オレンジジュースは痩せる？太る？ダイエット中のおすすめ商品も紹介

オレンジジュースは、ビタミンCやカリウム、クエン酸などの栄養を手軽に補給できる飲み物です。

しかし、「糖質が多くて太るのではないか」「ダイエット中に飲んでもよいのか」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、オレンジジュースが太るといわれる理由と期待できるメリットについて解説します。

また、ダイエットに適したジュースの選び方や太りにくい飲み方とタイミング、ダイエット中の水分補給の基本についても紹介します。

ダイエット中にオレンジジュースを取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

ダイエット中にオレンジジュースを飲んでも太らない？

ダイエット中にオレンジジュースを飲んでよいか、迷う方も多いでしょう。

まずは、ダイエット中のオレンジジュースについて解説します。

【結論】量・種類・タイミングを選べば太らない

結論、オレンジジュースは量、種類、飲むタイミングの3点に気をつければ、ダイエット中に飲んでも問題ありません。

ただし、オレンジジュースには糖質やカロリーが含まれているため、水やお茶のような水分補給として飲むことは避けるべきです。

あくまで嗜好品やビタミン補給の栄養補助として、上手に取り入れることが重要です。

オレンジジュースのカロリー・糖質量

オレンジジュースが太るといわれる理由は、主にカロリーと糖質です。

一般的なオレンジジュースは、コップ1杯（200ml）あたり約80〜90kcal、糖質は約20g含まれます。

とくにジュースに含まれる果糖は、砂糖と比べて血糖値は上げにくいものの、肝臓で中性脂肪に変わりやすい性質があります。

また、液体であるジュースは、固形の果実と比べて食物繊維が少ないため、消化吸収が速く、血糖値が急上昇しやすい点も理由の一つです。

飲み過ぎはカロリーオーバーや中性脂肪の増加につながるため、注意が必要です。

オレンジジュースにダイエット効果はあるの？

オレンジジュースを飲目場痩せるといった直接的なダイエット効果は期待しにくいことが現状です。

しかしオレンジジュースには、ダイエット中の体調管理や美容をサポートする栄養素が含まれています。

• ビタミンCによる美容と健康のサポート
• カリウムによる余分な水分の排出
• クエン酸による疲労回復サポート

オレンジジュースをダイエット中の特定の場面で活かす視点であれば、間接的な効果を得られるでしょう。

ここからは、オレンジジュースの効果について詳しく解説します。

ビタミンCによる美容と健康のサポート

オレンジジュースには、ビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける働きがあり、肌の健康維持に役立つ栄養素です。

また、抗酸化作用も持ち、体のコンディション維持をサポートします。

ダイエット中は食事制限で栄養が偏り、肌荒れや体調を崩しやすくなることもあるでしょう。

ビタミンCを手軽に補給できる点は、オレンジジュースのメリットです。

カリウムによる余分な水分の排出

カリウムも、オレンジジュースに多く含まれるミネラルの一つです。

カリウムには、体内のナトリウム（塩分）と水分バランスを調整する働きがあります。

塩分の多い食事を摂ると、体は水分を溜め込みやすくなり、「むくみ」の原因となるでしょう。

カリウムは、余分なナトリウムの排出を促すため、むくみ対策のサポートが期待できます。

ダイエットで体重は減少しても、むくんでいるとスッキリ見えにくいことがあるため、カリウムの摂取は重要です。

クエン酸による疲労回復サポート

オレンジやみかんなどの柑橘類に含まれる酸味成分であるクエン酸も、ダイエットの味方になる栄養素です。

クエン酸は、体内でエネルギーを生み出すサイクルをスムーズにする働きがあり、疲労回復をサポートするといわれています。

ダイエットのために運動やトレーニングを取り入れている場合、運動後にクエン酸を摂取することは、翌日に疲れを残さないためにも役立つでしょう。

ダイエット中に適したオレンジジュースの選び方

オレンジジュースを飲むのであれば、種類を正しく選ぶことが重要です。

• おすすめは「ストレート」果汁100%
• 「濃縮還元」と「ストレート」の違い
• 「果汁入り飲料」を避けるべき理由
• 購入時に確認すべき成分表示のチェックポイント

最もおすすめなのは「ストレート」果汁100%

ダイエット中に飲むなら、果汁100%かつストレートと表示されたオレンジジュースを選びましょう。

ストレートタイプは、オレンジを搾った果汁をそのまま、または最低限の加熱処理のみで容器詰めしたものです。

加工度が低いため、オレンジ本来の風味や香り、栄養素が残りやすいことが特徴です。

同じ果汁100%でも、濃縮還元ではないものを選ぶことがポイントです。

「濃縮還元」と「ストレート」の違い

果汁100%ジュースには、ストレートのほかに濃縮還元があります。

どちらも果汁100%ですが、製造方法や栄養面で違いがあります。

比較項目	ストレート	濃縮還元
製造方法	果実を搾った果汁をそのまま（または最小限の加熱殺菌）で容器詰め	果汁の水分を飛ばして濃縮・冷凍保存し、容器詰めする際に水分を戻す
風味・香り	オレンジ本来のフレッシュな風味や香りが残りやすい	水分を飛ばす加熱処理などで、風味や香りが失われやすい（香料添加の場合あり）
栄養素	ビタミンなどの熱に弱い栄養素が比較的残りやすい	加熱処理の過程で、栄養素が失われやすい傾向がある
推奨度	ダイエット中におすすめ	ストレートがない場合の選択肢

ダイエット中は、より栄養価が高く添加物の少ないストレートタイプを選ぶことをおすすめします。

「果汁入り飲料」を避けるべき理由

スーパーやコンビニなどでは、果汁100%ではない果汁入り飲料も多く販売されています。

これらは果汁10%未満のものが多く、オレンジジュースとは別物といえます。

原材料を見ると、「果糖ぶどう糖液糖」や「砂糖」といった糖類が加えられていることが大半です。

果実由来の糖質以上に、カロリーオーバーや血糖値の急上昇を招きやすいでしょう。

ダイエット中は果汁入り飲料や清涼飲料水と記載のあるものは避けましょう。

購入時に確認すべき成分表示のチェックポイント

市販の飲料を購入する際は、パッケージ裏面の成分表示を必ず確認しましょう。

【コンビニで買える】ダイエット中のオレンジジュース人気ランキング

オレンジジュースは糖質が多いため、飲めば痩せるものではありません。

しかし、ダイエット中にあえて選ぶならといった視点で、罪悪感の少ないおすすめのオレンジジュースを紹介します。

ミニッツメイド オレンジブレンド マルチビタミン

「ミニッツメイド オレンジブレンド マルチビタミン」は、100%果汁でありながら、オレンジ単体ではなく、りんごやぶどう、レモンがブレンドされています。

そのため、酸味がまろやかで飲みやすいことが特徴です。

最大の魅力は「マルチビタミン」という名のとおり、ビタミンCのほか、ナイアシンやビタミンE、ビタミンB群（B6、B1）なども添加されている点です。

食事制限で栄養バランスが偏りがちなダイエット中に、ジュースで手軽に複数のビタミンを補給できるのはメリットといえます。

Dole® オレンジ 100%

「Dole® オレンジ 100%」は、世界中で愛されているDoleの定番商品です。

太陽をたっぷり浴びたオレンジを使用しており、酸味と甘みのバランスが取れた、スッキリとした味わいが特徴です。

果汁100%であるため、オレンジ本来のビタミンCやカリウムといった栄養素も摂取できます。

果肉感は商品ラインナップによりますが、比較的サラッとした喉ごしのものが多く、定番の安心できるオレンジジュースが飲みたいときの期待に応える王道の選択肢です。

トロピカーナ 100％ まるごと果実感 オレンジ

「トロピカーナ 100％ まるごと果実感 オレンジ」は、3つのなかで最もダイエット中の満足感に貢献する可能性が高い商品です。

「まるごと果実感」という名のとおり、オレンジの果肉（パルプ）が豊富に含まれています。

つぶつぶ食感があることで、単なる飲み物としてのみならず、食べている感覚に近くなり、満腹感が得やすいことが魅力です。

食物繊維を少しでも摂りたい方、飲みごたえと濃厚な味わいを重視する方におすすめです。

オレンジジュースの太りにくい飲み方と最適なタイミング

オレンジジュースをダイエット中に飲む際は、太りにくい飲み方やタイミングを理解することが大切です。

• 1日の適量目安はコップ1杯程度
• 飲むのに適した時間帯
• ダイエット中に避けるべき飲むタイミング
• ジュースより生のオレンジを推奨する理由

1日の適量目安はコップ1杯程度

オレンジジュースの1日の摂取量は、コップ1杯（約200ml）を目安にしましょう。

オレンジジュースは200mlで約80〜90kcal、糖質約20g程度あります。

これはあくまで嗜好品としての量です。

飲み過ぎはカロリーや糖質の過剰摂取に直結します。

ほかの食事やおやつとのバランスを考えながら、適量を守ることが大切です。

飲むのに適した時間帯

オレンジジュースを飲むタイミングは、これから活動する時間帯がおすすめです。

ダイエット中に避けるべき飲むタイミング

一方、ダイエット中にオレンジジュースを飲むのを避けるべきタイミングもあります。

ジュースより生のオレンジを推奨する理由

可能であれば、ジュースで飲むよりも生のオレンジをそのまま食べる方がダイエットにはおすすめです。

ジュースと比較して、生の果実には次のメリットがあります。

• 食物繊維が豊富に含まれる
• 血糖値の上昇が緩やかになる
• 満腹感を得やすい
• 食べ過ぎを防ぎやすい

生のオレンジを食べることで、ジュースにする過程で失われがちな食物繊維を、そのまま摂取できます。

そのため、食物繊維が糖の吸収を緩やかにする効果も期待できるでしょう。

さらに、食物繊維と「噛む」という行為により、ジュースよりも満腹感を得やすくなります。

ジュースは手軽に飲めてしまいますが、果実を1個食べるのには時間がかかり、満足感も高いため、結果として適量で済みやすいです。

ダイエット中の水分補給の基本とジュースの位置づけ

オレンジジュースにはメリットもありますが、「水分補給」の代わりにはなりません。

• オレンジジュースを水分補給にしてはいけない理由
• ダイエット成功の鍵はカロリーゼロの水
• 健康的な水分補給にシリカ水がおすすめな理由

オレンジジュースを水分補給にしてはいけない理由

オレンジジュースを水分補給のメインにしてはいけない理由は、カロリーと糖質が含まれているためです。

のどが渇くたびにオレンジジュースを飲むと、知らず知らずのうちに大量のカロリーと糖質を摂取することにつながり、ダイエットの妨げになる可能性があります。

オレンジジュースはあくまで嗜好品または栄養補助と捉え、水分補給とは切り離して考えましょう。

ダイエット成功の鍵はカロリーゼロの水

ダイエット中の基本的な水分補給は、カロリーゼロの水でおこなうことが成功の鍵です。

水は、体の代謝プロセスをスムーズにするために不可欠です。

また、体内の老廃物の排出を促したり、便通をサポートしたりする役割もあります。

食事の前にコップ1杯の水を飲むことで、食べ過ぎを防ぎ、満腹感を得やすくする効果も期待できます。

ダイエット中は、意識的に水を飲む習慣をつけることが大切です。

健康的な水分補給にシリカ水がおすすめな理由

ダイエット中の水分補給を水でおこなうなら、質にこだわるのもおすすめです。

とくに「シリカ水」は、健康や美容を意識する方に適しています。

シリカ（ケイ素）は、コラーゲンの生成などに関わるミネラルで、健康的な体づくりや美容の維持に役立ちます。

シリカは体内で生成できないため、食事や飲料から摂ることが必要がです。

ダイエット中に水を飲む習慣のなかで、シリカをはじめとするミネラルも一緒に補給できるシリカ水は、効率的な選択肢といえるでしょう。

オレンジジュースダイエットに関するよくある質問

最後に、オレンジジュースとダイエットに関する、よくある質問に回答します。

果汁100%のオレンジジュースは体に悪いの？

果汁100%のオレンジジュースが、一概に体に悪いわけではありません。

ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれています。

ただし、果実をそのまま食べるのと比べると、食物繊維が少なく、糖質が体に吸収されやすいことが特徴です。

飲み過ぎは糖質の過剰摂取につながり、中性脂肪の増加や血糖値の変動に影響を与える可能性があるため、適量を守ることが大切です。

「糖質ゼロ」のオレンジジュースはある？

オレンジ自体に果糖と呼ばれる糖質が含まれています。

そのため、果汁を使用したオレンジジュースで、糖質ゼロのものは基本的にありません。

もし糖質オフや糖質ゼロを謳うオレンジ風味の飲料がある場合、果汁の割合が低いか、人工甘味料を使用した清涼飲料水である可能性が高いです。

毎日飲み続けても問題ない？

「ストレート果汁100%」の種類を選び、1日コップ1杯（約200ml）の適量を守れるのであれば、毎日飲み続けても問題はありません。

ただし、ジュースからの糖質摂取を習慣化するよりは、生の果実を食べたり、水分補給の基本である水を飲んだりする日も作ることが、健康的な食生活には望ましいでしょう。

手作りの生搾りと市販品ではどちらがよい？

栄養価や添加物の観点からは、家庭で作る手作りの生搾りジュースの方がおすすめです。

加熱処理による栄養素の損失がなく、添加物も一切入らないためです。

ただし、毎日手搾りするのは手間がかかります。

市販品を選ぶ場合は、手作りに近いストレート果汁100%のものを選ぶとよいでしょう。

オレンジジュースで置き換えダイエットをしてもよい？

オレンジジュースのみを食事の代わりにする「置き換えダイエット」は推奨できません。

ジュースのみでは、体に必要なたんぱく質や脂質、食物繊維といった栄養素が不足します。

一時的に体重が減ったとしても、栄養不足で代謝が落ちたり、筋肉量が減ったりする可能性があります。

また、液体のため満腹感が続かず、反動で食べ過ぎになり、リバウンドにつながるリスクも高いです。

まとめ

本記事では、ダイエット中のオレンジジュースの飲み方について解説しました。

オレンジジュースは糖質やカロリーを含むため、水分補給には適していません。

しかし、ストレート果汁100%を選び、1日コップ1杯程度を活動時間帯に飲むといったルールを守れば、ダイエット中でも楽しめます。

重要なのは、オレンジジュースを嗜好品または栄養補助として明確に位置づけることです。

ビタミンCやカリウムといったメリットも理解しつつ、飲み過ぎないことがダイエット成功の鍵となります。

ダイエット中の基本的な水分補給はカロリーゼロの水でおこない、オレンジジュースは選び方と飲み方を守り、上手に取り入れてみてください。