ミネラルと塩分の違いは？食塩の豆知識とミネラル豊富な水分補給アイテムも紹介！

塩分は主要なミネラルの一つですが、塩分以外にも体に必要なミネラルが多くあります。

また加工食品の成分表にミネラルと並んで、食塩相当量〇〇gの表記が加わったことに気づいた方も多いでしょう。

本記事では、塩分とはどのようなミネラルか、そもそもミネラルとはどのような成分なのか分かりやすく解説します。

水分の補給と同時にミネラルを摂取できるアイテムも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

そもそもミネラルとはどのようなもの？

体を構成する筋肉や脂肪などの組織は、主に酸素、炭素、水素、窒素の4元素から作られています。

4元素以外にも体を作るために必要な元素がさまざまあり、それらを総称してミネラルといいます。

体の組織の約95％は主要4元素から構成されており、残りの約5％がミネラルです ※1。

代表的なミネラルには、カルシウム、カリウム、ナトリウムなどがあります。

ミネラルが不足すると欠乏症が生じますが、反対に摂り過ぎると過剰症や中毒を起こすため、注意が必要です。

ミネラルは体内で合成できない

ミネラルは体内では合成できないため、食べ物から13種類の摂取が必要で、それらは必須ミネラルと呼ばれます。

必須ミネラルのうち、1日に100mg以上摂取する必要があるものが多量ミネラル、それ以外は微量ミネラルです。

多量ミネラルの働き

1日に100mg以上摂取する必要がある多量ミネラルは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンの5種類です。

多量ミネラルには次のような働きがあります。

• 歯や骨をつくる―カルシウム、マグネシウム、リン
• 電解質として体液の浸透圧を調整する―ナトリウム、カリウム
• 神経や筋肉の機能を調整する―カルシウム、カリウム、マグネシウム

微量ミネラルの働き

1日の必要摂取量が100mg未満の微量ミネラルは、鉄、亜鉛、銅、クロム、マンガン、セレン、モリブデン、ヨウ素の8種類です。

微量ミネラルは、赤血球を作るために鉄が必要なように、体内でさまざまな役割を担う有機化合物を構成しています。

有機化合物の中でも、生命活動に必須のホルモンや酵素の構成要素として、微量ミネラルが重要な役割を担います。

欠乏症と過剰症に注意する

カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛は、不足しがちな必須ミネラルです。

鉄が不足すると貧血が起きるように、これらのミネラルが不足するとさまざま欠乏症が生じます。

サプリメントで摂取する場合は、過剰症や中毒を起こすことがあるため注意しましょう。

塩分とは「食塩相当量」のこと

食品パッケージに記載された成分表でよく目にする「食塩相当量」とは、含まれているナトリウムの量を食塩に換算したものです。

生活習慣病の予防のために減塩が推奨されていますが、ナトリウム〇〇mgの表示では消費者が分かりにくいため、2015年から栄養成分表示にナトリウム量が、食塩相当量として表示されるようになりました。

【ナトリウム】食塩の成分の一部

必須ミネラルのナトリウムは食塩の主成分で、食塩そのものではありません。

ナトリウムは、体内の水分バランスを保つ働きをするミネラルで、細胞外液の量や血圧を調整します。

食物の消化や筋肉の収縮、神経伝達にも関係する重要なミネラルです。

【食塩】ナトリウムと塩素からなる塩化ナトリウム

食塩はナトリウム（Na）と塩素（Cl）が結合した塩化ナトリウム（NaCl）です。

体内ではナトリウムイオン（Na+）と塩素イオン（Cl⁻）として、さまざまな生理作用に関係しています。

塩素イオンは胃酸の構成要素で、食物の消化や殺菌の役割を担います。

食塩相当量の求め方

食品に含まれるナトリウムを、次の式で食塩相当量に換算してみましょう。

ナトリウム量（mg）×2.54（ナトリウム換算係数）÷1000=食塩相当量（g）

ナトリウム400mgの場合、400×2.54÷1000＝1.016で、食塩相当量は1.016gとなります。

食塩の種類によるミネラル分の違い

食塩には純粋な塩化ナトリウムに近い精製塩と、海水とミネラル組成がほぼ同じ天然塩があります。

【精製塩】塩化ナトリウム99％以上

精製塩として販売されているのは、塩化ナトリウムが99％以上含まれる塩です。

精製塩はイオン交換膜製塩法と呼ばれる製法で生産されます。

イオン交換膜製塩法は、海水を電気分解してナトリウムイオンと塩素イオンに分離させてから製塩する工業的な製塩法です。

【天然塩】海水とほぼ同じミネラル組成

天然塩は海水を天日で濃縮してから煮詰めるなど、伝統的な製法で作られた食塩です。

海底が地殻変動で隆起して、地盤の間に閉じ込められた海水が乾燥してできた岩塩も天然塩に分類されます。

天然塩の塩化ナトリウムは95％程度で、残りの5％には海水のカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルがそのまま含まれています。

ミネラルバランスを考えるなら天然塩

天然塩に含まれるマグネシウムやカリウムは、血圧を下げる、足のつりやむくみを予防するなどの健康効果があります。

体内でのミネラルの働きは、単一ではなく何種類かの組み合わせで作用するものが少なくありません。

ナトリウムのみでなく他のミネラルも一緒に摂ることで、体のミネラルバランスが整えられるでしょう。

バランスのとれたミネラル補給なら『のむシリカ』！

水分補給の際に、ミネラルバランスのよい水を選ぶことで、効率的にミネラルを摂取できます。

おすすめのナチュラルミネラルウォーター「のむシリカ」を紹介しましょう。

カルシウムとマグネシウムの黄金比

のむシリカは硬度130mg/Lの中硬水で、飲みやすさとミネラルの豊富さを兼ね備えたナチュラルミネラルウォーターです。

水の硬度とは、水中のカルシウムやマグネシウム量を示す値で、その値が低い順に軟水、中硬水、硬水と分類されます。

のむシリカとサントリー天然水、い・ろ・は・すの、1L中の含有ミネラルを比較しました。

	サントリー天然水	い・ろ・は・す 採水地：白州（山梨県）	のむシリカ
カルシウム	1～24mg	7.2mg	31mg
マグネシウム	0.2～11mg	2.3mg	14mg
カリウム	0.4～7mg	0.7mg	5.7mg
硬度	約10～80mg	27mg	130mg

ミネラル量そのままで白湯や料理にも

飲みやすさと豊富なミネラルを兼ね備えた「のむシリカ」は、白湯で飲んだり料理に使ったりしても、成分量は大きく変化せずに不足しがちなミネラルを補給できます。

日本茶や紅茶をいれる際に、のむシリカを使用しておいしさを実感してみてください。

まとめ

食品の成分表にこれまでナトリウムと表示されていた成分が、食塩相当量と表示されるようになりました。

ナトリウム量は簡単な計算で食塩相当量に換算できます。

体に必要なミネラルは必須ミネラルと呼ばれ、多量ミネラル5種類、微量ミネラル8種類の、計13種類があります。

ミネラルは不足すると欠乏症を起こし、サプリなどで過剰に摂取すると中毒を起こすことがあるため、バランスよく摂取することが必要です。

塩分は精製塩で摂るよりも、天然塩で摂る方がミネラルバランスがよくなります。

またナチュラルミネラルウォーター、のむシリカをいつもの水分補給に代えて毎日取り入れることで、継続的にミネラルを摂取できるでしょう。

健康や美容を意識して水分補給をしたい方は、ぜひ試してみてください。

＜参考文献＞
※1 野田市｜筋肉を動かす鍵はカルシウム
※商品の情報は公式サイトを参考にしています