトックス効果に関するよくある質問

水分補給をすることによる、水のデトックス効果に関するよくある質問に回答します。

• デトックスウォーターにオススメのフルーツや野菜は？
• 水で満腹感が向上する理由は？
• 水分補給を習慣化させるコツは？

健康的に水分補給し、体の内部から潤いを保てるよう、参考にしてください。

デトックスウォーターにオススメのフルーツや野菜は？

デトックスウォーターには、彩りや香りが楽しめるさまざまなフルーツや野菜がおすすめです。

はじめは、スーパーで手に入りやすい次の食材から試してみるとよいでしょう。

• レモン、ライム：爽やかな酸味と香りが特徴で、見た目もスッキリ
• ベリー類（いちご、ブルーベリーなど）：やさしい甘みと酸味があり、かわいらしい色合いになる
• きゅうり、ミント：清涼感あふれる組み合わせで、リフレッシュしたいときにおすすめ
• オレンジ、グレープフルーツ：柑橘系の甘く華やかな香りが楽しめる

さまざまな組み合わせを試して、好みの味を見つけるのもデトックスウォーターの楽しみ方の一つです。

水で満腹感が向上する理由は？

水を飲むことで満腹感が向上する理由は、物理的に胃が満たされるためです。

水分により一時的に胃が膨らむと、脳が満腹であると感じやすくなり、食事の量を自然にコントロールする手助けとなります。

とくに食事の30分前くらいにコップ1杯の水を飲む習慣をつけると、食べ過ぎの防止に役立ちます。

カロリーゼロで満腹感をサポートできることが、水を飲むメリットです。

食事のタイミングにあわせて水を飲むことで、無理なく摂取カロリーを抑えることにつながるでしょう。

水分補給を習慣化させるコツは？

水分補給を無理なく習慣化するには、意識せずに水を飲める仕組みを作ることが継続の鍵となります。

たとえば、次の方法がおすすめです。

• 時間を決める：「朝起きたらすぐ」「お風呂の前に」など、生活のルーティンに組み込む
• ボトルの用意：目盛り付きのおしゃれなボトルを用意すると、飲んだ量がわかりやすく、モチベーション維持につながる
• 手の届く場所に置く：仕事中のデスクやリビングなど、常に目のつく場所に水を置いておくと、自然と手に取る回数が増える

自身に適した方法を取り入れて、楽しみながら水分補給を続けましょう。

まとめ

健康や美容を意識する方は、十分な水分補給が欠かせません。

毎日約1.2Lの水を、コップ1杯ずつこまめに飲むことを心掛けましょう。

また、天然のミネラル豊富なナチュラルミネラルウォーターは、体のコンディションを整えたいときにおすすめです。

ミネラル摂取と水分補給を習慣化させたい方は、のむシリカを活用しながら爽快な毎日を目指しましょう。

＜参考文献＞
※1 厚生労働省 | 「健康のため水を飲もう」推進運動