【成分解説】ライフガードゼロは体に悪い?太る?リスクと飲み方のポイント

ライフガード ゼロは、カロリーや糖質を気にせずにリフレッシュできるため、多くの方に選ばれています。
しかし、「人工甘味料は体に悪いのでは」「飲み続けても大丈夫なのかな」といった不安を感じることもあるでしょう。
本記事では、ライフガード ゼロは体に悪いのかという疑問について解説します。
体に悪いといわれる理由や、使用されている成分の評価、飲み方のポイントについて紹介します。
自身の判断で飲み物を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
ライフガードゼロは「体に悪い」って本当?

ライフガード ゼロが体に悪いのか、気になっている方も多いでしょう。
ここでは、製品の成分や公的な見解を解説します。
ライフガードゼロの成分
ライフガード ゼロの原材料表示を見ると、主に次の成分が含まれています。
- はちみつ
- ローヤルゼリー
- 甘味料(スクラロース、アセスルファムK)
- 酸味料
- 香料
- 7種類のビタミン
- 7種類のアミノ酸
カロリーゼロを実現する目的で、砂糖の代わりに人工甘味料が使用されていることが特徴です。
そのほか、ビタミン類も含まれており、栄養ドリンクとしての側面も残しています。
人工甘味料は本当に危険?
人工甘味料の評価について、不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、日本国内で使用が認可されている人工甘味料は、厚生労働省が科学的な評価に基づき、使用を認可したものです。
一生涯にわたり毎日摂取し続けても健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量(ADI)」が設定されており、問題ない量を大幅に下回るように使用基準が定められています。
参照:厚生労働省│薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会添加物部会報告
結論:飲み過ぎなければリスクは低い
結論、ライフガード ゼロを常識的な範囲で飲む分には、健康へのリスクは低いといえるでしょう。
どのような食品や飲料も、特定のものを過剰に摂取することは推奨されません。
ライフガード ゼロも同様で、1日に何本も飲むような飲み過ぎを避け、バランスのよい食生活の一部として取り入れることが大切です。
ライフガードゼロが「体に悪い」といわれる3つの理由

ライフガード ゼロが国の基準を満たしていても、「体に悪い」というイメージが持たれるのには理由があります。
ここでは、背景にある主な懸念点を3つ解説します。
- 人工甘味料への懸念
- カフェインの過剰摂取による影響
- 食品添加物に対する漠然とした不安
人工甘味料による影響・懸念
「体に悪い」といわれる最大の理由は、人工甘味料への不信感でしょう。
とくにライフガード ゼロに使用されるスクラロースやアセスルファムKについて、不安を感じる方が多いです。
一部の研究では、人工甘味料が腸内フローラに影響を与える可能性が報告されています。
さまざまな情報がメディアで取り上げられることで、漠然とした不安につながる側面があります。
ただし、研究結果は限定的であり、体への影響は明確に結論付けられていません。
カフェインの過剰摂取による作用
ライフガード ゼロはエナジードリンクの一種であり、カフェインが含まれています。
カフェインには覚醒作用などの効果が期待できる一方、飲み過ぎると不眠や動悸、めまいなどを引き起こす可能性があります。
ほかの飲料からもカフェインを摂取することを考えると、ライフガード ゼロの飲み過ぎは健康への影響が懸念されるため注意が必要です。
食品添加物に対する不安
人工甘味料以外にも、次の食品添加物が使用されています。
- 酸味料
- 香料
- 保存料
原材料表示に並ぶ食品添加物の名前が、具体的にどのようなものか分からないため、漠然とした不安を感じる原因でしょう。
使用されるすべての食品添加物は、国の基準をクリアしていますが、成分の多さが不信感につながるケースは少なくありません。
通常のライフガードとゼロの成分・カロリー比較

通常のライフガードとゼロでは、具体的に何が違うのでしょうか。
ここでは、両者の主な違いを次の3つのポイントで比較します。
- カロリーと糖質の違い
- 使用されている甘味料の違い
- そのほかの栄養成分の違い
自身の目的にあわせて選ぶ際の参考にしてください。
カロリーと糖質の違い
大きな違いは、カロリーと糖質の量です。
通常のライフガードは、100mlあたり約36~37kcalのエネルギーと糖質が含まれています。
ライフガード | ライフガード ゼロ | |
カロリー | 36~37kcal | 0kcal |
糖質 | 8.9~9.2g | 0g |
一方、ライフガード ゼロは名前のとおり、カロリーも糖質も0kcalです。
ダイエット中や健康診断の数値を気にしている方には、メリットといえるでしょう。
甘味料の違い
カロリーの違いは、使用されている甘味料の種類によるものです。
通常のライフガードでは、主な甘味成分として「果糖ぶどう糖液糖」といった糖類が使用されています。
対してライフガード ゼロでは、砂糖の代わりにカロリーのない「スクラロース」や「アセスルファムK」といった人工甘味料で甘さを作り出しています。
その他の栄養成分の違い
通常のライフガードとライフガード ゼロの成分の大きな違いは、カフェインの有無です。
通常のライフガードにはカフェインが含まれているのに対し、ゼロの方には含まれていません。
一方で、ライフガードの魅力である次の成分は両方に配合されています。
- 7種のビタミン
- 7種のアミノ酸
- はちみつ
- ローヤルゼリー
そのため、カロリーを気にせずに、ライフガード特有の風味や栄養成分を摂取できることがライフガード ゼロの特徴です。
モンスターエナジー(ゼロシュガー)との違いは?
同じゼロカロリーエナジードリンクとして人気の「モンスターエナジー ゼロシュガー」と比較してみましょう。
ゼロシュガー モンスターエナジー | ライフガード ゼロ | |
カロリー | 0kcal | 0kcal |
糖質 | 1g | 0g |
主な成分 | 高麗人参エキス L-カルニチン L-アルギニン | はちみつ ローヤルゼリー 7種ビタミン 7種アミノ酸 |
カフェイン | 40mg | 0mg |
甘味料はどちらもスクラロース、アセスルファムKが主です。
違いはカフェイン量で、ライフガードゼロにはカフェインが含まれていないのに対し、モンスターエナジーは100mlあたり40mgと公表されています。
また、モンスターエナジーには高麗人参エキスやL-カルニチンなどが含まれ、よりエナジー補給に特化した成分構成といえるでしょう。
ライフガードゼロの健康的な飲み方のポイント

ライフガード ゼロのリスクは低いものの、飲み方には気をつけるべきです。
ここでは、健康的な飲み方のポイントを3つ紹介します。
- 1日の摂取量の目安を守る
- 飲むタイミングを工夫する
- ほかの飲み物と組み合わせて飲む
1日の摂取量の目安を守る
カフェインの過剰摂取を避けるためにも、1日の摂取量は1本程度を目安にするとよいでしょう。
コーヒーやお茶など、ほかのカフェインを含む飲料を飲む日は、全体の摂取量で調整してください。
自身の体調と相談しながら、適量に留めることが大切です。
飲むタイミングを工夫する
カフェインには覚醒作用があるため、質のよい睡眠を妨げないよう就寝前に飲むのは避けた方がよいでしょう。
日中の仕事や勉強の合間に、リフレッシュしたいタイミングで飲むことがおすすめです。
また、空腹時に飲むと胃に負担をかける可能性もあるため、お腹が満たされている食後に飲むとよいかもしれません。
ほかの飲み物と組み合わせて飲む
毎日の水分補給をライフガード ゼロに頼るのは避けましょう。
あくまで気分転換のための嗜好品と位置づけ、普段の水分補給は水やお茶などでおこなうことが理想的です。
特別なご褒美として飲み、メリハリをつけることで、より健康的に付き合えるでしょう。
【人工甘味料が気になる方に】人気の代替品ランキング

ライフガード ゼロの評価は理解しつつも、やはり人工甘味料は避けたいと考える方もいるでしょう。
おすすめの代替飲料の代表例は、次の3つです。
- 無糖の炭酸水やフレーバーウォーター
- ハーブティーや緑茶
- ミネラルも補給できるシリカ水
無糖の炭酸水やフレーバーウォーター
炭酸の爽快感が欲しい場合には、無糖の炭酸水がおすすめです。
カロリーや糖質、添加物を気にすることなく、スッキリとした喉ごしを実感できます。
物足りない場合は、レモンやライムを搾ったり、天然の香りがついたフレーバーウォーターを選んだりするのもよいでしょう。
ハーブティーや緑茶
リラックスしたいときや、カフェインを控えたいときにはハーブティーが役立ちます。
カモミールやペパーミントなど、種類によちさまざまな香りや効果が期待できます。
また、緑茶に含まれるカテキンには健康効果があるといわれており、日常的な飲料としてもおすすめです。
ミネラルも補給できるシリカ水
毎日の飲み物で美容や健康を意識したい方には、シリカ水も選択肢の一つです。
シリカ(ケイ素)は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをサポートするミネラルとして知られています。
無味無臭で飲みやすく、カロリーや糖質はゼロです。
毎日の水分補給を、質の高いものに変えたい方に適した飲料といえるでしょう。
ライフガードゼロに関するよくある質問

ライフガード ゼロに関して、多くの方が抱く疑問点に回答します。
0kcalの栄養ドリンクは体に悪いの?
0kcalの栄養ドリンクが、一概に体に悪いとはいえません。
多くの製品は国の安全基準を満たした成分で作られていますが、飲む際には次の点に留意するとよいでしょう。
- 人工甘味料との相性:体質により、お腹の不調などを引き起こす可能性
- カフェインの過剰摂取:カフェインの摂りすぎは不眠の原因となる
- 栄養の誤解:栄養は食事から摂ることが基本
成分表示を確認し、自身の体質にあわせて適量を守ることが大切です。
エナジードリンクを毎日飲むとどうなる?
1日の摂取目安量を守れば、毎日飲んでも直ちに健康上の問題が起こる可能性は低いと考えられます。
ただし、カフェインへの感受性は個人差が大きいため、自身の体調をよく観察し、異変があれば控えましょう。
ライフガードゼロはダイエットにも効果的?
カロリーと糖質がゼロであるため、甘いものが欲しくなったときの代替品として活用すれば、ダイエットのサポートに役立ちます。
ただし、ライフガード ゼロを飲めば痩せるわけではなく、食事管理と運動が基本となることを忘れないようにしましょう。
通常のライフガードとどちらが体によい?
どちらが優れているかは一概にはいえません。
糖質やカロリーを避けたいならゼロ、人工甘味料を避けたいなら通常版と、自身の健康方針により選択が変わります。
それぞれのメリットとデメリットを理解して選ぶことが大切です。
ライフガード ゼロのカフェイン量はどれくらい?
ライフガード ゼロにカフェインは含まれていません。
そのため、カフェインが気になる方でも飲みやすいドリンクといえるでしょう。
子どもが飲んでも大丈夫?
ライフガード ゼロにカフェインは含まれていませんが、子どもに与える際には次の点に注意が必要です。
- 糖質量が多い
- 人工甘味料が含まれる
- 酸味料や香料による虫歯・味覚形成への影響リスク
カフェインによる影響を心配する必要はありませんが、人工甘味料やその他の添加物、糖質ゼロ飲料の習慣化といった観点から、子どもに日常的に飲ませることは推奨されません。
水分補給としては、水やお茶が最も適しています。清涼飲料水は嗜好品として、時々楽しむ程度にとどめましょう。
ゼロカロリー炭酸飲料の選び方は?
ゼロカロリーや低カロリーの炭酸飲料を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識することがおすすめです。
- 甘味料の種類で選ぶ
- カフェインの有無で選ぶ
- プラスαの成分で選ぶ
人工甘味料を避けたい場合は、天然甘味料(ステビア)を使用した製品や、無糖の製品を選びましょう。
また、カフェインの有無で選ぶのもおすすめです。飲む時間帯や体質を考慮し、ノンカフェインの製品も選択肢に入れるのもよいでしょう。
美容や健康を意識する方は、プラスαの成分で選ぶのもポイントです。
食物繊維やミネラルなど、付加価値のある成分が含まれているかがチェックポイントとなります。
まとめ

本記事では、ライフガード ゼロは体に悪いのかという疑問について、成分の評価や飲み方のポイントを解説しました。
ライフガード ゼロに含まれる人工甘味料は、国の基準を満たしており、常識的な範囲で飲む分には健康へのリスクは低いといえるでしょう。
特定の情報に一喜一憂せず、メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自身に適しているかを判断することが大切です。
人工甘味料が気になる場合は、無糖の炭酸水やミネラル豊富なシリカ水など、ほかの選択肢を試してみるのもおすすめです。
自身の健康観に合う飲み物を選び、健康的な毎日を過ごしましょう。