ぶどうジュースは体に悪い！？気になる添加物や健康的なぶどうジュースの選び方を解説

ぶどうは、主に夏から秋にかけて旬を迎える果物ですが、ぶどうジュースはスーパーやコンビニなどで一年中入手が可能です。

ぶどうを好む方にとって、ぶどうジュースは季節を問わず楽しめるためうれしいでしょう。

しかし、ぶどうジュースは果汁100%であっても、すべてが体によいわけではありません。

果物の果汁は体によいと飲み続けていると、思わぬ量の添加物を摂取していたり、糖分の摂りすぎで糖尿病につながったりするおそれがあります。

本記事では、ぶどうジュースの種類と体への影響、健康面から考えたぶどうジュースの選び方について解説します。

糖分の過剰摂取にならないよう、おすすめの飲み物についても紹介するため、ぜひ最後まで読んで健康的な水分補給を心がけてみてください。

ぶどうジュースが体に悪いといわれる理由

ぶどうジュースは、手軽にぶどうの果汁を摂取できるため、体によいと思われがちです。

とくに果汁100%であれば、生の果物を食べていることと同じだと思われる方もいるでしょう。

しかし実際は、すべてのぶどうジュースが体によいわけではありません。

生の果物の果汁のように体によいとされているものもあれば、添加物が多く使われた体に悪いとされるものもあります。

ジュースの製法は大まかに、ストレートジュースと濃縮還元ジュースの2種類に分類されます。

ストレートジュースは、素材そのもののビタミンやミネラルを含むため、炭酸飲料や清涼飲料水に比べて体によいといわれますが、濃縮還元ジュースは、果汁以外のものも含まれているため、体によいとはいいきれません。

ストレートジュースと濃縮還元ジュースのどちらも果汁100%と表記されるため、体への影響は同じだと捉える方が多いですが、それぞれで中身が異なるため注意が必要です。

ストレートジュースとは

ストレートジュースはその名のとおり、搾った果汁をそのままパックやボトルに詰めたものです。

ここからは、ストレートジュースの製法やメリットについて解説します。

製造方法と味わい

ストレートジュースは、搾った果汁を加工せず、そのまま容器に詰めたものです。

衛生面から、果汁を加熱殺菌している製品は多いですが、濃縮や還元などのプロセスはありません。

そのため、ストレートジュースは濃縮還元ジュースに比べて、ぶどう本来の味わいや香りを感じることができます。

ただし、加熱殺菌をおこなっているため、ぶどうに含まれているビタミンCなどの熱に弱い栄養素は失われてしまいます。

ビタミンやミネラルなど、栄養成分の含有量の観点では、ストレートジュースと濃縮還元ジュースで大きな差はありません。

ストレートジュースのメリット

ストレートジュースは生の果物の果汁に近い状態であり、摂取すると多くのメリットがあります。

濃縮還元ジュースと比べた場合のストレートジュースのメリットは次の3点です。

無添加で安心

ストレートジュースは濃縮還元ジュースとは異なり、余計な添加物を加えずに作られているものが多く、安心して飲むことができます。

とくに小さい子どもが飲む場合は、子どもの健康を考えて無添加にこだわる方も多いでしょう。

生の果物の果汁により近いジュースを求めるのであれば、濃縮還元ジュースよりもストレートジュースがおすすめです。

果物本来の風味

ストレートジュースは搾った果汁をそのままパッキングやボトリングするため、果物本来の風味を大きく損なうことがありません。

加熱殺菌をおこなうため、果物の風味とまったく同じではないものもありますが、濃縮還元ジュースに比べると、果物そのものの甘みや酸味、香りなどを残してボトリングされます。

ストレートジュースのなかには、果物が持つ味や香りを損なわないような独自の絞り方をしているものもあるため、そうしたものを選べば、より果物本来の風味を感じられるでしょう。

国産果物の使用

ストレートジュースの原料には外国産の果物を使ったものもありますが、多くは国産の果物を使用して作られています。

ストレートジュースはボトリングした状態で運ばれるため、輸送コストがかかることから、多くは国産の果物を使い、国内で製造されているためです。

海外で生産された果物に抵抗があり、国産の果物で作られたジュースを飲みたい方は、購入時に果物の産地を確認したうえで、国産のストレートジュースを選ぶとよいでしょう。

濃縮還元ジュースとは

市販されているジュースの大半は濃縮還元ジュースです。

ここからは、濃縮還元ジュースの特徴やメリットについて解説します。

製造方法と味わい

濃縮還元ジュースは、果汁をペースト状になるまで濃縮し、パックやボトルに詰める段階で再び水分を加えて、元の果汁の濃度に還元したものです。

濃縮方法には、フリーズドライの食品を作る際に用いられる真空蒸発法や、凍結濃縮、逆浸透濃縮などの方法があります。

濃縮の段階で香りや風味が損なわれてしまうため、ストレートジュースに比べると、果物本来の味わいではなくなることが多いです。

そのため、ペースト状になった果汁を還元する際に、香料や甘味料などで風味を調整します。

実際に飲むと果物本来の風味があるかのように感じられますが、人工的につけられた風味の場合もあります。

濃縮還元ジュースのメリット

濃縮還元ジュースは、味わいに関してはストレートジュースに劣るものの、多くのメリットがあります。

濃縮還元ジュースの代表的なメリットは次の3点です。

安価で買える

濃縮還元ジュースの多くは、外国産の果物を濃縮処理してから日本国内へ輸入されます。

果物そのものを輸送するよりも、濃縮により体積が小さくなるため、保管や輸送にかかるコストが低くなり、結果的に製品を安価で購入できるメリットがあります。

また、保存料が添加されているものが多く、賞味期限を長く設定できるため、大量生産が可能です。

国内で濃縮処理をおこなうのと比べると輸送にコストがかかりますが、濃縮により体積が小さくなることで、輸送コストを上回るコスト削減ができます。

味の調整で年間を通して品質を保てる

果物の品質は、天候や収穫時期などに左右されるため、常に同じ状態ではありません。

収穫のタイミングにより、甘さや酸味の度合いにも違いが出ます。

濃縮還元ジュースは還元時に味の調整ができるため、果物を収穫するタイミングにかかわらず、一定の品質になるように統一可能です。

収穫時によって酸味や渋みが強くても調整ができるため、年間を通して同じ味、同じ品質の製品を製造できます。

長期保存が可能

濃縮還元ジュースは、濃縮する過程で水分を取り除き、浸透圧が高まるため、微生物の繁殖を抑制しやすくなります。そのため、保存期間を延ばすことが可能です。

ストレートジュースは、加熱殺菌のみで保存料を使わないため日持ちしませんが、濃縮還元ジュースは賞味期限が長いため、災害用としても有効です。

体に悪いぶどうジュースはどちら？

ストレートジュースと濃縮還元ジュースにはそれぞれメリットがありますが、デメリットもあります。

ここからは、それぞれのデメリットから体への影響を考えてみましょう。

ストレートジュースのデメリット

ストレートジュースは果汁の処理に手間がかからない分、メリットが多いように感じますが、よいことばかりではありません。

デメリットについても確認しておきましょう。

コストがかかる

濃縮還元ジュースは、果汁を濃縮して体積を小さくした状態で輸送や保管をおこないますが、ストレートジュースは体積が大きいため、その分コストがかかります。

かかるコストは製品価格に反映されるため、濃縮還元ジュースに比べてストレートジュースは価格が高い傾向にあります。

品質にばらつきが生じやすい

ストレートジュースは、容器に詰める前に加熱殺菌しているものが多いですが、保存料のような添加物がほとんど含まれていないため、果実のおいしさや香りを損なうことなく楽しめます。

ただし、農作物は収穫時期や地域により品質に差が出るため、原料は常に一定ではなく、ばらつきが発生する場合があります。

つまり、原材料の品質の差が、ジュースの味や香りなどにも影響する可能性があるでしょう。

濃縮還元ジュースのデメリット

濃縮還元ジュースにも多くのデメリットがあります。

デメリットを知らずに飲み続けている可能性もあるため、デメリットも理解したうえで、自身が飲むジュースを選ぶとよいでしょう。

添加物が多い

濃縮還元ジュースは、味や風味を安定させるために、保存料や甘味料などが添加されることが多いです。

果汁100%と表記されていると、添加物の存在に気づかない方も多いですが、実は濃縮還元ジュースの大半には多くの添加物が含まれています。

農薬の可能性

濃縮還元ジュースに使われる果物の多くは外国産であり、収穫するまでの間に農薬が使われているものが多いです。

減農薬やオーガニック、有機などの表記があれば別ですが、そうでない限りは、それなりの量の農薬が使われていることを想定しておきましょう。

果物本来の風味を失っている

濃縮還元ジュースは、果汁をペースト状になるまで濃縮するため、濃縮過程で果物本来の風味が失われてしまいます。

還元して作られるジュースには香りや甘み、酸味などの味わいがありますが、その多くは果物本来の風味ではなく、還元時に香料や酸味料などの添加物を加えることにより調整されたものです。

人工的につけられた風味は果物本来の風味とは似て非なるものであり、とくに子どもに多く与えすぎると、味覚が鈍くなる可能性があります。

糖尿病のリスク！糖分の過剰摂取

果汁100%と表記されているジュースでも、糖分が追加されているものがあります。

糖分が追加されていると、果汁100%と表記できないのではないかと思われる方もいると思いますが、実はここに規定の抜け穴があります。

ジュースは、糖分を追加していても5%以下であれば果汁100%と表記してよいと規定されているため、果汁100%の濃縮還元ジュースの多くはこの抜け穴を使い、表記なく加糖されています。

もともと果物には多くの糖分が含まれていますが、さらに加糖されたものを飲み続けると、糖分の過剰摂取となるおそれがあるでしょう。

糖分の過剰摂取が続くと、糖尿病や肥満につながるリスクがあるため、果汁100%のジュースであっても飲みすぎには注意が必要です。

健康的なぶどうジュースの選び方

ここまで解説したとおり、果汁100％であれば安心とは限りません。

ここからは、体によいぶどうジュースを選ぶポイントを2つ紹介します。

成分表示を確認する

まずはジュースの成分表示を確認しましょう。

濃縮や還元の際に添加されたものがすべて表示されているわけではありませんが、一部は確認が可能です。

たとえば、原材料名に香料と記載されていれば、濃縮時に飛んだ香りを再現するために、添加物として香料が追加されていることがわかります。

また、原材料名にビタミンCと記載されている場合は、主に褐変や変色、風味の劣化防止のために、ビタミンCが添加されていることがわかります。

さらに、果汁のもととなるぶどうの産地が原材料名から確認できる場合もあるため、外国産の果物から作られたジュースを避けたい方は、原材料名をチェックするとよいでしょう。

規定上、原材料名にはぶどうと記載するのみでよいですが、原産地を記載しているものも多くあります。

このように、成分表示を確認すると、添加物や果物の産地などをある程度確認できます。

添加物はなるべく少なめに、そして外国産よりも国産のものを選ぶことが、より体によいぶどうジュースを選ぶポイントです。

栄養素重視なら生のぶどう

体への影響を考えるならば、ジュースではなく生のぶどうを食べることもひとつの方法です。

ぶどうの有効成分であるポリフェノールやビタミン、ミネラルは、果汁を濃縮したり加熱殺菌したりする際に失われてしまいます。

ポリフェノールやビタミン、ミネラルを重視したい場合は、ジュースに頼らず、生のぶどうから摂取するようにしましょう。

健康に気を遣うなら「のむシリカ」でミネラルチャージ！

ミネラルを摂取したい方や、糖分や添加物を気にせず水分補給したい方におすすめの飲み物がのむシリカです。

ここからは、のむシリカの特徴とおすすめポイントについて紹介します。

糖分ゼロで手軽にシリカを補給

果物はそのまま食べても甘みが強いことからわかるように、多くの糖分が含まれています。

そのため、日々の水分補給にジュースを飲むと、糖分の過剰摂取になりかねません。

食事に加えてビタミンCを摂取したい、果汁の味を楽しみたいなどの目的で少量のジュースを楽しむのはよいですが、1日の水分補給をすべてジュースから補うことは控えましょう。

その点、水には糖分が含まれていないため、糖分を過剰摂取する心配はなく、安心して飲むことができます。

さらに、のむシリカには、健康効果があるとされる希少なミネラルであるシリカが豊富に含まれているため、健康志向の方におすすめの飲み物です。

シリカが豊富に含まれている、ナチュラルミネラルウォーター100mlあたりの主要なミネラル含有量を比較した表は次のとおりです。

	シリカ	カルシウム	マグネシウム	カリウム
のむシリカ	9.7mg	3.1mg	1.4mg	0.57mg
フィジーウォーター	9.3mg	1.8mg	1.5mg	0.5mg
日田天領水	約9.0mg	0.9mg	0.2mg	0.9mg

のむシリカには、シリカをはじめ、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

糖分を過剰摂取せず、シリカやほかのミネラルをバランスよく摂取したい方は、のむシリカがおすすめです。

防腐剤・保存料不使用

濃縮還元のぶどうジュースには、保存料や防腐剤、風味を整えるための香料や甘味料など、多くの添加物が含まれています。

添加物は目に見えないため、体への影響を感じづらいですが、人工的なものであるため、摂取しないに越したことはありません。

一方、のむシリカは防腐剤や保存料を一切使用していない天然水のため、添加物による体への影響を気にせずに飲むことが可能です。

まとめ

ぶどうジュースは、ぶどうの栄養素を手軽に摂取できますが、体によいものばかりではありません。

濃縮還元ジュースの場合は添加物が多く含まれているものも多く、飲みすぎは健康に影響を及ぼします。

また、添加物に加え、糖分の過剰摂取になるおそれもあるため注意が必要です。

ぶどうジュースを飲むなら、濃縮還元ジュースよりもストレートジュースを選ぶようにしましょう。

添加物や糖分を摂りすぎないようにするために、水分補給にはジュース以外のものを選ぶことも大切です。

ナチュラルミネラルウォーターののむシリカなら、体のさまざまな部分を構成するシリカをはじめ、健康維持に欠かせないミネラルが豊富に含まれているためおすすめです。

※商品の情報は公式サイトを参考にしています