ラムネの効果や栄養成分は？ブドウ糖の摂取が仕事・勉強・お酒後に最適な理由を解説

子どものおやつとして人気の「ラムネ」ですが、集中力向上や二日酔いの解消にも役立つといわれています。

しかし「本当に効果があるのだろうか」「いつ食べるのがよいのか」など、気になる点が多いでしょう。

ラムネには脳のエネルギー源となるブドウ糖が豊富に含まれているため、判断力や集中力が必要なシーンで摂取すると効果的です。

本記事では、ラムネの栄養成分や期待できる効果について詳しく解説します。

集中力を高めるために役立つ飲み物も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

森永ラムネとは？

森永ラムネは40年以上も愛されているロングセラー商品です。 

飲むラムネの瓶を模したパッケージデザインは、見た目からもラムネの清涼感があります。 

森永ラムネはお菓子ですが、砂糖ではなくブドウ糖が約90％と豊富に含まれています。 

ブドウ糖は砂糖よりも早く体内に吸収されるため、脳をはじめ、全身に素早くエネルギーを届けられるでしょう。

ラムネの成分

まず、ラムネ（100gあたり）にはどのような成分が含まれているのかを紹介します※1。

成分名	成分量
エネルギー	373kcal
水分	7.0g
脂質	0.5g
炭水化物	92.2g
灰分	0.3g
ナトリウム	67mg
カリウム	5mg
マグネシウム	2mg
リン	5mg
鉄	0.1mg
銅	0.05mg
ヨウ素	1μg
クロム	1μg
ビタミンC	2mg
食塩相当量	0.2g

ラムネは、原料に糖質（ブドウ糖）が多く含まれているため、大部分を炭水化物が占めています。  

また、ラムネにはナトリウムやカリウム、カルシウムなどの無機質やビタミンCも含まれています。

ラムネの原材料

ラムネに使用されているのは、次の原材料です。

• ブドウ糖
• コーンスターチ
• クエン酸
• でん粉

それぞれの原材料について詳しく解説します。

ブドウ糖

ブドウ糖は糖質の一種で、グルコースとも呼ばれます。 

穀物や果実、はちみつなどに豊富に含まれていますが、とくに果物のぶどうに多く含まれているため、ブドウ糖と名付けられました。 

砂糖の甘みを1.0とすると、ブドウ糖は0.60～0.70ほどで、水に溶けやすい性質があります※2。 

人間の血液中にも存在しており、ブドウ糖の血中濃度を表すのが「血糖値」です。 

ブドウ糖のメリットは、後の項目で詳しく解説します。

コーンスターチ

コーンスターチは、名前にコーンが付くことからわかるように、とうもろこしから作られたでん粉です。

片栗粉によく似たさらさらとした白い粉末ですが、加熱すると透明になる片栗粉に対し、コーンスターチは透明になりません。

またコーンスターチの粘度は片栗粉よりも低めですが、温度が下がっても持続するため、カスタードクリームなどお菓子作りに多く使用されています。

クエン酸

クエン酸は、酢や柑橘類などに多く含まれている酸味成分です。

爽やかな酸味があるため、清涼飲料水やお菓子、ジャムなどによく使用されています。

またクエン酸は水あかなど、水回りの汚れを落とす洗剤に使われていることを知る方も多いでしょう。

なおラムネを食べると口の中でシュワシュワするのは、原材料のクエン酸と重曹が化学反応を起こしているからです。

化学反応で二酸化炭素の泡が発生し、シュワシュワが感じられます。

でん粉

でん粉は植物から取り出して精製した、通常は白色の粉末です。

じゃがいもや小麦、とうもろこしなど、さまざまな植物から作られたものであり、由来している植物により特徴も異なります。 

でん粉は、水に溶かしてかき混ぜながら加熱すると粘り気のある液体に変化する「糊化（こか）」と呼ばれる現象が起こります。

食品を加工する際にでん粉を使用する目的は、弾力やコシを持続させるためです。

 食品以外では、繊維の接着や表面のコーティングなどに使用されます。

ラムネに期待できる3つの効果

ラムネの成分のうち、最も含有量の多いものはブドウ糖です。ブドウ糖の主なメリットとして次の3つが挙げられるでしょう。

• 脳のエネルギー源
• 脳の働きの向上
• 二日酔いの解消

それぞれのメリットについて、詳細を解説します。

脳のエネルギー源

ブドウ糖は、私たちの体内で一番エネルギーを消費する「脳」のエネルギー源となります。 

脳は1日に多くのブドウ糖を消費していますが、体内に貯蔵できる量はわずかです。

脳にエネルギーが不足すると集中力を保つことなどが難しくなることもあるため、食物から補給する必要があります。

脳の働きの向上

ブドウ糖はとくに脳のエネルギー源として活躍する栄養素です。

そのため、集中力、記憶力、注意力、思考の判断、モチベーションなどの向上に役立ちます。 

勉強や仕事ではさらにブドウ糖の消費率が上がるため、効果的なブドウ糖の摂取が大切です。

二日酔いの解消

ラムネは二日酔いにともなう低血糖症状を改善するためにも役立ちます。

アルコールを摂りすぎると、夜間に血糖値が大きく下がりやすくなります。低血糖状態のまま朝を迎えると、頭痛や疲労感といった症状が出る場合もあるでしょう。

ラムネ由来のブドウ糖は速やかに血中へと吸収されるため、低血糖状態を改善するためのアイテムとして非常に効率的です。

二日酔いの原因はさまざまですが、もし低血糖状態が疑われる場合にはラムネの摂取を試してみましょう。

ラムネの効果的な摂取方法

ラムネに多く含まれるブドウ糖は、脳へのエネルギー補給や低血糖状態の改善など、さまざまな効果を発揮します。

ここからはラムネの効果をより効率的に発揮するための、おすすめのタイミングについて解説します。

仕事・勉強中

仕事や勉強など、集中力や判断力をより多く必要とする場面では、脳のエネルギー消費も増すことが予想されます。

作業のパフォーマンスを高めるための手段として、仕事中や勉強中のドリンクにラムネを取り入れると効果的です。

脳へのエネルギー補給により、眠気を解消する効果も期待できます。

エナジードリンクにも糖類は豊富ですが、利尿作用の強いカフェインが含まれているため、作業中にトイレに行きたくなる可能性が高まります。

ノンカフェイン、かつ効率的なブドウ糖の補給手段として、ぜひラムネを活用しましょう。

ダイエット中の間食

ダイエット中の空腹感を解消する手段としても、ラムネは効果的です。

空腹感は血糖値の低下により生じる場合が多いため、血糖値を速やかに上げられるラムネの補給により、満足感を速やかに得る効果が期待できるでしょう。

ただし血糖値が急激に上がりすぎると、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が過剰に分泌され、再び血糖値が下がり、より強い空腹を覚える場合があります。

ラムネはカロリーのある飲み物であるため、飲み過ぎは厳禁です。

1日200kcalが一般的な間食量の目安となるため、200kcal以上の摂取にならないようラムネの量を調節する必要があるでしょう。

eスポーツのプレイ中

eスポーツのプレイ中にも、ラムネの摂取はおすすめです。

集中力を高める効果が期待できるため、スコアの増加やパフォーマンスの向上効果が期待できるでしょう。

ラムネの摂取によりeスポーツ中の脳波データがより高い集中状態になることが、森永製菓株式会社の論文にて確認されています。

eスポーツに取り組む際には、筋肉ではなく脳への栄養をおこなえるラムネの摂取が役立つでしょう。

お酒を飲んだ後

 多量のアルコールを飲んだ際の血糖値の低下を防ぐためにも、ラムネの摂取は有効です。

アルコールを無毒化するためには、肝臓で大量のブドウ糖が消費されるため、飲酒量が増えるほど血糖値も下がりやすくなるでしょう。

お酒の量が増えてしまった場合、翌日に低血糖状態で頭痛や疲労感を生じる可能性が高いでしょう。

飲んだ後にブドウ糖を補給して、肝臓へのエネルギー補給をおこなうとともに、二日酔いの原因のひとつである長期の低血糖状態を防ぐことが重要です。

ラムネの効果が持続する時間

ラムネ由来のブドウ糖は、速やかに吸収される即効性の高い栄養素です。ただし効果が失われるまでの時間も早いため、摂取のタイミングが重要になります。

ここからはラムネの効果の持続時間について詳しく確認します。

ブドウ糖の消費量

脳は1日におよそ120gのブドウ糖を消費するとされています。

1時間に約5gのブドウ糖消費が起こると計算できますが、1時間に5gずつブドウ糖を摂り続けることは現実的ではないでしょう。

ブドウ糖は肝臓へグリコーゲンの形で貯蔵されていますが、肝臓からのグリコーゲン供給は5～6時間程度しか持続できません。

そのため糖類を一切取らない時間が6時間以上続くことがないよう、食事やラムネのようなブドウ糖飲料を摂取する必要があるでしょう。

過剰摂取に注意

ラムネは脳への速やかなエネルギー補給に役立ちますが、飲み過ぎは禁物です。

ラムネは100mlあたり40～50kcal程度のエネルギーがあり、1本200mlでは80～100kcalを摂ることになるでしょう。

摂りすぎはカロリーオーバーを招き太るもとになるため、エネルギー補給の名目で飲み過ぎないよう注意が必要です。

「食事バランスガイド」では、お菓子やジュースのような嗜好品からの摂取カロリーは1日200kcalを目安にするよう示されています。※3

ほかのお菓子を食べる場合には1本、ラムネのみで間食を済ませる場合には1日2本までに留めるとよいでしょう。

集中力を高める飲み物4選

仕事や勉強などで集中力を高めたいときには、次の4つの飲み物がおすすめです。

• コーヒー
• 紅茶
• ラムネ水
• ナチュラルミネラルウォーター

それぞれの飲み物が集中力を高めるためにどのように役立つのかを解説します。

コーヒー

集中力を高める飲み物に、コーヒーを思い浮かべる方は多いでしょう。

コーヒーにはカフェインが含まれており、脳を覚醒させる効果があります。

眠気を解消したり、集中力を高めたりするためのアイテムとして活躍するでしょう。

個人差はありますが、カフェインの効果は飲んでから約30分〜2時間後にピークを迎え、2〜8時間ほど継続するといわれています※3。 

ただし、カフェインを摂り過ぎると、めまいや不安、不眠症などの原因になるため注意が必要です。

紅茶

紅茶には、L-テアニンやカフェインなどの成分が含まれているため、集中力を高めるのに役立ちます。 

カフェインはコーヒーの半分ほどしか含まれておらず、胃への刺激が少ないのもメリットです。

また、紅茶にはポリフェノールも含まれており、健康維持の助けにもなります。 

寒い時期に温かい紅茶を飲めば、テアニンの作用によりリラックス効果も期待できるでしょう。 

紅茶はそのままストレートで飲むのみでなく、レモンティーやミルクティーにするなどの楽しみ方もあります。

ラムネ水

集中力を高める飲み物には、ラムネ水もあります。

ラムネ水は炭酸の鉱泉、つまり自然の湧き水ですが、飲める場所は多くありません。そのため、炭酸水に砂糖やクエン酸などを入れて自身で作ることをおすすめします。 

炭酸の刺激により、スッキリとした気分で仕事や勉強に取り組めるでしょう。

また、炭酸飲料のラムネなら、ブドウ糖も含まれているため、脳をすばやく活性化して集中力を高めるのに役立ちます。 

糖分が気になる方は、無糖タイプのものを選ぶとよいでしょう。

ナチュラルミネラルウォーター

集中力を高めるためには、ナチュラルミネラルウォーターもおすすめです。  

脳の76％は水分のため、水分が不足していると脳の活動も抑えられてしまいます※4。

もし、水分摂取として活用するならばミネラル入りの健康的なナチュラルミネラルウォーターがよいでしょう。

『のむシリカ』はミネラル豊富なナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルミネラルウォーターは、地中でミネラル分が溶け出した地下水ですが、ろ過や沈殿、加熱殺菌以外の処理はされていません。

もしも、ナチュラルミネラルウォーターの購入を考えている方には、のむシリカをおすすめします。

のむシリカがおすすめな理由は次の3つです。 

• 黄金バランスのミネラル成分
• 体内で生成できないシリカ入り
• 中硬水で飲みやすい 

それぞれの理由を詳しく説明します。

黄金バランスのミネラル成分

のむシリカからはカルシウムやマグネシウムといった、不足しがちなミネラルを効率よく摂取できます。

ナチュラルミネラルウォーターのミネラル含有量を比較してみましょう。

【ナチュラルミネラルウォーター100mLあたりのミネラル含有量】

ミネラル	日田天領水	シリカシリカ	のむシリカ
カルシウム	0.9mg	0.76mg	3.1mg
マグネシウム	0.2mg	0.21mg	1.4mg
カリウム	0.9mg	0.31mg	0.57mg
シリカ	9mg	7.2mg	9.7mg

のむシリカはカルシウムやマグネシウムの含有量が多いことに加え、配合バランスにも特徴があります。

カルシウムとマグネシウムが、体内への吸収率が高いとされる2：1に近いバランスで含まれているため、より高い利用効率が期待できるでしょう。

カルシウムやマグネシウムをより多く摂取し、かつより多く体内で利用したい方には、のむシリカの活用がおすすめです。

体内で生成できないシリカ入り

のむシリカには、シリカと呼ばれるミネラルも含まれています。

シリカは体を構成する重要成分です。体内で生成できないことに加え、加齢にともない体内量が減少します。

食料や水からもシリカは摂取できますが、最も効率のよい摂取方法はミネラルウォーターといわれています。

より効率的にシリカを補給したい方にも、のむシリカは適しているでしょう。

中硬水で飲みやすい

水1,000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値であらわしたものが硬度です。

一般的に、硬度が低ければ口当たりが軽く飲みやすくなります。

のむシリカは、硬度100～300mg/L以下の中硬水です。 

そのため、ミネラルが豊富に含まれていながら、常温でも飲みやすい特徴があります。

ミネラル豊富な硬水が苦手な方にもおすすめです。

まとめ

ラムネは脳のエネルギー源としてとくに役立つブドウ糖の摂取源として活躍します。

仕事や勉強、eスポーツなどのタイミングで飲むことで、集中力を高めたり、眠気を覚ましたりといった効果が期待できるでしょう。

またアルコールの摂りすぎによる二日酔いの改善にも効果を発揮します。大量飲酒をした翌朝に頭痛や疲労感を覚える場合には、ラムネを飲んで低血糖状態を改善しましょう。

集中力を高めるためには、ナチュラルミネラルウォーターで水分不足を補うのもおすすめです。

ナチュラルミネラルウォーターでは、中硬水で飲みやすい『のむシリカ』を紹介しました。

のむシリカは、シリカをはじめとしたミネラルが豊富で健康的な水です。

飲みやすくて健康的な水を探している方は、ぜひのむシリカを試してみてください。

＜参考文献＞
※1　文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※2　独立行政法人農畜産業振興機構 | お砂糖豆知識［2001年9月］
※3　NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター | カフェインと睡眠
※4　厚生労働省 | 健康のために水を飲もう講座