野菜ジュースに含まれるカリウムの効果！栄養成分や注意点も解説

野菜ジュースは、忙しい方や野菜が苦手な方でも野菜を手軽にチャージできるため、よく飲むという方もいるでしょう。

野菜ジュースには、カリウムと呼ばれる栄養成分が含まれていることも特徴の一つです。

カリウムには健康面でさまざまな効果がありますが、摂取する場合には注意も必要です。

本記事では、野菜ジュースに含まれるカリウムの効果を紹介します。

また、野菜ジュースに含まれるその他の栄養成分や、摂取するうえでの注意点も解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

野菜ジュースの栄養成分一覧

野菜ジュースにどのような栄養成分が含まれているのか紹介します。

野菜ジュース100gあたりに含まれる栄養成分は次のとおりです。※1

成分名	成分量
タンパク質	0.8g
脂質	0.1g
炭水化物	3.7g
ナトリウム	17mg
カリウム	230mg
カルシウム	10mg
マグネシウム	9mg
リン	19mg
鉄	0.2mg
亜鉛	0.1mg
銅	0.05mg
マンガン	0.07mg
クロム	1μg
モリブデン	3μg
ビタミンA （レチノール活性当量）	77μg
ビタミンE （α−トコフェロール）	1.0mg
ビタミンK	3μg
ビタミンB1	0.03mg
ビタミンB2	0.02mg
ナイアシン	0.8mg
ビタミンB6	0.07mg
葉酸	11μg
パントテン酸	0.14mg
ビオチン	3.1μg
ビタミンC	2mg

野菜ジュースにはカリウムをはじめとして、さまざまな栄養成分が含まれています。

フルーツが配合されて飲みやすいものもあり、野菜が苦手な方にもおすすめです。

リコピンやβカロテンなどの栄養素は、ジュース状にすると生野菜よりも体内の吸収率が高くなります。

一方で、ビタミンCや食物繊維などは絞ったり加熱処理したりといった過程で減少します。

野菜ジュースのみでは1日に必要な栄養素すべてをまかなえないため、ほかの食物や飲料を併用して必要な栄養素を摂取しましょう。

カリウムの成人の1日摂取目標量

「日本人の食事摂取基準（2020年版）」では、生活習慣病の予防を目的とした成人1日当たりのカリウム摂取の目標量を、男性3,000mg以上、女性2,600mg以上としています。※2

野菜ジュースにはカリウムが230mgほど含まれています。

野菜や果物を濃縮した状態であることから、生野菜や果物そのものよりもカリウムの含有量は高めです。

また、液体で摂取したカリウムは体に吸収されやすいメリットもあり、効率よくカリウムを摂取したい方にもおすすめできます。

ただし、野菜ジュースのカリウムは、健康な方にとっては問題のない量ですが、腎機能が低下している方は注意しましょう。

カリウムを過剰に摂取した場合のリスクについては、後ほど詳しく解説します。

カリウムの摂取量が心配な方は、医師に相談したうえで野菜ジュースを飲みましょう。

野菜ジュースに含まれるカリウムの効果

野菜ジュースに含まれるカリウムには次のような効果があります。

• 細胞内液の浸透圧を一定に保つ
• 体液のpHバランスを保つ
• 塩分の摂り過ぎを調節

それぞれの効果について詳しく解説します。

細胞内液の浸透圧を一定に保つ

カリウムには細胞内液の浸透圧を一定に保つ効果があります。

細胞内液は細胞膜の内側にあり、細胞が正常に機能するための環境を形成します。

細胞内液の浸透圧が高くなると細胞内から水分が出ていき、細胞の代謝が円滑に進まなくなり、細胞自体も収縮します。

カリウムには細胞内液の浸透圧を一定に保ち、細胞が正常に働くように助ける役割があります。

体液のpHバランスを保つ

カリウムには体液のpHバランスを保つ効果もあります。

体液は人体の大半を占め、常に中性に近い弱アルカリ性の状態です。

酸性とアルカリ性のバランスが崩れると正常に細胞が活動できなくなり、呼吸器や循環器に悪影響を与えるほか、さまざまな体調不良を引き起こします。

カリウムは体液が酸性かアルカリ性に傾き過ぎた際に調節をおこない、体液のpHバランスを保つ働きをします。

塩分の摂り過ぎを調節

カリウムには塩分、つまりナトリウムの摂り過ぎを調節する効果もあります。

ナトリウムは人体に必要な栄養素ですが、摂り過ぎると高血圧や腎臓病、胃がんなどの原因になるといわれています。

カリウムは、ナトリウムと体内でお互いにバランスを取り合うように働いている成分で、ナトリウムを過剰に摂取したときに体外に尿として排出する役割も持っています。

カリウムの過剰摂取には注意

体に対してさまざまな効果があるカリウムですが、過剰摂取に注意する必要があります。

具体的には次のようなリスクが挙げられるでしょう。

• 高カリウム血症のリスク
• 腎不全のリスク
• 不整脈のリスク

カリウムの過剰摂取によるそれぞれのリスクについて解説します。

高カリウム血症のリスク

カリウムの過剰摂取によるリスクの一つに高カリウム血症が挙げられます。

高カリウム血症になると、四肢が重い感じがしたり、脱力感やしびれ感などの症状が表れます。

腎不全のリスク

カリウムを過剰に摂取すると腎不全のリスクもあります。

腎不全は腎臓の機能が通常の30％以下に落ちて、老廃物を十分に排出できなくなる状態です。※3

腎不全になると、腎臓は血液をろ過して老廃物を除去できなくなります。

不整脈のリスク

カリウムを過剰に摂取すると不整脈のリスクもあります。

カリウムは心臓をはじめとした筋肉や神経の活動にも重要な役割を果たしていますが、血中に過剰にあると不整脈を誘発します。

不整脈により心停止に至る場合もあります。

これまでカリウムの過剰摂取におけるリスクを紹介しましたが、通常、カリウムが過剰になることはまれであるといわれています。

その表れとして、「日本人の食事摂取基準（2020年版）」においてもカリウムの耐容上限量は設定されていません。※2

ただし、医師などからカリウムの摂取について指示を受けている方は、摂取量に注意するようにしましょう。

『のむシリカ』ならミネラルが豊富で健康的！

野菜ジュースには多くの栄養分が含まれていますが、1日に必要な栄養素をすべて摂取できるわけではありません。

とくにミネラル成分を効率的に摂取したい場合は、ミネラル成分が豊富な地下水から採水されたナチュラルミネラルウォーターがおすすめです。

ナチュラルミネラルウォーターのなかでも、のむシリカはミネラル成分が豊富に含まれています。

のむシリカの成分や特徴を紹介します。

のむシリカの成分

のむシリカ100mlに含まれる成分は次の表のとおりです。

成分名	成分量
カルシウム	3.1mg
マグネシウム	1.4mg
カリウム	0.57mg
ゲルマニウム	5ppb
バナジウム	3.4μg
シリカ	9.7mg
サルフェート	3.0mg
炭酸水素イオン	17.0mg

のむシリカにはさまざまなミネラルが含まれていますが、ミネラル成分は熱に強いため、料理やお茶などに利用しても成分が壊れず手軽に摂取できます。

カルシウム・マグネシウムが豊富

のむシリカはカルシウムやマグネシウムのようなミネラル成分が豊富です。

のむシリカ100ml中にカルシウムは3.1mg、マグネシウムは1.4mg含まれています。

ミネラル成分をチャージして、体の調子を整えたり、健康を維持したりするのに役立つナチュラルミネラルウォーターです。

飲みやすい中硬水

水の飲みやすさを示す目安に硬度があります。

軟水は飲みやすいですが、ミネラル成分が少ないという特徴があります。

一方、硬水はミネラル成分が豊富ですが、苦みを感じる場合もあり、慣れていないと飲みにくいことがデメリットです。

のむシリカは中硬水のため、ミネラル成分が豊富にもかかわらず飲みやすいナチュラルミネラルウォーターです。

まとめ

カリウムには、細胞内液の浸透圧を一定に保つのみでなく、体液のpHバランスを保ったり、塩分の摂り過ぎを調節したりといった効果が期待できます。

また、野菜ジュースにはカリウム以外のビタミンも含まれています。

一方で野菜ジュースはカリウムが豊富に含まれているめ、過剰に摂取しないように注意が必要です。

野菜ジュースのみでは摂取が難しいミネラル成分を摂りたい方は、ミネラル成分が豊富な中硬水で飲みやすい、のむシリカを活用してみてください。

〈参考文献〉
※1　文部科学省｜日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※2　厚生労働省｜日本人の食事摂取基準（2020年版）｜ミネラル
※3　国立研究開発法人国立循環器病センター｜腎不全

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