リンゴ酢のビタミンC含有量とは？リンゴ酢の効果や飲む際の注意点もあわせて解説

お酢の中でも比較的飲みやすく、水や炭酸水で割ることで毎日の摂取につなげやすいリンゴ酢は、人気の高い健康食品として親しまれています。

お酢に含まれるクエン酸は、ビタミンCの吸収率を高める手助けをする成分です。

リンゴ酢とビタミンCを同時に摂取すると、より大きな健康効果が期待できるでしょう。

本記事ではリンゴ酢とビタミンCの相性や、ビタミンCを含んだリンゴ酢、またリンゴ酢を割る際におすすめの水について紹介します。

リンゴ酢の摂取により得られる効果を知りたい方や、効果的な摂取方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

リンゴ酢のビタミンC含有量について

リンゴ酢はリンゴを原料としたお酢です。生のリンゴにはビタミンCが含まれていますが、リンゴ酢からは摂取できるのでしょうか。

結論からいうと、一般的なリンゴ酢にはビタミンCが含まれていません。※1

そのため、リンゴ酢とビタミンCをあわせて摂取したい場合には、レモン果汁などでビタミンCをプラスする必要があります。

より手軽にビタミンCとリンゴ酢をあわせて摂取したい場合には、ビタミンCを添加したリンゴ酢ドリンクの使用を検討してみましょう。

ビタミンCを含んだおすすめのリンゴ酢ドリンク3選

スーパーやネット通販などで購入できる飲料の中には、リンゴ酢を飲みやすくするためにいくつかの成分が添加され、ドリンクとして販売されている商品があります。

今回はその中から、ビタミンＣを含んだリンゴ酢飲料について3つ紹介します。

はちみつりんご酢ダイエット－タマノイ酢株式会社

はちみつりんご酢ダイエットは、りんご酢にりんご果汁をあわせて飲みやすくしたドリンクです。

厚生労働省により設定されているビタミンCの摂取推奨量は1日あたり100mgですが、はちみつりんご酢ダイエットにはビタミンCが100mg含まれています。※2

1本の摂取で1日に必要なビタミンCを補えるため、効率のよい供給源として活用できるでしょう。

食物繊維も1本125mLあたり2g含まれており、便秘の解消にも役立ちます。

また1本あたり24.5kcalであり、カロリーの摂り過ぎにつながらないのも嬉しいポイントです。

毎日レモン＆りんご酢－ヤマトフーズ株式会社

毎日レモン＆りんご酢のカロリーは、1本125mLあたり11kcalと非常に低カロリーです。

スッキリとした味わいであり、子どもでも飲みやすいように調整されています。

ビタミンC含有量は250mgであり、1日分のビタミンCが1本で補えるほか、疲労回復効果の高いクエン酸も1,300mg摂取できます。

お酢の疲労回復効果を得たい場合におすすめのドリンクです。

フジタイムAQUA® リンゴ酢－富士薬品

フジタイムAQUA® りんご酢には、血圧の上昇を抑えるGABAや、疲労回復効果の高いコエンザイムQ10、腸内環境改善に役立つオリゴ糖など、さまざまな成分が配合されています。

また、ナトリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄といった、発汗により失われやすいミネラルも摂取できるため、夏場の摂取にもおすすめです。

ドリンクとして、水や炭酸水などで5～7倍に薄めて飲むのはもちろん、料理との相性もよいため、酢豚や酢の物などにも使用できます。

さまざまな場面でリンゴ酢を活用したい場合には、フジタイムAQUA® リンゴ酢が活躍するでしょう。

ビタミンCを含んだリンゴ酢に期待できる効果

リンゴ酢とビタミンCをあわせて摂取すると、ビタミンCの吸収率がお酢のクエン酸により増加し、より高い効果が期待できます。

では、リンゴ酢やビタミンCは、体内でそれぞれどのように作用するのでしょう。

ビタミンCを含んだリンゴ酢に期待できる効果を、次に紹介します。

血糖値の上昇を抑制するリンゴポリフェノール

リンゴには約50種類のポリフェノールが含まれていますが、その6割以上を占めるのがプロシアニジン類です。

プロシアニジン類は強力な抗酸化物質として機能し、体内に発生した活性酸素を除去するように働きます。

体内の活性酸素が過剰に蓄積すると、病気や老化の原因となるため、抗酸化作用により活性酸素の働きを抑える必要があります。

プロシアニジン類の抗酸化作用で、生活習慣病の予防や紫外線による炎症抑制など、さまざまな健康効果があることが確認されています。

とくに血糖値の上昇抑制に効果があるため、肥満の改善効果や糖尿病の予防効果が期待できるでしょう。

血糖値をコントロールして体脂肪合成を防ぎたい方、糖尿病を適切に管理したい方は、リンゴ酢を取り入れてみましょう。

代謝を促進する酢酸

お酢からは酢酸を摂取できます。酢酸は体脂肪の合成を抑制し、肥満を防止する効果が期待できます。

また、エネルギー消費を増大させることで太りにくい体づくりにも役立つでしょう。

もちろん、肥満やメタボリックシンドロームを原因とする糖尿病の予防や改善にも繋がります。

肥満を防止し毎日を元気に過ごしたい方に、リンゴ酢はおすすめの食品です。

抗酸化作用のあるビタミンC

ビタミンCにはプロシアニジン類と同様に、抗酸化作用があります。

体内の活性酸素を除去するように働くため、体のサビつきを防ぐ効果が期待できるでしょう。

皮膚においては紫外線により発生しやすい活性酸素の働きを抑えられるため、しわやたるみなどの肌トラブルの防止にもつながります。

ビタミンCが配合されたリンゴ酢を飲んで、健康と美容のサポートに役立てましょう。

リンゴ酢は飲み過ぎNG！飲む際の注意点

さまざまな健康効果が確認できるリンゴ酢ですが、飲み過ぎは厳禁です。

リンゴ酢に限らず、食品は大量に摂取すればより多くの健康効果が得られるものではありません。

栄養素や有効成分の摂り過ぎは、思わぬ悪影響を体に与えてしまいます。

リンゴ酢を摂取する際に注意したい2つの点について、次に解説します。

酢酸を摂り過ぎると胃が荒れる可能性がある

お酢は強い酸性であり、リンゴ酢もpH3程度の強力な酸を示します。

水や炭酸水などで薄めずに原液のまま飲んだり、大量に摂取したりすると、胃に負担がかかります。

とくに朝起きてすぐの空腹時、胃に何も入っていない状態でリンゴ酢を飲むと、お酢の刺激を強く受けるため胃が荒れやすいため、注意が必要です。

リンゴ酢を飲む量や濃度、タイミングには気を付けましょう。

歯の表面が溶ける酸蝕症（さんしょくしょう）に注意

歯が溶ける原因として有名なものは虫歯ですが、虫歯菌以外の要因で歯が溶けることがあり、「酸蝕症（さんしょくしょう）」と呼ばれています。

酸蝕症の原因は、お酢や酢の物、清涼飲料水の摂り過ぎ、頻繁な嘔吐などです。

強い酸性に歯が晒される機会が増えると、歯が溶けて強度が低下し、すり減りや虫歯のリスクが高まります。

酸蝕症を避けるためには、次の点に注意しましょう。

• リンゴ酢を飲んだ後に、中性の水やお茶を飲んで口内を中和する
• 短時間で一気に飲み、リンゴ酢が歯に触れる時間を減らす
• ストローを使い、歯に直接リンゴ酢が触れないようにする

お酢は胃にも歯にも刺激の強い食品です。適切なタイミングで摂取し、口内のケアも欠かさずおこないましょう。

健康のためには毎日の飲み物を考えることが大切

リンゴ酢にはさまざまな健康効果が期待できますが、リンゴ酢を割って飲むための水にもこだわることで、さらにリンゴ酢の効果が高まります。

健康維持のため、毎日必ず摂取する飲み物についても気を配りましょう。

生活に欠かせない水を変えよう！

私たちの生活に水は欠かせません。

そのまま飲んだり、料理に使用したり、お茶を煮出したりと、さまざまな形で水を摂取しています。

水はカロリーゼロであり、エネルギー源にはなりません。

しかし、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれているため、手軽なミネラル補給の手段として活用できます。

生活に欠かせない水にこだわり、効率的にミネラルを摂取しましょう。

ミネラル成分が豊富なナチュラルミネラルウォーターがおすすめ

水分と同時にミネラルも効率的に補給したい場合は、ナチュラルミネラルウォーターを選んでみましょう。

ナチュラルミネラルウォーターは、ミネラル成分が豊富な水源から採水された地下水で、殺菌法などで一定の基準を満たしたものを指します。

天然のミネラルを安全に摂取できるナチュラルミネラルウォーターで、おいしく水分補給をしましょう。

シリカ含有量97mg/Lの『のむシリカ』

ナチュラルミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウム、カリウムなど、重要であり、かつ日本人の食生活に不足しがちなミネラルが含まれています。

また、ナチュラルミネラルウォーターの中には、ミネラルである「シリカ」が含まれる商品があります。

『のむシリカ』は1Lあたり97mgのシリカを摂取できるナチュラルミネラルウォーターです。

おすすめの理由や、りんご酢と組み合わせたメリットが気になる方は、次項からの内容をぜひ参考にしてみてください。

成分比較表から見る『のむシリカ』がおすすめの理由

のむシリカを含めたナチュラルミネラルウォーターの成分を、いくつか比較してみましょう。

【ナチュラルミネラルウォーター100mLあたりのミネラル含有量】

	いろはす	サントリー天然水	のむシリカ
カルシウム	0.71mg	0.1～2.4mg	3.1mg
マグネシウム	0.55mg	0.02～1.1mg	1.4mg
カリウム	0.71mg	0.04～0.7mg	0.57mg
シリカ	記載なし	記載なし	9.7mg

いろはすは硬度100mg/L以下、サントリー天然水は硬度10～80mg/Lの軟水です。

まろやかで飲みやすい味わいですが、カルシウムやマグネシウムの含有量は少なく、ミネラル補給の効率はあまりよくありません。

のむシリカは硬度130mg/Lであり、硬水と軟水の間の性質を持つ中硬水に分類されます。

シリカを含めたあらゆるミネラルが多めに含まれており、また硬水のような味のクセがないため、まろやかな味わいを楽しめます。

リンゴ酢を薄める際にも役立つ『のむシリカ』

ミネラル豊富な硬水は、マグネシウム含有量の多さから、やや苦味を感じる場合があり、スープ料理やお茶に用いると、食材本来の味を損ないかねません。

一方、中硬水はマグネシウム含有量が硬水よりも少なく、まろやかな味わいで料理やお茶の味を変えることなく使用できます。

リンゴ酢を薄める際にも使用できるため、リンゴ酢にレモン果汁を加え、のむシリカで薄めて飲む方法もおすすめです。

リンゴポリフェノールや酢酸、ビタミンCにミネラルなど、あらゆる成分による健康効果が期待できるでしょう。

まとめ

リンゴ酢はビタミンCとの相性がよく、ビタミンCの吸収率を高める効果を発揮します。

リンゴ酢自体にビタミンCは含まれていないため、レモン果汁を加えて薄める、ビタミンCを含んだリンゴ酢飲料を選ぶ、などの工夫でりんご酢とビタミンCを同時に摂取してみましょう。

また、リンゴ酢を薄めるための水にもこだわることで、さらなる健康効果が期待できます。

毎日の健康維持にリンゴ酢を役立てたい方は、飲みやすさとミネラル含有量のバランスがよい「のむシリカ」のようなナチュラルミネラルウォーターもぜひ活用してみてください。

＜参考文献＞
※1 文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版（八訂）（食品成分データベース）
※2 | 厚生労働省｜「日本人の食事摂取基準（2020年版）」