抹茶の健康効果とは？含まれる成分や飲む際の注意点についても詳しく解説！

抹茶は、チャノキに当たる日光を20日以上遮断してつくられた碾茶（てんちゃ）を、茶臼などで挽いて粉状にしたお茶です。

お茶として飲む以外にも、洋菓子や和菓子、料理の材料としても使われています。

抹茶は人気が高いお茶ですが、コーヒーと同程度のカフェインを含んでいるため、「健康によいと聞くが本当だろうか」「飲み過ぎると体によくないのではないか」と心配に思う方も多いでしょう。

本記事では、抹茶の健康効果や含まれる成分、飲む際の注意点について詳しく解説します。

あわせて、カフェインを抑えたい場合のポイントや、使用する水についても紹介します。

抹茶をよく飲む方や、抹茶のカフェイン量が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

抹茶の効果

日本でよく飲まれているお茶である煎茶やほうじ茶は、茶葉をお湯で煮出し抽出したものです。

一方、抹茶は挽いた茶葉の粉末をそのままお湯に溶いて飲むため、ほかのお茶に含まれない成分を摂取でき、高い健康効果が期待できるといわれています。

ここでは抹茶の効果について詳しく解説します。

抹茶に期待できる美容効果

抹茶にはカテキンやテアニン、ビタミンEなどの抗酸化作用が高い成分が豊富に含まれています。

抗酸化作用とは、体内に増え過ぎると細胞にダメージを与える活性酸素を除去する働きのことです。

細胞が傷つくと老化を引き起こすため、肌のシミやしわの原因になるかもしれません。

肌に弾力やハリを与えるコラーゲンを生成する働きがあるビタミンCや、新陳代謝に関わり、健康な肌づくりに欠かせないビタミンB群も、抹茶には含まれています。

ビタミンB群には、成長ホルモンや女性ホルモンなど、皮膚の健康に関与しているホルモンの働きや分泌をサポートする役割もあります。

抹茶に期待できる健康効果

抹茶に含まれる抗酸化物質には、血管の健康を維持したり体脂肪を減らしたりする作用が確認されています。

また、免疫細胞を活性化させたり、体内に侵入したウイルスや細菌を除去したりする働きもあるため、抹茶は健康をサポートする飲みものであるといえるでしょう。

抹茶に含まれる成分

抹茶に含まれる主な成分は、次の3つです。

• カテキン
• テアニン
• 食物繊維

抹茶の健康効果は、これら3つの成分の働きによるものです。

それぞれの成分について詳しく解説します。

カテキン

カテキンはポリフェノールの一種で、お茶の苦みや渋みの成分です。

高い抗酸化作用を持つカテキンは、若々しい肌質の維持や生活習慣病の予防や改善、免疫機能の活性化などに役立つでしょう。

カテキンの効果には、次のようなものがあります。

• コレステロール値の低下
• 血糖値の上昇抑制
• 体脂肪の低減
• むし歯や口臭の予防
• 抗がん作用
• 抗アレルギー作用
• 抗菌、殺菌作用

抹茶100gあたりには10gのカテキンが含まれているため※1、抹茶1杯分（2g）では200mgのカテキンが摂取できます。

テアニン

テアニンはアミノ酸の一種で、お茶の旨味成分です。

緊張をやわらげてリラックスさせる作用や、寝付きをよくする作用があります。

また、次のような作用も期待できます。

• 集中力や記憶力を高める
• PMS（月経前症候群）の改善
• 更年期障害の改善
• 高血圧の予防
• 冷え性の改善

テアニンは、太陽光に照らされるとカテキンに変化してしまいますが、抹茶は日光を20日以上遮断してつくるため、多くのテアニンを含んでいます。

食物繊維

抹茶には食物繊維も含まれています。

食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。

それぞれの働きは次のとおりです。

抹茶100gには水溶性食物繊維が6.6g、不溶性食物繊維が31.9g含まれています※1。

1杯分に換算するとごく少量ですが、毎日飲むことで食物繊維の補給に役立つでしょう。

抹茶を飲む際の注意点

抹茶は健康によい効果がある飲みものですが、飲み過ぎには注意が必要です。

摂取量に基準は設けられていませんが、カテキンを摂り過ぎると鉄の吸収を妨げるといわれています。

1〜2杯なら問題ありませんが、貧血気味の方や鉄剤を内服中の方は、カテキンが豊富に含まれている抹茶の過剰摂取に注意してください。

また、抹茶の飲み過ぎによる、カフェインの摂り過ぎが懸念されます。

カフェインの作用は、眠気を覚ましたり疲労感を軽減させたりすることです。

しかし、摂り過ぎると頭痛やめまい、不眠、不安、吐き気など、健康に悪影響を及ぼします。

日本ではカフェインの摂取目安量などの基準が設けられていませんが、海外の一部の国やWHOでは、健康に悪影響を及ぼさない最大摂取量を次のように定めています※2。

• 健康な成人：400mg/日
• 妊娠中や授乳中：200〜300mg/日

抹茶には1杯（2g）あたり64mgのカフェインが含まれています※1。

抹茶をはじめ、ほかの飲み物に含まれるカフェインの量も考慮して、過剰摂取に注意しましょう。

水出し茶の水には『のむシリカ』がおすすめ！

抹茶を入れる際に使用する水には、ナチュラルミネラルウォーターである「のむシリカ」がおすすめです。

のむシリカは、鹿児島県から宮崎県に連なる霧島山脈の地下から採掘される中硬度のナチュラルミネラルウォーターです。

一般的に、ミネラルウォーターは硬度が高くなるほどミネラルの含有量が多くなりますが、独特の風味が増すため飲みにくさがあるかもしれません。

しかし、のむシリカは中硬水のため飲みやすく、ミネラルも豊富に含んでいます。

のむシリカには、次のような特徴があります。

• 飲みものや調理に使用するとコクや旨味が増す
• バランスよくミネラルを摂取できる
• 品質管理を徹底している

それぞれについて詳しく解説します。

飲みものや調理に使用するとコクや旨味が増す

ミネラルウォーターは、ミネラルの含有量が多いほど苦みや風味にクセが出ますが、のむシリカは中硬水のためクセがなく、飲みやすい特徴があります。

また、のむシリカをコーヒーや紅茶、お酒、炊飯に使用するとコクや旨味が増します。

さらに、含まれるミネラルは加熱してもほぼ変化しません。

抹茶を入れる水にのむシリカを使用すると旨味やコクが増し、よりおいしい抹茶がつくれるでしょう。

バランスよくミネラルを摂取できる

のむシリカには、シリカやカルシウム、マグネシウム、カリウム、サルフェートなどのミネラルがバランスよく含まれています。

のむシリカと、ほかのナチュラルミネラルウォーターに含まれている主な成分を比較してみました。

	のむシリカ	サントリー天然水	クリスタルガイザー
カリウム（mg）	5.7	0.4〜7.0	1.3
カルシウム（mg）	31.0	1.0〜24.0	6.4
マグネシウム（mg）	14.0	0.2〜11.0	5.4
シリカ（mg）	97.0	‐	‐
炭酸水素イオン（mg）	170.0	‐	‐
サルフェート（mg）	30.0	‐	‐
バナジウム（μg）	34.0	‐	55.0

表を見ると、のむシリカはほかのナチュラルミネラルウォーターに比べて、含有するミネラルの種類や量も多いことがわかります。

なかでも突出しているのは、シリカの量です。

シリカは、人間の体のさまざまな部分を構成する成分の一つであるため、近年注目を集めています。

シリカはコラーゲンやエラスチンと相性がよく、健康維持や美容に効果が期待できます。

シリカの1日の消費量は成人で10〜40mgであるといわれているため、1日に約400mlののむシリカを飲むことで十分な量を摂取できるでしょう。

また、のむシリカのカルシウムとマグネシウムの割合は約2：1であり、理想的であると考えられる比率で含まれている点もポイントです。

品質管理を徹底している

のむシリカは、食品安全に関与するリスクを抑え、安全な食品の供給を目的とした食品マネジメントシステムであるISO22000を取得しています。

また、200項目以上の厳しいチェックを満たした工場しか取得できないJ－FOODSも取得しています。

のむシリカは最新のボトリング機器を使用して製造されており、品質管理が徹底しておこなわれている点も特徴です。

まとめ

抹茶は、茶葉をそのまま粉状にしてつくられているため、茶葉に含まれる成分を丸ごと摂取できます。

高い美容効果や健康効果が期待できますが、カフェインが多く含まれているため注意が必要です。

カフェインは温度が低いと抽出されにくいため、カフェインを抑えたい場合は水だし茶にするとよいでしょう。

なお、水だし茶をつくる際に使用する水として、のむシリカがおすすめです。

のむシリカを使用すると旨味やコクが増すうえ、シリカをはじめとするさまざまなミネラルを摂取できます。

抹茶をよく飲む方や、美容、健康維持に関心がある方は、ぜひのむシリカを使用して抹茶を入れてみてください。

＜参考文献＞
※1　文部科学省｜日本食品標準成分表2020年版（八訂）
※2　内閣府食品安全委員会｜食品中のカフェイン
※商品の情報は公式サイトを参考にしています。