赤ワインにはどんな成分が入っている？赤ワインは健康に良い？適量は？

赤ワインが健康によいという話を耳にしたことがある方も多いでしょう。

赤ワインに含まれる成分は、身体や精神面の健康、美容にも効果が期待できます。

ただし赤ワインはアルコールであり、飲む際、適量に抑えなければ健康に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

本記事では、赤ワインに含まれる成分と効果、適量は何杯なのかを紹介します。

赤ワイン以外の健康によい飲み物もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

赤ワインの成分

赤ワインに含まれる主な成分は次のとおりです。

成分	値
エネルギー	68kcal
水分	88.7
たんぱく質	0.2g
炭水化物	1.5
有機酸	0.5g
灰分	0.3g
ナトリウム	2mg
カリウム	110mg
カルシウム	7mg
マグネシウム	9mg
リン	13mg
鉄	0.4mg
銅	0.02mg
マンガン	0.15mg
クロム	2μg
モリブデン	1μg
ビタミンB2	0.01mg
ナイアシン	0.1mg
ナイアシン当量	0.1mg
ビタミンB6	0.03mg
ビタミンB2	0.01mg
パントテン酸	0.07mg
ビオチン	1.9μg
アルコール	9.3g

赤ワインはエネルギーが低く、ミネラルやビタミンも含まれていることがわかります。

アミノ酸

赤ワインに含まれるアミノ酸は旨味成分で、味を左右します。

またアミノ酸は髪や皮膚、筋肉などの細胞を構成しており、人間が健康に生きるためのエネルギー維持に必要な栄養素です。

アミノ酸は20種類あり、タンパク質を構成する有機化合物で、そのうち人間の体内で合成できない9種類を必須アミノ酸、残りの11種類は非必須アミノ酸と呼び、こちらは体内で合成することはできません。また、これらは一つでも不足するとタンパク質は合成されません。

さらにアミノ酸は、ビタミンや神経伝達物質、ホルモンなどを生成する材料でもあります。

アミノ酸が酸化された場合も体内でエネルギー源となり、活動をサポートします。

ポリフェノール

赤ワインに使用されるブドウにポリフェノールが多く含まれるほか、醸造時の工程によりポリフェノールが多く抽出されることが特徴です。

ブドウの皮や種子には、そのほとんどのポリフェノールが含まれており、果汁には少量しか含まれていません。

赤ワインの醸造時には、皮や種子などすべて細かく砕き、すべて込みで発酵するので、ポリフェノールが多く抽出されやすいという点も、赤ワインのポリフェノール含有量が高い理由です。※1

有機酸

赤ワインに含まれる有機酸として、リンゴ酸やクエン酸、酒石酸が挙げられます。

また醸造時に作られる琥珀酸や乳酸などもあり、6種類の有機酸が含まれています。※3

アントシアニン

アントシアニンはブドウの皮に含まれており、光による刺激を眼球から脳に伝える物質を増やす効果が期待できます。

またアントシアニンは抗酸化作用が強く、老化予防のためにも摂取したい栄養素です。

たとえば、年齢を重ねると発症しやすい白内障や老眼、視力低下を防ぐ効果が期待できます。

さらにアントシアニンは血流を促進するほか、目の筋肉のコリをほぐして眼精疲労予防やピントを合わせる機能の向上も期待できる成分です。※4

カテキン

カテキンとは苦味や渋味成分のことで、食後の糖の吸収を抑制する作用があります。

血糖値はお米やパン、麺などの糖質が多い食品のほか、フルーツやお菓子などの摂取で急上昇します。

低血糖症や喉の渇き、倦怠感など、健康に悪影響を及ぼすケースも少なくありません。

食後は血糖値が上昇するため、直前や食中にカテキンが含まれる赤ワインを飲むと、糖の吸収スピードを緩やかにする効果が期待できます。

またカテキンには抗菌作用もあり、胃潰瘍の原因になるピロリ菌や食中毒などの増殖を抑え、胃腸疾患や食中毒予防にもつながります。※5

タンニン

タンニンはブドウの種子に含まれており、赤ワインの渋みになる成分です。

抗酸化作用があり、老化予防や生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。

またタンニンは血管や組織、毛穴を引き締める作用を持ち、肌のハリが出るため美容にも役立つでしょう。

さらにメラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐため、美白や美肌効果も期待できます。※6

レスベラトロール

レスベラトロールは、抗酸化作用が強いポリフェノールの一種です。

悪玉コレステロールを減少させる作用、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。

さらに、レスベラトロールは傷ついた細胞の修復を促し、肌の新陳代謝を促進するため、美肌や老化予防にもつながります。

またレスベラトロールは、体内で生成された活性酸素を除去する成分です。

活性酸素を除去してエラスチンやコラーゲンの分解を防ぎ、コラーゲンの生成を促して肌の潤いや健康を維持する効果も期待できます。

赤ワインの健康効果

赤ワインに含まれる成分は、動脈硬化や認知症、うつ病の予防など、体と心の健康に効果が期待できます。

赤ワインを適量飲むことで期待できる、主な健康効果を紹介します。

動脈硬化の進行を防ぐ

赤ワインはポリフェノールが含まれており、動脈硬化の進行を防ぐ効果が期待できます。

動脈硬化は悪玉コレステロールが酸化して変質し、血管の内側の壁に侵入して引き起こされる病気です。

血管の壁に厚みが出ると、血流が悪くなる、血液が固まるなどで、脳卒中や心疾患を起こすリスクもあります。

赤ワインに含まれるポリフェノールは、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。※1

認知症の予防

赤ワインに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールは、認知症予防に効果が期待できます。

レスベラトロールは、記憶力の向上やアルツハイマー病、認知症などの病気になる可能性を下げる効果がある成分です。

赤ワインを1日3～4杯飲む方は、アルツハイマー病や認知症の発症率、死亡率が低いと報告されています。

ただし赤ワインを1日に5杯以上飲む方は、飲まない方と比較して健康に悪影響を及ぼす可能性が高いため、適量を飲むようにしましょう。※1

血圧を下げる

血圧の上昇は、塩分の摂り過ぎが原因です。赤ワインに含まれるカリウムには利尿作用があり、塩分を体外に排出する効果が期待できます。

カリウムが豊富に含まれる赤ワインを適量飲むと、尿と共に塩分が排出されて体内の塩分濃度が下がるため、血圧も下げることにつながります。

うつ状態の予防

赤ワインを1週間2～7杯グラスで飲んだ方は、赤ワインを飲まない方と比較すると、うつ病になる確率が低いことが報告されました。

赤ワインを適用飲んでいる方のうつ病発症率は32%低下しており、適度な摂取は精神面の健康維持にも役立つでしょう。

ただし、赤ワインを飲み過ぎないように注意が必要です。

赤ワインに限らず、アルコールの過剰摂取はうつ病の発症につながるため、適量を飲む必要があります。※5

胃腸を守る

赤ワインは抗酸化作用があり、有機酸の含有量が高いことが特徴です。

そのため赤ワインを飲むと腸内が酸性に傾き、酸性に弱い悪玉菌が減少して善玉菌を増やし、腸内環境を良好に保つ効果が期待できます。

また食事の際に赤ワインを飲むと胃酸の分泌が促され、消化促進につながります。

胃酸が出ないと胃もたれや胃の張り、食欲不振になるため、赤ワインで胃酸の分泌を促すと、さまざまな効果が期待できるでしょう。

赤ワインの適量

赤ワインは健康によい成分が含まれているものの、大量に摂取すると体に悪影響を及ぼします。

赤ワインを飲む場合、何杯が適量なのかを紹介します。

1日1.5杯

厚生労働省の調べによると、純アルコールを1日約20%摂取している方の死亡率が最も低いとされています。

赤ワイングラス1杯には純アルコールが約12g含まれているため、1日に1.5杯が適量です。※6

認知症対策には1日に3～4杯程度

認知症対策として赤ワインを飲む場合は、1日に3～4杯が適量です。

赤ワインは1日1.5杯飲むと死亡率が下がり、認知症対策は最大4杯が目安のため、1日2～3杯飲むと健康や美容に効果的といえるかもしれません。※2

赤ワイン以外の健康に良い飲み物

赤ワインはアルコールであり、朝や日中などに飲む方は少ないでしょう。

自身に都合がよいタイミングで取り入れられる飲料の中で、健康によい飲み物を3つ紹介します。

緑茶

緑茶は、100mlあたり115mgのポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールの多くは植物に存在しており、緑茶で摂取できるポリフェノールはカテキンと呼ばれる種類です。

カテキンは糖質の吸収が穏やかにし、血糖値の上昇や糖尿病の予防にもつながります。※4

ビーツジュース

ビーツジュースは、赤い株を使用したジュースであり、栄養価が高いことが特徴です。

ビーツはカリウムや鉄などのミネラルや、ビタミンの一種である葉酸、そしてポリフェノールや硝酸イオンがとくに多く含まれています。

ビーツジュースは、ミネラルをはじめとする栄養素の不足が気になる方におすすめです。

シリカ水

シリカ水は、ミネラルの一種であるケイ素が含まれたナチュラルミネラルウォーターです。

マグネシウムをはじめとしたミネラル成分が豊富に含まれており、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸とも密接な関係があります。

シリカ水を買うなら『のむシリカ』がおすすめ

シリカ水は通販サイトでさまざまな種類が販売されており、購入時に迷う方も多いでしょう。

シリカ水のなかでも、のむシリカは飲みやすさや配合成分が豊富なことが魅力です。

のむシリカの特徴、おすすめする理由を紹介します。

中硬水で飲みやすい

軟水は口当たりがよく飲みやすい分ミネラルが少なく、硬水はミネラルが多いものの、飲みにくいと感じる方もいるでしょう。

のむシリカは中硬水と呼ばれる種類で、口当たりがよく、飲みやすいことが特徴です。

健康のために飲み続けたい場合は、中硬水ののむシリカがおすすめです。

シリカ以外のミネラル成分が豊富

のむシリカ水には、シリカ以外にも次のミネラル成分が豊富に含まれています。

• 炭酸水素イオン
• バナジウム
• カルシウム
• マグネシウム
• サルフェート

配合バランスもよく、手軽にミネラルを摂取できることがメリットです。

赤ワインや食事からでは、十分なミネラルを摂取できていないと感じる方におすすめです。

無添加の天然水を加熱殺菌しており安全

のむシリカは、保存料や防腐剤を使用していません。

天然水を130度で10秒間加熱殺菌し、出荷する商品はすべて検査をクリアしています。

のむシリカを入れるボトルは殺菌されており、未開封の状態で約2年間保存が可能です。

まとめ

赤ワインには、ポリフェノールやアミノ酸などの健康や美容によい成分が含まれています。

認知症や動脈硬化の予防にも効果が期待できますが、適量を飲むことが大切です。

健康によい飲み物は、アルコール以外にも緑茶やシリカ水が挙げられます。

なかでも、のむシリカはさまざまなミネラル成分が豊富に含まれており、アルコールではないため安心して飲み続けられます。

健康や美容のための飲料を探している方、朝や日中にも体によい飲料を取り入れたい方は、のむシリカを試してみましょう。

＜参考文献＞
※1 農林水産省｜ブドウとワインに含まれるポリフェノール類の健康効果
※3 ATAGO｜酸度計-ワインの酸度
※4 健康長寿ネット｜ポリフェノールの種類と効果と摂取方法
※5 保健指導リソースガイド｜適度な飲酒でうつ病を予防　ワインを飲むとリスクが32%減少
※6 厚生労働省｜アルコール
※各商品情報は公式サイトを参考にしています